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車体はA-train規格で採用している、[[アルミニウム合金]][[押出成形|押出形材]]<ref group="注">車体素材にアルミニウム合金を採用するのは9000系以来である(JR東日本の車両をベースにしている10000系および11000系は[[オールステンレス車両]])。</ref>を[[摩擦攪拌接合]] (FSW) で接合した[[ダブルスキン構造]]としており、車体衝突時に備えて、車端端部の接合部分の母材化とすみ部の形状を斜めにカットした形状にすることで、衝突時での車両同士の食い込みを防ぐとともに、互いに逃げあう力が掛かるようにしている。先頭車の前頭部は、[[貫通扉]]を設置した後退角を大きく取る形状として側面に滑らかに繋がっており、形状に応じて3D[[切削加工]]、[[プレス加工]]、たたき出し加工など様々な工法を選択することでこれを実現している<ref name="dime180202"/>。 |
車体はA-train規格で採用している、[[アルミニウム合金]][[押出成形|押出形材]]<ref group="注">車体素材にアルミニウム合金を採用するのは9000系以来である(JR東日本の車両をベースにしている10000系および11000系は[[オールステンレス車両]])。</ref>を[[摩擦攪拌接合]] (FSW) で接合した[[ダブルスキン構造]]としており、車体衝突時に備えて、車端端部の接合部分の母材化とすみ部の形状を斜めにカットした形状にすることで、衝突時での車両同士の食い込みを防ぐとともに、互いに逃げあう力が掛かるようにしている。先頭車の前頭部は、[[貫通扉]]を設置した後退角を大きく取る形状として側面に滑らかに繋がっており、形状に応じて3D[[切削加工]]、[[プレス加工]]、たたき出し加工など様々な工法を選択することでこれを実現している<ref name="dime180202"/>。 |
2020年11月13日 (金) 11:25時点における版
相鉄20000系電車 | |
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相鉄20000系 (2018年3月11日、鶴ヶ峰 - 二俣川間) | |
基本情報 | |
運用者 | 相模鉄道 |
製造所 | 日立製作所笠戸事業所 |
製造年 | 2017年 - |
製造数 | 5編成50両(2020年11月04日現在)[1] |
運用開始 | 2018年2月11日 |
主要諸元 | |
編成 | 10両編成(5M5T) |
軌間 | 1,067 mm(狭軌) |
電気方式 |
直流1,500 V (架空電車線方式) |
設計最高速度 | 120 km/h |
起動加速度 | 3.0、3.3 km/h/s(切替式) |
減速度(常用) | 3.5 km/h/s |
減速度(非常) | 4.5 km/h/s |
編成定員 | 1,441人 |
自重 |
先頭車 29.9 - 30.0 t 附随車 26.9 - 29.8 t 電動車 31.1 - 31.7 t |
全長 |
20,470 mm (先頭車) 20,000 mm (中間車) |
車体長 |
19,970 mm(先頭車) 19,500 mm(中間車) |
全幅 | 2,787 mm |
車体幅 | 2,770 mm |
全高 | 4,080 mm |
車体高 | 3,625 mm |
車体 | アルミニウム合金(A-train) |
台車 | ボルスタレス・モノリンク式(けん引装置Zリンク式) |
主電動機 |
三相かご型誘導電動機(全密閉型) (HS32536-04RB) |
主電動機出力 | 190 kW |
駆動方式 |
TD平行カルダン駆動方式 (KD355/1-B-M STK) |
歯車比 | 1:6.06 |
制御方式 | VVVFインバータ制御(ハイブリッドSiC) |
制動装置 |
回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ(応荷重装置付) 保安ブレーキ 耐雪ブレーキ 全電気ブレーキ |
保安装置 |
ATS-P(ATC/ATS/ATO統合形保安装置) デジタル列車無線装置 防護無線装置 |
備考 | 『鉄道ファン』2018年4月号 p.66「20000系 主要諸元表」 に基づく |
相鉄20000系電車(そうてつ20000けいでんしゃ)は、2018年(平成30年)2月11日に営業運転を開始した相模鉄道(相鉄)の通勤型電車。
概要
相鉄の悲願として取り組んでいる都心直通プロジェクト・神奈川東部方面線事業の「相鉄・JR直通線」(相鉄新横浜線西谷駅 - 羽沢横浜国大駅間)および「相鉄・東急直通線」(相鉄新横浜線羽沢横浜国大駅 - 東急新横浜線日吉駅間)の開業時期と開業前準備を勘案した結果、「相鉄・東急直通線」用車両の導入を先行させることとなり[注 1]、2016年(平成28年)3月10日に同社が車両イメージを公開[4]、その際に形式名を20000系としていた[5]。さらに同社の2017年(平成29年)度の設備投資計画[6]において同年度に新型車両1編成を製作することが公表されたが、同年6月5日になって新型車両が本系列であることが正式に発表された[7]。
