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なお、2代目は先代に引き続き、[[香港]]・[[マカオ]](いずれも[[中華圏]][[特別行政区]])市場でも販売されるが<ref>[http://www.motordays.com/news/articles/sienta-toyota-news-20150709/ トヨタ、新型シエンタを発売]MOTOR DAYS 2015年7月9日(2015年8月13日 閲覧)</ref><ref>[http://www.toyota.com.hk/tc/new-toyota/sienta/ 享樂7人同行 SIENTA]Toyota Hong Kong</ref>、こちらは日本からの輸出となる。 |
なお、2代目は先代に引き続き、[[香港]]・[[マカオ]](いずれも[[中華圏]][[特別行政区]])市場でも販売されるが<ref>[http://www.motordays.com/news/articles/sienta-toyota-news-20150709/ トヨタ、新型シエンタを発売]MOTOR DAYS 2015年7月9日(2015年8月13日 閲覧)</ref><ref>[http://www.toyota.com.hk/tc/new-toyota/sienta/ 享樂7人同行 SIENTA]Toyota Hong Kong</ref>、こちらは日本からの輸出となる。 |
2020年8月16日 (日) 07:00時点における版
シエンタ(SIENTA)は、トヨタ自動車が生産・販売するミニバン型乗用車である。
2019年8月に、日本自動車販売連合会の統計においてミニバンとしては史上初めて登録車の新車販売台数月間1位を記録した。
初代 XP8#G型(1期・2003年 - 2010年、2期・2011年 - 2015年)
トヨタ・シエンタ(初代) NCP8#G型 | |
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2003年-2006年販売モデル | |
2006年-2010年販売モデル | |
DICE(2011年 - 2015年) | |
概要 | |
製造国 | 日本(愛知県→京都府) |
販売期間 |
1期: 2003年9月 - 2010年8月 2期: 2011年5月- 2015年7月 |
ボディ | |
乗車定員 |
7名 ※車いす仕様車は5名 |
ボディタイプ |
5ドア ミニバン ※車いす仕様車は5ドア トールワゴン |
駆動方式 | 前輪駆動 / 四輪駆動 |
パワートレイン | |
エンジン | 1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC |
最高出力 | 110PS(FF) / 105PS(4WD) |
変速機 |
CVT(Super CVT-i) 4速AT |
前 |
前:ストラット式サスペンション 後(FF):トーションビーム式サスペンション 後(4WD):ダブルウィッシュボーン式サスペンション |
後 |
前:ストラット式サスペンション 後(FF):トーションビーム式サスペンション 後(4WD):ダブルウィッシュボーン式サスペンション |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,700mm |
全長 | 4,100mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,670mm(FF) / 1,680mm(4WD) |
車両重量 | 1,210 - 1,320kg |
系譜 | |
先代 | トヨタ・スパーキー(事実上) |
2001年デビューのホンダ・モビリオ、シエンタと同じく2003年デビューの日産・キューブキュービックに続くコンパクトサイズのミニバン。ボディサイズは小型だが3列シートを備え、7人乗車を可能としている。月間販売目標は7000台。
後席に両側スライドドアを採用し、一部グレードでは助手席側が電動式になり、運転席側はオプション設定。取扱ディーラーは発売当初はトヨタカローラ店およびネッツ店で、2006年5月のマイナーチェンジ以降はカローラ店のみ。
ボンネット先端中央に取り付けられているエンブレムは、頭文字のSを象った曲線に、車名の由来となった「7」を表す7個の点を左右に配したものである。
発売当初の生産拠点はトヨタ自動車高岡工場だったが、2006年5月のマイナーチェンジ実施時にダイハツ工業京都工場に移管された[注 1]。 代替車種とされていたパッソセッテ/ブーンルミナスの売れ行きが著しく不振だったこともあって計画が変更され、2010年8月に一度販売を終了したがわずか9か月後の2011年5月に安全装備の追加などの法規制対応が施された上で生産・販売が再開された。
メカニズム
