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読売ジャイアンツの海外トライアウトで合格し、{{by|2017年}}に[[育成選手制度 (日本プロ野球)|育成契約]]で入団、[[ホルヘ・マルティネス (野球)|ホルヘ・マルティネス]]と共に来日した。背番号は'''026'''。同年は二軍で18試合に登板し、2勝3敗、防御率3.29。 |
読売ジャイアンツの海外トライアウトで合格し、{{by|2017年}}に[[育成選手制度 (日本プロ野球)|育成契約]]で入団、[[ホルヘ・マルティネス (野球)|ホルヘ・マルティネス]]と共に来日した。背番号は'''026'''。同年は二軍で18試合に登板し、2勝3敗、防御率3.29。 |
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{{by|2018年}}[[7月4日]]のイースタン・楽天戦で8回2安打無失点と好投するなど主に先発で6試合に登板し防御率2.05と活躍し、7月8日に支配下選手契約を結び、背番号'''95'''に変更された。7月10日のヤクルト戦で一軍先発デビューし、5回5安打無失点で勝利投手となった。育成出身の初登板・初勝利は2017年4月19日に[[篠原慎平]]がリリーフでマークしたのに次いで2人目で、先発勝利はメルセデスが史上初だった<ref>[https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/07/11/kiji/20180711s00001173005000c.html 巨人メルセデス 篠原以来の育成初登板初勝利] スポニチアネックス 2018年7月11日</ref>。7月18日の阪神戦で7回無失点で2勝目を挙げた。巨人の外国人投手で初登板から2戦2勝は[[ビル・ガリクソン]]、[[ |
{{by|2018年}}[[7月4日]]のイースタン・楽天戦で8回2安打無失点と好投するなど主に先発で6試合に登板し防御率2.05と活躍し、7月8日に支配下選手契約を結び、背番号'''95'''に変更された。7月10日のヤクルト戦で一軍先発デビューし、5回5安打無失点で勝利投手となった。育成出身の初登板・初勝利は2017年4月19日に[[篠原慎平]]がリリーフでマークしたのに次いで2人目で、先発勝利はメルセデスが史上初だった<ref>[https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/07/11/kiji/20180711s00001173005000c.html 巨人メルセデス 篠原以来の育成初登板初勝利] スポニチアネックス 2018年7月11日</ref>。7月18日の阪神戦で7回無失点で2勝目を挙げた。巨人の外国人投手で初登板から2戦2勝は[[ビル・ガリクソン]]、[[鄭珉哲]]、[[テイラー・ユングマン|テイラー・ヤングマン]]に次いで4人目で、また、巨人の投手のデビューから2試合連続無失点勝利は日本人を含めても球団史上初だった<ref>[https://www.nikkansports.com/baseball/news/201807180000994.html 巨人メルセデス球団史上初!2試合連続無失点勝利] 日刊スポーツ 2018年7月19日</ref>。7月24日に左打ちから[[スイッチヒッター|両打ち]]へ登録を変更した。シーズン終了まで先発ローテーションの一角を担い5勝を記録。チームの[[2018年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ|クライマックスシリーズ]]出場に貢献した<ref>[https://www.hochi.co.jp/giants/20181021-OHT1T50128.html 【巨人】メルセデスがドミニカ共和国へ帰国「まずは家族の顔を見てゆっくり過ごしたい」]スポーツ報知 2018年10月21日</ref>。クライマックスシリーズではファーストステージでは出番がなかったがファイナルステージ([[広島東洋カープ|広島]]戦)の第1戦で先発を任された。だが、制球が甘く4回途中4失点でKOされ敗戦投手となり期待に応えられなかった。チームもCS敗退を喫している。 |
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{{by|2019年}}は4年ぶりに復帰した[[原辰徳]]監督の下、開幕から先発ローテーション入りした。安定した投球を見せていたが[[7月19日]]に登録を抹消された。8月1日に再登録後は失点数は少なかったが6回未満で降板する試合が目立ち、[[9月3日]]の[[中日ドラゴンズ|中日]]戦では3回途中2失点で降板して敗戦投手になると翌日登録を抹消された。[[9月19日]]に再登録され、同日の中日戦に先発し、勝ち星は付かなかったが6回1失点と好投した。[[9月22日]]に登録抹消後はそのまま出番がなかった。最終的に22試合に登板して8勝8敗、防御率3.52の成績を残したが、5回や6回で降板する試合が多かったことからスタミナ面で課題を残し、[[規定投球回]]への到達はならなかった。 |
