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「近衛歩兵第2連隊」の版間の差分

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2020年7月22日 (水) 04:50時点における版

近衛歩兵第2連隊
創設 1874年1月23日
廃止 1945年8月
所属政体 大日本帝国の旗 大日本帝国
所属組織  大日本帝国陸軍
部隊編制単位 連隊
兵科 歩兵
所在地 東京
編成地 東京
通称号/略称 東部3
上級単位 近衛 - 近衛師団 - 近衛第1師団
最終位置 東京府
戦歴 西南戦争 - 日清 - 日露 - 日中 - 第二次世界大戦
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近衛歩兵第2連隊(このえほへいだいにれんたい、近衛歩兵第二聯隊)は、大日本帝国陸軍連隊のひとつ。近衛歩兵第1連隊とならび日本陸軍最初の歩兵連隊である。

近衛歩兵第二聯隊の碑(北の丸公園内)
昭和14年8月、富士山麓で演習した同連隊が営庭美化のため各中隊の競争で山百合を採取した記録。中隊ごとの採取数が記録されているため、当時の連隊の編制がわかる。(北の丸公園内)

沿革

1月23日 - 軍旗拝受、近衛歩兵第3と第4大隊を基幹に編成される
2月 - 佐賀の乱に出動するも到着前に終結
11月 - 動員下令、近衛混成旅団隷下となる
12月5日 - 広東に上陸
12月20日 - 翁英作戦開始
8月末 - 北部仏印進駐のため印度支那派遣軍隷下となる
9月26日 - ハイフォン郊外フクサに上陸、ハイフォンを占領
10月10日 - ハノイ無血入城、バクニンに駐屯し警備に当たる
  • 1941年(昭和16年)4月8日 - 帰還
  • 1943年(昭和18年)6月1日 - 近衛師団から近衛第1師団に所属変更
  • 1945年(昭和20年)
8月15日 - 宮城事件に際し、反乱将校の作成した偽造命令によって宮城占拠に動員される
8月25日 - 軍旗奉焼

歴代連隊長

歴代の連隊長
(特記ない限り陸軍大佐
氏名 在任期間 備考
1 国司順正 1874.1.20 - 1878.12.19 中佐、1878.11大佐
2 黒木為楨 1879.1.20 -
3 奥保鞏 1882.2.13 - 1885.5.21
4 仲木之植 1885.5.26 - 1886.5.27 中佐
5 諏訪好和 1886.5.27 -
6 福原豊功 1888.9.13 -
7 阪井重季 1892.2.6 - 1895.10.3
8 須永武義 1895.10.5 - 1898.3.3 中佐
9 児玉恕忠 1898.3.3 - 1903.7.2
10 深谷又三郎 1903.7.2 -
11 落合偉平 1904.11.6 - 中佐、1905.3.9戦傷
12 大庭二郎 1905.12.9 - 1909.11.30 中佐、1906.12大佐
13 河村正彦 1909.11.30 - 1911.9.9
14 金久保万吉 1911.9.9 - 1912.12.19
15 高島友武 1912.12.19 - 1914.5.11
16 津野一輔 1914.5.11 - 1916.8.18
17 安満欽一 1916.8.18 - 1917.8.6
18 河内茂太郎 1917.8.6 -
19 尾田源太郎 1919.7.25 - 1921.7.20[1]
20 佐藤子之助 1921.7.20 - 1922.8.15[2]
21 能村久次郎 1922.8.15 -
22 大谷一男 1924.2.4 -
23 古荘幹郎 1925.5.1 -
24 川原侃 1927.5.6 -
25 前田利為 1930.8.1 -
26 安井藤治 1931.8.1 -
27 阿南惟幾 1933.8.1 -
28 飯沼守 1934.8.1 -
29 土屋兵馬 1936.8.1 -
30 富永恭次 1938.3.1 -
31 深堀游亀 1939.3.9 -
32 小薗江邦雄 1940.8.1 -
33 岩根清夫 1941.9.1 -
34 芳賀豊次郎 1942.4.18 -
道家章麿 1945.8.17 -

脚注

  1. ^ 『官報』第2692号、大正10年7月21日。
  2. ^ 『官報』第3013号、大正11年8月16日。

参考文献

  • 『日本陸軍連隊総覧 歩兵編(別冊歴史読本)』(新人物往来社、1990年)
  • 原 剛『明治期国土防衛史』(錦正社、2002年)
  • 外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
  • 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
  • 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
  • 官報

関連項目