プラットフォームはフロントがCP20系ファンカーゴ用のNBCプラットフォーム、2列目・3列目シートを内包し負荷のかかるリヤはE120系カローラスパシオ用のMCプラットフォームと、前後で異なるプラットフォームが使用されている。 リアのプラットフォームに1クラス上のカローラスパシオ用を選択した事でリアのトレッドがフロントより20mmも広く、このクラスのFFベース車としては稀な足周り構成となっている。 また、NBCプラットフォームを使用した他の車種で4WD車を選択した場合、リアサスペンションがトーションビームもしくはトレーリング車軸式になるのに対し、シエンタはE120系カローラシリーズと同じくダブルウィッシュボーン式となる。
当時世界最薄とされたアルミメッキ鋼板製薄型燃料タンクを採用。トヨタではグランビアの頃からすでに扁平型燃料タンクを採用していたという。従来の設計でもタンク高は約15cmまで下がっていたが、シエンタではさらに約12cmまで薄型化され、2列目シート下から3列目シートの足元にかけて設置されている。これにより3列目シートを2列目シートの下に収めることができた。3列目シートはヘッドレストを付けたまま2列目シートの下に収納可能となっており、これにより荷室部分を有効に活用することができる。このシートの収納は主なユーザーが女性ということもあり、操作は特に大きな力を必要とせず片手で行えるよう考えられている。
エンジンは1NZ-FE型直列4気筒1,500ccエンジンのみ。FF車用はVVT-i対応ローラーロッカーアーム式DOHC16バルブ、4WD車用はVVT-i対応直打式DOHC16バルブとなっており、最高出力や最大トルクがそれぞれ異なる。トランスミッションはFF車がCVT、4WD車は4速ATで、FF車用のメカニズムがより低抵抗高効率型になっている。4WD車はメカニカルロスや重量増による燃費悪化に対し、ガソリンタンク容量を3リッター増やす事でFF車と同等の航続距離を確保している。
4WDシステムはリアデフ直前にトルク配分と差動制限を両立させるビスカスカップリングを配置した、Vフレックスフルタイム4WDが採用されている。通常の直進走行時には前100%・後0%とほぼFF車に近い駆動力配分なのに対し、コーナリングやスリップ時など前後輪に回転差が生じた場合には、最大で前50%・後50%まで自動で変化させるシステムである。
4WD車は2003年の発売開始当初より、2011年以降の再生産モデルではFF車においてもパンク修理キットが標準装備となっているが、いずれもメーカーオプションにて応急用タイヤを搭載する事は可能である。その場合、4WD車はデッキアンダートレイが、FF車はデッキボックスが装備されなくなる。
メーカーオプションで寒冷地仕様を選択した場合、一般的に電装系の負荷増に対応して容量の大きいバッテリーサイズに変更されるが、シエンタは標準仕様と同じサイズ(46B24R)が搭載される。
全車にアナログ指針式の速度計と回転計を搭載したセンターメーターが採用され、上級グレードや特別仕様車の一部ではオプティトロンメーターとなる。
沿革
- 2003年
- 2004年
- 2005年
- 2006年
- 2007年
- 2010年
- 10月 - 販売を一旦終了(生産は同年8月で一旦打ち切り)。
- 2011年
- 5月19日 - マイナーチェンジ[6]。(6月13日発売)
- 生産打ち切り以来9か月ぶりに製造・販売を再開[注 2]。
- キャッチフレーズは「大き過ぎないミニバン」で、CMキャラクターにははいだしょうこが起用され、CMソングにはタイムボカンのエンディングテーマ「それいけガイコッツ」の替え歌とドラゴンボールのオープニングテーマ「魔訶不思議アドベンチャー!」の替え歌が使用された。
- 従来からの「X」・「G」に加え、専用のフロントデザイン、リアコンビネーションランプ、ホイールキャップ(グレーメタリック塗装)を採用し、アクティブな外観とした「DICE(ダイス)」と「X」にディスチャージヘッドランプ(オートレベリング機能付)、助手席側パワースライドドア(挟み込み防止機能・リモコン付)、コインポケットを追加装備し、インテリアカラーを選択できる「X"Lパッケージ"」を新設。
- 既存グレードもシート表皮・アナログメーターのデザイン変更や3本スポークステアリングホイールにシルバー加飾を追加したことで質感も向上。
- 2WD車はエンジン・トランスミッション・オルタネーターの制御改良を行い、燃費向上。「平成22年度燃費基準+20%」達成(後に「平成27年度燃費基準」達成)。
- 5月19日 - マイナーチェンジ[6]。(6月13日発売)
- 2012年
- 2013年
- 2014年
- 9月 - 4WD車の販売終了。
-
中期型リア
-
内装
2代目 XP17#G型(2015年 -)
トヨタ・シエンタ(2代目) NSP17#G/NCP175G/NHP170G型 | |
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2018年9月改良型 G Cuero | |
