コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

シャイア・ラブーフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シャイア・ラブーフ
Shia LaBeouf
Shia LaBeouf
2017年
本名 Shia Saide LaBeouf
生年月日 (1986-06-11) 1986年6月11日(38歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス
身長 176cm
職業 俳優・映画監督
活動期間 1998年 -
配偶者 ミア・ゴス(2016年 - 2018年)
主な作品
映画
穴/HOLES
アイ,ロボット
コンスタンティン
ディスタービア
サーフズ・アップ
トランスフォーマー』シリーズ
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
イーグル・アイ
ウォール・ストリート
欲望のバージニア
ニンフォマニアック
フューリー
ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男
ザ・ピーナッツバター・ファルコン
ハニーボーイ
私というパズル
テレビドラマ
おとぼけスティーブンス一家
受賞
英国アカデミー賞
ライジング・スター賞
2008年
その他の賞
テンプレートを表示

シャイア・ラブーフ(Shia Saide LaBeouf, 1986年6月11日 - )は、アメリカ合衆国俳優パフォーマンス・アーティスト映画監督

生い立ち

[編集]

カリフォルニア州ロサンゼルスにて、フランス系の父親とユダヤ系の母親の間に生まれる。一人っ子である。両親はヒッピーで、シャイアが幼い頃に離婚している。

キャリア

[編集]

彼がキャリアをスタートさせたのは、スタンダップ・コメディアンとして地元のコーヒーショップに立ったことからであった。友人の芝居を見たことから演技に興味を持ち、様々なオーディションを受ける。2000年代初頭よりディズニー・チャンネルで司会を担当、同チャンネルのドラマ『おとぼけスティーブンス一家』では4年間主役を務めた。

2003年に『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』、2004年に『アイ,ロボット』など大作映画での脇役出演を経て、2005年の『コンスタンティン』では相棒役としてキアヌ・リーブスと共演した。2007年にはドリームワークス製作作品へと立て続けに出演、主演作『ディスタービア』は3週連続で全米興行収入1位を記録する。夏のブロックバスター映画の主役として抜擢された『トランスフォーマー』は大ヒット作となり、シリーズ三部作にわたって主演を務めた。2008年の『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』では、インディアナ・ジョーンズの息子役を演じた。

2015年、シーアの曲「エラスティック・ハート」のミュージック・ビデオに出演した[1]

エレベーターに24時間乗り続ける様子をライブストリーミングするなど、パフォーマンス・アーティストとしても活動している[2]

私生活

[編集]

2007年11月4日、シカゴのドラッグストアに不法侵入した疑いで逮捕された[3]。ラブーフは逮捕された約5時間後に釈放。この件で11月28日に裁判が予定されていたが、12月になって取り下げられた。

2008年2月18日、カリフォルニアで路上喫煙しているところを警官に目撃され、違反切符を切られる。出廷を命じられた日に姿を見せなかったため逮捕状が出た[4]。同年7月27日にロサンゼルスで自動車事故を起こし、酒気帯び運転で逮捕される[5]。この時女優のイザベル・ルーカスが同乗していた。ラブーフはこの事故により左手の指を2本失い、現在は義指を装着している[6]

2009年8月より『ウォール・ストリート』で共演したキャリー・マリガンと交際していたが[7]、2010年10月に破局。2011年初頭からスタイリストのキャロリン・フォーと交際していたが、2012年に別れている[8]。その後『ニンフォマニアック』での共演を機にミア・ゴスと交際、2016年10月に結婚した[9]が、2018年9月に離婚した[10][11][12][13]

2015年10月、酩酊行為の軽罪によりテキサス州で逮捕された[14]

2020年9月、6月に男性との口論に関与したとして、軽度の暴行と窃盗の疑いで起訴された[15]。同年12月、『ハニーボーイ』の共演者でラブーフの元交際相手であるイギリスシンガーソングライターFKAツイッグスから、性的暴行、虐待、精神的虐待を行ったとして訴えられた。ラブーフは訴えに関して、自分の周囲の人々に対して「何年に渡って」「虐待」をしており、「恥ずかしい」「自分が傷つけた人に謝罪します」と回答した[16]。その後、歌手シーアからも、シャイアが当時交際相手が居たにもかかわらず、独身であると偽り、意図せず不貞関係を結ばされたと告発された[17]。訴えを受け、Netflixは、『私というパズル』の賞レースでのキャンペーンからラブーフの名前を除外した[18]。訴えを受ける前に降板した『ドント・ウォーリー・ダーリン』の監督のオリヴィア・ワイルドは、撮影現場での素行不良と、他のキャストやスタッフとの衝突が原因で、実際には降板ではなくワイルドからの解雇であったと明かした[19]

主な出演作品

[編集]

