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2020年11月30日 (月) 06:17時点における版
ISUグランプリファイナル | |
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2016/2017 ISUグランプリファイナル 男子シングル表彰式 | |
大会概要 | |
大会種 | ISUグランプリシリーズ |
優勝ポイント | 800 |
創設年 | 1896年 |
主催 | 国際スケート連盟 |
参加人数 | 36 |
賞金総額 | 272,000ドル |
中継局 | テレビ朝日 |
前回優勝者 | |
男子前回優勝 | ネイサン・チェン |
女子前回優勝 | アリョーナ・コストルナヤ |
ペア前回女子 | 隋文静 |
ペア前回男子 | 韓聰 |
ダンス前回女 | ガブリエラ・パパダキス |
ダンス前回男 | ギヨーム・シゼロン |
最多優勝者 | |
男子最多優勝 |
4回 エフゲニー・プルシェンコ 4回 羽生結弦 |
女子最多優勝 |
4回 イリーナ・スルツカヤ 4回 浅田真央 |
ペア最多女子 | 6回 申雪 |
ペア最多男子 | 6回 趙宏博 |
ダンス最多女 | 5回 メリル・デイヴィス |
ダンス最多男 | 5回 チャーリー・ホワイト |
関連大会 | |
最新大会 | 2019/2020 ISUグランプリファイナル |
■テンプレート ■競技会 ■ポータル ■プロジェクト |
ISUグランプリファイナル(アイエスユー・グランプリファイナル、英: Grand Prix of Figure Skating Final)は、国際スケート連盟 (ISU) が承認するフィギュアスケートの競技会で、ISUグランプリシリーズを構成するフィギュアスケート競技会のひとつ。前身はISUチャンピオンシリーズファイナル。
概要
歴史
1995-1996シーズンの「ISUチャンピオンシリーズ」創設時に、一連の競技会の上位者による大会として「ISUチャンピオンシリーズファイナル」が創設された。第1回目は1996年2月23日から25日にかけフランスのパリで開催された。1998-1999シーズンから「ISUチャンピオンシリーズ」がISUグランプリシリーズと改称すると、同時に「ISUチャンピオンシリーズファイナル」もISUグランプリファイナルと改称した。
開催時期は当初一定していなかった。例えば、オリンピックシーズン(1997-1998シーズン、2001-2002シーズン)には12月に開催され、オリンピックシーズン以外(1995-1996シーズン、1996-1997シーズン、1998-1999シーズン、1999-2000シーズン、2000-2001シーズン、2002-2003シーズン)は1月や2月に行われていた。しかし、2003-2004シーズン以降は12月中旬に行われるようになった。なお、従来開催地はグランプリシリーズ開催6ヶ国の持ち回りであったが、2007-2008シーズンには初めてグランプリシリーズ開催国以外で開催されることになった。2008-2009シーズンからはISUジュニアグランプリファイナルとの同時開催となった。
2020-2021シーズンは中国の北京で開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止となった。
出場資格
競技形式等
1999-2000シーズン、2000-2001シーズン、2001-2002シーズン、2002-2003シーズンの4シーズンを除き、オリンピックや世界選手権と同じ競技形式である。
1999-2000シーズンと2000-2001シーズンの大会では、男女シングルおよびペアはショートプログラムとフリースケーティング、アイスダンスはオリジナルダンスとフリーダンスを行い暫定順位を決定し、暫定1位と暫定2位、暫定3位と暫定4位、暫定5位と暫定6位が再度フリースケーティングおよびフリーダンスを行って順位を決定する直接対決方式が採用された。
2001-2002シーズンと2002-2003シーズンの大会では、ショートプログラムおよびオリジナルダンスのあとにフリースケーティングまたはフリーダンスを2度行う形式であった。またこの大会からアイスダンスにおいてコンパルソリーダンスが省略され、オリジナルダンスとフリーダンスで順位を決定するようになった。
大会の位置づけ
ISUランキングの算出のために各大会の入賞者に与えられるポイントは、高い順にオリンピックと世界選手権(同率)、欧州選手権と四大陸選手権(同率)、それからISUグランプリファイナルであり、当大会は4番目に位置する大会である。なお、世界チャンピオンは世界フィギュアスケート選手権優勝者の呼称であり、ISUグランプリファイナルの優勝者には特に決まった呼称はない。
世界フィギュアスケート選手権やオリンピックは国際スケート連盟が国(地域)に対し出場枠を与えるものであり、選手は国(地域)を代表する。オリンピックや世界選手権は、有力選手の多寡に関わらず一ヶ国(地域)から3名までの出場しか認めていない。これに対し、ISUグランプリシリーズは国際スケート連盟が選手個人に対して出場権を与える。選出基準において一ヶ国から多数出場することに対する難しさは残っているとはいえ、選手の所属国・地域は基本的に出場に無関係であり、決勝大会であるグランプリファイナル出場選手が一ヶ国の選手のみであることもありうる。
歴代メダリスト
男子シングル
女子シングル
ペア
アイスダンス
各国メダル数
男子シングル