2018年9月改良型 HYBRID FUNBASE G | |
概要 | |
製造国 | 日本(宮城県) |
販売期間 | 2015年7月9日 - |
ボディ | |
乗車定員 |
5名(FUNBASE) (2018年9月-) 5名(車いす仕様車) 6/7名(3列シート車) |
ボディタイプ |
5ドア ミニバン 5ドア トールワゴン (車いす仕様車・FUNBASE) |
駆動方式 |
前輪駆動(2WD車) 四輪駆動(4WD車:ガソリン車に設定) |
パワートレイン | |
エンジン |
ガソリン 2WD車 2NR-FKE型: 1,496cc 直列4気筒DOHC ガソリン 4WD車 1NZ-FE型: 1,496cc 直列4気筒DOHC ハイブリッド車 1NZ-FXE型: 1,496cc 直列4気筒 DOHC |
モーター |
ハイブリッド車: 2LM型:交流同期電動機 |
最高出力 |
ガソリン 2WD車 80kW (109PS)/6,000rpm ガソリン 4WD車 76kW (103PS)/6,000rpm ハイブリッド車 エンジン: 54kW (74PS)/4,800rpm モーター: 45kW (61PS) システム最高出力: 73kW (100PS) |
最大トルク |
ガソリン 2WD車: 136N・m (13.9kgf・m)/ 4,400rpm ガソリン 4WD車: 132N・m (13.5kgf・m)/ 4,400rpm ハイブリッド車: エンジン: 111N・m (11.3kgf・m)/ 3,600-4,400rpm モーター: 169N・m(17.2kgf・m) |
変速機 |
ガソリン車:Super CVT-i ハイブリッド車:電気式無段変速機 |
前 |
前:マクファーソンストラット式コイルスプリング 後:トーションビーム式コイルスプリング(2WD) 後:トーションビーム式エアスプリング(車いす仕様車) 後:ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング(4WD) |
後 |
前:マクファーソンストラット式コイルスプリング 後:トーションビーム式コイルスプリング(2WD) 後:トーションビーム式エアスプリング(車いす仕様車) 後:ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング(4WD) |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,750mm |
全長 |
4,235mm (2015年7月-2018年9月) 4,260mm (2018年9月-) |
全幅 | 1,695mm |
全高 |
1,675mm(2WD) 1,695mm(4WD) |
車両重量 |
1,310-1,380kg (2015年7月-2018年9月) 1,320-1,380kg (2018年9月-) |
その他 | |
ブレーキ |
前:ベンチレーテッドディスク 後:ディスク |
約12年ぶりにフルモデルチェンジを実施した2代目は、「ユニバーサルでクールなトヨタ最小ミニバン」として開発が行われた[9]。
エクステリアは、「ミニバン=四角いハコ型」というこれまでの概念を打ち破り、「Active & Fun」をキーワードに「トレッキングシューズ」をイメージした機能性と動感を表現。サイドビューは、シアターレイアウト(後席にいくほど高くなる乗員配置)に沿ったサイドシルエットやベルトラインによりキャビン全体を前傾に見せる手法を採った。また、フロントはヘッドランプからフォグランプ・グリルへと一筆書きのようにつながるバンパーガーニッシュを採用し特徴的な表情を創出。リヤにもコンビネーションランプとバンパープロテクターを融合させたバンパーガーニッシュを採用した。
ボディサイズは、先代モデルに対して全長は135mm、ホイールベースは50mm延長され、全高は2WD車が5mm、4WD車が15mm高くなった。一方、全幅は1,695mmと変わらず5ナンバー枠内のサイズを維持した。
インテリアは、インストルメントパネルはアッパー部とロア部で構成され、ロア部にはスイッチなどの操作系を腕の動きに沿って配置。オレンジのアクセントカラーやサテンメッキ・ピアノブラックの加飾を施し、助手席アッパーボックスにもオレンジ加飾を施した。
ハイブリッドバッテリーをセカンドシート足元の下、薄型燃料タンクをセカンドシート下に搭載することで低床フラットフロアを実現。スライドドアの乗り込み高さを330mm(2WD車)と先代モデル比で55mm低くし、ドア実開口幅も50mm拡大した665mmとして乗降性を高めた。また、座席のヒップポイントを後席に行くほど高くしたレイアウトとした。セカンドシートはニークリアランスを25mm拡大して足元のゆとりを確保。サードシートはシート幅を70mm拡大した幅広のベンチ風シートを採用。セカンドシートにはワンタッチで折りたためるタンブル機構を、またサードシートは、セカンドシート下に格納できるダイブイン格納機構を備え、多様なシートアレンジや大容量ラゲージスペースを創出できる。
