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「京成杯オータムハンデキャップ」の版間の差分

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|style="text-align: center;"|第2回||1957年9月8日||中山||1800m||タメトモ||牡4||1:53.1||[[野平祐二]]||[[土田順三]]||[[佐藤順吉]]
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2020年9月14日 (月) 23:06時点における版

京成杯オータムハンデキャップ
開催国 日本の旗 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 中山競馬場
創設 1956年9月9日
2020年の情報
距離 芝1600m
格付け GIII
賞金 1着賞金3900万円
出走条件 サラ系3歳以上(国際)(特指)
負担重量 ハンデキャップ
出典 [1][2]
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京成杯オータムハンデキャップ(けいせいはいオータムハンデキャップ)は、日本中央競馬会 (JRA) が中山競馬場で施行する中央競馬重賞競走GIII)である。

競走名の「京成」は、寄贈賞の提供を受けている京成電鉄に由来している[3]

正賞は京成電鉄株式会社賞[1][2]

概要

1956年に創設された、4歳(現3歳)以上の競走馬による重賞競走[4]。競走名は創設当初「オータムハンデキャップ」とされていたが、1959年より「京王杯オータムハンデキャップ」に改称。1998年より「京成杯オータムハンデキャップ」に改称され、現在に至っている[4][注 1]

施行距離は当初東京競馬場の芝1600mで、1963年から芝1800mへ変更。その後施行場・距離は幾度かの変更を経て、1980年以降は中山競馬場での施行が定着。1984年から現行の芝1600m(外回り)に変更された[4]。1994年から外国産馬が、1998年から地方競馬所属馬がそれぞれ出走可能になり[5]、2006年からは外国馬も出走可能になった[6]

2012年からサマーマイルシリーズの最終戦に指定された[4]。本競走の優勝馬からは、2014年のクラレントと2017年のグランシルク、2020年のトロワゼトワルがシリーズチャンピオンになった[7]

競走条件

以下の内容は、2020年現在[1][2][8]のもの。 出走資格:サラ系3歳以上

  • 2019年9月7日以降2020年9月6日まで1回以上出走馬(未出走馬、未勝利馬を除く)
  • JRA所属馬
  • 地方競馬所属馬(認定馬のみ、2頭まで)
  • 外国調教馬(8頭まで、優先出走)

負担重量:ハンデキャップ

賞金

2020年の1着賞金は3900万円で、以下2着1600万円、3着980万円、4着590万円、5着390万円[1][2]

歴史

  • 1956年 - 4歳以上の競走馬による重賞競走として「オータムハンデキャップ」の名称で創設、東京競馬場・芝1600mで施行[4]
  • 1959年 - 競走名を「京王杯オータムハンデキャップ」に変更[4]
  • 1984年 - グレード制施行によりGIII[注 2]に格付け。
  • 1994年 - 混合競走に指定、外国産馬の出走が可能になる[5]
  • 1998年
    • 競走名を「京成杯オータムハンデキャップ」に変更[4]
    • 特別指定交流競走に指定され、地方所属馬が2頭まで出走可能となる[5]
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「3歳以上」に変更。
  • 2006年 - 国際競走に変更され、外国調教馬が4頭まで出走可能となる[6]
  • 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が8頭に拡大[9]
  • 2012年 - サマーマイルシリーズの最終戦に組み込まれる[4]
  • 2020年 - 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、「無観客競馬」として実施[10]

