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2020年8月17日 (月) 21:27時点における版
ザ・ノンフィクション | |
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ジャンル | ドキュメンタリー番組 |
ナレーター | #ナレーターを参照 |
オープニング | 「サンサーラ」 |
言語 | 日本語 |
製作 | |
チーフ・プロデューサー | 西村陽次郎 |
制作 | フジテレビ |
放送 | |
映像形式 | 文字多重放送 |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1995年10月15日 - 現在 |
放送時間 | 日曜日 14:00 - 14:55 |
放送分 | 55分 |
ザ・ノンフィクション | |
ザ・ノンフィクションスペシャル 人殺しの息子と呼ばれて | |
放送期間 | 2017年12月15日 |
放送時間 | 金曜日 21:00 - 22:52 |
放送枠 | 金曜プレミアム |
放送分 | 112分 |
回数 | 1回 |
『ザ・ノンフィクション』は、1995年10月15日からフジテレビで放送されている日本のドキュメンタリー番組。字幕放送で、一部放送回ではステレオ放送あり。
BSフジでも2011年4月7日から2014年9月までレギュラー放送された。現在は不定期放送。
概要
市井の人々が人生に苦闘しながらも情熱を持って生きる姿を取り上げるドキュメンタリー番組である。なお、著名人を取り上げることもある。
普段は垣間見ることのできない人間の一面や、人間関係、生き方、ひとつの職業などを深く掘り下げることで見えてくる隠された本質や、記憶に残る事件・出来事などを長期に亘って密着取材することで、その事柄のありのままの姿を視聴者に届けている。この番組で取材を受けたのを機に有名になった人物も多く、特に反響の大きかったものは出演者の「その後」を追いかけ、過去と現在の様子を再構成して放送する。
制作会社は毎回持ち回りで固定されておらず、レギュラー出演者も置いていない。ただし、以前番組で取り上げた人物の「その後」を放送する回では、フジテレビの女性アナウンサーが冒頭にナビゲーターとして出演し、過去の放送を振り返るとともに、現在の様子を取材したVTRへの振りを行うこともある。
関東ローカルながら、意欲的なドキュメンタリー番組として高い知名度があり、2010年代以降はフジおよび他局の全国ネットのバラエティ番組(『月曜から夜ふかし』など)でパロディが制作されることもある。テレビ業界にも本番組のファンが多く、2020年2月20日にはテレビ朝日制作のバラエティ番組『雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!』にて「ザ・ノンフィクション大好き芸人」を放送[1]。番組映像の使用許可は得ず、内容の紹介は出演者他による再現映像や紙芝居で行った。
2012年10月より、第一興商の通信カラオケ機器「DAM」のLIVE DAMシリーズと最新機種専用に、本番組の映像をカラオケ背景映像として配信するサービスが開始された。これまでにも、風景など一部のドキュメンタリー映像がカラオケに使用されることはあったが、被写体の人物を含めて作品が丸ごと再編集され、カラオケとして楽しめるのは史上初だという[2]。
2015年3月8日(石川テレビでは同年3月14日)には、2007年6月に放送され、石川県の老舗旅館・多田屋に密着した『花嫁のれん物語〜地震に負けるな能登半島〜』をシナリオ化し、役者が演じた「花嫁のれん物語 ニュースタイル版」を放送した。主人公を演じたのは酒井美紀。
2017年12月15日には『金曜プレミアム』枠で本番組の全国ネット特別版『ザ・ノンフィクションスペシャル~人殺しの息子と呼ばれて~』が放送された。これ以降、本番組を遅れネットする系列局が増えている。
放送時間
- フジテレビ(地上波)
- ※いずれも日曜日に放送。
- 13:30 - 14:55(初回 - 1996年3月) - ※85分
- 13:55 - 14:55(1996年4月 - 1997年9月) - ※60分
- 14:00 - 14:55(1997年10月 - 2007年9月) - ※55分
- 13:55 - 14:55(2007年10月 - 2008年3月) - ※60分
