エマニュエル・サンデュ
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生誕 |
1980年11月18日(44歳) トロント[1] | |||||||||||||||||
身長 | 183 cm[1][2] | |||||||||||||||||
選手情報 | ||||||||||||||||||
代表国 | カナダ | |||||||||||||||||
所属クラブ | North Shore Winter Club | |||||||||||||||||
ISUパーソナルベストスコア | ||||||||||||||||||
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エマニュエル・サンデュ(英語: Emanuel Sandhu、1980年11月18日[2][1] - )は、カナダのフィギュアスケート選手(男子シングル)。トリノオリンピックカナダ代表。2003年グランプリファイナル優勝。2004年四大陸選手権2位
人物
[編集]トロントで、イタリア系の母とインド系の父の間に生まれる。母は歌手だった[3]。エキゾチックなルックスとバレエで培った高い芸術性を誇る、個性派スケーターの代表格[4]。4回転トウループと4回転サルコウを跳び[5]、2003-2004シーズンのグランプリファイナルでエフゲニー・プルシェンコを破って優勝したほどの力があるものの、好不調の波が激しく[6]、安定した成績は残せていない。男子選手には珍しく、技のつなぎとしてスパイラルをプログラムに盛り込んでいた。
経歴
[編集]3歳からバレエを始める。カナダ国立バレエスクールにも10年ほど在籍し、11歳のころには同スクールの生徒として東京公演に参加している。8歳からはスケートを始め、しばらくはバレエと両立していた[7]。
1998年カナダ選手権で2位になったが長野オリンピックに派遣されなかった。そのことでマスコミに騒がれると同時に家庭内の問題もあって精神的に安定しない日々が続き、世界選手権ではFSに進めなかった[8]。2001年にはカナダ選手権で初優勝を果たした。2001-2002シーズンはカナダ選手権で2位となりソルトレイクシティオリンピックの代表に選ばれたものの、SPの前に棄権した。[6][3]。
2003-2004シーズン、初出場のグランプリファイナルでは2シーズン無敗を誇っていたエフゲニー・プルシェンコを破り優勝。四大陸選手権では2位に入った。2005-2006シーズンはグランプリシリーズで2連勝しながらも、グランプリファイナルでは大乱調で5位となり、トリノオリンピックでも13位と惨敗した。世界選手権では転倒がありながらもSPに2位につけるなどして、過去最高の5位だった。2006-2007シーズンを最後に競技会からは遠ざかった。
2008年夏、カナダのダンスオーディション番組「SYTYCD Canada」にトライアウトし最終選考で落選。2009年初頭に右膝を故障、手術。その後「SYTYCD Canada」に再トライしTop20入りし、最終的にはTop6に残った。
2011年11月、競技復帰を目指したが足の怪我のために断念した。[9]コーチ不在の状態で[10]2012年12月にカナダ選手権の予選会であるスケートカナダチャレンジにて競技復帰、カナダ選手権には6年ぶりに出場し11位。
主な戦績
[編集]大会/年 | 96-97 | 97-98 | 98-99 | 99-00 | 00-01 | 01-02 | 02-03 | 03-04 | 04-05 | 05-06 | 06-07 | 12-13 |
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オリンピック | 棄権 | 13 | ||||||||||
世界選手権 | 29 | 18 | 9 | 8 | 8 | 7 | 5 | 16 | ||||
四大陸選手権 | 10 | 13 | 7 | 5 | 2 | 9 | ||||||
カナダ選手権 | 1 J | 2 | 2 | 2 | 1 | 2 | 1 | 1 | 2 | 2 | 3 | 11 |
GPファイナル | 1 | 4 | 5 | |||||||||
GP中国杯 | 5 | 1 | 3 | |||||||||
GPロシア杯 | 5 | |||||||||||
GPスケートカナダ | 5 | 2 | 4 | 1 | 1 | |||||||
GPエリック杯 | 3 | 9 | 3 | |||||||||
GPスケートアメリカ | 4 | 6 | ||||||||||
GPスパルカッセン杯 | 8 | 6 | ||||||||||
GPNHK杯 | 6 | |||||||||||
世界Jr.選手権 | 11 | |||||||||||
JSサン・ジェルヴェ | 4 |
詳細
[編集]2012-2013 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2013年1月13日 - 20日 | カナダフィギュアスケート選手権(ミシサガ) | 9 60.42 |
12 115.76 |
11 176.18 |
2006-2007 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2007年3月19日 - 25日 | 2007年世界フィギュアスケート選手権(東京) | 11 69.42 |
11 119.17 |
16 188.59 |
2007年2月5日 - 11日 | 2007年四大陸フィギュアスケート選手権(コロラドスプリングス) | 5 64.98 |
10 108.69 |
9 173.67 |
2007年1月15日 - 21日 | カナダフィギュアスケート選手権(ハリファックス) | 3 65.21 |
2 142.28 |
3 207.49 |
2006年11月23日 - 26日 | ISUグランプリシリーズ ロシア杯(モスクワ) | 3 71.30 |
8 114.15 |
5 185.45 |
2006年11月9日 - 12日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(南京) | 4 63.55 |
2 129.84 |
3 193.39 |
2005-2006 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | 予選 | SP | FS | 結果 |
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2006年5月14日-日 | 2006年ジャパンオープン(さいたま) | - | - | - | 2 団体 |
