「アメイジング・スパイダーマン (映画)」の版間の差分
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映画『[[スパイダーマン (2002年の映画)|スパイダーマン]]』の「[[リブート (作品展開)|リブート(再始動)]]作品<ref>[http://eiga.com/movie/53201 アメイジング・スパイダーマン : 作品情報 - 映画.com]</ref>」。 |
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原作コミックの世界がアース616、[[サム・ライミ]]監督の『[[スパイダーマン (映画)|スパイダーマン]]』三部作がアース96283なのに対し、アメイジング・スパイダーマンシリーズはアース120703である<ref>https://marvel.fandom.com/wiki/Earth-120703</ref>。元々は、[[サム・ライミ]]監督による映画『[[スパイダーマン (映画)|スパイダーマン]]』シリーズ三部作の興行的成功を受け、続編として新たな三部作を追加した全六部作構想が発表された。その新三部作の第一弾となる、第4作目が2011年公開を予定していたが、2010年にサム・ライミ監督が降板したことによりプロジェクトは白紙となった。 |
原作コミックの世界がアース616、[[サム・ライミ]]監督の『[[スパイダーマン (2002年の映画)|スパイダーマン]]』三部作がアース96283なのに対し、アメイジング・スパイダーマンシリーズはアース120703である<ref>https://marvel.fandom.com/wiki/Earth-120703</ref>。元々は、[[サム・ライミ]]監督による映画『[[スパイダーマン (2002年の映画)|スパイダーマン]]』シリーズ三部作の興行的成功を受け、続編として新たな三部作を追加した全六部作構想が発表された。その新三部作の第一弾となる、第4作目が2011年公開を予定していたが、2010年にサム・ライミ監督が降板したことによりプロジェクトは白紙となった。 |
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制作元のソニーは、続編ではなくシリーズの[[リブート (作品展開)|リブート(再始動)]]を発表した。シリーズの新たな監督に[[マーク・ウェブ]]を迎え、主人公ピーター・パーカー役に[[アンドリュー・ガーフィールド]]、ヒロインのグウェン・ステイシー役に[[エマ・ストーン]]、一作目のヴィラン(敵キャラクター)に当たるリザードの役に[[リス・エヴァンス]]を新キャストとして発表した。物語は再始動のため、高校時代のピーター・パーカーから描かれる。 |
制作元のソニーは、続編ではなくシリーズの[[リブート (作品展開)|リブート(再始動)]]を発表した。シリーズの新たな監督に[[マーク・ウェブ]]を迎え、主人公ピーター・パーカー役に[[アンドリュー・ガーフィールド]]、ヒロインのグウェン・ステイシー役に[[エマ・ストーン]]、一作目のヴィラン(敵キャラクター)に当たるリザードの役に[[リス・エヴァンス]]を新キャストとして発表した。物語は再始動のため、高校時代のピーター・パーカーから描かれる。 |
2021年8月13日 (金) 08:41時点における版
アメイジング・スパイダーマン | |
---|---|
The Amazing Spider-Man | |
監督 | マーク・ウェブ |
脚本 |
ジェームズ・ヴァンダービルト アルヴィン・サージェント スティーヴ・クローヴス |
原案 | ジェームズ・ヴァンダービルト |
原作 |
スタン・リー スティーヴ・ディッコ |
製作 |
アヴィ・アラド マット・トルマック ローラ・ジスキン |
製作総指揮 |
スタン・リー マイケル・グリロ |
出演者 |
アンドリュー・ガーフィールド エマ・ストーン リス・エヴァンス デニス・リアリー マーティン・シーン サリー・フィールド イルファーン・カーン キャンベル・スコット クリス・ジルカ |
音楽 | ジェームズ・ホーナー |
主題歌 | SPYAIR 『0 GAME』(日本版テーマソング) |
撮影 | ジョン・シュワルツマン |
編集 |
アラン・エドワード・ベル ピエトロ・スカリア |
製作会社 |
コロンビア映画 マーベル・エンターテインメント ローラ・ジスキン・プロダクションズ[1] |
配給 |
ソニー・ピクチャーズ・リリーシング SPE |
公開 |
2012年6月30日 2012年7月3日 |
上映時間 | 136分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $230,000,000[2] |
興行収入 |
$262,030,663[2] 31億6000万円 $752,216,557[2] |
次作 | アメイジング・スパイダーマン2 |