- 13:45 - 14:45(2008年4月 - 2009年9月)
- 14:00 - 14:55(2009年10月 - ) - ※55分
※2019年1月現在、北海道文化放送・福島テレビ・富山テレビ・関西テレビ・沖縄テレビ(いずれの局も遅れネット)でも番販で放送されている。
『FNS27時間テレビ』やマラソン・駅伝中継(大阪国際女子マラソン、東日本女子駅伝等)の放送日は休止。競馬中継が重賞レースにより放送時間を拡大する日は、放送を休止するか、通常より30分繰り上げたり、25分繰り上げ・5分短縮で13:35 - 14:25の放送としたり(2005年4月から2007年9月まで)、1時間繰り上げて13:00 - 14:25(14:35)の拡大版として放送する、などの措置が採られる日もある。また、フジテレビ以外のFNS系列の局では別の時間帯で放送される事もある。
2020年5月以降、後続のミニ番組『ビジネスstyle』が休止となる際は、14:00 - 15:00の60分枠として放送される。
- BSフジ
- ※いずれも土曜日に放送。
週によっては放送休止の場合がある。当初は14:00 - 14:55または13:00 - 13:55の枠にて放送していた。当時13:00 - 13:55に放送されていた『めざましテレビ公認 わがまま!気まま!旅気分』が14:25ないし14:30まで拡大して放送されたり、14時台に特別番組が編成されたりする日も多かったため、14:30 - 15:25に繰り下げられる日もあった。2012年4月より再び14:00 - 14:55の枠に戻り、2014年9月を以てレギュラー放送は終了した。
以後は不定期放送となっており、主に日曜の「BSフジサンデースペシャル」枠で、地上波では2話完結で放送されたものを中心に新たに編集を加えた「特別版」を放送する。まれにこれを放送する系列局もある。
ナレーター
テロップでは「語り」と表記。本職の声優やナレーターを起用する一方、俳優やタレントらも積極的に起用されている。
- 青葉市子
- 安達祐実
- 池松壮亮
- 石田ゆり子
- 石塚運昇
- いとうあさこ
- 上島竜兵
- 宇梶剛士
- 梅津弥英子
- 江口のりこ
- 柄本時生
- 小木博明
- 勝地涼
- 貫地谷しほり
- カンニング竹山
- 樹木希林
- 小出真保
- 剛力彩芽
- 国生さゆり
- 小芝風花
- 酒井美紀
- 指原莉乃
- 塩屋浩三
- 志田未来
- 柴田理恵
- 生野陽子
- 鈴木杏樹
- 高島彩
- 高島礼子
- 高橋克実
- 竹内結子
- 武田真治
- 武田祐子
- 田中要次
- 谷原章介
- TARAKO
- 壇蜜
- Chiko
- 千葉雄大
- 恒松祐里
- 登坂淳一
- トータス松本
- 奈緒
- 永作博美
- 中山美穂
- 中村繁之
- 西山喜久恵
- 野村宏伸
- 橋本マナミ
- 馬場典子
- 林原めぐみ
- 林家正蔵
- ひぐち君(髭男爵)
- 肥後克広
- 平泉成
- ヒロシ
- 藤村俊二
- 藤本幸太郎
- 眞島秀和
- 松本明子
- 松本伊代
- 的場浩司
- 三浦理恵子
- 宮﨑あおい
- 村川絵梨
- 室井滋
- 目黒泉
- 本仮屋ユイカ
- 森川葵
- 矢島健一
- 柳原可奈子
- 山口奈々
- 山本太郎
- YOU
- 吉岡里帆
- 渡辺いっけいほか
題材にした人々・出来事
人物・団体
- アイスリボン - 埼玉県蕨市に道場を構える女子プロレス団体。3名の選手を中心に密着取材した。
- 天野貴元 - アマチュア将棋棋士。11歳で新進棋士奨励会に入会して「天才」と称されたが、その後は伸び悩み、結局プロ棋士にはなれなかった。2015年10月27日、癌による多臓器不全のため30歳で死去。
- 猪狩ともか - アイドルグループ「仮面女子」のメンバー。2018年4月11日、強風で倒れてきた木製の案内板の下敷きになり、脊髄損傷による両下肢麻痺の障害を負う。
- 井上敬一 - 大阪・ミナミのホストクラブ「PrinceClubShion」の元カリスマホスト兼オーナー。栄光から転落までの数年間を追った。
- 岩手高等学校将棋部
- 上木草平 - 飲食店プロデューサー。
- 内田裕也 - ミュージシャン。親交のある映画監督・崔洋一が晩年の内田を密着取材。『転がる魂 内田裕也』と題して映画館でも上映された。
- カタモミ女子 - 同名の肩もみ店で働きながら活動していた女性アイドルグループ。ブレークのきっかけを掴めない中、グループ(店)に残ったメンバーと、熱心に通い続けるファンを追った。解散・閉店後の2017年4月には続編が放送。
