「AirPods」の版間の差分
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本体には明るさを検知する光学センサーを搭載しており、本体が耳から外れると音楽の再生が停止し、再び装着すると音楽が再開する機能もある<ref name="TK" />。さらにAirPodsを装着中は左右どちらかをダブルタップすることでSiriを起動することが可能である。なお、第二世代の場合「Hey,Siri」でもSiriを起動できる。この機能はiOS11により拡張され、Siri以外の機能(再生/一時停止、次のトラック、前のトラック)を選択できるようになり、左右で異なる機能を割り当てる事が可能になった。 |
本体には明るさを検知する光学センサーを搭載しており、本体が耳から外れると音楽の再生が停止し、再び装着すると音楽が再開する機能もある<ref name="TK" />。さらにAirPodsを装着中は左右どちらかをダブルタップすることでSiriを起動することが可能である。なお、第二世代の場合「Hey,Siri」でもSiriを起動できる。この機能はiOS11により拡張され、Siri以外の機能(再生/一時停止、次のトラック、前のトラック)を選択できるようになり、左右で異なる機能を割り当てる事が可能になった。 |
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また、対応コーデックは[[SBC]]と[[AAC]]で、[[aptX]]やLDACには対応しないなど機能が一部制限されるが、2017年以降に発売された[[ウォークマン]]や[[Android]]端末などの製品でもBluetoothの[[Advanced Audio Distribution Profile|A2DP]]に対応している製品なら接続可能である(公式サポートでも他社製品と接続可能な旨は明記されている |
また、対応コーデックは[[SBC]]と[[AAC]]で、[[aptX]]やLDACには対応しないなど機能が一部制限されるが、2017年以降に発売された[[ウォークマン]]や[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]端末などの製品でもBluetoothの[[Advanced Audio Distribution Profile|A2DP]]に対応している製品なら接続可能である(公式サポートでも他社製品と接続可能な旨は明記されている |
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<ref>[https://support.apple.com/ja-jp/HT207010 AirPods を使う] - Apple サポート</ref>)。 |
<ref>[https://support.apple.com/ja-jp/HT207010 AirPods を使う] - Apple サポート</ref>)。 |
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ただし、ウォークマンについては、2017年以前に発売されたモデルに接続すると、音量が変更できない場合があるので注意が必要である。 |
ただし、ウォークマンについては、2017年以前に発売されたモデルに接続すると、音量が変更できない場合があるので注意が必要である。 |
2020年9月6日 (日) 09:07時点における版
開発元 | アップル |
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製造元 | フォックスコン |
姉妹機種 | EarPods |
種別 | ワイヤレスイヤフォン |
発売日 |
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販売終了日 | 第1世代: 2019年3月20日 |
SoC |
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外部接続 |
AirPods (左右各) Bluetooth Charging Case Lightningコネクタ Qi (Wireless Charging Case) |
現在のファームウェア | 2D27 (2020年8月)[1] |
サイズ |
AirPods (左右各) 16.5 x 18.0 x 40.5 mm Charging Case 44.3 x 21.3 x 53.5 mm |
重量 |
AirPods (左右各) 4 g Charging Case 38 g |
ウェブサイト | www.apple.com/jp/airpods/ |
AirPods(エアーポッズ、エアポッズ)は、アップルが開発・製造・販売するワイヤレス方式のマイク付きイヤフォン。