本系列は前述の神奈川東部方面線・東急直通線用、および7000系電車の置き換え用として導入が計画されている[7]。相鉄グループが2015年(平成27年)から進めている「相鉄デザインブランドアッププロジェクト」に基づく、9000系リニューアル車に続く初めての新造車両で、相鉄としては9000系電車以来となる自社オリジナル車両である(10000系電車および11000系電車はJR東日本の車両をベースとしている)。また、製造時から「YOKOHAMA NAVYBLUE」の塗装が採用された初の車両である。
車両の検討に当たっては、プロダクトデザイナーの鈴木啓太 (株式会社PRODUCT DESIGN CENTER)に車両デザインを依頼しており[8]、車両メーカーのデザイン部門と設計製造部門とともに協調して進めていくこととした[注 2]。具体的には、日立製作所が開発した鉄道車両の製造技術である「A-train」をベースに、外装と内装について通常の設計検討と平行してデザイン検討会議でも検討を進め、最終的に複数の候補案の中からデザインブランドアッププロジェクトの全体調整を経て成案としている。本系列車両は、相鉄の車両では2016年の「9000系リニューアル車両」に続き2例目となるグッドデザイン賞(2018年度)を受賞した[9][10]。さらに、2019年(令和元年)には前年デビューの優秀車両に贈られる鉄道友の会のローレル賞(第59回)を相鉄の車両では初めて受賞している[11][12]。
本系列の特徴として直通運転を予定している東急線は車両限界が若干狭いことから、東急東横線や東急目黒線、およびその先の各路線などへの直通運転に向けて、東急他3者が制定した「相互直通運転における目黒線・南北線・三田線・埼玉高速鉄道線との直通車両申し合わせ事項」[13][注 3]に準拠したものとなり、従来の10000系や11000系より車幅が狭くなっていることが挙げられる[注 4]。
また前述の通り、日立製作所のA-train規格が相鉄で初めて採用されたのも特徴の一つ[注 5]で、車両の製造は山口県下松市の日立製作所笠戸事業所が行っている[7][14]。2017年(平成29年)7月31日に第1編成が同事業所から相鉄に向けて甲種輸送され、8月4日に全車両がかしわ台車両センターに到着した[15][16]。当初は相鉄グループが創立100周年を迎える同年12月の営業運転開始を予定していた[7]が、その後2018年(平成30年)2月11日に延期となることが発表され[17][18]、同日の横浜駅10時30分発の特急海老名行きより営業運転を開始した[2][19][20]。
本系列は編成替えを容易にするため、電動車は単独1M方式とし、8両編時には編成中のモハ20400とサハ20800を抜くことで組成できるようにシステムを構築[要出典]している。そのため、8両編成(目黒線および三田線・南北線直通仕様)と10両編成(東横線直通仕様)の2種類を製造する計画である[2]。2018年2月の運行開始時点では試作車的要素の強い車両でもある。2020年(令和2年)8月には第2編成が導入され、ドア上部のLCD案内表示機(広告表示用含む)が2面になるなどマイナーチェンジが行われた[21](後節参照)。
保安装置は相鉄線用のATS-Pを装備しているが、東急や都営地下鉄・東京メトロなどへの乗り入れを見越し、将来対応としてATC/ATS/ATO統合形保安装置を装備している[2]。
なお、本項目で登場する編成は公式文書等に用いられる編成法則(横浜方先頭車×両数)に準拠した上で記述している。
車体
車体はA-train規格で採用している、アルミニウム合金押出形材[注 6]を摩擦攪拌接合 (FSW) で接合したダブルスキン構造としており、車体衝突時に備えて、車端端部の接合部分の母材化とすみ部の形状を斜めにカットした形状にすることで、衝突時での車両同士の食い込みを防ぐとともに、互いに逃げあう力が掛かるようにしている。先頭車の前頭部は、貫通扉を設置した後退角を大きく取る形状として側面に滑らかに繋がっており、形状に応じて3D切削加工、プレス加工、たたき出し加工など様々な工法を選択することでこれを実現している[2]。
標識灯類は、運用中に交換の必要がないLED灯具を全面的に使用することで、大胆なデザインとしている。また、横浜らしいエレガントさを出すために前面に装飾的な要素も取り入れている。前面の装飾はアートディレクターの水野学が幼少期に親しんだ寝台特急(ブルートレイン)の機関車のグリルから着想を得たもので、現代的なアレンジを施してこれを再生している[22]。
車体の塗装については前述の通り「YOKOHAMA NAVYBLUE」の一色塗りが採用され[2]、塗装で特徴を持たせることにより、車両細部に完璧を求めなくても標準車両で効果が得やすいメリットがある。また、車両番号の書体やステッカーの貼り位置など細部にも様々な検討を行っている。車外表示器にはセレクトカラー式のLEDを採用[注 7]しており、前頭部は運行番号、種別、行先別とに分けた構成としている。
車体長さは、中間車は19,500 mmだが先頭車は470 mm延長して19,970 mmとしている。従来の11000系までは2,930 mmまたは2,950 mmとしていた車幅を、本系列では2,770 mm(最大2,787 mm)としており、前述の通り東急目黒線など接続先車両の規格に合わせた車幅となっている[2][3]。連結面間には板式の転落防止幌を備えており、異常時・災害時などへの対策として、手すり付き非常はしごを4号車と7号車の床下にそれぞれ取り付けている。