順 | 国・地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ロシア | 8 | 5 | 4 | 17 |
2 | 日本 | 5 | 9 | 6 | 20 |
3 | アメリカ合衆国 | 4 | 2 | 8 | 14 |
4 | カナダ | 4 | 6 | 1 | 11 |
5 | スイス | 2 | 0 | 0 | 2 |
6 | フランス | 1 | 0 | 2 | 3 |
7 | スペイン | 0 | 2 | 1 | 3 |
8 | 中国 | 0 | 0 | 1 | 1 |
8 | 韓国 | 0 | 0 | 1 | 1 |
女子シングル
順 | 国・地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ロシア | 8 | 8 | 9 | 25 |
2 | 日本 | 6 | 7 | 5 | 18 |
3 | アメリカ合衆国 | 5 | 6 | 4 | 15 |
4 | 韓国 | 3 | 1 | 0 | 4 |
5 | イタリア | 1 | 1 | 2 | 4 |
6 | ウズベキスタン | 1 | 0 | 0 | 1 |
7 | ドイツ | 0 | 1 | 0 | 1 |
8 | カナダ | 0 | 0 | 3 | 3 |
9 | スイス | 0 | 0 | 1 | 1 |
ペア
順 | 国・地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ロシア | 7 | 11 | 9 | 27 |
2 | 中国 | 7 | 9 | 9 | 25 |
3 | ドイツ | 6 | 2 | 4 | 12 |
4 | カナダ | 3 | 1 | 2 | 6 |
5 | フランス | 1 | 1 | 0 | 2 |
アイスダンス
順 | 国・地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ロシア | 8 | 6 | 2 | 16 |
2 | アメリカ合衆国 | 6 | 4 | 4 | 14 |
3 | カナダ | 5 | 7 | 2 | 14 |
4 | フランス | 3 | 4 | 9 | 16 |
5 | ブルガリア | 1 | 1 | 2 | 4 |
5 | イタリア | 1 | 1 | 2 | 4 |
7 | ウクライナ | 0 | 1 | 0 | 1 |
8 | リトアニア | 0 | 0 | 3 | 3 |
テレビ放送
グランプリファイナルは2004年まではNHKが放送し、2005年からテレビ朝日系列で放送している(翌2006年より日本大会を除くグランプリシリーズもテレビ朝日系列で放送され、2009年度は全大会を放送している)。テレビ朝日はこの大会に「世界一決定戦」とのキャッチコピーをつけているが、世界一を決める大会は世界選手権であり、これは虚偽広告に当たる。実際、トップ選手がファイナルを欠場することも多い。ブライアン・ジュベールは2006年のGPファイナルで優勝した際のインタビューで「(ファイナルが)欧州選手権と世界選手権のいい練習になった」と話している。
概ね金・土・日曜の3夜連続生放送(欧米・アフリカ・中東で開催する場合は撮って出しによる録画放送となる大会あり)でゴールデンタイム枠・2-3時間枠を取って放送される。なお日曜日に開催される場合、21:00-23:10(原則)と被る場合はその時間帯に「日曜エンターテインメント」(「日曜洋画劇場」を含む単発枠)が組まれているが、本大会を含むスポーツの国際大会がこの時間に放送される場合は必ず「日エン」を休止扱いにした別枠特番となる。
なお、2014年度のグランプリファイナルは第47回衆議院議員総選挙と急遽日程が被ることになったため12月14日の男女フリー演技の模様は当初[1] より1時間17分繰り上げの17:40-19:58に変更されることになり[2]、後半に生中継を予定していたエキシビションの模様は選挙ステーションの放送終了時間を早めた上で23:30-翌1:30に録画中継で放送した。[3] なお、男女フリー演技・エキシビションの完全版は後日改めてBS朝日で放送された。
NHKが1時間30分の間に男女シングル、アイスダンス、ペアの3位までの演技を全て放送し、かつ日本人選手の演技も全て放送していたのに対し、2005年時のテレビ朝日の放送では男女シングルの日本人選手及び優勝者しか放送しなかった。また、演技中にアナウンサーが絶叫を繰り返すなどしたため、同局に批判が殺到した[4]。2007年より男女シングル出場者全員の演技を放送している。テレ朝チャンネル2では男女シングルに加えてアイスダンス、ペアも録画放送している。
グランプリファイナルの開催に合わせて、2015年以降の大会期間中には『題名のない音楽会』(テレビ朝日系)で『フィギュアスケートの音楽会』と題した関連企画を放送している。
脚注
- ^ 予定していた放送時間は18:57-23:10での放送だった。
- ^ 急な放送時間変更に伴い「ANNスーパーJチャンネル」は17:30-17:40に大幅縮小し、「相葉マナブ」と「坂上忍の成長マン!!」を急遽休止した。なおこの日は先述のとおり元から「日曜エンタ」の放送はなかった。
- ^ こちらも急な変更により「初めて○○やってみた」と「やべっちFC」を臨時休止した。なお大阪ABCテレビは「なるみ・岡村の過ぎるTV」と「やべっちFC」を臨時休止で対応「初めて○○やってみた」は「ANN選挙開票速報」(翌1:30-1:55)の特別編成で休止した。
- ^ フィギュアスケート 2007─2008シーズン オフィシャルガイドブック (アサヒオリジナル) アナウンサー対談より