『アメイジング・スパイダーマン』(原題: The Amazing Spider-Man)は、アメリカ合衆国の2012年公開の映画。
概要
原作コミックの世界がアース616、サム・ライミ監督の『スパイダーマン』三部作がアース96283なのに対し、アメイジング・スパイダーマンシリーズはアース120703である[4]。元々は、サム・ライミ監督による映画『スパイダーマン』シリーズ三部作の興行的成功を受け、続編として新たな三部作を追加した全六部作構想が発表された。その新三部作の第一弾となる、第4作目が2011年公開を予定していたが、2010年にサム・ライミ監督が降板したことによりプロジェクトは白紙となった。
制作元のソニーは、続編ではなくシリーズのリブート(再始動)を発表した。シリーズの新たな監督にマーク・ウェブを迎え、主人公ピーター・パーカー役にアンドリュー・ガーフィールド、ヒロインのグウェン・ステイシー役にエマ・ストーン、一作目のヴィラン(敵キャラクター)に当たるリザードの役にリス・エヴァンスを新キャストとして発表した。物語は再始動のため、高校時代のピーター・パーカーから描かれる。
3Dで撮影されており、2012年6月30日に日本で他国に先駆けて公開された後、7月より世界各国で封切られた[5]。
あらすじ
両親を亡くし叔父のベンと叔母のメイのもとで育てられたピーター・パーカーは、ある日、父のリチャード・パーカーが残したバッグに隠された資料を見つける。父について知りたいピーターは、父の研究者仲間だったコナーズ博士に近付くため、オズコープの公開実習に参加する。単独で行動し侵入した「バイオケーブル」の開発室で遺伝子組み換えされたクモに刺され、博士の下で実習している同級生のグウェン・ステイシーに追い出されてしまう。その帰りの電車の中でピーターは驚異的な身体能力に目覚める。
後日、ピーターはコナーズ博士の家を訪ねリチャードの息子であることを明かし、父の資料にあった式を教えた。ピーターはオズコープに出入りするようになり、コナーズ博士と共に爬虫類の再生能力を転用した薬品の開発を成功させる。ある夜、帰宅したピーターはベンと口論になり家を飛び出す。ピーターを追いかけたベンは、逃走する強盗に撃たれ殺されてしまう。犯人を捜し出すため、ピーターはレスラーマスクをヒントにマスクを作り、オズコープの協力を得てウェブ・シューターを開発、クモをモチーフとしたスパンデックス素材のスーツを着てスパイダーマンとなる。
一方、上司であるラーサ博士から開発した薬の結果報告を急かされ、コナーズ博士は自らの体で実験をする。しかし、完成したと思われていた薬は不完全なもので、コナーズ博士をリザードに変身させてしまう。リザードの正体をコナーズ博士と知ったピーターは、彼を止めようと奮闘する。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
---|---|---|
ピーター・パーカー / スパイダーマン | アンドリュー・ガーフィールド | 前野智昭 |
グウェン・ステイシー | エマ・ストーン | 本名陽子 |
カート・コナーズ博士 / リザード | リス・エヴァンス | 内田直哉 |
ジョージ・ステイシー | デニス・リアリー | 菅生隆之 |
ベン・パーカー | マーティン・シーン | 佐々木敏 |
メイ・パーカー | サリー・フィールド | 一龍斎春水 |
ラジット・ラーサ | イルファーン・カーン | 広瀬彰勇 |
リチャード・パーカー | キャンベル・スコット | てらそままさき |
メアリー・パーカー | エンベス・デイヴィッツ | 吉田美保 |
フラッシュ・トンプソン | クリス・ジルカ | 石上裕一 |
4歳のピーター | マックス・チャールズ | 関根航 |
ジャックの父 トロイ | C・トーマス・ハウエル | 鈴木正和 |
ジャック | ジェイク・キーファー | 阿久津秀寿 |
ミッシー・カレンバック | ハンナ・マークス | 羽飼まり |
受付嬢 | ジル・フリント | 冨永愛 |
謎の男 | マイケル・マッシー | 小島敏彦 |
図書館の老人 | スタン・リー(カメオ出演) | 台詞なし |
製作
企画
ソニーは『スパイダーマン4』のキャンセルと同時に、シリーズを新監督と新キャストでリブートすると発表した。リブート映画は2012年7月3日に3Dでの公開を予定し、高校生のピーター・パーカーの物語となる[6][7]。また、ソニーはジェームズ・ヴァンダービルトが脚本を書き、マーク・ウェブが監督することを明らかにした[8] 『エンターテインメント・ウィークリー』では、ヴァンダービルトの脚本はクリストファー・ノーラン監督によるリブート版『バットマン』シリーズのようにシリアスなストーリーになると伝えられている[9]。また、リブート版は『アルティメット・スパイダーマン』をベースとすると噂され、同コミックの原作者のブライアン・マイケル・ベンディスは映画のスタッフと会っている[10]。2010年5月、アルヴィン・サージェントが脚本リライトの為に雇われたことが明らかとなった[11]。
プリプロダクション