車内設備
相鉄デザインブランドアッププロジェクトに即したデザインとしており[7]、車内は灰色系(グレー)を基調とし、床や妻面(車端部)はダークグレーとしてアクセントを持たせている。荷棚や袖仕切りに金属とガラスを多用しており、天井の中央部を高くする中央高天井方式により開放感を高めている。車内の天井の照明は、9000系のリニューアル車と同様に朝〜日中と夜で色が変わる調色調光式LED照明[注 8]を採用しており[7]、天井と一体化している。また、天井のラインデリア(補助送風機/横流ファン)は車両に対して垂直(枕木方向)に取り付けている。
シートは11000系などと同様にバケットシート(生地の色は灰色系)を採用した。1人当たりの座席幅を460 mmとしており、座り心地向上のためクッション性を高めた他、表地をランダムパターンとすることで汚れを目立たなくしている。また、相鉄初の採用となるユニバーサルデザインシート[注 9]を車端部にある優先席(生地の色は赤色系)の一部などに導入[注 10]している[7](第1編成のみシート上部に荷棚を設置していない)。つり革は、9000系のリニューアル車でも採用された自社開発の卵形のつり革を採用しており[7]、荷棚やつり革の高さを女性専用車ベースで統一している。さらに車椅子やベビーカー用のスペースとなる、フリースペースを全車両に導入している[7]。
側窓には10000系・11000系で廃止されたブラインド(遮光カーテン)が復活[7][注 11]。同様に両系列で廃止となった車内の鏡も復活し、各車両に1枚ずつ設置[注 12]されている[2][7]。また、案内表示機「Sotetsu Infovision System (SIS)」は大型の21.5インチLCDを採用。第1編成では車内客車ドア上部(案内・運行情報表示用)と通路上部(広告表示用)の2か所に設置している[2][7]が、第2編成以降はドア上部のLCDが2面設置となり(通路上部のLCDは廃止)、さらに12000系で初導入された車内防犯カメラもLCDの右側に新たに設置(千鳥配置)している。運行情報のリアルタイム受信の早期開始と車上から地上への配信経路に新たにWiMAX方式を採用し、本系列の登場に合わせて地上設備の整備も行っている。
客室扉の戸閉機は電気式ドアの「Rack☆Star」としており、戸挟み安全機能を設けている。また従来の3/4閉機能の代わりとして、相鉄では初めて室内と車外に個別ドア操作スイッチを設置し半自動機能を持たせている[注 13]。11000系などと同様に視認性の向上を目的として、客室扉の合わせ目や扉付近の床面を黄色で着色し、扉上部には扉開閉チャイムとお知らせ灯が設置されている。
この他、相鉄では初採用となる空気清浄機(後節参照)や9000系などで導入の進むWi-Fi接続サービス機器も車内に搭載・設置されている(Wi-Fi利用には通信事業者との契約が必要)[7]。
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車内の様子(第1編成、日中)
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車内の様子(第1編成、夜間)、時間帯によってLED照明の色調が変化し、夜間は暖色系となる
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灰色系を基調としたシート、座席端部の仕切り板には透明素材(強化ガラス)を採用
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相鉄では初採用となるユニバーサルデザインシート(第1編成のもの、第2編成以降は座席を少し低くし上部に荷棚も設置)
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フリースペース
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本系列で復活したブラインド
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本系列で復活した車内鏡
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卵形のつり革
-
ドア上部の案内表示LCD(第1編成)
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ドア上部の2面LCD(第2編成以降、右側には新たに防犯カメラも千鳥配置)
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通路上部の広告表示LCD(第1編成のみ設置)
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車内ドアスイッチ
-
車外ドアスイッチ
-
車両間貫通扉のアシストレバー(第1編成のもの、第2編成以降はレバー色をシルバーに変更)