概要
2016年9月7日の新製品発表会で、iPhone 7と共に発表された[2]。
当初は2016年10月下旬の発売予定が技術面の問題から延期されていたが[2]、同年12月13日に販売を開始。非常に人気があり、アップル公式オンラインストアであるApple Storeでは、2017年1月時点で配送まで6週間待ちになるなど品薄状態になった[3]。AirPodsの販売数は公表されていないが、アップルCEOのティム・クックは「英語: runaway success(手に負えないほどの成功)」と表現した[3]。
調査会社Slice Intelligenceが2017年1月11日に発表した調査結果によると、2016年12月中にアメリカでオンライン販売されたワイヤレスヘッドホンのシェア26.0%をAirPodsが獲得しており、シェア1位に躍り出たとしている[4]。
調査会社NPDは、AirPodsの立ち上げ成功によってアップルはワイヤレスオーディオ機器の市場においてビーツ・エレクトロニクスとボーズに並ぶ存在感を発揮するブランドになる可能性も指摘しており[3]、2017年1月から7月までに米国内で販売された左右分離形のワイヤレスイヤフォン計90万セットのうち、85%をAirPodsが占めていると発表しており、アップルが独占状態であると報じた[5]。
2017年9月12日(太平洋夏時間)に行われたアップルのスペシャルイベントでは、新発表されたQiワイヤレス充電対応のワイヤレス充電器AirPowerに対応する、AirPodsのワイヤレス充電ケースがスニークプレビューされ[6]、2019年3月20日(日本時間)で正式発表、次週に販売が開始された[7]。
なお、ワイヤレス充電ケース単体の箱には、AirPowerのイラストが描かれている[8]が、AirPowerの開発は中止された[9]。
2019年3月には、「Hey,Siri」の呼び出しに対応したAirPods(第二世代)が登場した[10]。
なお、第一世代と第二世代の同じケースでの充電はできない[11]。
2019年10月28日には、新しいデザインでアクティブノイズキャンセリング機能を採用したAirPods Proを発表し、同月30日に販売を開始した。
特徴
AirPodsと機器との通信は無線通信規格Bluetoothを用いて行う。初回のペアリングはBluetoothがオンになっている対象のデバイスにAirPodsを近づけた状態でケースの蓋を開け、画面に表示されるポップアップをタップすることで完了し、ペアリング以後はケースの蓋を開けるだけでデバイスと接続される。また、iCloud上で情報を共有することにより、Apple製デバイス間での接続の切り替えを容易にしている。
AirPods本体は左右で分かれており、EarPodsからコードを取り払って太くしたような形状をしている。双方にマイクやセンサー、バッテリーが内蔵されており、先端部には充電用の接点がある[12]。この左右で分かれている特徴を生かして、片方だけを利用したり他の人と分け合うことも可能になっている。
また、iPhoneとBluetooth接続した際、iPhoneがインターネットに接続されていれば、ソフトウェアアップデートが実行される事がある。ソフトウェアアップデートを通じてバグ訂正等も可能な仕様となっている。
本体の充電は付属の充電ケースに装着することで行われる。ケースに本体を装着した状態でLightningケーブルを接続するか、対応している場合はワイヤレス充電スタンドに置くことで、ケース・本体双方の充電が可能なほか、ケースを充電していないときは、ケースのバッテリーから本体を充電することが可能となっている[12]。本体のバッテリーだけで5時間、ケースも使用すると24時間以上使用できるとされており、付属のケースで4回以上フル充電可能な計算になる。また、15分の充電で3時間の再生が可能となる急速充電にも対応している。ただし、Lightningコネクタと繋ぐことができるのは充電器のみである。
本体には明るさを検知する光学センサーを搭載しており、本体が耳から外れると音楽の再生が停止し、再び装着すると音楽が再開する機能もある[12]。さらにAirPodsを装着中は左右どちらかをダブルタップすることでSiriを起動することが可能である。なお、第二世代の場合「Hey,Siri」でもSiriを起動できる。この機能はiOS11により拡張され、Siri以外の機能(再生/一時停止、次のトラック、前のトラック)を選択できるようになり、左右で異なる機能を割り当てる事が可能になった。
また、対応コーデックはSBCとAACで、aptXやLDACには対応しないなど機能が一部制限されるが、2017年以降に発売されたウォークマンやAndroid端末などの製品でもBluetoothのA2DPに対応している製品なら接続可能である(公式サポートでも他社製品と接続可能な旨は明記されている [13])。 ただし、ウォークマンについては、2017年以前に発売されたモデルに接続すると、音量が変更できない場合があるので注意が必要である。
