富山市ファミリーパーク
富山市ファミリーパーク Toyama Municipal Family Park Zoo | |
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施設情報 | |
正式名称 | 富山市ファミリーパーク |
専門分野 | 総合 |
所有者 | 富山市 |
管理運営 | 公益財団法人富山市ファミリーパーク公社[1] |
園長 | 村井仁志 |
面積 | 33㏊ |
頭数 | 737点(2024年10月1日時点)[1] |
種数 | 95種(2024年10月1日時点)[1] |
来園者数 | 348,101人(2019年度)[1] |
開園 | 1984年4月28日 |
所在地 |
〒930-0151 富山県富山市古沢254番地 |
位置 | 北緯36度41分27.1秒 東経137度8分53.6秒 / 北緯36.690861度 東経137.148222度座標: 北緯36度41分27.1秒 東経137度8分53.6秒 / 北緯36.690861度 東経137.148222度 |
富山市ファミリーパーク(とやましファミリーパーク)は、富山県富山市古沢にある動物園である。
歴史
[編集]富山市ファミリーパークは、富山市の西方、呉羽丘陵の城山公園内に位置する[2][3]。 建設計画は、1971年(昭和46年)3月から数年おきに公園の構想や計画がまとめられ、1981年(昭和56年)2月に建設基本計画が決定された。1982年(昭和57年)1月10日に自然環境破壊の懸念から計画中止を求める市民の会が結成されるなど反対運動が発生したが、富山市が計画を縮小、変更した上で9月20日に建設着工、1984年(昭和59年)4月27日に竣工し翌日28日に開園する[3][4][5]。日本動物園水族館協会に所属している。
1985年(昭和60年)4月2日には、ファミリーパーク動物友の会が結成された[6]。
1986年(昭和61年)5月中旬、富山城址公園の松川沿いの散歩道の園舎で飼われていた動物(ニホンザル3匹、ウサギ6羽、リス1匹)がファミリーパークに移設された[7]。
1987年(昭和62年)3月13日にはバーベキューコーナー、同年6月23日には自然散策路が、それぞれオープンしている[8]。
2018年(平成30年)には、環境大臣が認定する「希少種保全動植物園」に、岐阜県各務原市の岐阜県世界淡水魚園水族館(アクア・トトぎふ)とともに国内で初めて認定された(第1号認定)。期間は5年間となる[9][10]。
2019年(平成31年)3月15日、いしかわ動物園(石川県能美市)、大町山岳博物館(長野県大町市)、恩賜上野動物園(東京都台東区)、那須どうぶつ王国(栃木県那須郡那須町)とともにニホンライチョウの展示公開を開始した[11][12][13]。また、同年には富山市ファミリーパークで行われているライチョウの人工繁殖事業で国内で初めて自然ふ化に成功した[14]。これは、2015年度から環境省が恩賜上野動物園とともに繁殖事業地として選定し、2019年度までの計画で実施しているものである[15]。
2022年(令和4年)5月3日には、入園者数が1000万人に到達した[16]。
シンボルマーク
[編集]シンボルマークは開園前の1983年12月2日に33点の公募の中から制定されたもので、呉羽丘陵をイメージした緑の山、その中に猿の顔と小鳥が二羽表現されている。中心の『T』は富山の『T』という意味でもある[4]。
施設概略
[編集]飼育動物の一覧
[編集]動物ゾーン
[編集]この節の正確性に疑問が呈されています。 |
- キリン舎
- アミメキリン・グレービーシマウマ
- トラ舎
- アムールトラ
- 子供動物園
- ワラビー・プレーリードッグ・リスザル・カピバラ・ミニブタ・メンフクロウ・ウサギ・ミーアキャット ほか
- カワウソ舎
- ユーラシアカワウソ
- バードピア
- ヨウム・ルリコンゴウインコ・カンムリシロムク・アカコンゴウインコ ほか
- 郷土動物館
- タヌキ・キツネ・ニホンアナグマ・ノウサギ・テンほか
- フラミンゴ池
- チリーフラミンゴ
- ペンギン池
- フンボルトペンギン
- サル山
- ニホンザル
- シカ舎
- ニホンジカ
- イノシシ舎
- イノシシ
- クマ舎
- ツキノワグマ
- ニワトリ舎
- 小国・地鶏・コエヨシ・東天紅鶏・名古屋種・比内鶏・トウマル・オオシャモ・コシャモ・チャボなどの日本鶏・セキショクヤケイ
- バイソン舎
- アメリカバイソン・タンチョウ
- カモシカ園
- ニホンカモシカ
- オオカミ舎
- オオカミ(シンリンオオカミ)
- ライチョウ舎
- ライチョウ(ニホンライチョウ)
- バードハウス
- オオワシ・フクロウ・ヘラサギ・オシドリ ほか
- ワオキツネザル舎・スバーバルライチョウ舎
- ワオキツネザル・スバールバルライチョウ
- レッサーパンダ舎
- レッサーパンダ
- ヤマネコ舎
- ツシマヤマネコ
- 里山生態園
- ニホンジカ・タヌキ・ホクリクサンショウウオ
- うまや
- 木曽馬・野間馬・アメリカンクウォーターホース・ポニー・対州馬
- やぎ牧場