車内LED照明の設定
季節 | 時間 | 調色
[K] |
調光
[%] |
備考 | |
---|---|---|---|---|---|
4/1〜6/30 | 早朝 | 2:01:00 ~ 6:59:59 | 4400 | 90 | 日の長さ:中→長 |
ラッシュ | 7:00:00 ~ 9:59:59 | 5000 | 90 | ||
昼間 | 10:00:00 ~ 15:59:59 | 4400 | 90 | ||
夕方 | 16:00:00 ~ 17:59:59 | 4400 | 90 | ||
夜間 | 18:00:00 ~ 2:00:59 | 3000 | 100 |
季節 | 時間 | 調色
[K] |
調光
[%] |
備考 | |
---|---|---|---|---|---|
7/1〜9/30 | 早朝 | 2:01:00 ~ 6:59:59 | 5000 | 90 | 日の長さ:長→中 |
ラッシュ | 7:00:00 ~ 9:59:59 | 5000 | 90 | ||
昼間 | 10:00:00 ~ 15:59:59 | 5000 | 90 | ||
夕方 | 16:00:00 ~ 17:59:59 | 4400 | 90 | ||
夜間 | 18:00:00 ~ 2:00:59 | 3000 | 100 |
季節 | 時間 | 調色
[K] |
調光
[%] |
備考 | |
---|---|---|---|---|---|
10/1〜12/31 | 早朝 | 2:01:00 ~ 6:59:59 | 4400 | 90 | 日の長さ:中→短 |
ラッシュ | 7:00:00 ~ 9:59:59 | 4400 | 90 | ||
昼間 | 10:00:00 ~ 15:59:59 | 4400 | 90 | ||
夕方 | 16:00:00 ~ 17:59:59 | 3800 | 100 | ||
夜間 | 18:00:00 ~ 2:00:59 | 3000 | 100 |
季節 | 時間 | 調色
[K] |
調光
[%] |
備考 | |
---|---|---|---|---|---|
1/1〜3/31 | 早朝 | 2:01:00 ~ 6:59:59 | 3300 | 100 | 日の長さ:短→中 |
ラッシュ | 7:00:00 ~ 9:59:59 | 3800 | 100 | ||
昼間 | 10:00:00 ~ 15:59:59 | 4400 | 90 | ||
夕方 | 16:00:00 ~ 17:59:59 | 4400 | 90 | ||
夜間 | 18:00:00 ~ 2:00:59 | 3000 | 100 | ||
運行設定されていない時 | 5000 | 100 | デフォルト値 |
※調光・調色は季節・時間ごとのタイムテーブルに基づき、車両情報装置Synaptraから自動設定[23]
乗務員室
乗務員室は全室貫通構造としており、主幹制御器は相鉄としては初のデッドマン装置付きのT形ワンハンドルマスコンを採用している。また、運転台周りのコンソールはL字形としている。運転台正面には2つの液晶画面表示器(画面故障時には相互でバックアップを可能にしている)が並んでおり、速度計、圧力計、表示灯などの計器類の表示の他、車両情報表示も行う。
さらに、客室扉の開閉を行う車掌スイッチは従来のキー操作式から「相互直通運転における目黒線・南北線・三田線・埼玉高速鉄道線との直通車両申し合わせ事項」に準拠した回転鎖錠式に変更されており、将来の直通運転先の標準仕様としている。
落成当初は、相鉄以外の保安設備は搭載しておらず、東急線用および三田線・南北線用のものは搭載予定があるが、東京メトロ副都心線など、それ以外の鉄道事業者の保安装置については搭載空間の準備のみである[24]。なお、20000系はJRとの直通には対応していない。
主要機器
ここでは第1編成 (20101×10) 製造時の機器構成について述べる。
車両情報制御装置(伝送システム)
車両情報制御装置には、今後の車両機能の高度化を視野に入れた「Synaptra」を新たに採用している。これは伝送をイーサネットとし、ルーターで先頭車両の中央ユニットと各車両の端末ユニットのネットワークを組んでいる。制御装置やブレーキ装置などの主要装置との伝送はイーサネットとする一方、一部の装置との間ではRS485伝送、または接点情報のやり取りをインターフェースユニットを介して行う。また、室内灯の調光制御、各種表示装置や放送装置などのサービス機器の制御、保安装置の列車情報の設定なども行い、運行情報が入った運行情報用ICカードは既存車と共通の行路ICカードシステムとしている。
主制御装置・主電動機
主制御装置はSi-IGBT素子とSiC-SBDを組合わせたハイブリッドSiCモジュールによる、2レベル方式のVVVFインバータ制御装置VFI-HR1421G[23]が採用された。制御方式はベクトル制御としており、回生ブレーキ機能付きとしている。1台の制御装置で4台の主電動機を制御する1C4M構成としており、1両分の4台のモーターを制御する単独1M方式としている。これは編成替えを容易にするためであり、9号車のモハ20900、7号車のモハ20700、5号車のモハ20500、4号車のモハ20400、2号車のモハ20200に搭載されている。制御装置本体箱は断流器内蔵としたコンパクトな構成とし、小型軽量化と車両ぎ装を簡素化したシンプルなシステムとしている。
