2002年ソルトレークシティオリンピックのフィギュアスケート競技
2002年ソルトレークシティオリンピックのフィギュアスケート競技 | |
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大会概要 | |
大会種 | オリンピック |
シーズン | 2001-2002 |
日程 | 2月9日 - 2月21日 |
主催 | 国際オリンピック委員会、国際スケート連盟 |
開催国 | アメリカ合衆国 |
開催地 | ソルトレイクシティ |
会場 | ソルトレイクアイスセンター |
参加人数 | 143 |
優勝者 | |
男子シングル |
アレクセイ・ヤグディン ロシア (RUS) |
女子シングル |
サラ・ヒューズ アメリカ合衆国 (USA) |
ペア優勝 |
エレーナ・ベレズナヤ&アントン・シハルリドゼ ロシア (RUS) ジェイミー・サレー&デヴィッド・ペルティエ カナダ (CAN) |
アイスダンス |
マリナ・アニシナ フランス (FRA) グウェンダル・ペーゼラ フランス (FRA) |
関連大会 | |
前回大会 | 1998年長野オリンピック |
次回大会 | 2006年トリノオリンピック |
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2002年ソルトレークシティオリンピックのフィギュアスケート競技(2002ねんソルトレークシティオリンピックのフィギュアスケートきょうぎ)は、2002年2月9日から2月21日までの競技日程で実施された。
概要
[編集]会場はアメリカ合衆国・ソルトレイクシティ市内にあるソルトレイクアイスセンターで実施された。競技種目は以下の、男子と女子のシングル、ペア、アイスダンスの4種目である。エキシビションは2月22日に設定された。
ペアでは、当初ロシアのベレズナヤ&シハルリドゼ組がショートプログラム、フリースケーティングともに1位となり金メダル、カナダのサレー&ペルティエ組がショートプログラム、フリースケーティングともに2位となり銀メダルとなったが、不正採点疑惑により、双方のフリースケーティングの結果を無効とし、ベレズナヤ&シハルリドゼ組とサレー&ペルティエ組の双方に金メダルの授与を決定した。このためベレズナヤ&シハルリドゼ組とサレー&ペルティエ組の順位点ならびにフリースケーティングの結果は明記されない。
男子シングルではヤグディンとプルシェンコのロシア頂上決戦に大きな注目が集まった。これまでハイレベルな接戦を演じてきた両者であったが、ショートプログラムにおいてプルシェンコが4回転ジャンプでまさかの転倒で4位、自力優勝の可能性が消滅する中、ヤグディンがショート・フリーともに1位の完全優勝を果たした。
女子シングルではクワンとスルツカヤの一騎討ちが予想されたが、両者がフリースケーティングでミスをする中、新鋭のサラ・ヒューズが3回転―3回転コンビネーションジャンプを次々に成功させ優勝をさらった。スルツカヤの点数の低さに関しても疑問の声が上がった。
競技結果
[編集]男子シングル
[編集]順位 | 名前 | 国・地域 | 順位点 | SP | FS |
---|---|---|---|---|---|
1 | アレクセイ・ヤグディン | ロシア | 1.5 | 1 | 1 |
2 | エフゲニー・プルシェンコ | ロシア | 4.0 | 4 | 2 |
3 | ティモシー・ゲーブル | アメリカ合衆国 | 4.5 | 3 | 3 |
4 | 本田武史 | 日本 | 5.0 | 2 | 4 |
5 | アレクサンドル・アブト | ロシア | 7.5 | 5 | 5 |
6 | トッド・エルドリッジ | アメリカ合衆国 | 10.5 | 9 | 6 |
7 | マイケル・ワイス | アメリカ合衆国 | 11.0 | 8 | 7 |
8 | エルビス・ストイコ | カナダ | 11.5 | 7 | 8 |
9 | 李成江 | 中国 | 12.0 | 6 | 9 |
10 | アンソニー・リュウ | オーストラリア | 15.0 | 10 | 10 |