{{by|2019年}}は4年ぶりに復帰した[[原辰徳]]監督の下、開幕から先発ローテーション入りした。安定した投球を見せていたが[[7月19日]]に登録を抹消された。8月1日に再登録後は失点数は少なかったが6回未満で降板する試合が目立ち、[[9月3日]]の[[中日ドラゴンズ|中日]]戦では3回途中2失点で降板して敗戦投手になると翌日登録を抹消された。[[9月19日]]に再登録され、同日の中日戦に先発し、勝ち星は付かなかったが6回1失点と好投した。[[9月22日]]に登録抹消後はそのまま出番がなかった。最終的に22試合に登板して8勝8敗、防御率3.52の成績を残したが、5回や6回で降板する試合が多かったことからスタミナ面で課題を残し、[[規定投球回]]への到達はならなかった。 |
2020年8月15日 (土) 04:34時点における版
読売ジャイアンツ #42 | |
---|---|
基本情報 | |
国籍 | ドミニカ共和国 |
出身地 | ラ・ロマーナ州 |
生年月日 | 1994年3月8日(30歳) |
身長 体重 |
188 cm 103 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投両打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2012年 |
初出場 | NPB / 2018年7月10日 |
年俸 | 1,100万円(2020年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
この表について
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クリストファー・クリストモ・メルセデス(Cristopher Crisostomo Mercedes、1994年3月8日 - )は、ドミニカ共和国ラ・ロマーナ出身のプロ野球選手(投手)。左投両打。NPB・読売ジャイアンツに所属。NPBでの登録名は「C.C.メルセデス」
経歴
2012年から2015年までタンパベイ・レイズ傘下のマイナーでプレーし、先発・リリーフで計53試合に登板、6勝10敗、防御率3.48。
2016年には母国・ドミニカ共和国でカープアカデミーの一員として、広島東洋カープのユニフォームを着て約1年間プレーした[1]。
読売ジャイアンツの海外トライアウトで合格し、2017年に育成契約で入団、ホルヘ・マルティネスと共に来日した。背番号は026。同年は二軍で18試合に登板し、2勝3敗、防御率3.29。
2018年7月4日のイースタン・楽天戦で8回2安打無失点と好投するなど主に先発で6試合に登板し防御率2.05と活躍し、7月8日に支配下選手契約を結び、背番号95に変更された。7月10日のヤクルト戦で一軍先発デビューし、5回5安打無失点で勝利投手となった。育成出身の初登板・初勝利は2017年4月19日に篠原慎平がリリーフでマークしたのに次いで2人目で、先発勝利はメルセデスが史上初だった[2]。7月18日の阪神戦で7回無失点で2勝目を挙げた。巨人の外国人投手で初登板から2戦2勝はビル・ガリクソン、鄭珉哲、テイラー・ヤングマンに次いで4人目で、また、巨人の投手のデビューから2試合連続無失点勝利は日本人を含めても球団史上初だった[3]。7月24日に左打ちから両打ちへ登録を変更した。シーズン終了まで先発ローテーションの一角を担い5勝を記録。チームのクライマックスシリーズ出場に貢献した[4]。クライマックスシリーズではファーストステージでは出番がなかったがファイナルステージ(広島戦)の第1戦で先発を任された。だが、制球が甘く4回途中4失点でKOされ敗戦投手となり期待に応えられなかった。チームもCS敗退を喫している。
2019年は4年ぶりに復帰した原辰徳監督の下、開幕から先発ローテーション入りした。安定した投球を見せていたが7月19日に登録を抹消された。8月1日に再登録後は失点数は少なかったが6回未満で降板する試合が目立ち、9月3日の中日戦では3回途中2失点で降板して敗戦投手になると翌日登録を抹消された。9月19日に再登録され、同日の中日戦に先発し、勝ち星は付かなかったが6回1失点と好投した。9月22日に登録抹消後はそのまま出番がなかった。最終的に22試合に登板して8勝8敗、防御率3.52の成績を残したが、5回や6回で降板する試合が多かったことからスタミナ面で課題を残し、規定投球回への到達はならなかった。
選手としての特徴
最速153キロの速球と、ツーシーム、スライダー、カーブ、チェンジアップ、シンカーを操る[5]。
左投げの選手、しかも投手には珍しい両打ち登録で、2018年は実際に右打席も経験したが、2019年からは利き腕を保護するためか左投手相手でも左打席に立ち、5月11日の対ヤクルト8回戦では、同じ左腕の石川雅規から2打席連続安打を放っている。
人物
- 2016年にはカープアカデミーで1年間プレーしたが、契約更新はされなかった。本人は「理由はあまり分からないんだ」と話したが、野球で大成するという夢を諦めず、その後巨人のトライアウトに合格した。
- 高級車を連想させる「メルセデス」は母国ではよくある名前で[6]、車は寮生活のため持っていないが、「いつかベンツに乗れるように頑張ります」と答えている[7]。また、シーズンのチーム成績が3位以上の場合、チームで最も活躍した選手にメルセデス・ベンツが贈られる「ヤナセ・ジャイアンツMVP賞」があり、「受賞できれば光栄」と語っている[8]。