- 川又三智彦 - ツカサウィークリーマンション元社長。総資産3000億円から会社倒産で1000億円の借金を抱え、福島県で新規事業にかける姿に密着した。
- 神奈川県立神田高等学校野球部 - 神奈川県下でも有数の“荒れる高校”の野球部。2006年夏の全国高校野球選手権・神奈川大会の初戦で10年ぶりの勝利を挙げるまでと、卒業後のナインを追った。
- キグレNewサーカス - 2010年に廃業したサーカス団。在籍していた女性ピエロの再チャレンジを追った。
- ギリヤーク尼ヶ崎 - 大道芸人。80歳を超え、パーキンソン病や脊柱管狭窄症を抱えながらも踊り続ける姿に迫った。
- 栗城史多 - 登山家 - 2018年5月21日に登山中の事故で死去。
- 玄秀盛 - 東京・新宿歌舞伎町の福祉団体「日本駆け込み寺」(旧名:新宿救護センター)の代表。2006年6月30日には、当ドキュメンタリーをドラマ化した『こちら新宿駆けこみ寺 〜泣き笑い玄さん奮闘記〜』が金曜エンタテイメント枠で放映され、番組でナレーションを担当した高橋克実が玄を演じた。
- しじみ - 女優。以前はピンク映画に出演しており、一旦芸能界を引退して故郷・島根県に戻ったものの、2016年1月に芸能活動を再開した。
- 茂山宗彦 - 狂言師。当時4歳だった彼の双子の息子が初舞台を踏むまでを追った。
- 高畠導宏 - 元プロ野球打撃コーチ。筑紫台高等学校(福岡県太宰府市)教員兼野球部監督。取材中の2004年7月1日に膵臓癌のため死去。
- 武居由樹 - キックボクサーで、現K-1スーパーバンタム級王者。元々は所属ジムの会長・古川誠一(POWER OF DREAM主宰)を取材していたが、その教え子の1人が、当時親も手に負えないほどの悪ガキであった武居だった。
- 立道聡子 - 全盲のシンガーソングライター。元々は同じフジテレビの『FNNスーパーニュース』が密着取材をしていた。2010年9月3日には、立道の自著を基にドラマ化した『愛はみえる〜全盲夫婦に宿った小さな命』が金曜プレステージ枠で放映され、上戸彩が立道を演じた。
- 東方力丸 - 定職に就かず、路上で漫画を朗読するパフォーマンスをして生計を立てている男性。
- 富山市ファミリーパーク - 富山県富山市にある動物園。
- 中尾美穂 - ラジオパーソナリティ。中尾が当時パーソナリティを務めていた『走れ!歌謡曲』を心の拠り所にする人々と、彼女自身が心に抱えている傷に迫った。
- ハンカチ世代 - 2006年夏の甲子園大会の優勝投手である斎藤佑樹と同学年の元高校球児たち。
- 廣中邦充 - 浄土宗西居院第二十一代目住職。10年以上にわたり自らが営む寺で、心の問題を抱えた少年少女達を無償で預かっていた(他番組でも頻繫に取り上げられていた)。2019年4月16日死去。
- pha - シェアハウス『ギークハウスプロジェクト』の発起人で、京都大学卒業という学歴を持ちながら、「ニート」として生活していた男性。
- 牧野アンナ - 振付師兼ダンサー。父は沖縄アクターズスクール校長のマキノ正幸。
- 美奈子 - 『ビッグダディ』の通称で知られる林下清志の元妻。再婚し新たな家族との生活を取材した。
- 明治大学付属明治高等学校・中学校応援指導班
- 森山風歩 - 進行性筋ジストロフィーを抱える作家。
- 山岸一雄 - 東京・豊島区東池袋にあったラーメン店「大勝軒」の創業者で、「つけ麺」を考案した人物。番組の取材VTRを基に、『ラーメンより大切なもの〜東池袋大勝軒50年の秘密〜』として映画化された。
- 山田よう子 - アームレスラー兼総合格闘家。東京・勝鬨橋近くにある児童公園を拠点に活動し、訳ありの人々が多く集う格闘技チーム「チーム・スピリッツ」の代表を務める。
- やまと学校(現・ボートレーサー養成所) - 福岡県柳川市にある競艇選手養成校。受験資格の改定(主に年齢制限)後最初の106期生たちの養成期間を取材した。
- 陸上自衛隊高等工科学校 - 神奈川県横須賀市の武山駐屯地に所在する防衛大臣直轄機関。第56期生二人を中心に1年間密着取材し、生徒たちの成長を追った。
出来事
- オウム真理教事件 - カルト系新宗教・オウム真理教が引き起こした一連の事件。裁判の傍聴記録を「ドキュメントアニメ」と題してアニメで再現し、放送した。
