「ニンテンドーeショップ」の版間の差分
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|タイトル = ニンテンドーeショップ |
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2021年9月6日 (月) 06:10時点における版
ニンテンドーeショップ | |
---|---|
運営元 | 任天堂 |
種類 | デジタル配信(ダウンロード販売) |
サービス開始日 | 2011年6月7日 |
プラットフォーム |
ニンテンドー3DS(New ニンテンドー3DSを含む) Wii U Nintendo Switch |
ウェブサイト | ニンテンドーeショップ |
ニンテンドーeショップ(ニンテンドーイーショップ、Nintendo eShop)とは、任天堂のゲーム機であるニンテンドー3DSシリーズ(以下、3DS)、Wii U、Nintendo Switch(以下、Switch)を対象とした、デジタル配信(ダウンロード販売)やソフトウェアに関する情報・映像の閲覧が行えるオンラインストアである。3DSは2011年6月7日より、Wii Uは2012年12月8日より、Switchは2017年3月3日より、それぞれサービス開始された。
概要
「ダウンロードソフト」の購入、ソフト(パッケージソフト含む)の情報や紹介映像・テレビCMなどの映像の閲覧、ソフトの評価、体験版のダウンロードなどを行うことができる。
Wiiでは「ダウンロードソフト」の販売は『Wiiショッピングチャンネル』、ソフト情報の閲覧は『みんなのニンテンドーチャンネル』というように、別々のサービス(ソフト)になっていたが、ニンテンドーeショップではこれらを1つのサービス(ソフト)に集約したような形となっている。
Wiiの『Wiiショッピングチャンネル』やニンテンドーDSiの『ニンテンドーDSiショップ』は、ブラウザベースのソフトであったためページ切り替えなどのレスポンス(動作速度)が遅い欠点があったが、ニンテンドーeショップではソフトの構造を変えたことにより、軽快なレスポンスを実現している。
なお、Wii Uのeショップで3DS用ソフトの情報を見ることもできるが、ソフトの購入はそれぞれのeショップでしかできない。また、チャージしている残高の共有は2013年12月10日の(Ver7.0.0-13J[1]) 更新により同一のIDを登録すれば可能[2]。
サービス全体のUI/UX設計は任天堂のUI/UXデザイナー、藤野洋右が担当している[3]。
ニンテンドー3DS
ニンテンドーeショップを利用するには3DSの本体のバージョンを最新にする必要がある。最新ではないバージョンの場合は、3DS本体をインターネットに接続して「本体の更新」を行う必要がある。本体のバージョンがVer.2.0.0-2J以上になると、3DSのHOMEメニューに『ニンテンドーeショップ』のソフトウェアが追加される。また、オンラインストアという性質上、利用時にも3DS本体をインターネットに接続する必要がある。インターネットに接続してHOMEメニューの『ニンテンドーeショップ』を起動することで、ニンテンドーeショップの各種サービスを利用することができる。
E3やカンファレンスなどの直後からは、期間限定で出展された3Dプロモーション映像[注 1]がダウンロード配信される。ニンテンドー3DSカンファレンス 2011後の配信映像には当該ソフトのおしらせ機能が追加された。
2011年12月7日の更新によって、追加コンテンツの購入、体験版(起動回数制限あり)[注 2]の提供、ダウンロードの後から、いつの間に通信により受信する方法も選択できるようになった。また、クレジットカード情報の保存機能や、ニュース(更新情報)のページに最新の更新があるとお知らせマークがつくようになった。
任天堂をはじめ、各メーカーによるソフトの期間限定での割引セールも度々行われている。またニンテンドーネットワークIDを登録した状態でニンテンドーeショップを起動した場合、その後はeショップを利用する際にログインが必要となる。
Wii U
基本的なシステムは3DSのeショップと同様だが、HOMEボタンメニューに常に表示されており、各ソフトウェアを起動したまま立ち上げられるようになっている。
Nintendo Switch
Switchをインターネットに接続し、Ver2.0.0に更新することで利用が可能になる。
SwitchはニンテンドーネットワークIDは使用せず、ニンテンドーアカウントを利用することになる。
配信はSwitch専用ソフトのダウンロード版とダウンロード専用ソフト。バーチャルコンソールのサービスは非対応だが、Nintendo Switch Online加入者向けにファミリーコンピュータおよびスーパーファミコンのゲームをSwitch上で遊べるサービスが提供されている。
3DSやWii Uとの残高共有は、ニンテンドーアカウントとニンテンドーネットワークIDを連携し、共有することで可能[4]。その後に連携を解除した場合、残高は全てニンテンドーアカウントに残る。
ソフトのダウンロード販売
ニンテンドーeショップでは以下のソフトが販売されている。
- パッケージソフトのダウンロード版