- 妻と2017年6月に誕生した長男を故郷に残しているため、妻とのテレビ電話が日課となっている。支配下登録を告げた際には、嬉しさから号泣されたという[9]。
- 寮や球場での食事で毎回のように食べるのが「バナナ丼」で、白米の上に皮をむいて切ったバナナを何本ものせ、何もかけずにそのまま食べている[10]。
- 憧れの選手はランディ・ジョンソン[11]。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | 巨人 | 13 | 13 | 2 | 1 | 0 | 5 | 4 | 0 | 0 | .556 | 357 | 92.0 | 69 | 4 | 16 | 0 | 3 | 53 | 1 | 0 | 28 | 21 | 2.05 | 0.92 |
2019 | 22 | 22 | 0 | 0 | 0 | 8 | 8 | 0 | 0 | .500 | 512 | 120.1 | 137 | 12 | 28 | 1 | 5 | 89 | 2 | 0 | 49 | 47 | 3.52 | 1.38 | |
NPB:2年 | 35 | 35 | 2 | 1 | 0 | 13 | 12 | 0 | 0 | .520 | 869 | 212.1 | 206 | 16 | 44 | 1 | 8 | 142 | 3 | 0 | 77 | 68 | 2.88 | 1.18 |
- 2019年度シーズン終了時
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2018 | 巨人 | 13 | 2 | 21 | 0 | 1 | 1.000 |
2019 | 22 | 6 | 29 | 0 | 2 | 1.000 | |
通算 | 35 | 8 | 50 | 0 | 3 | 1.000 |
- 2019年度シーズン終了時
表彰
- スピードアップ賞:1回(2019年)
投手記録
- 初登板・初先発・初勝利:2018年7月10日、対東京ヤクルトスワローズ13回戦(明治神宮球場)、5回無失点
- 初奪三振:同上、3回裏にデビッド・ブキャナンから見逃し三振
- 初完投勝利:2018年8月2日、対横浜DeNAベイスターズ17回戦(横浜スタジアム)、9回2失点
- 初完封勝利:2018年8月24日、対阪神タイガース19回戦(東京ドーム)、9回2被安打2四球
打撃記録
- 初打席:2018年7月10日、対東京ヤクルトスワローズ13回戦(明治神宮球場)、3回表にデビッド・ブキャナンから空振り三振
- 初安打・初打点:2018年8月24日、対阪神タイガース19回戦(東京ドーム)、4回裏に秋山拓巳から中越適時二塁打
背番号
- 026(2017年 - 2018年7月8日)
- 95(2018年7月8日 - 同年終了)
- 42(2019年 - )
登場曲
- 「No es por mi fuerza」Melvin Free(2018年 - 2019年6月、2020年7月 - )
- 「Wow」Madiel Lara x Natan x Philip(2019年 - 2020年6月)
脚注
- ^ 【巨人】育成出身初の初登板初先発勝利、メルセデスはカープアカデミー出身だった スポーツ報知 2018年7月11日
- ^ 巨人メルセデス 篠原以来の育成初登板初勝利 スポニチアネックス 2018年7月11日
- ^ 巨人メルセデス球団史上初!2試合連続無失点勝利 日刊スポーツ 2018年7月19日
- ^ 【巨人】メルセデスがドミニカ共和国へ帰国「まずは家族の顔を見てゆっくり過ごしたい」スポーツ報知 2018年10月21日
- ^ 巨人メルセデスは手料理で愛妻ゲット、日本では夢を 日刊スポーツ 2018年3月9日
- ^ “【巨人】152キロ左腕メルセデスが支配下登録! 昇格即、1軍先発デビューも”. スポーツ報知 (2018年7月7日). 2018年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月24日閲覧。
- ^ ツイート内容 スポーツ報知・巨人取材班(Twitter) 2018年7月10日
- ^ 育成の巨人メルセデス いつかベンツを「受賞できれば光栄」 スポニチアネックス 2017年1月18日
- ^ メルセデス“Gクラス”1勝!育成史上初 初登板初先発白星 スポニチアネックス 2018年7月11日
- ^ “【巨人】メルセデスの“チカラ飯”はバナナ丼「何もかけないでそのまま食べる」”. スポーツ報知 (2018年7月19日). 2018年7月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月24日閲覧。
- ^ 巨人、最速152キロ左腕メルセデスを支配下登録 10日ヤクルト戦で先発へ サンスポ 2018年7月9日
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 C.C.メルセデス - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の通算成績と情報 MLB、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)