- 大相撲八百長問題 - 2011年に発覚した八百長問題に関与したとして自主引退、もしくは解雇された霧の若と蒼国来に密着取材した。2人とも関与を否定しており、霧の若は復帰を断念しプロレスラーとして再出発。蒼国来は解雇無効を求め提訴、2013年に解雇無効判決が出たことにより、復帰を果たした。
- 北九州監禁殺人事件 - 2017年10月に「人殺しの息子と呼ばれて」と題し2週に亘って放送。1996年から2002年にかけて発生した、日本の犯罪史上類を見ない凶悪事件で、この事件の加害者カップル(内縁関係)の息子へのインタビューが実現した[3]。大反響を呼び、放送されなかった地域から「全国放送して欲しい」との要望を受けて、2017年12月15日に同局の『金曜プレミアム』枠で再編集版を放送した。
- 古寧頭戦役 - 終戦後の1949年に発生した、台湾海峡の金門島を巡る戦闘。旧日本陸軍中将で、中国国民党軍に協力した根本博に焦点を当てた。
- 陸山会事件 - 衆議院議員・小沢一郎の資金管理団体「陸山会」を巡る事件。こちらも裁判の傍聴記録を「ドキュメントアニメ」として再現した。
受賞歴
- 2011ニューヨーク・フェスティバルにて、2009年12月6日放送の「おっぱいと東京タワー 〜私の乳がん日記〜」(ディレクター:信友直子)がテレビ部門で銀賞を受賞した。
- 2011USインターナショナル フィルム&ビデオフェスティバルにて、2010年10月17日放送の「ピュアにダンスIV 〜田中家の7年〜」(ディレクター:松田恵子)がゴールド・カメラ賞を、2010年5月30日放送の「銀座の鮨の物語2010」(ディレクター:小山順子・高橋伸征)がサーティフィケイト・フォー・クリエイティブ・ エクセレンス賞をそれぞれ受賞した。
- 2011年4月17日放送の東日本大震災特別番組「わすれない 〜三つの家族の肖像〜」(ディレクター:豊田亮介、川上大輔、宮下佐紀子、佐藤可奈、斉藤敬、総合演出:眞部猪一)が、2011アジア・テレビジョン・アワードの時事問題部門で最優秀賞を受賞。2012ニューヨーク・フェスティバルでも社会・時事問題部門で金賞を受賞した。
- 2012年1月15日/1月22日放送の「老人と放射能 ~FUKUSHIMA~」(600回記念特別番組、構成・演出・プロデューサー:東正紀、ディレクター:細田典加)がUS国際フィルム&ビデオ祭2012 の銀賞を受賞した。
- 第29回ATP賞テレビグランプリ2012にて、2011年10月30日放送の「まりあのニューヨーク 〜死ぬまでに逢いたい人〜」がドキュメンタリー部門で最優秀賞を受賞した。
- 第50回ギャラクシー賞選奨受賞を、2013年6月9日放送の『~奇跡の高校将棋部~ 岩手高校将棋部』が受賞。
- 2014ニューヨーク・フェスティバルにて、2013年1月20日放送の「特殊清掃人の結婚〜“孤独死”が教えてくれたもの」がHuman Concerns部門で金賞を、番組から生まれた映画『ラーメンより大切なもの〜東池袋大勝軒50年の秘密〜』がフィルム・ドキュメンタリー部門で銀賞を受賞した。
- 2017ニューヨーク・フェスティバルにて、2016年3月6日放送の「わ・す・れ・な・い 明日に向かって~運命の少年~」が受賞した。
- 2019ニューヨーク・フェスティバルにて、2018年6月24日放送の「父を殺した母へ~無理心中から17年目の旅~」がドキュメンタリー・人物伝記部門の銅賞を受賞した[4]。
- 2019年放送文化基金賞にて、2018年6月3日、10日に放送された『ザ・ノンフィクション 犬と猫の向こう側』(構成・演出・プロデューサー:山田あかね)が番組部門・テレビドキュメンタリー番組の優秀賞を受賞した[5]。
- 2020年4月22日に開催された国際的メディアコンクール「ニューヨーク・フェスティバル」で、「おじさん、ありがとう~ショウとタクマと熱血和尚~」(2021年6月2日放送)がドキュメンタリー・宗教哲学部門の銀賞を獲得した。
放送上のトラブル
被取材者の意に背いた放送回もある。以下はその例。
2005年8月14日放送
- 東京都台東区に住む80歳代の老夫婦の半生を取り上げたが、放送後、夫婦や関係者がフジテレビと放送と人権等権利に関する委員会(BRC)に対し、「他人様には知られたくない事実も描かれた」として、苦情申し立て・抗議をした。番組側は同年10月30日の放送回で「誤解を招いた」として謝罪した[6]。
2011年5月15日放送「アイドルすかんぴん」