主電動機は出力190 kW の全閉型内扇冷却式かご形三相誘導電動機HS32536-04RB[23]が、駆動装置は相鉄オリジナル車両としては初となるTD平行カルダン駆動方式が採用されており、保守の軽減と騒音の低減を図っている。歯車比は1:6.06である
制動装置
制動装置は回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ方式としており、停止直前まで回生ブレーキが作動する全電気ブレーキとしている。常用ブレーキは編成一括でブレーキ制御を行う編成ブレーキ制御としている。この他にも非常ブレーキ、保安ブレーキ、耐雪ブレーキを装備している。
台車
台車には、相鉄として初めてモノリンク式軸箱支持のボルスタレス空気ばね台車を採用しており、動力台車がSS184M、付随台車がSS184Tとなっている。台車の牽引力を車体に伝達する牽引装置はZリンク式である。基礎ブレーキ装置は、電動台車が踏面片押し式のユニットブレーキ、付随台車が直動式踏面ブレーキとディスクブレーキの併用としている。異方性のあるダイヤフラム式の空気ばねと併せて曲線通過性能の向上を図っており、急曲線での車輪の軸重抜け対策に、軸ばねに非線形コイルばね、空気ばね用の差圧弁に応加重機能を付けた他、特性改善された空気ばね用の自動高さ調整弁を採用している。また、制輪子(ブレーキパッド)の着脱をワンタッチとしている。
集電装置
電磁かぎ外し式のばね上昇式・上昇検知付きシングルアーム型パンタグラフ PT-7103G形(東洋電機製造製)を採用している。これは、11000系用のPT-7103E形から取付ピッチを変更したものである。
補助電源装置
補助電源装置は、IGBT素子の3レベル静止形インバータ (SIV) SVH260-RG4084A型[23](三相交流440 V、出力260 kVA)であり、一部の機器は従来車両の更新品と仕様を合わせている。8号車のサハ20800、3号車のサハ20300に搭載されている。電源供給区分は6号車と5号車の間を境に5両分としており、故障の際の延長給電を可能としている。
空気圧縮機
空気圧縮機はオイルフリーレシプロ式のVV180-T[23]を採用しており、毎分吐出容量は1,300 L である。10号車のクハ20000、1号車のクハ20100に搭載されている。
冷暖房装置
冷房装置は容量を拡大した屋上集中式のHRB504-9[23](58.1 kW、50,000 kcal/h) を各車に1台搭載しており、カレンダー機能(季節など)と乗車率の検知を基に冷房・暖房ともに年間を通しての全自動運転を基本としている。また、新たにパナソニック製空気清浄機「ナノイー」を内蔵している。
導入時からの変更点
第1編成(20101×10)については、導入時から以下の変更点が存在する。
種別・行先表示
2019年11月30日ダイヤ改正で、通勤特急、通勤急行の新設及び新横浜線西谷駅 - 羽沢横浜国大駅の開業に伴い、種別幕及び行先表示に前述の表示が搭載された。
車体
- 女性専用車が、2019年11月30日ダイヤ改正で横浜寄り最後尾車両に変更されたため、貼り直された。
車内
- 2019年11月半ばより全種別表記の路線図の情報を廃止されたが、当該種別による全駅表記は当形式のみ存在する。
- 2020年4月20日の運用復帰より自動放送装置の英語放送にナンバリング放送が追加された。
編成表
この節の加筆が望まれています。 |
- 10両編成[25]
号車 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 形式 クハ20100
(Tc2)モハ20200
(M1)サハ20300
(T1)モハ20400
(M2)モハ20500
(M3)サハ20600
(T2)モハ20700
(M4)サハ20800
(T3)モハ20900
(M5)クハ20000
(Tc1)装備 >>>>>搭載機器 CP/SB VVVF SIV VVVF VVVF VVVF SIV VVVF CP/SB 備考
弱冷房車
女性専用車20101×10 20101 20201 20301 20401 20501 20601 20701 20801 20901 20001 20102×10 20102 20202 20302 20402 20502 20602 20702 20802 20902 20002 20103×10 20103 20203 20303 20403 20503 20603 20703 20803 20903 20003 20104×10 20104 20204 20304 20404 20504 20604 20704 20804 20904 20004
- 凡例
- 備考
- 本系列では番台区分が前形式の11000系と同様に、末尾の数字が編成を表し、百の位の数字が編成中の車両の連結位置(号車)を表す。
- 例えば、最初の編成は横浜方から20101、20201、…、20901、20001と付番される[注 14]。
運用