2010年5月時点で、スパイダーマン役の俳優候補リストには、ジェイミー・ベル、ジョシュ・ハッチャーソン、フランク・ディラーヌ、オールデン・エアエンライク、アンドリュー・ガーフィールドが挙がっており[12]、さらに同年6月、『ロサンゼルス・タイムズ』はアーロン・ジョンソンとアントン・イェルチンも含まれると報じた[13]。最終リストには他にローガン・ラーマン、マイケル・アンガラノも含まれていた[14]。2010年6月27日、最終候補リストが発表され、ジェイミー・ベル、アントン・イェルチン、アーロン・ジョンソン、アンドリュー・ガーフィールド、ローガン・ラーマン、オールデン・エアエンライクが含まれていた[15]。2010年7月1日、アンドリュー・ガーフィールドに最終決定したことが判明した[16]。その当時26歳であったガーフィールドが高校生を演じることに関して懸念され、ウェブサイトのHitFixは、ソニーがパーカーを大学生の設定にして新シリーズをスタートするかもしれないと報じたが[17]、後に『エンターテインメント・ウィークリー』誌はまだ高校生の設定で計画されていると報じた[18]。また10月、ソニーが若いピーター・パーカー役のオーディションを開催してると報じられた[19]。
当初、本作はグウェン・ステイシーとメリー・ジェーン・ワトソンのダブルヒロインになると報じられたが[18]、後にグウェン・ステイシーのみになることがわかった[20]。2010年8月ではヒロイン役候補リストにイモージェン・プーツ、オフィリア・ロヴィボンド、リリー・コリンズ、テリーサ・パーマー、エマ・ロバーツが含まれ[21]、さらに9月に『バラエティ』誌がエマ・ストーンとミア・ワシコウスカも候補に挙がっていると報じた[22]。更に後にディアナ・アグロン、ジョージナ・ヘイグ、ドミニク・マケリゴットも追加された[23]。2010年10月5日、グウェン・ステイシー役はエマ・ストーンに決定したことが報じられた[24]。
2010年6月9日、リブート版のヴィランがリザードになるかもしれないという噂が表面化した[25]。ソニーはクリストフ・ヴァルツにする構えであると報じられた[26]が、ヴァルツ側は否定した[27]。 また、マイケル・ファスベンダーは『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』のマグニートー役に決まる前には、本作のヴィラン候補であった[28]。2010年10月11日、リス・エヴァンスがヴィラン(この時点では名称不明)を演じることが確定した[29]10月13日、リス・エヴァンス演じるヴィランはドクター・カート・コナーズことリザードになることが報じられた[30](2011年7月に、サンディエゴ・コミコンで、リス・エヴァンスの演じるヴィランがリザードであると、監督のマーク・ウェブ自ら発表し、その映像が3Dでお披露目になった [31]。) 12月10日、マイルズ・エリオットがビリー・コナーズ(カート・コナーズの息子)を演じると報じられた[32]。12月3日、ヴァン・アッターという名の新たなヴィランをイルファーン・カーン、その妻をアニー・パリッセが演じることがわかった[33]。
2010年10月、J・ジョナ・ジェイムソン役にジョン・スラッテリー、サム・エリオットが候補に挙がっていると報じられた[34]。2010年11月4日、ベンおじさんをマーティン・シーンが演じることがわかった[35]。また、メイおばさんはサリー・フィールドになる可能性があることが明らかとなった[36]。さらにベティ・ブラント役にズーイー・デシャネルの名が挙がっていることが報じられた[37]。11月12日、クリス・ジルカも出演することが判明し[38]、同月20日、彼が演じるのはフラッシュ・トンプソンであることが報じられた[39]。11月17日、ジョージ・ステイシーをデニス・リアリーが演じることが明らかになった[40] 12月3日、リチャード&メアリー・パーカー夫妻役がキャンベル・スコットとジュリアンヌ・ニコルソンであることが報道された[33]。
撮影
撮影は2010年12月6日にロサンゼルスで始まった[41][42]。ハリウッドのメジャー作品としては初めてレッド・デジタル・カメラのEpicが使用される[42]。
2011年1月に、ロサンゼルスにあるサッカースタジアムで、アンドリュー演じる主人公のピーター・パーカーとエマ演じる新ヒロイン・グウェン・ステイシーのツーショット場面が撮影された[43]。90日間に及ぶ撮影は、ニューヨークで2週間行われたほか、ロサンゼルスハリウッドのヘンリー・フォンダ・シアター、セント・ジョン・ボスコ・ハイスクールのジム、ミッドウィルシャーのイマニュエル長老教会、サウス・パサデナ、サンペドロ、ウッドランド・ヒルズがロケ地となった[44]。
地上波放送履歴
回数 | テレビ局 | 番組名 | 放送日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
初回 | 日本テレビ | 金曜ロードSHOW! | 2014年4月25日 | 『アメイジング・スパイダーマン2』公開を記念して、地上波初放送 |