歴代優勝馬

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

コース種別を表記していない距離は、芝コースを表す。

回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1956年9月9日 東京 1600m ヒガシテラオー 牝3 1:36.2 高橋英夫 大久保房松 坂本清五郎
第2回 1957年9月8日 中山 1800m タメトモ 牡4 1:53.1 野平祐二 土田順三 佐藤順吉
第3回 1958年9月7日 東京 1600m トパーズ 牡4 1:36.4 山岡忞 中村広 ロベール・グラシアニ
第4回 1959年9月6日 東京 1600m ハククラマ 牡3 1:35.9 保田隆芳 尾形藤吉 西博
第5回 1960年9月4日 東京 1600m ヤマトノハナ 牝4 1:35.8 野平祐二 稲葉幸夫 門井鍋四郎
第6回 1961年9月3日 東京 ダート1600m スターロツチ 牝4 1:40.2 高松三太 勝又忠 藤井金次郎
第7回 1962年9月2日 東京 1600m アサユキ 牝3 1:36.5 野平祐二 佐々木猛 手塚栄一
第8回 1963年9月8日 東京 1800m トキクイン 牝5 1:49.7 古山良司 稲葉幸夫 浅生山正夫
第9回 1964年9月6日 中山 1800m ハヤトオー 牡4 1:50.0 伊藤竹男 古賀嘉蔵 梅野栄
第10回 1965年10月24日 東京 1800m ソウリユウ 牝3 1:49.0 保田隆芳 尾形藤吉 草柳留三
第11回 1966年9月18日 東京 1800m ハマテツソ 牡4 1:53.3 中神輝一郎 松山吉三郎 溝本儀三男
第12回 1967年9月10日 中山 1800m スピードキング 牡5 1:48.7 増沢末夫 松永光雄 相良キヨ
第13回 1968年9月1日 東京 1800m スイートフラツグ 牝4 1:50.0 野平祐二 野平省三 和田共弘
第14回 1969年8月31日 東京 ダート1700m ライトワールド 牡4 1:43.8 吉永正人 三井末太郎 渡辺光一
第15回 1970年8月23日 中山 1800m クリシバ 牡3 1:49.2 郷原洋行 吉野勇 栗林友二
第16回 1971年8月29日 中山 1800m パールトン 牡4 1:48.0 増沢末夫 鈴木勝太郎 酒井登
第17回 1972年9月3日 中山 1800m トーヨーアサヒ 牡3 1:49.2 樋口弘 古山良司 (有)トーヨークラブ
第18回 1973年9月16日 中山 1800m ラファール 牝5 1:49.3 中島啓之 奥平真治 高木美典
第19回 1974年9月8日 東京 1800m スガノホマレ 牡5 1:46.5 野平祐二 秋山史郎 菅原光太郎
第20回 1975年9月7日 中山 1800m ナスノチグサ 牝5 1:47.4 嶋田功 稲葉幸夫 那須野牧場
第21回 1976年9月12日 東京 1800m ライバフット 牡3 1:48.0 中島啓之 奥平真治 鈴木勇太郎
第22回 1977年9月11日 東京 1800m カシュウチカラ 牡4 1:48.0 出口明見 矢倉玉男 吉田権三郎
第23回 1978年9月10日 東京 1800m カールスバット 牡4 1:47.2 中島啓之 奥平真治 (有)ハイランド牧場
第24回 1979年9月9日 東京 1800m ビンゴガルー 牡3 1:47.4 小島太 久保田彦之 (有)芦屋
第25回 1980年9月7日 中山 1800m サクラシンゲキ 牡3 1:47.6 小島太 境勝太郎 (株)さくらコマース
第26回 1981年9月6日 中山 1800m サクラシンゲキ 牡4 1:48.4 小島太 境勝太郎 (株)さくらコマース
第27回 1982年9月12日 中山 1800m ジュウジアロー 牝5 1:53.2 蛯沢誠治 加藤修甫 岡田充司
第28回 1983年9月11日 中山 1800m キヨヒダカ 牡5 1:47.6 蛯沢誠治 森安弘昭 清峯隆
第29回 1984年9月9日 中山 1600m ヨシノエデン 牡4 1:32.9 増沢末夫 鈴木康弘 醍醐ホース(株)
第30回 1985年9月8日 中山 1600m エルプス 牝3 1:33.0 木藤隆行 久恒久夫 小畑安雄
第31回 1986年9月7日 中山 1600m アイランドゴッテス 牝4 1:34.6 増沢末夫 野平富久 嶋村二三男
第32回 1987年9月13日 中山 1600m ダイナアクトレス 牝4 1:32.2 岡部幸雄 矢野進 (有)社台レースホース
第33回 1988年9月11日 新潟 1600m ホクトヘリオス 牡4 1:34.1 柴田善臣 中野隆良 金森森商事(株)
第34回 1989年9月10日 中山 1600m マティリアル 牡5 1:33.6 岡部幸雄 田中和夫 和田共弘
第35回 1990年9月9日 中山 1600m オラトリオ 牡4 1:33.0 田中勝春 大久保洋吉 大原詔宏
第36回 1991年9月8日 中山 1600m バリエンテー 牡5 1:33.7 杉浦宏昭 二本柳俊一 横山秀男
第37回 1992年9月13日 中山 1600m トシグリーン 牡5 1:32.8 上村洋行 柳田次男 上村孝輝
第38回 1993年9月12日 中山 1600m マイスタージンガー 牡4 1:33.7 蛯名正義 前田禎 山崎淨
第39回 1994年9月11日 中山 1600m サクラチトセオー 牡4 1:32.1 的場均 境勝太郎 (株)さくらコマース
第40回 1995年9月10日 中山 1600m ドージマムテキ 牡5 1:32.7 柴田善臣 森秀行 堂島和夫
第41回 1996年9月8日 中山 1600m クラウンシチー 牡6 1:35.0 柴田善臣 奥平真治 (株)友駿ホースクラブ
第42回 1997年9月7日 中山 1600m クロカミ 牝4 1:33.8 岡部幸雄 松山康久 溝本儀三男
第43回 1998年9月13日 中山 1600m シンコウスプレンダ 牡4 1:32.7 横山典弘 古賀史生 安田修
第44回 1999年9月12日 中山 1600m サンライズアトラス 牡5 1:32.8 安田康彦 安田伊佐夫 (株)松岡
第45回 2000年9月10日 中山 1600m シンボリインディ 牡4 1:34.5 岡部幸雄 藤沢和雄 シンボリ牧場
第46回 2001年9月9日 中山 1600m ゼンノエルシド 牡4 1:31.5 横山典弘 藤沢和雄 大迫忍
第47回 2002年9月8日 新潟 1600m ブレイクタイム 牡5 1:31.9 松永幹夫 山本正司 (有)ノースヒルズマネジメント
第48回 2003年9月14日 中山 1600m ブレイクタイム 牡6 1:33.9 松永幹夫 山本正司 (有)ノースヒルズマネジメント
第49回 2004年9月12日 中山 1600m マイネルモルゲン 牡4 1:32.8 後藤浩輝 堀井雅広 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第50回 2005年9月11日 中山 1600m マイネルモルゲン 牡5 1:33.3 柴田善臣 堀井雅広 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第51回 2006年9月10日 中山 1600m ステキシンスケクン 牡3 1:32.0 後藤浩輝 森秀行 榮義則
第52回 2007年9月9日 中山 1600m キングストレイル 牡5 1:32.6 田中勝春 藤沢和雄 (有)サンデーレーシング
第53回 2008年9月14日 中山 1600m キストゥヘヴン 牝5 1:32.1 藤田伸二 戸田博文 吉田和子
第54回 2009年9月13日 中山 1600m ザレマ 牝5 1:32.1 内田博幸 音無秀孝 吉田照哉
第55回 2010年9月12日 中山 1600m ファイアーフロート 牡4 1:32.8 津村明秀 小笠倫弘 臼田浩義
第56回 2011年9月11日 中山 1600m フィフスペトル 牡5 1:31.9 横山典弘 加藤征弘 (有)キャロットファーム
第57回 2012年9月9日 中山 1600m レオアクティブ 牡3 1:30.7 横山典弘 杉浦宏昭 田中博之
第58回 2013年9月8日 中山 1600m エクセラントカーヴ 牝4 1:31.8 戸崎圭太 堀宣行 吉田照哉
第59回 2014年9月14日 新潟 1600m クラレント 牡5 1:33.3 田辺裕信 橋口弘次郎 前田晋二
第60回 2015年9月13日 中山 1600m フラアンジェリコ 牡7 1:33.3 田辺裕信 斎藤誠 (有)サンデーレーシング
第61回 2016年9月11日 中山 1600m ロードクエスト 牡3 1:33.0 池添謙一 小島茂之 (株)ロードホースクラブ
第62回 2017年9月10日 中山 1600m グランシルク 牡5 1:31.6 田辺裕信 戸田博文 (有)シルクレーシング
第63回 2018年9月9日 中山 1600m ミッキーグローリー 牡5 1:32.4 C.ルメール 国枝栄 野田みづき
第64回 2019年9月8日 中山 1600m トロワゼトワル 牝4 1:30.3 横山典弘 安田隆行 (有)社台レースホース
第65回 2020年9月13日 中山 1600m トロワゼトワル 牝5 1:33.9 横山典弘 安田隆行 (有)社台レースホース