他系列の10両編成と共通運用で、特急、通勤特急、急行、通勤急行、快速、各停全ての種別に使用される。また、都合によっては、8両編成の運用や相鉄新横浜線(相鉄・JR直通線)の運用[注 15]を代走することがある。ただし、本系列は新横浜線のうち2022年度に開業予定の東急直通線用に製造されたため、同線の開業以降は本格的に新横浜線に乗り入れる予定である。
- 車両トラブル・運用離脱
- 案内表示器のトラブルにより、営業運転初日の2018年2月11日は途中で運用を離脱。翌日も表示器の調整のため夕方より離脱した[26]が、2月13日には調整が完了し通常運用に復帰している。
- 営業運転開始から10日目の2月20日の朝に車両故障により運用を離脱。以降は車両機器点検のため運行を一時休止し[27]、2月28日より空調機器改修の都合で予定を定めず運行していた[28]が、3月8日には改修が完了し通常運用に復帰している[29]。
- 2019年11月29日に上星川駅 - 西谷駅間で発生した踏切事故で戸袋に遮断機の遮断桿(棒)が突き刺さり、ドア窓ガラスと周囲が損傷したため運用を離脱していた[30][31][注 16]が、修理が完了し2020年4月20日に運用復帰した。
今後の予定
相鉄・東急直通線開業に向けた設備投資として、当系列は開業用に5編成44両、代替車両の置き換え用に11編成98両を新造し、既存車両の保安装置等改修も併せて7,616百万円を投資する計画としている[注 17][32]。
第2編成以降[注 18]の増備計画について、10両6編成計60両(2編成20両は純増、4編成40両は従来車の代替)を2020年度中に導入し、次いで8両9編成計72両(3編成24両は純増、6編成48両は従来車の代替)を2021年度以降に導入、最終的に第1編成も含めた計16編成142両を運行するとしている[36]。
ギャラリー
- 車体
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特徴的なフロントマスク、甲種輸送されてきた第1編成のかしわ台駅入線時に撮影(2017年8月4日)
-
相模大塚駅構内の新型車両デビュー記念撮影会にて、20000系とそうにゃん
(2018年2月10日) -
車体側面の車両番号と相鉄グループロゴ、同撮影会イベントにて
(2018年2月10日) -
20000系と9000系リニューアル車、かしわ台駅にて撮影(2018年3月11日)
- 床下機器
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SS184M台車。星川駅にて撮影(2019年9月4日)
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SS184T台車。星川駅にて撮影(2019年9月4日)
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「Synaptra」も組み込まれた配電箱。星川駅にて撮影(2019年9月4日)
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ATC/ATS/ATO統合形保安装置。星川駅にて撮影(2019年9月4日)
参考文献
- 関根雅人(相模鉄道 運用車両部車両課)、2018、「新車ガイド 相模鉄道20000系」、『鉄道ファン』58巻(通巻684号〈2018年4月号〉)、交友社 pp. 61-67
脚注
注釈
- ^ JR直通線の方が先に開業している(JR直通線は2019年11月30日開業、東急直通線は2022年度下期開業予定)が、過去に相鉄線ではJR東日本の車両をベースとした通勤形電車(10000系および11000系)の導入実績があり、規格の共通部分も多いJR東日本線に対して、東急線や都営地下鉄三田線、東京メトロ南北線などでは、規格に異なる箇所が多く、これまで採用したことがない新たな装置の導入なども必要となるため、試験・訓練期間などを考慮して東急直通線用の車両(本系列)を1編成のみ先行導入した[2][3]。
- ^ 車両のコンセプトは「ネイビー色で車両の色を統一する」、「横浜らしさのある車両の顔をデザインする」、「文化と心地よさを感じさせる車両と照明」の3つを定めて検討している。
- ^ 現時点では相鉄はこの申し合わせ事項に書かれていないが、本系列が東急目黒線および三田線・南北線に入線する計画があることから、この規格を満たした車両として製造された。なお、相鉄側は将来のこの直通車両規格への正式な参加を計画しており、その参加の決定時点で各者ではこの直通車両規格の文面に「相鉄線」を追加する予定である。
- ^ 相模鉄道の車両で車両下部の裾絞りのない車体を採用したのは7000系以来であり、車幅2,770 mmは20 m車で最も狭い。
- ^ 新造車の日立製作所への発注は8000系以来である。
- ^ 車体素材にアルミニウム合金を採用するのは9000系以来である(JR東日本の車両をベースにしている10000系および11000系はオールステンレス車両)。
- ^ 一般的な条件の写真撮影において、表示が切れにくい(表示器の文字が欠けにくい)ものを採用している[22]。
- ^ LED照明の調色・調光をワンクール(時間帯)ごとに自動調節して、昼間は昼光色や昼白色、夜間は電球色(暖色系)となる[2][7]。
- ^ 座席を少し高くし、座席両脇に手すりを取り付けて立ち座りを容易にしたシートで、下部には荷物も収納可能である[7]。