- トカラヤギ・シバヤギ・ヒツジ
- にわとり広場
- ニワトリ
自然ゾーン
[編集]- とんぼの沢(トンボ、メダカなどがいる。)
- 自然散策路「ふしぎの山・ひみつの森・雑木のこみち」
- 六泉池 野鳥観察舎(カルガモ、カワセミなどがいる。)
- 樹間のこみち
- ホタルのおやど(ゲンジボタルの発生するビオトープ。6月の夜間には観察会が催される)
- カエルの谷(モリアオガエルの集団産卵地)
- ふるさとの小路(全長25mの前方後方墳「西金屋長尾塚古墳」のそばを通る)
- ムササビ村(カメラ付き巣箱とモニターが常設されており、中で寝ている野生のムササビを観察することができる。)
遊園地
[編集]※()内は料金
- アニマルコースター(200円)
- 子供列車(200円)
- メリーゴーランド(200円)
- パラトルーパー(200円)
- バッテリーカー、メロディーペット(硬貨使用、200円)
かつては観覧車(高さ30m)も設置されていた(2006年(平成18年)6月25日営業休止、2007年(平成19年)撤去)[17]。
遊園地は、開園30周年の2014年(平成26年)を目途に廃止し、自然体験ができる施設を再整備することを検討中であった[18][19][20] が、2024年7月現在も廃止されていない[21]。
レジャー施設
[編集]営業
[編集]- 所在地:富山県富山市古沢254番地
- 駐車場:1,100台収容(無料)
- 入園料:大人 500円、中学生以下 無料
- 富山市博物館等共通パスポート(3日間有効・700円、1年間有効・1500円)対象施設[23]
- 開園時間:9時 - 16時30分
- 休園日:年末年始、3月1日から3月14日まで
交通アクセス
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d 令和元年度公益社団法人富山市ファミリーパーク公社事業報告 (PDF) 富山市ファミリーパーク.2021年5月25日閲覧。
- ^ 富山市ファミリーパーク新整備計画(案) 26頁 (PDF) 富山市
- ^ a b 来園者の方へ-ファミリーパークについて2013年4月1日 園長・山本茂行 森を元気に、人を元気に。「富山市ファミリーパーク」
- ^ a b 『富山市史 編年史』富山市〈上巻〉、2015年3月20日、556頁。
- ^ 『新聞にみる20世紀の富山 第3巻』(2000年11月26日、北日本新聞社発行)99頁。
- ^ 『富山市史 編年史』富山市〈上巻〉、2015年3月20日、559頁。
- ^ 『富山市史 編年史』富山市〈上巻〉、2015年3月20日、560頁。
- ^ 『富山市史 編年史』富山市〈上巻〉、2015年3月20日、561頁。
- ^ 『国内初の希少種保全動植物園 ファミリーパーク認定』北日本新聞 2018年9月15日3面
- ^ 環境省 認定希少種保全動植物園等の一覧(公示)
- ^ “絶滅の恐れニホンライチョウ、15年ぶり公開へ 5施設”. 朝日新聞デジタル. (2019年2月2日) 2019年12月29日閲覧。
- ^ “「保全の大切さ伝える」ライチョウ公開 北陸2動物園で”. 日本経済新聞. (2019年2月5日) 2019年12月29日閲覧。
- ^ “ライチョウ一般にお披露目 15年ぶり人工飼育施設で”. 産経ニュース. (2019年3月15日) 2019年12月29日閲覧。
- ^ “ライチョウが自然ふ化 人工繁殖事業で初”. 日本経済新聞. (2019年7月5日) 2019年12月29日閲覧。
- ^ “ライチョウ人工飼育へ 富山市ファミリーパーク”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(北日本新聞). (2015年2月21日) 2019年12月29日閲覧。
- ^ 『入園1000万人超え ファミリーパーク 高岡の児童に記念品』北日本新聞 2022年5月4日21面
- ^ 『北日本新聞』2006年9月20日付朝刊33面『観覧車 老朽化で撤去 富山市ファミリーパーク 部品落下 6月から休止 安全運行見込めず』より。
- ^ 富山市ファミリーパーク新整備計画(案) - ウェイバックマシン(2012年5月10日アーカイブ分):富山市パブリックコメント
- ^ 「富山市ファミリーパーク新整備計画(案)」に対するご意見と富山市の考え方 - ウェイバックマシン(2012年5月10日アーカイブ分):富山市
- ^ 富山市ファミリーパーク新整備計画(案)PDFファイル - ウェイバックマシン(2013年4月21日アーカイブ分):富山市
- ^ 富山市ファミリーパーク 施設案内-遊園地・広場・ボート
- ^ 『富山市史 編年史〈上巻〉』(2015年3月20日、富山市発行)585ページ。
- ^ 富山市博物館等共通パスポート
外部リンク
[編集]- 富山市ファミリーパーク - 公式サイト
- 富山市ファミリーパーク【公式】 (@toyamafamipa) - X(旧Twitter)
- 富山市ファミリーパーク (toyama.familypark) - Facebook
- 「里ノ助」公式ブログ(富山ブログ内)