パワートレインにはモデル初となるハイブリッド車を新設定した。同社のコンパクトハイブリッドカー「アクア」に搭載されていた1.5Lハイブリッドシステム(リダクション機構付THS-II)をベースに、直列4気筒DOHCの1.5Lエンジン「1NZ-FXE」型とモーターには新形式の「2LM」型を採用した。システム最高出力は73kW(100PS)を発生する。トランスミッションは電気式無段変速機を組み合わせ、駆動方式は2WD(前輪駆動)のみの設定。2015年7月の発売時点ではミニバントップレベルのJC08モード燃費27.2km/Lを実現。2018年9月のマイナーチェンジでは、細部の改良によりさらに燃費が改善された。
ノンハイブリッド仕様車は(2WD車のみ)新規開発のガソリンエンジンである「2NR-FKE」型を採用した。こちらは同年3月から既存の2代目カローラアクシオ/3代目カローラフィールダーより先行搭載されていたもので、アトキンソンサイクル、クールドEGR、VVT-iEなどを採用し、アイドリングストップ機能「Stop & Start System」を標準装備したことでJC08モード燃費は、先代モデルの19.0km/Lから、20.6km/L(X"Vパッケージ" 。X、Gは20.2km/L)に向上した。なお、最高出力/最大トルクは、先代モデルが搭載していた「1NZ-FE」型に対し1kW(1PS)/5N・m(0.5kgf・m)低下し、80kW(109PS)/136N・m(13.9kgf・m)を発生する。一方、4WD車は、先代モデルに引き続き「1NZ-FE」型を継続搭載。先代モデルとの比較で、最高出力は1kW(2PS)、最大トルクは6N・m(0.6kgf・m)低下し76kW(103PS)/132N・m(13.5kgf・m)を発生。4WD車は「Stop & Start System」は未設定なものの、JC08モード燃費は先代モデル比1.4km/L向上し15.4km/Lとなった。
サスペンション形式は前後共に先代モデルと同じ形式を採用した。フロントはマクファーソンストラット式、リヤは2WD車がトーションビーム式、4WD車にダブルウィッシュボーン式を採用。また、リヤブレーキはリーディングトレーリング式ドラムからディスク式に変更となった。また、ホイールハブが先代の4穴から5穴(PCD100mm)へと変更されている。
安全性能では、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」を全車にメーカーオプション設定。プリクラッシュセーフティ(レーサーレーダー+単眼カメラ方式)、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームの3つ機能で構成される。なお、2018年9月のマイナーチェンジでは、プリクラッシュセーフティに昼間での歩行者検知機能を加えたほか、インテリジェントクリアランスソナーを設定する等の改良が実施されている。
ガソリン車には、先代同様ウェルキャブ(福祉車両)を設定。2代目では、車いすのままスロープを乗降できる「車いす仕様車(タイプI)"助手席側セカンドシート付"」が「型式指定自動車」として設定。持ち込み登録の手間が省かれ、納車までの期間が短縮されるメリットがある。リクライニング機構付車いすなど、多様な車いすの乗車に対応したほか、後輪にエアサスペンションを採用した車高降下機構により9.5度の緩やかなスロープ角度を実現した。助手席側のセカンドシートを倒して車いすごと乗り込み、その隣に介助ができるほか、手動スロープ前倒れ機能の採用により、普段はラゲッジスペースを確保した2列/5人乗りの“普通のクルマ”[10]として利用できる。
ハイブリッド車ではタクシーとして採用している事業者もある[11]。
また、先代に設定していた、「DICE」はモデルチェンジを機に廃止となった。
年表
- 2015年7月9日
- フルモデルチェンジ[12]。
- キャッチフレーズは「HOW DO YOU USE TODAY? 今日を、どう使う?」で、CMキャラクターにはハメス・ロドリゲスと滝川クリステルが起用された。
- グレード構成はハイブリッド車・ガソリン車・「車いす仕様車(タイプI)"助手席側セカンドシート付"」いずれも「X」と「G」を設定。また、ガソリン車のみ最廉価版として「X“Vパッケージ”」を設定する。
- ボディカラーは、全8色。先代モデルからの継続設定色はブラックマイカのみ。その他はのボディカラーは全て新規設定色で、新規開発色のエアーイエローをはじめ、ホワイトパールクリスタルシャイン(メーカーオプション)、シルバーメタリック、レッドマイカメタリック、ヴィンテージブラウンパールクリスタルシャイン(メーカーオプション)、グリーンマイカメタリック、ブルーメタリックを設定。