2006年3月19日-26日 | 2006年世界フィギュアスケート選手権(カルガリー) | 6 28.95 |
2 78.41 |
4 142.53 |
5 249.89 |
2006年2月10日-26日 | トリノオリンピック(トリノ) | - | 7 69.75 |
14 120.49 |
13 190.24 |
2006年1月9日-15日 | カナダフィギュアスケート選手権(オタワ) | 1 35.13 |
2 72.80 |
2 139.15 |
2 247.08 |
2005年12月16日-18日 | 2005/2006 ISUグランプリファイナル(東京) | - | 5 57.86 |
4 131.60 |
5 189.46 |
2005年11月3日-6日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(北京) | - | 4 65.10 |
1 147.56 |
1 212.66 |
2005年10月27日-30日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(セントジョンズ) | - | 6 62.15 |
1 139.70 |
1 201.85 |
2004-2005 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | 予選 | SP | FS | 結果 |
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2005年3月14日-20日 | 2005年世界フィギュアスケート選手権(モスクワ) | 7 29.73 |
11 67.30 |
3 134.13 |
7 231.16 |
2005年1月17日-23日 | カナダフィギュアスケート選手権(ロンドン) | 1 35.79 |
4 63.53 |
2 143.34 |
2 242.66 |
2004年12月16日-19日 | 2004/2005 ISUグランプリファイナル(北京) | - | 3 75.60 |
5 120.30 |
4 195.90 |
2004年11月18日-21日 | ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯(パリ) | - | 2 65.60 |
5 103.20 |
3 168.80 |
2004年10月28日-31日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(ハリファクス) | - | 7 60.17 |
1 144.00 |
1 204.17 |
2003-2004 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | 予選 | SP | FS | 結果 |
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2004年3月22日-28日 | 2004年世界フィギュアスケート選手権(ドルトムント) | 1 | 13 | 8 | 8 |
2004年1月19日-25日 | 2004年四大陸フィギュアスケート選手権(ハミルトン) | - | 3 | 2 | 2 |
2004年1月5日-11日 | カナダフィギュアスケート選手権(エドモントン) | 1 | 1 | 1 | 1 |
2003年12月11日-14日 | 2003/2004 ISUグランプリファイナル(コロラドスプリングス) | - | 2 75.55 |
1 152.74 |
1 228.29 |
2003年11月6日-9日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(北京) | - | 7 59.83 |
4 125.40 |
5 185.23 |
2003年10月30日-11月3日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(ミシサガ) | - | 3 72.14 |
5 123.62 |
4 195.76 |
2002-2003 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | 予選 | SP | FS | 結果 |
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2003年3月24日-30日 | 2003年世界フィギュアスケート選手権(ワシントンD.C.) | 5 | 10 | 8 | 8 |
2003年2月10日-16日 | 2003年四大陸フィギュアスケート選手権(北京) | - | 8 | 4 | 5 |
2003年1月6日-12日 | カナダフィギュアスケート選手権(サスカトゥーン) | 1 | 3 | 1 | 1 |
2002年10月30日-11月3日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(ケベックシティ) | - | 1 | 2 | 2 |
2002年10月24日-27日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(スポケーン) | - | 9 | 5 | 6 |
2001-2002 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | 予選 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2002年1月8日-13日 | カナダフィギュアスケート選手権(ハミルトン) | 3 | 1 | 2 | 2 |
2001年11月14日-18日 | ISUグランプリシリーズ ラリック杯(パリ) | - | 6 | 10 | 9 |
2001年11月1日-4日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(サスカトゥーン) | - | 2 | 6 | 5 |
2000-2001 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | 予選 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2001年3月17日-25日 | 2001年世界フィギュアスケート選手権(バンクーバー) | 4 | 16 | 5 | 9 |
2001年2月7日-10日 | 2001年四大陸フィギュアスケート選手権(ソルトレイクシティ) | - | 13 | 5 | 7 |
