9.7インチiPad Pro
Smart Keyboardを装着した9.7インチiPad Pro | |
開発元 | Apple |
---|---|
製造元 | FOXCONN |
種別 | タブレット (コンピュータ) |
世代 | 第1世代 |
発売日 | 2016年3月31日 |
販売終了日 | 2017年6月5日 |
OS | iOS 9.3(初期搭載)→iPadOS 16.7.10(iPadOS 17は非対応) |
SoC | Apple A9X system-on-a-chip 2コア 2.35GHz 64ビットアーキテクチャ |
メモリ | 2GB (LPDDR4) |
ストレージ |
フラッシュメモリ 32, 128, 256GB |
ディスプレイ | 画面解像度:2048×1536px(264ppi)、4:3アスペクト比、LEDバックライト IPS LCD display 広色域、True Toneディスプレイ |
グラフィック | PowerVR Series 7XT系統12コア |
サウンド | 内蔵ステレオスピーカー、3.5mmヘッドホンジャック |
入力機器 | マルチタッチタッチスクリーンディスプレイ、ヘッドセットコントロール、近接センサーとローキー照明センサー、3軸加速度計、デジタルコンパス[1] |
コントローラ入力 | マルチタッチ、Apple Pencil |
デジタルカメラ |
バックカメラ:4Kビデオ撮影(2160p、最大30fps、) HDビデオ撮影(1080p、最大60fps、オーディオ入り、1080pで120fps、720pでは240fpsのスローモーション撮影対応)静止画(5倍デジタルズーム、画素数は800万画素、バーストモード対応) フロントカメラ:HDビデオ撮影(720p、最大30fps、オーディオ入り)静止画(120万画素) |
外部接続 |
Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac、MIMO対応) Bluetooth 4.2 USB 2.0/lightningコネクタ Wi-Fi+Cellularモデルは以下も含む: UMTS(W-CDMA)/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA (850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz) GSM/EDGE(850, 900, 1800, 1900MHz) CDMA EV-DO Rev. A/Rev. B(800, 1900MHz) LTE(Bands 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 13, 17, 18, 19, 20, 25, 26, 28, 29, 38, 39, 40, 41) ※データのみ[1] |
電源 |
27.5Whリチャージャブルリチウムポリマーバッテリー 最長10時間のバッテリー駆動 |
オンラインサービス | iTunes Store, App Store, iCloud, iBookstore, Safari, Game Center, Photo Booth |
サイズ |
240mm(h) 169.5mm(w) 6.1mm(d) |
重量 |
Wi-Fiモデル:437g Wi-Fi+Cellularモデル:444g |
前世代ハード | iPad Air 2 |
次世代ハード | 10.5インチiPad Pro |
関連商品 | iPod touch, iPhone, iPad |
ウェブサイト | https://support.apple.com/kb/SP739?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP |
9.7インチiPad Pro(9.7インチアイパッド プロ)はAppleが開発、販売したタブレット型コンピュータである。iPadシリーズにおける最上位モデルとなっている。
概要
[編集]2016年3月21日午前10時(日本時間の3月22日午前2時)にカリフォルニア州クパチーノの本社キャンパスで開催されたAppleのスペシャルイベント「Let us loop you in.」にてiPhone SEと共に発表された。[2]。
従来までのiPad Air 2の実質的な後継モデルとなり、Air 2のサイズの中に12.9インチモデルと同等スペックの機能を搭載、下述のオプションへの対応やユニボディ一体形の4つのスピーカーを搭載している。ストレージ容量は32GB、128GB、256GBを用意、カラーバリエーションはシルバー、ゴールド、スペースグレイに加え、iPhone 6sで追加されたローズゴールドが加わった4色となっている。
iPad Air 2や先行した12.9インチモデルよりも機能が向上しており、ディスプレイは従来よりも最大25%高い彩度を実現した広色域ディスプレイを搭載と同時にICCプロファイルに対応、さらに環境光センサーによって周囲の光に合わせた色温度設定を自動で行う「True Toneディスプレイ」にも対応した。iSightカメラは1200万画素、FaceTimeカメラは500万画素と画素数が上がり、iSightカメラでは4K動画やLive Photos、1080p(120fps)のスローモーション撮影が可能となり、iPadでは初となるTrue ToneフラッシュやFocus Pixelsを搭載、FaceTimeカメラではRetina Flashに対応している[3]。
ただし、9.7インチモデルは前年9月に先行発売した12.9インチモデルと差別化が図られているためか、RAM容量が4GBから2GBへ減量されている。
Wi-Fi+Cellularモデルの通信スペックもLTEの対応バンドが23に増え、LTE-Advancedに対応したことで最大300Mbpsでの通信が可能となる。また、これまで別途用意されていたApple SIMを内蔵しており、既存契約している通信会社のSIMとは別に内蔵SIMで渡航先での短期契約を行うことが可能となった[4]。
当モデルはiPad Air 2とサイズが同じだが、マグネットの配置が異なるため、iPad Air 2用のApple純正Smart Coverを流用することはできない[5]。
2023年6月6日にWWDC23により発表されたiPadOS 17で、iPad (第5世代)/12.9インチiPad Pro (第1世代)と共にサポート対象外となった。
専用オプション
[編集]iPad Proの画面スペックを活かすため、専用のオプションが2つ用意されている。
- Smart Keyboard
- 専用のキーボードで、本体左側にあるSmart Connectorに端子を重ねることで本体から給電され直ちに接続が可能となる。3層構造でキーボード部4ミリ、最薄部3.2ミリの厚さでありながら耐久性のある素材を使用し、スプリング等がなくてもキーの入力もしっかりできるほか、隙間がないため水や汚れへの耐久性も備えている。またこれまでのSmart Cover同様に、持ち運び時のカバーや動画等閲覧時のスタンドとしても使用可能となっている。
- Apple Pencil (第1世代)
- 専用のスタイラス。使用するとiPad Pro側で感知し、秒間240回のスピードで動きをスキャンするほか、Pencil側に感圧センサーと傾斜センサーを内蔵し、筆圧の強弱によって線の太さが、傾き具合によって線の濃淡が反映される。iPad Proのlightningコネクタに15秒挿すことで30分使える急速充電に対応し、フル充電状態では12時間使うことが可能となっている。
iPadモデルの変遷
(横スクロールできる画像です)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b “アップル - iPad Pro 仕様”. Apple. 2015年9月23日閲覧。
- ^ 吉田ヒロ (2016年3月22日). “【更新終了】iPhone SEは31日に発売!9.7インチiPad Proも登場!”. ASCII.jp. 角川アスキー総合研究所. 2023年1月8日閲覧。
- ^ “旧モデルとスペック比較:新しい9.7型「iPad Pro」は、これまでのiPadとココが違う”. ねとらぼ. ITmedia (2016年3月22日). 2023年1月8日閲覧。
- ^ suzuko (2016年3月22日). “9.7インチのiPad Pro Cellularモデル、ワイヤレスに3つの変化”. ギズモード・ジャパン. 2023年1月8日閲覧。
- ^ “9.7インチ型iPad Pro、「iPad Air 2」用「Smart Cover」と互換性が無い?!”. ゴリミー (2020年4月20日). 2023年1月8日閲覧。
外部リンク
[編集]先代 iPad Air 2 |
9.7インチiPad Pro | 次代 10.5インチiPad Pro |