- また、フロントグリル・前後バンパー・ドアミラーなどにアクセントカラーを配した「FLEX TONE」を設定(「X"Vパッケージ"」以外のグレードにメーカーオプション)。アクセントカラーは、シルバーメタリック・ブラックマイカ・エアーイエローを選択時はブルーメタリック、ホワイトパールクリスタルシャイン・グリーンマイカメタリックを選択した場合はブラウンパールとなる。
- 「車いす仕様車(タイプI)"助手席側セカンドシート付"」には、ホワイトパールクリスタルシャイン(メーカーオプション)、シルバーメタリック、ブラックマイカ、ヴィンテージブラウンパールクリスタルシャイン(メーカーオプション)、ブルーメタリックに加え、専用色としてスーパーホワイトIIを加えた全6色を設定。なお、「FLEX TONE」は未設定となる。
- インテリアカラーは、「X」はフロマージュ×フロマージュ、「G」はフロマージュ×ダークブラウンが標準設定。また、全車にブラック×ブルーブラックを設定する。シート表皮は「G」が上級ファブリック、「X“Vパッケージ”」・「X」はファブリックを採用する。
- 2015年9月24日
- 助手席回転チルトシート車を追加[13]。(12月下旬発売)
- 助手席回転チルトシート車は、座面チルト機構により乗降性を向上するとともに、乗降に必要なスペースを縮小し、一般の駐車場での乗り降りを容易としただけでなく、ベース車と同等の乗り心地を追求するなど、さまざまなユーザーが利用しやすいよう「普通のクルマ化」をキーワードとして開発されている。ガソリン車・ハイブリッド車双方に設定され、ベーシックなAタイプと、手動車いす用収納装置(電動式)を標準装備としたBタイプの2種を設定。同時に、「車いす仕様車」にはタイプIIIを追加設定。従来の車いす仕様車タイプⅠの仕様に新開発の助手席回転チルトシートを標準装備している。
- 2017年8月1日
- 特別仕様車「G "Cuero(クエロ)"」を発売[14]。
- 「G」(ガソリン車・ハイブリッド車)をベースに、合成皮革と上級ファブリックを組み合わせた専用シート表皮を採用するとともに、シート・シフトノブ・ステアリングホイールの随所にオレンジステッチを施した。また、ベース車ではメーカーオプション設定となる衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sence C」、LEDランプパッケージ(Bi-Beam LEDヘッドランプ(ハイ・ロービーム、オートレベリング機構、LEDクリアランスランプ付)、フロントフォグランプ(ハロゲン)、専用リアコンビネーションランプ、コンライト(ライト自動点灯+消灯システム))、先行車発進告知機能などを特別装備。
- ボディカラーはホワイトパールクリスタルシャイン(メーカーオプション)、シルバーメタリック、ブラックマイカ、ヴィンテージブラウンパールクリスタルシャイン(メーカーオプション)に加え、特別設定色としてクールボルドーガラスフレーク(メーカーオプション)の全5色を設定する。
- 2018年4月
- 衝突回避支援パッケージの名称を「Toyota Safety Sense C」から、「Toyota Safety Sense」に変更[15]。(公式発表なし)
- 2018年9月11日
- マイナーチェンジ[16]。
- キャッチフレーズは「ふだんをアゲる」で、CMキャラクターには、渡辺直美を起用[注 3]。
- 2列シート車「FUNBASE X」、「FUNBASE G」を新設定(ハイブリッド車、ガソリン2WD車)。2列目シートを倒すことで、フラットかつ、最大荷室長2,065mmのラゲージスペースが特徴となる。また、2017年8月発売の特別仕様車「G Cuero」を、3列シート車の最上級グレードとしてカタログモデルとした一方、最廉価仕様の「X"Vパッケージ"」は廃止となった。
- エクステリアは、フロントバンパー、フロントグリル、ヘッドランプ、リヤランプ、ホイールキャップのデザインを変更。フロントバンパーのデザイン変更に伴い全長は35mm延長され4,260mmとなった。
- ボディカラーは、レッドマイカメタリック、グリーンマイカメタリックに替わりセンシュアルレッドマイカ(メーカーオプション)、ラディアントグリーンメタリック(3列シート車専用色)を設定。また、2列シート車専用色としてベージュを追加し、全10色とした。また、ツートーンカラーをメーカーオプションで新設定。全グレードに設定されるヴィンテージブラウンパールクリスタルシャイン × ホワイトパールクリスタルシャイン、ブラックマイカ × センシュアルレッドマイカ、ブラックマイカ × エアーイエロー、ブラックマイカ × ヴィンテージブラウンパールクリスタルシャインに加え、2列シート車専用のブラックマイカ × ベージュ、3列シート車専用のブラックマイカ × ラディアントグリーンメタリックの6パターンが用意される。
