国司順正
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国司 順正(くにし よりまさ、1842年2月20日(天保13年1月11日[1]) - 1890年(明治23年)12月18日[2])は、日本の陸軍軍人、政治家。最終階級は陸軍少将。元老院議官、貴族院勅選議員。
経歴
[編集]山口県出身で、長州藩士。1871年7月31日(明治4年6月14日)御親兵創設時に上京し第7番大隊長に就任[1]。1872年5月9日(明治5年4月3日)、陸軍少佐に任官した[1]。
1874年(明治7年)1月、近衛歩兵第2連隊長となり、佐賀の乱に出征し、竹橋事件にも出動した。1878年(明治11年)11月、陸軍大佐に昇進し、翌月、近衛歩兵第1連隊長に就任。1880年(明治13年)4月、広島鎮台参謀長に発令され、翌年1月、熊本鎮台参謀長に転じた。
1882年(明治15年)2月、陸軍少将に進み熊本鎮台司令官に就任。1885年(明治18年)5月、歩兵第6旅団長となり、翌年7月10日に退任した[1]。
その後、1888年(明治21年)11月20日、元老院議官に就任[1]。1890年(明治23年)9月29日、貴族院議員に勅選され[1][3]、同年12月に死去するまで在任した[2]。同年10月20日、元老院が廃止され議官を非職となり[1]錦鶏間祗候を仰せ付けられた[4]。
栄典
[編集]- 位階
- 勲章等
- 1889年(明治22年)11月25日 - 大日本帝国憲法発布記念章[8]
親族
[編集]脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年。
- 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
- 我部政男・広瀬順晧編『国立公文書館所蔵 勅奏任官履歴原書 下巻』柏書房、1995年。
- 福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。