2回目 | 2016年4月22日 | 『2週連続スパイダーマン祭り』と題して放送された。翌週には『アメイジング・スパイダーマン2』も放送 |
Blu-ray・DVD
日本ではソニー・ピクチャーズ エンタテインメントよりBlu-ray、DVDが発売。
- アメイジング・スパイダーマン アメイジングBOX(3000セット限定、5枚組、2012年11月14日発売)
- アメイジング・スパイダーマン Blu-ray IN 3D(初回生産限定、3枚組、2012年11月14日発売)
- アメイジング・スパイダーマン Blu-ray & DVDセット(初回生産限定、3枚組、2012年11月14日発売)
- アメイジング・スパイダーマン DVD(初回生産限定、1枚組、2012年11月14日発売)
- 【Amazon.co.jp限定】 アメイジング・スパイダーマン Blu-ray IN 3D 変身スリーブ付きデジパック仕様(数量生産限定、5枚組、2012年11月14日発売)
- アメイジング・スパイダーマン Blu-ray・廉価版(1枚組、2013年4月24日発売)
- アメイジング・スパイダーマン DVD・廉価版(1枚組、2013年4月24日発売)
- アメイジング・スパイダーマン Mastered in 4K Blu-ray(1枚組、2013年12月20日発売)
続編
本作のエンディングには続編の存在を示唆する演出が施されているが、本作公開前より続編企画が動いており、2013年2月より撮影が開始された。公開は日本などで2014年4月に、アメリカで同年5月に行われた。
参考文献
- ^ “Untitled (Columbia Pictures/Spider-Man Project) (2012)”. New York Times. 2011年5月26日閲覧。
- ^ a b c “The Amazing Spider-Man”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2013年2月7日閲覧。
- ^ アメイジング・スパイダーマン : 作品情報 - 映画.com
- ^ https://marvel.fandom.com/wiki/Earth-120703
- ^ “世界最速3D公開決定!新『スパイダーマン』の日本公開は2012年6月30日”. MovieWalker. (2011年1月27日) 2011年7月28日閲覧。
- ^ “EXCLUSIVE: 'Spider-Man 4' Scrapped; Sam Rami & Tobey Maguire & Cast Out; Franchise Reboot for 2012”. Deadline Hollywood. (2010年1月11日) 2010年1月11日閲覧。
- ^ Spider-Man Swings Into Theaters in 3D
- ^ Sciretta, Peter (2010年1月19日). “Marc Webb To Direct New Spider-Man Trilogy!?”. Slashfilm. 2010年1月20日閲覧。
- ^ Sperling, Nicole (2010年1月11日). “Next 'Spider-Man' film will be a gritty, contemporary reboot of the franchise”. Entertainment Weekly. 2010年5月17日閲覧。[リンク切れ]
- ^ Caleb Goellner (2010年2月18日). “Brian Bendis Meets With 'Spider-Man' Movie Team”. MTV.com. 2010年6月5日閲覧。
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- ^ Steven Zeitchik (2010年6月11日). “'Kick-Ass' star Aaron Johnson on the shortlist for Spider-Man reboot”. Los Angeles Times 2010年6月12日閲覧。
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- ^ a b Sperling, Nicole (2010年9月23日). “'Spider-Man' female leads: they're getting closer”. Entertainment Weekly. 2010年9月23日閲覧。[リンク切れ]
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- ^ a b “Spider-Man Starts Shooting Using Epic Digital Cameras”. Superhero Hype! (2010年12月7日). 2010年12月7日閲覧。
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