- 安全装備では、「Toyota Safety Sense」の構成機能の一つである「プリクラッシュセーフティ(レーザーレーダー+単眼カメラ方式)」に昼間での歩行者検知機能を追加。「X」と新設定の「FUNBASE X」は引き続きメーカーオプションだが、その他のグレードは標準装備となった。また、アクセルとブレーキを踏み間違えた時などに自動でブレーキをかける「インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]」を新設定(G "Cuero"に標準装備。車いす仕様車以外にメーカーオプション)。さらに、車両を上から見たような映像をナビゲーション画面に表示する「パノラミックビューモニター」を新設定し、全車にメーカーオプションとした。
- その他の装備として、「パワースライドドア予約ロック機能」を新設定(キーロック操作は全車に標準装備、スマートロック操作は「X」と「FUNBASE X」はメーカーオプション、その他のグレードは標準装備)。また、後席への荷物の置き忘れを通知する、「リヤシートリマインダー」を日本初採用。後席ドアの開閉でシステムが作動し、走行後、車両を停車しイグニッションをオフにすると、マルチインフォメーションディスプレイに荷物置き忘れ防止の通知メッセージが表示される機能である。
- ハイブリッド車は、JC08モード走行燃費が1.6km/L向上し、28.8km/Lとしたほか、「平成30年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆☆)」認定を取得した。
- ウェルキャブは、インテリジェントクリアランスソナーの未設定やボディカラーの設定が異なる点を除いてベース車に準じた改良を実施。また、車いす仕様車はスロープ前倒れ機能の設定を拡大し、全車標準装備となった。
- 2019年10月4日
- 特別仕様車「GLAMPER(グランパー)」が発売された[17]。
- 「G」・「HYBRID G」・「FUNBASE G」・「HYBRID FUNBASE G」をベースに、外観はフロントグリルに漆黒メッキ、ドアミラーカバー・グリップ式カラードアウトサイドドアハンドル・ホイールキャップにブラック加飾をそれぞれ採用。内装はブラックインテリアをベースに、シート表皮にはコハクを配色した専用ファブリックが採用された。
- また、販売店装着オプションとして、トヨタカスタマイジング&ディベロップメント製の専用パーツ「GLAMPER meets TRD」が用意されており、サイドデカール、ドアハンドルプロテクター、15インチアルミホイールキット並びにこれらの装備をセット化した「アクティブキット」が設定される。
- 2020年1月7日
- 特別仕様車「G"Safety Edition"」・「FUNBASE G"Safety Edition"」が発売された[18]。
- 「G」と「FUNBASE G」をベースに、通常はメーカーオプション設定のインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]とパノラミックビュー対応ナビパッケージ(パノラミックビューモニター、ステアリングスイッチ(オーディオ操作)、ドアミラーヒーター、6スピーカー)が特別装備されたほか、スーパーUVカット&シートヒーターパッケージも採用。内装はインストルメントパネルのアクセントカラーをオレンジからブラックに変更した。
- ボディカラーはホワイトパールクリスタルシャイン(メーカーオプション)、シルバーメタリック、ブラックマイカ、センシュアルレッドマイカ(メーカーオプション)の4色が設定される。
- 2020年6月2日
- 一部改良[19]。
- 「G」と「FUNBASE G」のヘッドランプをBi-Beam LED[ハイ・ロービーム](マニュアルレベリング機能+バルブ式クリアランスランプ)に変更し、「X」と「FUNBASE X」を除く全車に装備されているスマートエントリー&プッシュスタートシステムにスライドドアに近づくだけで自動的にオープンするウェルカムパワースライドドア機能を追加。ハイブリッド車にはアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)のメーカーオプション設定が追加された。ボディカラーの設定が変更され、モノトーンはアバンギャルドブロンズメタリックを追加、ブルーメタリックをダークブルーマイカメタリックに変更するとともに、2列シート車専用色だったベージュが3列シート車に、3列シート車専用色だったラディアントグリーンメタリックが2列シート車にそれぞれ設定を拡大したことで全11色(車いす仕様車(タイプI)助手席セカンドシート付は全7色)に拡大。ツートーン(メーカーオプション)はブラックマイカ × ヴィンテージブラウンパールクリスタルシャインに替わってブラックマイカ × ダークブルーマイカメタリックが設定され、モノトーン同様に2列シート車専用色だったブラックマイカ × ベージュが3列シート車に、3列シート車専用色だったブラックマイカ × ラディアントグリーンメタリックが2列シート車にそれぞれ設定が拡大された。