映画

[編集]
日本語題
原題
役名 備考 日本語吹替
1998 アインシュタイン/ボクの犬は天才!?
Breakfast with Einstein
ジョーイ テレビ映画
2001 吠えるチビ犬ちゃん
Hounded 
ロニー  テレビ映画 林勇
2002 マイ・ブラザー・エディ
Tru Confessions
エディ テレビ映画
2003 おとぼけスティーブンス一家 ザ・ムービー
The Even Stevens Movie
ルイス・スティーヴンス テレビ映画
The Battle of Shaker Heights ケリー 日本未公開
新 Mr.ダマー ハリーとロイド、コンビ結成!
Dumb & Dumberer: When Harry Met Lloyd
ルイス 日本未公開
穴/HOLES
Holes
スタンリー・イエルナッツ4世 日本未公開 林勇
チャーリーズ・エンジェル フルスロットル
Charlie's Angels: Full Throttle
マックス 鈴村健一(劇場公開版)
栗山浩一テレビ朝日版)
2004 アイ,ロボット
I, Robot
ファーバー 優希比呂(ソフト版)
宮下栄治フジテレビ版)
2005 コンスタンティン
Constantine
チャズ 川田紳司(ソフト版)
浅沼晋太郎(テレビ朝日版)
グレイテスト・ゲーム
The Greatest Game Ever Played
フランシス 日本未公開 平川大輔
風の谷のナウシカ
Nausicaä of the Valley of the Wind
アスベル 英語吹き替え 松田洋治(原語版の声優)
2006 ボビー
Bobby
クーパー 林勇
シティ・オブ・ドッグス
A Guide to Recognizing Your Saints
若き日のディート 日本未公開 (吹き替え版なし)
2007 ディスタービア
Disturbia
ケール 林勇
サーフズ・アップ
Surf's Up
コディ 声の出演 小栗旬
トランスフォーマー
Transformers
サム・ウィトウィッキー 小松史法
2008 インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull
マット・ウィリアムズ 細谷佳正
イーグル・アイ
Eagle Eye
ジェリー・ショー
2009 ニューヨーク、アイラブユー
New York, I Love You
ジェイコブ (吹き替え版なし)
トランスフォーマー/リベンジ
Transformers: Revenge of the Fallen
サム・ウィトウィッキー 小松史法
2010 ウォール・ストリート
Wall Street: Money Never Sleeps
ジェイコブ・ムーア 平川大輔
2011 トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン
Transformers: Dark of the Moon
サム・ウィトウィッキー 小松史法
2012 欲望のバージニア
Lawless
ジャック・ボンデュラント
ランナウェイ/逃亡者
The Company You Keep
ベン・シェパード 川島得愛
2013 バレット・オブ・ラヴ
Charlie Countryman
チャーリー・カントリーマン 内田夕夜
ニンフォマニアック
Nymphomaniac
ジェローム・モリス (吹き替え版なし)
2014 フューリー
Fury
ボイド・“バイブル”・スワン 小松史法
2015 マン・ダウン 戦士の約束
Man Down
ガブリエル・ドラマー
2016 アメリカン・ハニー
American Honey
ジェイク 日本劇場未公開
2017 ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男
Borg McEnroe
ジョン・マッケンロー (吹き替え版なし)
2019 ザ・ピーナッツバター・ファルコン
The Peanut Butter Falcon
タイラー 小松史法
ハニーボーイ
Honey Boy
ジェームズ・ロート 兼脚本 (吹き替え版なし)
2020 L.A.スクワッド
The Tax Collector
クリーパー 小松史法
私というパズル
Pieces of a Woman
ショーン・カーソン (吹き替え版なし)

テレビシリーズ

[編集]
日本語題
原題
役名 備考 日本語吹替
1999 X-ファイル
The X-Files
リッチー 第7シーズン第6話「ゴールドバーグ」
2000 フリークス学園
Freaks and Geeks
Herbert the mascot 第1シーズン第9話「We've Got Spirit」
ER緊急救命室
ER
Darnel Smith 第6シーズン第12話「医学生アビー」
2000-2003 おとぼけスティーブンス一家
Even Stevens
ルイス・スティーヴンス 計66話出演 林勇
2001 ナイトメア・ルーム
The Nightmare Room
ディラン・ピアース 第1シーズン第2話「Scareful What You Wish For」

テレビゲーム

[編集]
日本語題
原題
役名 備考
2007 トランスフォーマー THE GAME
Transformers The Game
サム・ウィトウィッキー 声の出演
2009 Transformers: Revenge of the Fallen サム・ウィトウィッキー 声の出演

日本語吹き替え

[編集]