- 3DSでは2012年7月28日から、Wii Uでは本体発売と同時(2012年12月8日)に、Switchでも本体発売と同時(2017年3月3日)にパッケージソフトのダウンロード販売が開始された[5]。小売店でダウンロード番号を購入し、ニンテンドーeショップで番号を入力することでダウンロードが可能となる(ダウンロード有効期限はダウンロード番号購入日またはソフトウェア発売日(ダウンロード可能日)のいずれか遅い方から150日)ほか、ニンテンドーeショップでも直接購入可能[6]。
- なお、上記のダウンロード販売開始日以降に任天堂より発売されたパッケージソフトは、一部の例外を除き、同じ内容でダウンロード版も発売されている。
- Wii UではWiiとの互換機能を応用して、2015年1月15日よりWiiパッケージソフトの一部がWiiディスクソフト ダウンロード版として販売開始された。
- バーチャルコンソール
- 3DSではゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ファミリーコンピュータ、スーパーファミコン(Newニンテンドー3DSでのみ対応)、ゲームギア、PCエンジンのソフトが、Wii Uではファミリーコンピュータ、スーパーファミコン、PCエンジン、MSX、ゲームボーイアドバンスのソフトが配信されている。Switchでは現在配信されていない。
3DS版
- ニンテンドー3DSダウンロードソフト
- 完全新作のソフトや、過去に発売されたソフトを3D立体視に対応させた「3Dクラシックス」と呼ばれるソフト群が配信される。
- ニンテンドーDSiウェア
- ニンテンドーDSiウェア(ニンテンドーDSiではニンテンドーDSiショップで配信)が一部のソフトを除き、そのままニンテンドーeショップでもダウンロードできる。
- New3DSダウンロードソフト
- Newニンテンドー3DS専用のダウンロードソフト
Wii U版
Nintendo Switch版
- Switchソフトのダウンロード版
- Wii U・3DSに引き続き、パッケージソフトのダウンロード版が配信される。
- Switchダウンロード専用ソフト
- 一部のソフト(「いっしょにチョキッと スニッパーズ」など)はパッケージ版の設定がなく、ダウンロード専用ソフトとなっている。
課金
ニンテンドーeショップで配信されるソフトのほとんどが有料[注 3]となっており、決済方法は以下の流れとなっている。
- ニンテンドーeショップを起動する。
- トップ画面の「残高の追加」を選択する。
- 本体に適当な額の残高を追加する(500円~1,000円単位のみ)。
- ソフトを選び、購入する。
- 本体に既に追加されている残高からソフトの代金分が引かれる。
残高の追加方法は以下の通り(以下で記述されている価格は全て消費税込み表記)。
- クレジットカードを利用して追加
- 追加できる残高の単位は500円・1,000円・3,000円・5,000円の4種類。ただし後述の方法に限っては細かく追加することができる。
- また、Wii・DSiとは違い、一度利用したクレジットカードの情報を本体に登録することができ、以後はパスワードのみで決済が可能となる。3回連続でパスワードを間違えた場合は登録された情報が削除される。3DSでは、このパスワードは登録機能追加当初は数字のみ入力が可能だったが、本体バージョンVer.4.2.0-9Jより英語の入力も可能になった。この関係で、このバージョンへの更新時に登録されたクレジットカードの情報は一旦削除されている。
- ニンテンドープリペイドカードを購入して追加
- 任天堂製品販売店やコンビニエンスストアで販売されている「ニンテンドープリペイドカード」を購入し、裏面スクラッチ部分に書かれている番号を入力することにより、購入した金額分の残高が追加される。
- 通常のカードの額面は2020年5月現在、1,500円・3,000円・5,000円・9,000円の4種類。
- 過去に通常のカードにあった1,000円・2,000円分が必要な場合は、後述のプリペイド番号の購入で入手可能。
- カードの種類は上記の他、一部店舗や期間限定のデザイン、3DS本体のカメラで撮影して遊べる『いっしょにフォト』や、特定のゲーム専用アイテムが入手できる付録があるものなど、バリエーションが多数存在する。
- ニンテンドープリペイド番号をコンビニで購入して追加
- コンビニエンスストアで「ニンテンドープリペイド番号」を購入し、用紙などに書かれている番号を入力することにより、購入した金額分の残高が追加される。
- ニンテンドープリペイド番号を販売しているコンビニチェーンは以下の通り。
- ニンテンドープリペイド番号をオンラインショップで購入して追加
- webmoney pincomなどのオンラインショップで、ニンテンドープリペイド番号の販売を行っている。
- web上で購入し、通知された番号をニンテンドーeショップに入力することにより、購入した金額分の残高が追加される。
- 決済は携帯電話・スマートフォン(au・docomo・SoftBank)の利用料金およびウェブマネー、クレジットカードで可能。
- かつては携帯電話サイトにて専用の「ソフトショップ」が開設され、番号の購入が可能であった(現在は終了)。
本体に保存できる残高は最大20,000円まで。