- ^ 第2編成以降は優先席だけでなく、一般席の一部にも導入している。
- ^ 窓自体もUVカットガラスを引き続き採用している[2]。
- ^ ドア横のシート上部や乗務員室付近の壁に設置している[2][3]。
- ^ 始発駅などでの空調効果を高めるため、車掌がドアを半自動扱いとした上で乗客による客用ドアの開閉操作が可能である。なお、個別ドア操作スイッチを設置するのは大手私鉄全体でも西武4000系電車・阪神5700系電車・阪神5500系電車(更新車)・西武40000系電車に次いで3社5車種目。
- ^ 11000系の場合、横浜方から11001、11101、...、11901と付番されるため、厳密には異なる。
- ^ 相鉄線内のみ。ただし、回送は1往復定期運用がある。
- ^ 事故が発生した日は奇しくも相鉄・JR直通線開業前日であった。
- ^ この内訳は明記されていないが、前者が10両2編成・8両3編成、後者が10両5編成・8両6編成の場合に編成数及び車両数が合致する。また、同じく車両代替を兼ねて新造された12000系5編成と同様、取替対象とされる車両は明らかにされていない。
- ^ 神奈川東部方面線のうち東急直通線(2022年度下期開業予定)より先に開業するJR直通線(2019年11月開業)用の車両としては、別形式の12000系が増備されるため[33]、20000系第1編成の次は第2編成ではなく12000系の新造を行い、12000系が一定数出揃った後に20000系を一部仕様変更し、第1編成と同じく東横線対応の10両編成の他、目黒線および三田線・南北線対応の8両編成も新たに加えての増備を再開する方針である[34][35]。
出典
- ^ 交友社『鉄道ファン 2020年8月号』付録 大手私鉄車両ファイル 車両配置表
- ^ a b c d e f g h i j k l “YOKOHAMA NAVYBLUE TRAIN相模鉄道20000系が本日デビュー”. @DIME. 小学館 (2018年2月11日). 2018年3月2日閲覧。
- ^ 恵知仁 (2016年3月10日). “相鉄、都心直通を想定した新型電車のイメージを公開”. 乗りものニュース. メディア・ヴァーグ. 2017年8月15日閲覧。
- ^ 相鉄が新型20000系の構想を明らかにしました。 - 鉄道コム公式Facebook 2016年3月11日22時24分発信、2017年8月15日閲覧
- ^ "2017年度 鉄道・バス設備投資計画" (PDF) (Press release). 相模鉄道. 10 May 2017. 2018年3月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o "相鉄グループ100周年記念 都心直通用 新型車両「20000系」を導入 ベビーカーや車椅子にも優しい車両" (PDF) (Press release). 相模鉄道. 5 June 2017. 2018年3月2日閲覧。
- ^ SOTETSU 20000 SERIES(PRODUCT DESIGN CENTER)
- ^ 2018年度グッドデザイン賞受賞「相鉄20000系車両」(グッドデザイン賞公式ウェブサイト 2019年5月23日閲覧)
- ^ 相鉄20000系がグッドデザイン賞を受賞 - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp鉄道ニュース 2018年10月4日
- ^ 2019年 ブルーリボン・ローレル賞選定車両(鉄道友の会公式ウェブサイト 2019年5月23日閲覧)
- ^ “相鉄の都心直通用20000系電車が優秀車両に 鉄道友の会「ローレル賞」を初受賞”. 乗りものニュース. メディア・ヴァーグ (2019年5月23日). 2019年5月23日閲覧。
- ^ <相鉄>初の“東急乗り入れ仕様”に苦心と自信、目黒・東横線方面向け新型車両への思い - 一般社団法人 地域インターネット新聞社「横浜日吉新聞」 2018年1月18日発信。同年5月19日閲覧。この記事の記述では「車体の幅を目黒線に合わせるため、相鉄の従来車両より小さくしたという」記述があり、また記事内の写真に掲載されている、相鉄が本系列の報道公開時に掲示したパネルに「一番狭い目黒線対応としている」とあることから、本系列が「相互直通運転における目黒線・南北線・三田線・埼玉高速鉄道線との直通車両申し合わせ事項」に基づいた規格であることが検証できる。
- ^ "日立が相模鉄道株式会社から新型車両を受注 都心直通用 新型車両「20000系」を納入" (Press release). 日立製作所. 5 June 2017. 2017年6月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月2日閲覧。
- ^ a b "相鉄グループ創立100周年記念 都心直通用 新型車両「20000系」が到着 本州最西端の山口県から神奈川県まで輸送" (PDF) (Press release). 相模鉄道. 4 August 2017. 2018年3月2日閲覧。
- ^ “相鉄20000系が甲種輸送される”. railf.jp(鉄道ニュース). 交友社 (2017年8月1日). 2018年3月2日閲覧。