- 「崖っぷちアイドル」の仕事と私生活を取材したが、そのうちの1人である愛葉るびが放送直後に更新したブログで不満を露わにした。愛葉によると、出演した映画(本人曰く「普通の映画」)やオーディションの様子、闘病生活など1年以上掛けて撮影したにもかかわらず、放送内容が「アダルト、脱ぎ」をメインに構成されていたことを受けて、「脱いでるメインなら(取材を)受けなかった。真実なんて伝わらない。悔しい。何より裏切られたことが辛い、悲しい。やっぱそういう目で見て取材してたんだなって。酷いな…」と綴っている[7]。
「マキさんの老後」シリーズ
- オカマの「マキ」とオナベの「ジョン」のあべこべ夫婦の生活を追ったシリーズで、およそ12年間に亘って放送された。しかしシリーズ終了後の2020年、当の二人が番組スタッフの指示によるやらせや過剰演出、それによる誹謗中傷の被害、更には舞台裏でのセクシャルハラスメントなどがあったことを週刊女性誌上に告発した。まず、ドキュメンタリーの中では「気性の荒いマキ」と「それをなだめ、耐え忍ぶジョン」という構図が出来上がっていたものの、実際の二人はほとんどケンカをすることもなく、ケンカのシーンはディレクターからの指示によるものだったという。また、立ち寄った店でディレクターがマキにクレームを付けるよう指示したり、マキは生活費として家に10万円を入れていたにもかかわらず放送では2万円になっていたりと、マキをひたすら“汚れ役”として撮っていた。放送回数を重ねるにつれ次第に実生活にも影響を及ぼし始め、街中では知らない人から突然面罵されたり、インターネット上には“アンチサイト”まで立ち上げられたりと、精神的にも苦痛を受けたとしている。二人は、同年5月にリアリティ番組『テラスハウス』出演時のトラブルが元で自殺に至った女性プロレスラー・木村花の件を引き合いに出し、「私たちは二人だから耐えられましたけど、ひとりぼっちでアンチサイトなんか見てたら花さんみたいに死んじゃったかもしれません」と語り、テレビ番組における過激な演出について一石を投じたく真実を話すことに決めたと述べている[8]。
- 一方、制作・放送元のフジテレビは「週刊誌の記事にあったような言動や演出の指示を出したことはないと認識している」とのコメントを発表している[9]。
テーマ曲
- 『サンサーラ』
- 『サンサーラ』エンディング歌唱は歴代アーティストが担当、およびその収録メディア
- エキセントリック・オペラ・リローデッド feat.リカコ - アルバム『ベスト』
- 中孝介 - シングル『絆/夏夕空』
- たむらぱん - 未発表(放映のみ)
- 城南海 - アルバム『尊々加那志 〜トウトガナシ〜』
- 瀬川あやか - シングル『恋の知らせ』
- 宮田悟志 - アルバム『RISE』
- The Super Ball - アルバム『花火』
- 竹原ピストル -
書籍化
- フランキ・マリア・さわの『フジテレビ ザ・ノンフィクション まりあのニューヨーク 死ぬまでに逢いたい人』(2012年9月13日、朝日新聞出版、ISBN 978-4022510068)
- 山田あかね『犬と猫の向こう側』
- 村井明日香『ザ・ノンフィクション 花の中学生応援団 泣いて笑った成長物語』
- 信友直子『ぼけますから、よろしくお願いします。』
- 張江泰之『人殺しの息子と呼ばれて』
脚注
- ^ “「アメトーーク!」がフジの番組を特集した衝撃”. 東洋経済オンライン (2020年2月21日). 2020年2月21日閲覧。
- ^ “ドキュメンタリー史上初!カラオケ史上初!!「リアルな人生を歌う」コラボ実現!”. マイナビニュース (2012年9月25日). 2014年4月26日閲覧。
- ^ “北九州一家監禁殺害事件“犯人夫婦の息子”の告白! 9歳の子どもを襲ったセーフティネットなき日本社会の冷酷(4)”. LITERA / リテラ (2017年12月15日). 2017年12月16日閲覧。
- ^ "国際的メディアコンクール「ニューヨーク・フェスティバル」で銅賞を受賞!『ザ・ノンフィクション 父を殺した母へ~無理心中から17年目の旅~』に制作協力" (Press release). クリーク・アンド・リバー社. 22 April 2019. 2020年2月22日閲覧。
- ^ https://thetv.jp/news/detail/195919/
- ^ “2005年度仲介・斡旋解決事案 1.「プライバシーを侵害された」との苦情”. BPO / 放送人権委員会. 2012年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月22日閲覧。
