西高島平駅
西高島平駅 | |
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駅全景(西側より、2020年3月21日) | |
にしたかしまだいら Nishi-takashimadaira | |
◄I 26 新高島平 (0.8 km) | |
所在地 | 東京都板橋区高島平六丁目1 |
駅番号 | I27[1] |
所属事業者 | 東京都交通局(都営地下鉄) |
所属路線 | ●[1]三田線 |
キロ程 | 26.5 km(目黒起点) |
電報略号 | 西高(駅名略称) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[都交 1]11,687人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1976年(昭和51年)5月6日 |
備考 | 直営駅 |
西高島平駅(にしたかしまだいらえき)は、東京都板橋区高島平六丁目にある、東京都交通局(都営地下鉄)三田線の駅である。駅番号はI 27。三田線の終着駅。
概要
[編集]現駅名は高島平駅より西にあるために付けられた。東武免許時代での計画中の仮名称は三園町駅(みそのちょうえき)、都営地下鉄免許移管後は笹目橋駅(ささめばしえき)。両者とも、高島平X丁目という駅名も検討されていた。都営地下鉄並びに東京の地下鉄で最北端に位置する駅である。また、板橋区の最北端の駅でもある。
元々、三田線(当時は都営6号線)は高島平駅(当時は志村駅)から東武東上線の和光市駅(計画時は大和町駅〈やまとまちえき〉)に連絡し相互乗り入れをする予定だったため、当駅は東武鉄道が建設する予定であった。しかし、東武百貨店が池袋の地盤沈下に繋がるとして都営6号線への乗り入れに反対したことに加え、東武も地理上の位置関係から1972年に営団8号線(現・東京メトロ有楽町線および副都心線)の延伸・相互乗り入れを優先する経営判断を行い、都市交通審議会答申第15号にてその計画が取り消されたことを受け、運輸省(現・国土交通省)の調停により高島平 - 当駅間の免許は1973年4月28日に東武鉄道から東京都交通局に譲渡されたため、東京都によって建設された。
都市交通審議会答申第15号では当駅から埼玉県戸田市・浦和市・大宮市方面に延伸する構想が提示されたが、1985年に撤回され、その後も諸事情により実現に至っていない。詳しくは都営地下鉄三田線#建設経緯を参照のこと。
歴史
[編集]- 1976年(昭和51年)5月6日:都営地下鉄6号線の駅として延伸開業。都営地下鉄初めての自動改札機が試験設置される。
- 1978年(昭和53年)7月1日:6号線を三田線に改称。
- 2007年(平成19年)
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線の高架駅。ホームゲートが設置されている。ホームから改札階へは階段とエスカレーター、エレベーターが設置されている。これらの駅構造は全体的に隣の新高島平駅とよく似ている。
当駅は末端の終着駅であり、電車はすべて三田方面に折り返している。高架は駅西側の国道17号新大宮バイパス手前で途切れており、過走余裕がやや短いため、油圧式の車止めを設置している[3]。なお、過走余裕の更なる確保や大宮方面への延伸も考慮し、高架を新大宮バイパスの先まで延長することも検討されたが、国道の上空占用許可を要することや、延伸計画が困難となったこともあり断念している[3]。
三田線はワンマン運転を行っており、発車する際にサイン音が鳴るが、当駅では発車ベル(出発指示合図)の後に鳴る。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 行先[4] |
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1・2 | 都営三田線 | 目黒・ 東急線方面 |
(出典:都営地下鉄:駅構内図)
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切符券売機と改札口(2021年5月)
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ホーム(2016年6月)
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線路終端付近(2007年2月)
利用状況
[編集]2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員は11,687人(乗車人員:5,965人、降車人員:5,722人)である[都交 1]。
ここ20年は、1日平均乗降人員が概ね12,000人前後で横ばい傾向にある。埼玉県和光市との境界近くに位置し、笹目橋を渡った先に戸田市があるため、和光市や戸田市からの利用者もいる。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[6] |
1日平均 乗車人員[7] |
出典 |
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1990年(平成 | 2年)6,318 | [* 1] | |
1991年(平成 | 3年)6,702 | [* 2] | |
1992年(平成 | 4年)6,866 | [* 3] | |
1993年(平成 | 5年)6,800 | [* 4] | |
1994年(平成 | 6年)6,797 | [* 5] | |
1995年(平成 | 7年)6,634 | [* 6] | |
1996年(平成 | 8年)6,545 | [* 7] | |
1997年(平成 | 9年)6,512 | [* 8] | |
1998年(平成10年) | 6,556 | [* 9] | |
1999年(平成11年) | 6,358 | [* 10] | |
2000年(平成12年) | 6,315 | [* 11] | |
2001年(平成13年) | 6,323 | [* 12] | |
2002年(平成14年) | 6,299 | [* 13] | |
2003年(平成15年) | 12,054 | 6,282 | [* 14] |
2004年(平成16年) | 11,999 | 6,242 | [* 15] |
2005年(平成17年) | 11,996 | 6,229 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 12,109 | 6,285 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 12,211 | 6,321 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 12,086 | 6,221 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 11,988 | 6,132 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 11,993 | 6,119 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 12,048 | 6,160 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 12,147 | 6,187 | [* 23] |
2013年(平成25年) | 12,159 | 6,192 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 12,250 | 6,237 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 12,498 | 6,362 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 12,732 | 6,480 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 12,914 | 6,577 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 13,397 | 6,829 | [* 29] |
2019年(令和元年) | 13,606 | 6,932 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[都交 2]10,988 | [都交 2]5,604 | |
2021年(令和 | 3年)[都交 3]10,968 | [都交 3]5,599 | |
2022年(令和 | 4年)[都交 1]11,687 | [都交 1]5,965 |
駅周辺
[編集]- 高島陸橋 - 駅前(駅を出てすぐ右手)にある。
- 首都高速5号池袋線
- 笹目橋 - 荒川・新河岸川
- 板橋トラックターミナル・東京都中央卸売市場板橋市場 - 駅北側
- 東京都水道局三園浄水場 - 駅北西側
- レインボーモータースクール(自動車教習所) - 駅西側
- 成増厚生病院
- 乗蓮寺(東京大仏)
- 板橋区立美術館
- 赤塚城址公園
- 赤塚植物園
バス路線
[編集]国際興業バス(練馬営業所)が運行している。以下の2つの停留所が当駅より利用できる。
- 西高島平駅 - 駅前の高島通り沿いに設置されている。
- 高01 - 高島平操車場行/成増駅北口行
- 笹目橋 - 駅の西方、笹目通り沿いに設置されている。
- 増14 - 成増駅北口行/下笹目行 朝夕のみ運行
隣の駅
[編集]- 東京都交通局(都営地下鉄)
- 都営三田線
- 新高島平駅 (I 26) - 西高島平駅 (I 27)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b 東京地下鉄 公式サイトから抽出(2019年5月26日閲覧)
- ^ 『PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブ 。2020年5月6日閲覧。
- ^ a b 篠原力『今だから話せる都営地下鉄の秘密』洋泉社、2011年10月6日、164-165頁。ISBN 9784862487698。
- ^ “西高島平 時刻表”. 東京都交通局. 2023年6月4日閲覧。
- ^ 板橋区の統計 - 板橋区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
- 東京都交通局 各駅乗降人員
- ^ a b c d “各駅乗降人員一覧|東京都交通局”. 東京都交通局. 2022年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。
- ^ a b “各駅乗降人員一覧|東京都交通局”. 東京都交通局. 2021年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。
- ^ a b “各駅乗降人員一覧|東京都交通局”. 東京都交通局. 2022年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。