- 併せて、2列シート車に「FUNBASE G Cuero」を追加。「FUNBASE G」に3列シート車の「G Cuero」同様にLEDランプパッケージ、インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]、合成皮革×スエード調(ダブルステッチ付)表皮のシートが標準装備される。
-
2018年9月改良型 HYBRID FUNBASE G リア
-
2015年7月発売型 X
-
2015年7月発売型 X リア
-
2015年7月発売型 HYBRID G
-
2015年7月発売型 HYBRID G リア
-
2015年7月発売型 車いす仕様車
-
2015年7月発売型 車いす仕様車 リア
-
初代と2015年7月発売型のリア
-
2015年7月発売型 X インテリア
海外仕様
インドネシアのトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インドネシア(TMMIN)の西ジャワ州カラワン工場、中華民国(台湾)・桃園市中壢区の国瑞汽車でも生産される。
なお、2代目は先代に引き続き、香港・マカオ(いずれも中華圏特別行政区)市場でも販売されるが[20][21]、こちらは日本からの輸出となる。
- 2015年
- 2016年
- 1月 - ハイブリッドシリーズが香港とマカオで販売開始(ガソリンエンジンモデル同様、型式は日本国内仕様と異なり「P17#R」型となる)。
- 4月 - インドネシアで「All New SIENTA」として発表。同年7月より販売開始。
- 最上級のエアログレード「Q」以外にはCVTに加えて6速マニュアルトランスミッションも設定される。
- 現地の整備事情や道路事情に鑑み、ハイブリッド仕様は設定されず、ロードクリアランスが日本仕様より20mmプラスに(=全高1,695mm)、エクステリアの一部(フロントグリル、フロント&リアバンパー部のエアロパーツ等、ボディカラー等)、インテリアの一部(インパネシフト→フロアシフト、足踏み式→サイドレバー式パーキングブレーキ、エアコンスイッチパネルの形状変更等)が国内仕様と若干意匠が異なる[注 4]。
- 8月 - マレーシアでも販売開始。
- ハイブリッドの設定はなく投入されたモデルは2NR-FE搭載の2WD車のみで1.5V(CVT)と1.5G(CVT)のみとなる。
- 日本仕様との相違点として、現地の道路事情を考慮して車高が25mmプラス、6MT車の設定(ならびに専用インパネの新設)、リヤクーラーの設置、パーキングブレーキレバーの設置などが挙げられる。CVT仕様であってもフロアシフトとなる。ボディーカラーは日本仕様とは大きく異なり、「グレーメタリック」「オレンジメタリック」などが設定される代わりに「エアーイエロー」、「グリーンメタリック」などが設定されない。
- 11月 - 台湾で販売開始。シエンタ史上初の左ハンドルが設定された。
- ガソリン車のみの設定(1.5Lと1.8L)。同市場においてはウィッシュの後継車という位置付けである[注 5]。
- マレーシア仕様以上に日本仕様との相違点が多く、リヤクーラーの設置、パーキングブレーキレバーの設置、ヘッドアップディスプレイの追加、7人乗りに加えて5人乗り仕様の設定(前者は「小客車」、後者はタクシーでの使用を前提とした「小客貨両用車」の扱い)、2ZR-FAE型1.8Lエンジンの設定などが挙げられる。ボディーカラーは日本仕様に準じているが、「ブルーメタリック」、「グリーンマイカメタリック」、「ヴィンテージブラウンパールクリスタルシャイン」の3色が設定されておらず、代わりに日本仕様では初代中期・後期に設定されていた「グレーメタリック」の設定がある。
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東南アジア仕様
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東南アジア仕様 リヤ
車名の由来
- スペイン語の「7」“Siete(シエテ)”と英語の「楽しませる」"entertain(エンタテイン)"からの造語。派生グレードの「DICE」(ダイス)は英語で“サイコロ”を意味する。
脚注
注釈
- ^ [1]トヨタ企業サイト・高岡工場「沿革」より。また前期型の新型車解説書「打刻開始フレームNo.」欄では車台完成工場としてトヨタ自動車・高岡工場のみが表記されている。
- ^ 2011年2月24日の報道(トヨタが「シエンタ」生産を再開 - 中部経済新聞)では、4月から製造・販売を再開する予定だったが、3月に発生した東日本大震災の影響により延期となっていた。
- ^ ただし、起用期間は2019年8月31日まで。以前は3代目ヴィッツ(2017年1月マイナーチェンジ後のモデル)のCMに出演していた。
