コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「知念かおり」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Cewbot (会話 | 投稿記録)
4行目: 4行目:
沖縄県[[宮古島市]](旧[[平良市]])で育ち、小学2年の時に父から囲碁の手ほどきを受ける。小学6年の時に、囲碁の勉強のために8か月間沖縄本島に住み、関西棋院で[[院生 (囲碁)|院生]]となる予定であったが、ホームシックから宮古島に戻った。その後中学2年で[[少年少女囲碁大会]]中学生の部ベスト32、[[全日本女流アマチュア囲碁選手権大会]]ベスト16。中学3年の時に上京し、その当時開設されたばかりの日本棋院幕張研修センターに入り院生生活を始めるが、年齢制限で退所を余儀なくされ、沖縄県出身の縁で[[茨城県]]に住む時本壱八段の内弟子になる。内弟子時代は[[剣道]]なども習った。
沖縄県[[宮古島市]](旧[[平良市]])で育ち、小学2年の時に父から囲碁の手ほどきを受ける。小学6年の時に、囲碁の勉強のために8か月間沖縄本島に住み、関西棋院で[[院生 (囲碁)|院生]]となる予定であったが、ホームシックから宮古島に戻った。その後中学2年で[[少年少女囲碁大会]]中学生の部ベスト32、[[全日本女流アマチュア囲碁選手権大会]]ベスト16。中学3年の時に上京し、その当時開設されたばかりの日本棋院幕張研修センターに入り院生生活を始めるが、年齢制限で退所を余儀なくされ、沖縄県出身の縁で[[茨城県]]に住む時本壱八段の内弟子になる。内弟子時代は[[剣道]]なども習った。


[[1993年]]入段。[[1995年]]初段で女流本因坊戦で挑戦者となるが、5番勝負で[[吉田美香]]六段に1-3で敗退。[[1997年]]三段で、再度の挑戦で吉田美香に3-1で勝ち、初タイトル獲得、その後3連覇。また1997年7月には楊嘉源九段と結婚し、妊娠中の5番勝負、椅子対局で話題になった。[[2000年]]に女流棋聖戦で[[小林泉美 (棋士)|小林泉美]]に挑戦し、2-1でタイトル獲得し、以後4連覇<ref name="sensei"/><ref name="base"/>。同年に、平良市民栄誉賞を授与する。2005年、三段昇段後50勝の規定により四段昇段。同年末の第4回正官庄杯戦(年始は第3回)では日本チームの四番手として出場し、3人抜きを果たすが[[ゼイ廼偉|芮廼偉]]に敗れる。現在子供は、娘・息子・娘の3人。
[[1993年]]入段。[[1995年]]初段で女流本因坊戦で挑戦者となるが、5番勝負で[[吉田美香]]六段に1-3で敗退。[[1997年]]三段で、再度の挑戦で吉田美香に3-1で勝ち、初タイトル獲得、その後3連覇。また1997年7月には楊嘉源九段と結婚し、妊娠中の5番勝負、椅子対局で話題になった。[[2000年]]に女流棋聖戦で[[小林泉美 (棋士)|小林泉美]]に挑戦し、2-1でタイトル獲得し、以後4連覇<ref name="sensei"/><ref name="base"/>。同年に、平良市民栄誉賞を授与する。2005年、三段昇段後50勝の規定により四段昇段。同年末の第4回正官庄杯戦(年始は第3回)では日本チームの四番手として出場し、3人抜きを果たすが[[芮廼偉]]に敗れる。現在子供は、娘・息子・娘の3人。


早打ち。愛称は「ニコちゃん」。
早打ち。愛称は「ニコちゃん」。

2020年8月8日 (土) 08:05時点における版

知念 かおり(ちねん かおり、1974年7月28日 - )は、囲碁棋士沖縄県平良市出身、日本棋院東京本院所属、時本壱九段門下。女流本因坊4期、女流棋聖5期など[1][2]。攻めと地の両方をこなし、柔軟で勝負強い棋風。夫は楊嘉源九段[1][2]

経歴

沖縄県宮古島市(旧平良市)で育ち、小学2年の時に父から囲碁の手ほどきを受ける。小学6年の時に、囲碁の勉強のために8か月間沖縄本島に住み、関西棋院で院生となる予定であったが、ホームシックから宮古島に戻った。その後中学2年で少年少女囲碁大会中学生の部ベスト32、全日本女流アマチュア囲碁選手権大会ベスト16。中学3年の時に上京し、その当時開設されたばかりの日本棋院幕張研修センターに入り院生生活を始めるが、年齢制限で退所を余儀なくされ、沖縄県出身の縁で茨城県に住む時本壱八段の内弟子になる。内弟子時代は剣道なども習った。

1993年入段。1995年初段で女流本因坊戦で挑戦者となるが、5番勝負で吉田美香六段に1-3で敗退。1997年三段で、再度の挑戦で吉田美香に3-1で勝ち、初タイトル獲得、その後3連覇。また1997年7月には楊嘉源九段と結婚し、妊娠中の5番勝負、椅子対局で話題になった。2000年に女流棋聖戦で小林泉美に挑戦し、2-1でタイトル獲得し、以後4連覇[1][2]。同年に、平良市民栄誉賞を授与する。2005年、三段昇段後50勝の規定により四段昇段。同年末の第4回正官庄杯戦(年始は第3回)では日本チームの四番手として出場し、3人抜きを果たすが芮廼偉に敗れる。現在子供は、娘・息子・娘の3人。

早打ち。愛称は「ニコちゃん」。

タイトル歴

登場回数 15回 獲得合計 9期


女流棋士タイトル獲得数ランキング
(2024年11月15日時点)
順位 獲得回数 棋士名
1位 27期 謝依旻七段*
2位 26期 藤沢里菜女流本因坊・女流名人・扇興杯*
3位 14期 上野愛咲美女流立葵杯*
4位 12期 青木喜久代八段*
5位 11期 小林泉美六段*
6位タイ 10期 杉内寿子八段* | 小林禮子七段
8位 9期 知念かおり六段*
9位 8期 伊藤友恵七段
10位タイ 7期 本田幸子七段 | 楠光子八段
・獲得回数には男女混合棋戦、参加資格限定棋戦も含む。
*は現役棋士。

その他の棋歴

国内棋戦

国際棋戦

脚注

外部リンク