- ^ “新型車両「20000系」の営業運転開始時期について(お知らせ)” (PDF). 相模鉄道 (2017年12月21日). 2017年12月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月2日閲覧。
- ^ 東急・JRと直通へ…相鉄、若者取り込む新戦略 - 読売新聞、2017年12月12日〈元記事のarchive.isによる2017年12月12日時点のアーカイブ〉
- ^ 相鉄20000系、新型車両デビュー! 横浜駅で出発式、相鉄線内を運行 - マイナビニュース、2018年2月11日
- ^ “相鉄20000系が営業運転を開始”. railf.jp(鉄道ニュース). 交友社 (2018年2月12日). 2018年2月12日閲覧。
- ^ 【3年ぶり】相鉄20000系増備車が登場!20102×10 (20102F)甲種輸送 (鉄道ファンの待合室 2020年7月28日)
- ^ a b 相鉄の新型車両は「西武、東武」直通に対応? ユニークな前面グリルは「機関車」がモチーフ p.3(東洋経済オンライン 2018年2月21日/『鉄道ジャーナル』2018年4月号 「まず相鉄線で運転開始20000系電車」)
- ^ a b c d e f 交通新聞社「鉄道ダイヤ情報」2020年4月号付録 相模鉄道20000系主要諸元表参照
- ^ 相模鉄道の新型車のインパクト…東急直通線用20000系は日立製作所 A-train の傑作 レスポンス 2018年1月19日
- ^ 『鉄道ファン』2018年4月号 p.66「20000系 主要諸元表」
- ^ “相鉄20000系、デビュー2日目も夕方で運行終了 - 車内表示器調整へ”. マイナビニュース (マイナビ). (2018年2月12日). オリジナルの2018年3月2日時点におけるアーカイブ。 2018年3月2日閲覧。
- ^ “新型車両20000系の運行時刻について”. 電車に関するお知らせ. 相模鉄道. 2018年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月3日閲覧。
- ^ “新型車両20000系の運行時刻について”. 電車に関するお知らせ. 相模鉄道. 2018年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月3日閲覧。
- ^ “新型車両20000系の運行時刻について”. 電車に関するお知らせ. 相模鉄道. 2018年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月8日閲覧。
- ^ 相鉄線 上星川駅〜西谷駅の踏切事故で遮断棒が突き刺さりガラス破損 二俣川駅の駅員が対応11/29(NAVERまとめ 2019年11月29日作成)
- ^ 相鉄線 遮断機の棒が電車のドアに挟まる(日テレNEWS24 2019年11月29日)
- ^ 国土交通省 運輸審議会 諮問関係事案の審議状況【相模鉄道株式会社からの鉄道の旅客運賃の上限設定の認可申請事案】第2回審理 配付資料 (PDF) p.13 平成31年(2019年)3月12日
- ^ JR線との直通線向けに相鉄 新車両「12000系」導入へ - 神奈川新聞(カナロコ)、2017年12月19日
- ^ “相鉄、新型車両「20000系」お披露目 東急直通線用”. ニュース. ジョルダン (2018年1月17日). 2018年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月2日閲覧。
- ^ “相模鉄道20000系が公開される”. railf.jp(鉄道ニュース). 交友社 (2018年1月17日). 2018年3月2日閲覧。
- ^ 相鉄グループ 業績・財務情報:説明会資料(決算・中期経営計画等) 2020年3月期決算説明会資料 p.28
関連項目
- 本系列と同じく、「相互直通運転における目黒線・南北線・三田線・埼玉高速鉄道線との直通車両申し合わせ事項」の直通車両規格により作られた車両。
- 営団9000系電車 - 一部編成に相鉄直通対応工事計画が存在する。
- 埼玉高速鉄道2000系電車
- 東急3000系電車 (2代) - 相鉄直通対応工事中。
- 東急5080系電車 - 相鉄直通対応工事計画が存在する。
- 東急3020系電車 - 当初より相鉄直通対応済。
- 東京都交通局6300形電車 - 3次車に相鉄直通対応工事計画が存在する。
- 東京都交通局6500形電車 (鉄道)[1]
- 本系列と同じく、YOKOHAMA NAVYBLUEの塗装が採用されている車両。
- 相鉄8000系電車(リニューアル車)
- 相鉄9000系電車(リニューアル車)
- 相鉄10000系電車(リニューアル車)
- 相鉄12000系電車 - JR直通線対応車。
外部リンク
- 相鉄デザインブランドアッププロジェクト(相鉄グループ)
- 相鉄20000系スペシャルサイト(公式ページ)
- 日立が相模鉄道株式会社から新型車両を受注(日立製作所:ニュースリリース 2017年6月5日)
- 「相鉄20000系、新型車両の車内など公開!厚木線も走行」 - マイナビ鉄道ニュース
- 東洋電機製造「東洋電機技報」No.139(2019年発行)「相模鉄道株式会社20000系電車用電機品」 (PDF)