- ^ 【ジャカルタモーターショー16】海外初生産の新型 シエンタ、現地スタッフが手掛けるローカライズ - レスポンス
- ^ 日本市場においても2017年10月にウィッシュの販売が終了し、シエンタとプリウスαに統合された。
出典
- ^ "トヨタ、コンパクトミニバン・シエンタを新発売" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 29 September 2003.
- ^ "トヨタ、シエンタの特別仕様車を発売" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 24 December 2004.
- ^ "TOYOTA、シエンタを一部改良" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 18 August 2005.
- ^ "TOYOTA、シエンタをマイナーチェンジ" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 16 May 2006.
- ^ "TOYOTA、シエンタの特別仕様車を発売" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 25 June 2007.
- ^ "TOYOTA、シエンタをマイナーチェンジ" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 19 May 2011.
- ^ "TOYOTA、シエンタの特別仕様車を発売" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 3 April 2012.
- ^ "TOYOTA、シエンタを一部改良" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 3 September 2013.
- ^ "TOYOTA、新型シエンタを発売" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 9 July 2015.
- ^ "TOYOTA、新型シエンタを発売" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 9 July 2015.
- ^ 例:“新車両紹介”. シルバータクシー株式会社. 2019年2月21日閲覧。
- ^ "TOYOTA、新型シエンタを発売" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 9 July 2015.
- ^ "TOYOTA、ウェルキャブに助手席回転チルトシート車を新設定" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 24 September 2015.
- ^ "TOYOTA、シエンタの特別仕様車を発売" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 1 August 2017.
- ^ 「トヨタシエンタ カタログ」、2018年4月発行。HAZ11001-1804
- ^ "TOYOTA、シエンタをマイナーチェンジ" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 11 September 2018.
- ^ "TOYOTA、コンパクトカー4車種にアウトドアカジュアルテイストの特別仕様車を設定" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 4 October 2019.
- ^ "TOYOTA、シエンタに安全・安心装備を充実させた特別仕様車を設定" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 7 January 2020.
- ^ "TOYOTA、シエンタに2列シート車「FUNBASE G Cuero」を新設定" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 2 June 2020.
- ^ トヨタ、新型シエンタを発売MOTOR DAYS 2015年7月9日(2015年8月13日 閲覧)
- ^ 享樂7人同行 SIENTAToyota Hong Kong
関連項目
- トヨタ自動車
- トヨタ・ジャパンタクシー - 2代目の派生車種
外部リンク
- トヨタ シエンタ | トヨタ自動車WEBサイト
- 享樂7人同行 SIENTA(香港仕様)| Toyota Hong Kong
- All New SIENTA(インドネシア仕様)| トヨタ アストラ モーター(PT TOYOTA ASTRA MOTOR)
- SIENTA(台湾仕様)| TOYOTA TW