- ^ “本気で涙が止まらない”. 愛葉るびオフィシャルブログ「るび色の世界!」 (2011年5月15日). 2012年7月14日閲覧。
- ^ “『ザ・ノンフィクション』の“過剰演出”を出演者が告発! 悲惨な「やらせ」一部始終”. 週刊女性PRIME (2020年7月13日). 2020年7月14日閲覧。
- ^ “フジ「ザ・ノンフィクション」“過剰演出”は「ないと認識」週刊誌報道にコメント”. スポニチアネックス (2020年7月13日). 2020年7月14日閲覧。
関連項目
- NONFIX - フジテレビで放送中の、もう一つのドキュメンタリー番組。
- FNSドキュメンタリー大賞
- サンデージャポン(TBS系) - 『サンジャポ的 ザ・ノンフィクション』と題したパロディコーナーがあった。
外部リンク
- ザ・ノンフィクション - 番組公式サイト
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ザ・ノンフィクション
(1995年10月 - 1996年3月) |
とれたてガバット
※13:25 - 13:50 |
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フジテレビ 日曜13:45 - 13:55枠 | ||
サンデーイベントアワー
(第5期) ※13:30 - 14:55 |
ザ・ノンフィクション
(1995年10月 - 1996年3月) |
|
ザ・ノンフィクション
(2008年4月 - 2009年9月) |
日曜α(再放送枠)
※13:30 - 14:00 |
|
フジテレビ 日曜13:55 - 14:00枠 | ||
サンデーイベントアワー
(第5期) ※13:30 - 14:55 |
ザ・ノンフィクション
(1995年10月 - 1997年9月) |
ねばぎば!TOKIO
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ザ・NIPPON検定
※13:35 - 14:00 |
ザ・ノンフィクション
(2007年10月 - 2009年9月) |
日曜α(再放送枠)
※13:30 - 14:00 |
フジテレビ 日曜14:00 - 14:45枠 | ||
サンデーイベントアワー
(第5期) ※13:30 - 14:55 |
ザ・ノンフィクション
(1995年10月 - ) |
-
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フジテレビ 日曜14:45 - 14:55枠 | ||
サンデーイベントアワー
(第5期) ※13:30 - 14:55 |
ザ・ノンフィクション
(1995年10月 - 2008年3月) |
ウオーキング
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ウオーキング
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ザ・ノンフィクション
(2009年10月11日 - ) |
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BSフジ 土曜11:00 - 11:55枠 | ||
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(単発枠)
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ザ・ノンフィクション
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わがまま!気まま!旅気分
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BSフジ 土曜14:00 - 14:55枠 | ||
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(2011年4月 - 6月) |
(単発枠)
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ザ・ノンフィクション
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