11 | フレデリック・ダンビエ | フランス | 16.5 | 11 | 11 |
12 | ケビン・ヴァン・デル・ペレン | ベルギー | 19.5 | 13 | 13 |
13 | イワン・ディネフ | ブルガリア | 20.0 | 12 | 14 |
14 | ブライアン・ジュベール | フランス | 20.5 | 17 | 12 |
15 | ステファン・ランビエール | スイス | 24.0 | 16 | 16 |
16 | 張民 | 中国 | 24.5 | 19 | 15 |
17 | バフタン・ムルバニゼ | グルジア | 26.0 | 18 | 17 |
18 | ドミトリー・ドミトレンコ | ウクライナ | 28.5 | 21 | 18 |
19 | ロマン・スコルニアコフ | ウズベキスタン | 29.0 | 20 | 19 |
20 | 李運飛 | 中国 | 30.0 | 14 | 23 |
21 | セルゲイ・ダヴィドフ | ベラルーシ | 31.5 | 15 | 24 |
22 | 竹内洋輔 | 日本 | 32.0 | 24 | 20 |
23 | ゲオルゲ・チッパー | ルーマニア | 32.5 | 23 | 21 |
24 | セルゲイ・リロフ | アゼルバイジャン | 33.0 | 22 | 22 |
以下フリースケーティングに進めず | |||||
25 | ゾルタン・トート | ハンガリー | 25 | ||
26 | アンジェロ・ドルフィーニ | イタリア | 26 | ||
27 | マルグス・ヘルニッツ | エストニア | 27 | ||
28 | イ・キュヒョン | 韓国 | 28 | ||
棄権 | エマニュエル・サンデュ | カナダ |
- SP:ショートプログラム - 2月12日
- FS:フリースケーティング - 2月14日
- エントリー:20ヶ国/29選手
女子シングル
[編集]順位 | 名前 | 国・地域 | 順位点 | SP | FS |
---|---|---|---|---|---|
1 | サラ・ヒューズ | アメリカ合衆国 | 3.0 | 4 | 1 |
2 | イリーナ・スルツカヤ | ロシア | 3.0 | 2 | 2 |
3 | ミシェル・クワン | アメリカ合衆国 | 3.5 | 1 | 3 |
4 | サーシャ・コーエン | アメリカ合衆国 | 5.5 | 3 | 4 |
5 | 村主章枝 | 日本 | 8.5 | 7 | 5 |
6 | マリア・ブッテルスカヤ | ロシア | 8.5 | 5 | 6 |
7 | ジェニファー・ロビンソン | カナダ | 11.0 | 8 | 7 |
8 | ユリア・セベスチェン | ハンガリー | 11.0 | 6 | 8 |
9 | ビクトリア・ボルチコワ | ロシア | 16.0 | 12 | 10 |
10 | シルビア・フォンタナ | イタリア | 17.5 | 11 | 12 |
11 | エリナ・ケットゥネン | フィンランド | 18.0 | 18 | 9 |
12 | ガリーナ・マニアチェンコ | ウクライナ | 18.5 | 15 | 11 |
13 | サラ・マイアー | スイス | 20.5 | 9 | 16 |
14 | エレーナ・リアシェンコ | ウクライナ | 21.0 | 16 | 13 |
15 | レティシア・ユベール | フランス | 22.0 | 14 | 15 |
16 | ヴァネッサ・グスメロリ | フランス | 22.0 | 10 | 17 |
17 | 恩田美栄 | 日本 | 22.5 | 17 | 14 |
18 | ユリア・ソルダトワ | ベラルーシ | 29.0 | 22 | 18 |
19 | イドラ・ヘーゲル | クロアチア | 30.5 | 23 | 19 |
20 | ヴァネッサ・ジュンキ | イタリア | 30.5 | 21 | 20 |
21 | ズザナ・バビャコヴァー | スロバキア | 31.0 | 20 | 21 |
22 | モイツァ・コバチ | スロベニア | 31.5 | 19 | 22 |
23 | ログザナ・ルカ | ルーマニア | 35.0 | 24 | 23 |