ただし、2011年5月以前に販売されていた「ニンテンドーポイントプリペイドカード」や、2011年6月1日以前に販売されていた「ニンテンドーポイントプリペイド番号」は3DS・Wii U・Switchへの残高追加に使用することはできない。なお、WiiやニンテンドーDSiにチャージされているニンテンドーポイントを3DS・Wii U・Switchに移行することはできない[注 4]。
- 交通系電子マネーによる決済
- Wii UとNewニンテンドー3DS以降のSwitchを除く全ての機種では残高の追加に交通系電子マネー(Kitaca・Suica・PASMO・TOICA・manaca・ICOCA・nimoca・SUGOCA・はやかけんの9種類)のカードが使用できる(但しPiTaPaは使えない)。なおSuicaで決済する場合、200円につき1JREポイントが貯まる。
3DS用ソフトの保存先
ダウンロードしたソフトはDSiウェアのソフトのみ本体保存メモリに保存される。それ以外のソフトはSDカードに保存されるため、SDカードがないと購入したソフトをダウンロードできない。保存されたソフトはHOMEメニューの項目に追加される。DSiウェアまたはバーチャルコンソール、3DS用ダウンロードソフトのセーブデータはダウンロードしたソフト内に一緒に保存されており、ソフトを本体から削除するとセーブデータも一緒に削除される。一部の3DS用ダウンロードソフトまたは体験版、ムービーのソフトは追加データと別々になっているため、ソフトを削除しても追加データが消えることはない。
DSiウェアのソフトはSDメモリーカード・SDHCメモリーカードにコピーすることができる[注 6]が、コピーしたソフトを直接起動したり、他のDSi本体にコピーしたりすることはできない。それ以外のソフトはSDカードに保存されているため、直接起動できる代わりにコピーすることはできない。ただし3DS関連のデータは基本的に「Nintendo 3DS」というフォルダに全て入っているため、SDカードを取り出して他のSDカードへ引っ越したり、PCに一括バックアップをすることは可能である。
ソフト情報の閲覧
この節の加筆が望まれています。 |
発売もしくは発売予定のソフトに関する情報を閲覧可能。動画のストリーミング配信も実施されており、ニンテンドー3DSの一部の動画ではみんなのニンテンドーチャンネルと同時配信されていた。
配信タイトル一覧
ニンテンドー3DSダウンロードソフト
Wii Uダウンロードソフト
バーチャルコンソール
ニンテンドーDSiウェア
Ninetendo Switchダウンロードソフト
海外
Nintendo Switch
日本と同じく、北米・欧州・豪州ではSwitch本体からソフトの購入をすることが可能。
2018年12月17日、韓国・香港においても本体からの購入に対応した。
これ以外の地域ではSwitch本体からの購入に対応しておらず、Web版のeショップからソフトを購入しダウンロード番号を取得、Switch本体でダウンロード番号を入力する必要がある。
香港では、任天堂が運営するeショップと外部が運営するeショップが並行して存在している。
脚注
注釈
- ^ 『ブレイブリーデフォルト』はAR体験プレイができるプロモーションアプリとなっていた。
- ^ ソフトによっては体験版のセーブデータを製品版に引き継ぐことができる。
- ^ 『電波人間のRPG FREE!』『ポケとる』『みんなのポケモンスクランブル』などのように、アイテム課金を導入しているのもある(ダウンロード自体は無料)。『だるめしスポーツ店』はゲーム内で「値切る」ことで追加コンテンツの購入金額が変動する。
- ^ ただしニンテンドーDSiショップのサービス終了に伴う払い戻し手続きの際に3DS・Wii U・Switchのニンテンドーeショップの残高に振り替えすることは可能“ニンテンドーDSi / DSi LL「ニンテンドーDSiショップ」サービス終了に伴う払い戻しについて”. 任天堂 (2017年3月24日). 2017年3月28日閲覧。
- ^ 『購入時に、残高不足分をクレジットカードやPayPalで追加した場合』との記述がある。“ニンテンドーeショップ|Nintendo Switch サポート情報|Nintendo”. 任天堂. 2020年5月24日閲覧。
- ^ 一部のソフトでは、セーブデータがコピーされない、コピー自体ができないなどコピーに制限が設けられている場合もある。
出典
- ^ “ニンテンドー3DSのシステムバージョン変更履歴”. 任天堂サポート. 2019年12月25日閲覧。
- ^ ニンテンドー3DSをお持ちの方へ ニンテンドーネットワークIDのお知らせ - YouTube
- ^ “任天堂のUI/UXデザイナーに5つの質問!UI Crunch #13 娯楽のUI【書き起こし後編】|Blog|Goodpatch グッドパッチ”. Goodpatch グッドパッチ|デザインの力を証明する. 2021年1月12日閲覧。
- ^ “任天堂ホームページ上でニンテンドーアカウントとニンテンドーネットワークIDの残高をまとめる”. 任天堂サポート. 2019年12月25日閲覧。
- ^ “ニンテンドー3DSカードソフト(ダウンロード版)販売開始のお知らせ”. 任天堂 (2012年7月20日). 2012年7月23日閲覧。
- ^ “ニンテンドー3DSカードソフト ダウンロード版について”. ニンテンドー3DS. 任天堂 (2012年7月20日). 2012年7月23日閲覧。
関連項目
Wii
ニンテンドーDSi
他社サービス