2001年1月16日-21日 | カナダフィギュアスケート選手権(ウィニペグ) | 1 | 3 | 1 | 1 |
2000年11月7日-12日 | ISUグランプリシリーズ スパルカッセン杯(ゲルゼンキルヒェン) | - | 5 | 6 | 6 |
2000年10月25日-29日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(コロラドスプリングス) | - | 3 | 4 | 4 |
1999-2000 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2000年2月21日 - 27日 | 2000年四大陸フィギュアスケート選手権(大阪) | 13 | 13 | 13 |
2000年1月26日 - 30日 | カナダフィギュアスケート選手権(カルガリー) | 2 | 2 | 2 |
1999年11月11日 - 14日 | ISUグランプリシリーズ スパルカッセン杯(ゲルゼンキルヒェン) | 10 | 8 | 8 |
1998-1999 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | 予選 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
1999年3月21日-28日 | 1999年世界フィギュアスケート選手権(ヘルシンキ) | 11 | 20 | 17 | 18 |
1999年2月21日-28日 | 1999年四大陸フィギュアスケート選手権(ハリファックス) | - | 10 | 9 | 10 |
1999年1月26日-31日 | カナダフィギュアスケート選手権(オタワ) | - | 1 | 2 | 2 |
1998年12月2日-6日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(札幌) | - | 12 | 4 | 6 |
1998年11月20日-22日 | ISUグランプリシリーズ ラリック杯(パリ) | - | 5 | 3 | 3 |
1998年8月25日-28日 | 1998年ネーベルホルン杯(オーベルストドルフ) | - | 11 | 5 | 6 |
1997-1998 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | 予選 | SP | FS | 結果 |
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1998年3月28日-4月5日 | 1998年世界フィギュアスケート選手権(ミネアポリス) | 8 | 29 | - | 29 |
1997年11月22日-29日 | 1998年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(セントジョン) | 3 | 12 | 12 | 11 |
プログラム使用曲
[編集]シーズン | SP | FS | EX |
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2012-2013 | アルビノーニのアダージョ 作曲:レモ・ジャゾット |
ヴァイオリン協奏曲第1番 第1楽章 作曲:マックス・ブルッフ ピアノ協奏曲第2番 第2楽章 作曲:ドミートリイ・ショスタコーヴィチ ヴァイオリン協奏曲 第3楽章 作曲:ピョートル・チャイコフスキー |
Like I Love You ボーカル:ジャスティン・ティンバーレイク |
2006-2007[11][12] | Pantera en libertad 作曲:モニカ・ナランホ マンボ by Wanyne 振付:ジョアン・マクラウド |
シルクロードの旅 作曲:Sharov, Jiping Legends by Chun Yi Tabla Beat Science by Tala Matrix 振付:ジョアン・マクラウド |
アヴェ・マリア 作曲:シャルル・グノー、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ |
2005-2006[2][13] | タンゴ 作曲:ラロ・シフリン 振付:ジョアン・マクラウド |
ゴーゴン・コブの音楽 振付:ジョアン・マクラウド |
gopher ボーカル:イマ・スマック レッツ・ゴー 曲:ショーン・デズマン |
2004-2005[14][4] | Rise by サフリ・デュオ Xotica 作曲:ルネ・デュプレ |
ピアノ協奏曲 作曲:エミール・フォン・ザウアー |
Like I Love You ボーカル:ジャスティン・ティンバーレイク |
2003-2004 | タンゴ 作曲:ラロ・シフリン 振付:ジョアン・マクラウド |
Ninkov Latora by Violaine Corradi Slow and Sassy 作曲:ヘンリー・マンシーニ Take California & Bang On 作曲:プロペラヘッズ |
Like I Love You ボーカル:ジャスティン・ティンバーレイク All Love Can Be ボーカル:シャルロット・チャーチ |
出典
[編集]- ^ a b c 斎藤貴子編『COLORS フィギュアスケート男子シングルフォトブック』あおば出版、2006年2月、p.76
- ^ a b c 『フィギュアスケート選手名鑑 2006』新書館、2005年12月、p.102
- ^ a b 『COLORS 2007』p.77
- ^ a b 『COLORS』p.69
- ^ 国際スケート連盟によるバイオグラフィー
- ^ a b 『COLORS』p.75
- ^ 『COLORS』p.73
- ^ 『COLORS』pp.73-75
- ^ Foot injury puts Sandhu's comeback on hold
- ^ Sandhu's comeback about joy of skating
- ^ 『COLORS 2007』p.72, p.75, p.78
- ^ 境田優「06-07シーズン振付師相関図」『フィギュアスケートDays vol.2』DAI-X出版、2007年3月、pp.32-35
- ^ 『COLORS』p.76, p.69, p.70
- ^ 『COLORS 2007』p.76
外部リンク
[編集]- エマニュエル・サンデュ公式サイト
- 国際スケート連盟によるエマニュエル・サンデュのバイオグラフィー
- カナダナショナルチームプロファイル
- Emanuel Sandhu Fan Blog(公認ファンブログ)
- エマニュエル・サンデュ - Olympedia