棄権 | タチアナ・マリニナ | ウズベキスタン | 13 | ||
以下フリースケーティングに進めず | |||||
25 | ステファニー・ザン | オーストラリア | 25 | ||
26 | パク・ビンナ | 韓国 | 26 | ||
27 | ユリア・レベデワ | アルメニア | 27 |
- SP:ショートプログラム - 2月19日
- FS:フリースケーティング - 2月21日
- エントリー:19ヶ国/27選手
ペア
[編集]順位 | 名前 | 国・地域 | 順位点 | SP | FS |
---|---|---|---|---|---|
1 | エレーナ・ベレズナヤ & アントン・シハルリドゼ | ロシア | 1 | ||
1 | ジェイミー・サレー & デヴィッド・ペルティエ | カナダ | 2 | ||
3 | 申雪 & 趙宏博 | 中国 | 4.5 | 3 | 3 |
4 | タチアナ・トトミアニナ & マキシム・マリニン | ロシア | 6.0 | 4 | 4 |
5 | 伊奈恭子 & ジョン・ジマーマン | アメリカ合衆国 | 7.5 | 5 | 5 |
6 | マリア・ペトロワ & アレクセイ・ティホノフ | ロシア | 9.0 | 6 | 6 |
7 | ドロタ・ザゴルスカ & マリウス・シュデク | ポーランド | 11.0 | 8 | 7 |
8 | カテジナ・ベラーンコヴァー & オット・ドゥラボラ | チェコ | 11.5 | 7 | 8 |
9 | 龐清 & 佟健 | 中国 | 14.0 | 10 | 9 |
10 | Jacinthe LARIVIERE & Lenny FAUSTINO | カナダ | 16.5 | 13 | 10 |
11 | 張丹 & 張昊 | 中国 | 16.5 | 9 | 12 |
12 | アナベル・ラングロワ & パトリス・アルケット | カナダ | 18.0 | 14 | 11 |
13 | ティファニー・スコット & フィリップ・デュレボーン | アメリカ合衆国 | 18.5 | 11 | 13 |
14 | マリアナ・カウツ & ノルメン・イェシュケ | ドイツ | 21.0 | 12 | 15 |
15 | アリオナ・サフチェンコ & スタニスラフ・モロゾフ | ウクライナ | 22.0 | 16 | 14 |
16 | タチアナ・チュバエワ & ドミトリー・パラマルチュク | ウクライナ | 23.5 | 15 | 16 |
17 | オリガ・ベシュテンディゴヴァー & ヨゼフ・ベシュテンディク | スロバキア | 25.5 | 17 | 17 |
18 | ナタリア・ポノマレワ & エフゲニー・スヴィリドフ | ウズベキスタン | 27.0 | 18 | 18 |
19 | Michela COBISI & Ruben De Pra | イタリア | 28.5 | 19 | 19 |
20 | マリア・クラシルツェワ & Artem ZNACHKOV | アルメニア | 30.0 | 20 | 20 |
- SP:ショートプログラム - 2月9日
- FS:フリースケーティング - 2月11日
- エントリー:12ヶ国/20組
アイスダンス
[編集]- C1:コンパルソリーダンス1 - 2月15日
- C2:コンパルソリーダンス2 - 2月15日
- OD:オリジナルダンス - 2月17日
- FD:フリーダンス - 2月18日
- エントリー:17ヶ国/24組
各国メダル数
[編集]順 | 国・地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
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1 | ロシア | 2 | 3 | 0 | 5 |
2 | アメリカ合衆国 | 1 | 0 | 2 | 3 |
3 | カナダ | 1 | 0 | 0 | 1 |
フランス | 1 | 0 | 0 | 1 | |
5 | 中国 | 0 | 0 | 1 | 1 |
イタリア | 0 | 0 | 1 | 1 |