脚注・出典

参考文献

  • 「京成杯オータムハンデキャップ(GIII)」『中央競馬全重賞競走成績集 【古馬関東編】』日本中央競馬会、2006年、1347-1412頁。 

注釈

  1. ^ 同時に京成杯3歳ステークスが京王杯3歳ステークスに改称
  2. ^ 当時の格付表記は、JRAの独自グレード。

出典

  1. ^ a b c d 令和2年第4回中山競馬番組” (PDF). 日本中央競馬会. 2020年9月6日閲覧。
  2. ^ a b c d 重賞競走一覧(レース別・関東)” (PDF). 日本中央競馬会. p. 33 (2017年). 2020年9月6日閲覧。
  3. ^ 2020年度第4回中山競馬特別レース解説” (PDF). 日本中央競馬会. p. 2 (2020年). 2020年9月6日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h レースについて:京成杯オータムハンデキャップ 今週の注目レース”. 日本中央競馬会. 2020年9月6日閲覧。
  5. ^ a b c 中央競馬全重賞成績集【古馬関東編】
  6. ^ a b 第4回 中山競馬成績集計表” (PDF). 日本中央競馬会. pp. 2872-2873. 2016年9月12日閲覧。(索引番号:26023)
  7. ^ 2014年サマーシリーズポイントランキング”. 日本中央競馬会. 2015年9月7日閲覧。
  8. ^ 中央競馬指定交流競走に出走する地方競馬所属馬の決定方法(令和2年秋季競馬)” (PDF). 日本中央競馬会. 2020年9月6日閲覧。
  9. ^ 第4回 中山競馬成績集計表” (PDF). 日本中央競馬会. pp. 2760-2761. 2016年9月12日閲覧。(索引番号:26023)
  10. ^ 9月12日(土曜)から10月4日(日曜)までの中央競馬の開催等”. 日本中央競馬会 (2020年8月27日). 2020年9月6日閲覧。

各回競走結果の出典

外部リンク