コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

西高島平駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
西高島平駅
駅全景(西側より、2020年3月21日)
にしたかしまだいら
Nishi-takashimadaira
I 26 新高島平 (0.8 km)
地図
所在地 東京都板橋区高島平六丁目1
北緯35度47分30秒 東経139度38分45秒 / 北緯35.79167度 東経139.64583度 / 35.79167; 139.64583座標: 北緯35度47分30秒 東経139度38分45秒 / 北緯35.79167度 東経139.64583度 / 35.79167; 139.64583
駅番号 I27[1]
所属事業者 東京都交通局都営地下鉄
所属路線 [1]三田線
キロ程 26.5 km(目黒起点)
電報略号 西高(駅名略称)
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[都交 1]11,687人/日
-2022年-
開業年月日 1976年昭和51年)5月6日
備考 直営駅
テンプレートを表示

西高島平駅(にしたかしまだいらえき)は、東京都板橋区高島平六丁目にある、東京都交通局都営地下鉄三田線である。駅番号I 27。三田線の終着駅

概要

[編集]

現駅名は高島平駅より西にあるために付けられた。東武免許時代での計画中の仮名称は三園町駅(みそのちょうえき)、都営地下鉄免許移管後は笹目橋駅(ささめばしえき)。両者とも、高島平X丁目という駅名も検討されていた。都営地下鉄並びに東京の地下鉄で最北端に位置する駅である。また、板橋区の最北端の駅でもある。

元々、三田線(当時は都営6号線)は高島平駅(当時は志村駅)から東武東上線和光市駅(計画時は大和町駅〈やまとまちえき〉)に連絡し相互乗り入れをする予定だったため、当駅は東武鉄道が建設する予定であった。しかし、東武百貨店池袋の地盤沈下に繋がるとして都営6号線への乗り入れに反対したことに加え、東武も地理上の位置関係から1972年に営団8号線(現・東京メトロ有楽町線および副都心線)の延伸・相互乗り入れを優先する経営判断を行い、都市交通審議会答申第15号にてその計画が取り消されたことを受け、運輸省(現・国土交通省)の調停により高島平 - 当駅間の免許は1973年4月28日に東武鉄道から東京都交通局に譲渡されたため、東京都によって建設された。

都市交通審議会答申第15号では当駅から埼玉県戸田市・浦和市・大宮市方面に延伸する構想が提示されたが、1985年に撤回され、その後も諸事情により実現に至っていない。詳しくは都営地下鉄三田線#建設経緯を参照のこと。

歴史

[編集]

駅構造

[編集]

相対式ホーム2面2線の高架駅ホームゲートが設置されている。ホームから改札階へは階段エスカレーターエレベーターが設置されている。これらの駅構造は全体的に隣の新高島平駅とよく似ている。

当駅は末端の終着駅であり、電車はすべて三田方面に折り返している。高架は駅西側の国道17号新大宮バイパス手前で途切れており、過走余裕がやや短いため、油圧式の車止めを設置している[3]。なお、過走余裕の更なる確保や大宮方面への延伸も考慮し、高架を新大宮バイパスの先まで延長することも検討されたが、国道の上空占用許可を要することや、延伸計画が困難となったこともあり断念している[3]

三田線はワンマン運転を行っており、発車する際にサイン音が鳴るが、当駅では発車ベル(出発指示合図)の後に鳴る。

のりば

[編集]
番線 路線 行先[4]
1・2 I 都営三田線 目黒MG 東急線方面

(出典:都営地下鉄:駅構内図

利用状況

[編集]

2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員11,687人乗車人員:5,965人、降車人員:5,722人)である[都交 1]

ここ20年は、1日平均乗降人員が概ね12,000人前後で横ばい傾向にある。埼玉県和光市との境界近くに位置し、笹目橋を渡った先に戸田市があるため、和光市や戸田市からの利用者もいる。

近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[5]
年度 1日平均
乗降人員[6]
1日平均
乗車人員[7]
出典
1990年(平成02年) 6,318 [* 1]
1991年(平成03年) 6,702 [* 2]
1992年(平成04年) 6,866 [* 3]
1993年(平成05年) 6,800 [* 4]
1994年(平成06年) 6,797 [* 5]
1995年(平成07年) 6,634 [* 6]
1996年(平成08年) 6,545 [* 7]
1997年(平成09年) 6,512 [* 8]
1998年(平成10年) 6,556 [* 9]
1999年(平成11年) 6,358 [* 10]
2000年(平成12年) 6,315 [* 11]
2001年(平成13年) 6,323 [* 12]
2002年(平成14年) 6,299 [* 13]
2003年(平成15年) 12,054 6,282 [* 14]
2004年(平成16年) 11,999 6,242 [* 15]
2005年(平成17年) 11,996 6,229 [* 16]
2006年(平成18年) 12,109 6,285 [* 17]
2007年(平成19年) 12,211 6,321 [* 18]
2008年(平成20年) 12,086 6,221 [* 19]
2009年(平成21年) 11,988 6,132 [* 20]
2010年(平成22年) 11,993 6,119 [* 21]
2011年(平成23年) 12,048 6,160 [* 22]
2012年(平成24年) 12,147 6,187 [* 23]
2013年(平成25年) 12,159 6,192 [* 24]
2014年(平成26年) 12,250 6,237 [* 25]
2015年(平成27年) 12,498 6,362 [* 26]
2016年(平成28年) 12,732 6,480 [* 27]
2017年(平成29年) 12,914 6,577 [* 28]
2018年(平成30年) 13,397 6,829 [* 29]
2019年(令和元年) 13,606 6,932 [* 30]
2020年(令和02年) [都交 2]10,988 [都交 2]5,604
2021年(令和03年) [都交 3]10,968 [都交 3]5,599
2022年(令和04年) [都交 1]11,687 [都交 1]5,965

駅周辺

[編集]

バス路線

[編集]

国際興業バス練馬営業所)が運行している。以下の2つの停留所が当駅より利用できる。

  • 西高島平駅 - 駅前の高島通り沿いに設置されている。
    • 高01 - 高島平操車場行/成増駅北口行
  • 笹目橋 - 駅の西方、笹目通り沿いに設置されている。
    • 増14 - 成増駅北口行/下笹目行 朝夕のみ運行

隣の駅

[編集]
東京都交通局(都営地下鉄)
I 都営三田線
新高島平駅 (I 26) - 西高島平駅 (I 27)

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b 東京地下鉄 公式サイトから抽出(2019年5月26日閲覧)
  2. ^ PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200501075147/https://www.tokyu.co.jp/file/061221_1.pdf2020年5月6日閲覧 
  3. ^ a b 篠原力『今だから話せる都営地下鉄の秘密』洋泉社、2011年10月6日、164-165頁。ISBN 9784862487698 
  4. ^ 西高島平 時刻表”. 東京都交通局. 2023年6月4日閲覧。
  5. ^ 板橋区の統計 - 板橋区
  6. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  7. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
東京都統計年鑑
東京都交通局 各駅乗降人員
  1. ^ a b c d 各駅乗降人員一覧|東京都交通局”. 東京都交通局. 2022年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。
  2. ^ a b 各駅乗降人員一覧|東京都交通局”. 東京都交通局. 2021年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。
  3. ^ a b 各駅乗降人員一覧|東京都交通局”. 東京都交通局. 2022年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]