主に担当しているのは、以下の二人である。

小松史法
トランスフォーマー』で初担当。ラブーフ演ずる同シリーズの主人公・サム・ウィトウィッキー英語版の吹き替えを務めて以降、大半の作品で担当し、ラブーフの専属(フィックス)として定着している[20]
林勇
ドラマ『おとぼけスティーブンス一家』など主にデビュー初期の作品を担当した[21]。小松の次に多く吹き替えている。

この他にも、細谷佳正平川大輔川島得愛鈴村健一川田紳司内田夕夜なども声を当てている。

脚注

[編集]
  1. ^ Sia(シーア)新曲「エラスティック・ハート」MVのシャイア・ラブーフの演技がスゴすぎる”. Excite ニュース (2015年1月9日). 2016年8月14日閲覧。
  2. ^ シャイア・ラブーフ、24時間エレベーターに乗り続けるアートパフォーマンス”. シネマトゥデイ (2016年2月26日). 2016年8月14日閲覧。
  3. ^ “Shia LaBeouf arrested at Chicago Walgreens”. NBC NEWS.COM. (11/4/2007). http://www.msnbc.msn.com/id/21626907/ 2013年1月5日閲覧。 
  4. ^ “『インディ・ジョーンズ4』のシャイア・ラブーフに逮捕状!”. シネマトゥデイ. (2008年3月19日). https://www.cinematoday.jp/news/N0013241 2013年1月5日閲覧。 
  5. ^ “『インディ・ジョーンズ』のシャイア・ラブーフ、酒気帯び運転で逮捕”. シネマトゥデイ. (2008年7月28日). https://www.cinematoday.jp/news/N0014662 2013年1月5日閲覧。 
  6. ^ “シャイア・ラブーフ衝撃の告白「僕の左手の指は義指」原因は交通事故”. シネマトゥデイ. (2010年3月18日). https://www.cinematoday.jp/news/N0023219 2013年1月5日閲覧。 
  7. ^ 'Wall Street' Couple”. NYPost.com (2009年12月4日). 2009年12月24日閲覧。
  8. ^ “シャイア・ラブーフ、スタイリストの恋人と破局 昨年初頭から交際”. シネマトゥデイ. (2012年11月27日). https://www.cinematoday.jp/news/N0048102 2013年1月5日閲覧。 
  9. ^ シャイア・ラブーフ&ミア・ゴスがラスベガスで電撃婚”. 映画.com (2016年10月11日). 2016年12月11日閲覧。
  10. ^ Fernandez, Alexia (26 September 2018). “Shia LaBeouf and Mia Goth file for divorce”. Entertainment Weekly. Meredith Corporation. 26 September 2018閲覧。
  11. ^ Johnson, Zac (28 December 2012). “Shia LaBeouf’s New Girlfriend Mia Goth Reveals Her Dream Date!”. Us Weekly. American Media, Inc.. 24 October 2018閲覧。
  12. ^ “シャイア・ラブーフがミア・ゴスと離婚 新恋人はFKAツイッグス”. 映画.com. (2018年9月27日). https://eiga.com/news/20180927/10/ 2018年10月30日閲覧。 
  13. ^ “シャイア・ラブーフ、ミア・ゴスといつの間にか離婚”. ELLE. (2018年9月27日). https://www.elle.com/jp/culture/celebgossip/a23479418/shia-labeouf-180927/ 2018年10月30日閲覧。 
  14. ^ シャイア・ラブーフ、酩酊行為で逮捕”. シネマトゥデイ (2015年10月13日). 2016年8月14日閲覧。
  15. ^ Shia LaBeouf charged with misdemeanor battery, petty theft”. Associated Press (October 1, 2020). October 2, 2020閲覧。
  16. ^ FKA twigs Sues Shia LaBeouf, Citing 'Relentless' Abusive Relationship”. The New York Times (December 11, 2020). December 13, 2020閲覧。
  17. ^ シーア、元恋人から虐待を告発されたシャイア・ラブーフから受けた精神的な苦痛を告白”. 2021年8月15日閲覧。
  18. ^ Netflix Scrubs Shia LaBeouf from 'Pieces of a Woman' For Your Consideration Page”. IndieWire (December 20, 2020). January 8, 2021時点のオリジナルよりアーカイブDecember 20, 2020閲覧。
  19. ^ Wagmeister, Elizabeth; Davis, Clayton (December 24, 2020). “Inside Shia LaBeouf's Career Meltdown After Sexual Battery Lawsuit”. Variety. January 14, 2021閲覧。
  20. ^ 【吹替パラダイス】第7回:「スター・ウォーズ」テレビ版吹替の収録を阻む意外なものとは?(2016年3月7日におけるアーカイブ)”. Stereo Sound ONLINE. 2023年8月20日閲覧。
  21. ^ あの役とあの役が同じ声!?海外映画の魅力的な吹き替え声優をピックアップ!”. 日本タレント名鑑. 2023年1月23日閲覧。

外部リンク

[編集]