AirPods Pro
2019年10月28日、アクティブノイズキャンセリング機能を特徴とする新しいデザインのAirPods Pro[14]が発表された[15]。
AirPodsのようなオープン型ではなく、カナル型(厳密には異なり、AirPods Proの公式な説明には一切ない[14])に変更されている。ノイズキャンセリングモードでは外向きと内向きの2つのマイクロフォンで音を毎秒200回分析しノイズを除去する。また、外部音取り込みモードでは、適度にノイズキャンセルをしつつマイクロフォンで拾った周囲の音を自然に聞き取れるようになっている。これらのモードはAirPods Pro本体の軸部分にある感圧センサーで切り替えることができ、感圧センサーでは曲の再生、一時停止、スキップなどもできる。
イヤーチップはシリコン製で、3種類(S・M・L)が同梱されている。独特の構造をしており、一般的なカナル型イヤホンに使われるものとは互換性がない。2020年4月からApple Store (オンライン)での単品販売が開始された。 [16]
ノイズキャンセリングモードをオンにすると4時間半の音楽の再生ができ、ケースを使用すると24時間以上の再生が可能である。[17]
2020年6月22日、iOS14でドルビーアトモスなどの機能を追加することを発表[18]。
脚注
出典
- ^ “iOS: How to Check Your AirPods Firmware Version”. The Mac Observer (22 January 2018). 31 August 2018時点のオリジナルよりアーカイブ。31 August 2018閲覧。 “The latest AirPods firmware version [as of January 2018] is 3.7.2.”
- ^ a b “iPhone7向け無線イヤホン出荷延期へ 米報道”. 日本経済新聞 (2016年10月27日). 2016年10月29日閲覧。
- ^ a b c “善戦する「AirPods」が決定付けたワイヤレスオーディオ市場”. ITpro(日経BP) (2017年1月25日). 2017年2月7日閲覧。
- ^ “Appleの「AirPods」、ワイヤレスヘッドホンのオンライン販売で首位に”. ITpro(日経BP) (2017年1月13日). 2017年2月7日閲覧。
- ^ “Appleの「AirPods」、完全無線イヤフォン市場を圧倒──NPD調べ”. ITmedia (2017年9月4日). 2017年9月21日閲覧。
- ^ “Apple、ワイヤレス充電対応AirPodsをスニークプレビュー”. ITmedia (2017年9月14日). 2017年9月21日閲覧。
- ^ “AirPods、世界で最も人気のあるワイヤレスヘッドフォンがいっそう快適に”. Apple Newsroom. 2019年5月15日閲覧。
- ^ Tane, Kiyoshi. “ワイヤレス充電マットAirPower画像、AirPods用ワイヤレス充電ケースの箱に掲載。やはり3月中に発売? - Engadget Japanese”. Engadget JP. 2019年4月13日閲覧。
- ^ “Apple、ワイヤレス充電マットAirPowerの開発中止を発表”. iPhone Mania (2019年3月29日). 2019年4月13日閲覧。
- ^ “AirPods”. Apple(日本). 2019年4月13日閲覧。
- ^ “【実験】AirPodsの新旧世代、充電ケースの互換性は?左右混ぜるとどうなる?”. iPhone Mania (2019年3月30日). 2019年4月13日閲覧。
- ^ a b c “左右分離イヤホン「AirPods」が"買い"のワケ”. 東洋経済オンライン (2016年9月13日). 2016年10月29日閲覧。
- ^ AirPods を使う - Apple サポート
- ^ a b “AirPods Pro”. Apple(日本). 2019年10月29日閲覧。
- ^ “Apple、新しいAirPods Proを発表、販売は10月30日から”. Apple Newsroom. 2019年10月29日閲覧。
- ^ AirPods Proイヤーチップ、公式オンラインで販売開始。修理サポートページでの手続きが不要に (2020年4月16日) 2020年8月29日閲覧。
- ^ AirPods Pro-仕様 Apple(日本) 2020年8月28日閲覧。
- ^ “アップル、AirPods Proで“空間オーディオ”。頭を動かしてもサラウンド空間維持”. -AV Watch. 2020年6月23日閲覧。