「劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼」の版間の差分
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2020年7月17日 (金) 14:32時点における版
劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼 | |
---|---|
監督 | 坂本太郎 |
脚本 | 井上敏樹 |
原作 | 石ノ森章太郎 |
製作 |
白倉伸一郎 土田真通 梶淳(テレビ朝日) |
出演者 |
細川茂樹 栩原楽人 渋江譲二 川口真五 松尾敏伸 松田賢二 山中聡 北原雅樹 湯江健幸 蒲生麻由 神戸みゆき 森絵梨佳 秋山奈々 水木薫 村田充 芦名星 下條アトム |
音楽 | 佐橋俊彦 |
主題歌 |
「Flashback」 Rin' featuring m.c.A・T |
撮影 | いのくままさお |
編集 | 大畑英亮 |
製作会社 | 劇場版『仮面ライダー響鬼』製作委員会 |
配給 | 東映[注釈 1] |
公開 | 2005年9月3日 |
上映時間 |
77分(劇場公開版) 89分(ディレクターズカット版) |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 11億円[1] |
前作 | 劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE |
次作 | 仮面ライダー THE FIRST |
『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』(げきじょうばん かめんライダーヒビキとしちにんのせんき)は、2005年9月3日より東映系で公開された日本の映画作品。特撮ヒーロー番組「平成仮面ライダーシリーズ」『仮面ライダー響鬼』の映画化作品である。同時上映は『魔法戦隊マジレンジャー THE MOVIE インフェルシアの花嫁』。
キャッチコピーは「伝説の鬼戦士、集結。古文書に記された、戦国時代の壮絶な戦い。」。
概要
本作品は戦国時代を舞台の中心とした時代劇であり、テレビシリーズ『響鬼』の番外編にあたる。時代劇という案は白倉伸一郎が提示した。テレビ版前期のプロデューサーである髙寺成紀も同様の構想を抱いていたが、現代を舞台とするテレビ版撮影用の素材が使えないので新規作成が必要となることから、無理と判断していた[2]。
ヒーローの武器のモチーフがギターやトランペットである以上、辻褄合わせは不可能であるため、時代考証は全くされていない。劇中では、カブキが登場早々に英語のセリフをしゃべることによって、「スーパー時代劇」であることを明確にしている[3]。脚本の井上敏樹の「時代劇は差別の多い時代である」という考えから、戦国時代では鬼(仮面ライダー)は忌み嫌われる存在として描かれている[4]。
タイトルは黒澤明の映画『七人の侍』に似ているが、内容を参照しているわけではない[3]。
「都道府県ごとに鬼がいる」というテレビ版の初期構想を下敷きに、日本各地を出身とする5人の劇場版限定仮面ライダーが登場する[5]。この5人のライダーは「ご当地ラーメン」に準え「ご当地ライダー」と称された[6][7]。北海道・東京・名古屋・大阪・福岡という地域の選定は、日本のプロ野球チームの本拠地から来ているが、同時にロケやキャンペーンを意識して東映の営業所所在地が選ばれている[5]。ご当地ライダーのデザインはテレビ版ライダーと比べるとシルエットが鮮明になっており、武器のモチーフは企画の初期に検討されたさまざまな楽器を発展させたものとなっている[8]。この他、当時の新聞では「響鬼の忍者バージョンが登場」「仮題は『戦国大決戦』」という、完成品では没案となった情報も報じられた[6]。
戦国時代の村は軽井沢にオープンセットを建てて撮影された。家一棟の予定だったのに村が丸ごとできてしまったと白倉は語っているが[2]、美術の大嶋修一は台本を見た当初から一棟だけでは不足であることを察しており、白倉の発言に関しては「多分おとぼけでしょう」と笑っている[9]。
エキストラの一般公募が実施されたが、混乱をなくすために参加条件は厳しく、「自前の戦国時代風衣装を着て東映太秦映画村に集合」というものだった。オーディション参加者は340名で、そのうち117名が合格した[10]。
テレビシリーズにはなかったライダー同士の戦いが描かれている他、現代の描写もテレビ版『響鬼』とは若干異なっており、映画公開時までのテレビシリーズにおける展開の予測に基づき、明日夢がヒビキのサポーターとして活動している設定になっている。また「ライダー」であることを意識して、冒頭では珍しくヒビキがバイクを運転する場面がある[11]。
あらすじ
現代の日本の海岸で巨大魔化魍・オロチが出現し、ヒビキと明日夢が駆けつけ戦うが、ヒビキはオロチに敗れ昏睡状態になる。明日夢はヒビキを救う手がかりを猛士の古文書のオロチの記述に求めるが、そこには自分と同じ「明日夢」という名と、鬼たちの物語が載っていた……。
古文書に書かれていたのは戦国時代のとある村。そこではオロチが毎年生贄を要求していた。その生贄に明日夢の知り合いであるひとえが選ばれ、明日夢はなんとかしようと立花藤兵衛に相談、鬼に救ってもらおうと言う案の元、明日夢たちは鬼探しに行く。
最初に出会った鬼・カブキへ協力を約束、彼の紹介である鬼の元へ行く。しかし明日夢はその男・ヒビキを一目見るや激怒した。彼は明日夢の兄・猛士の師匠だったが、明日夢は猛士をヒビキに殺されたと思っていたからであった。ヒビキも「自分は鬼を辞めた」と言い協力を断る。その後、明日夢たちはトウキ、イブキ、キラメキ、ニシキ、ハバタキ、トドロキを仲間に加え、オロチ退治を目指す。
登場人物
鬼
- ヒビキ / 仮面ライダー響鬼
- 現代のヒビキと同じ容貌の戦士。明日夢の兄・猛士を弟子にしていたが、彼を事故で死なせてしまったことから鬼を引退し、人里離れた場所で鍛冶屋を営んでいた。飄々とした雰囲気は現代と同じだが、猛士を死なせたことに対して内心では心を痛めているなど、現代のヒビキと比較するとナイーブな一面がある。
- イブキ / 仮面ライダー威吹鬼
- 現代のイブキと同じ容貌の戦士。鬼の力を用いて戦を勝ち抜き大名になったが、退屈な城暮らしに飽き、大名の地位を捨ててオロチ退治に協力する。
- 真面目で融通が利かず不器用だった現代のイブキとは全く性格が異なっており、乱心したと思われて止めようとした家臣を一人残らず叩きのめす他、EDでは殿様に戻って沢山の女性を侍らせて大尽遊びをするなど、遊び人のような軽い性格をしている。
- トドロキ / 仮面ライダー轟鬼
- 現代のトドロキと同じ容貌の戦士。普段は大工として生活している。ヒビキとは以前から親交があり、彼が引退した時に音角を預けられていた。EDではひなこから差し入れを貰うなど、現代のトドロキと同じように良い仲を築いている。
- カブキ / 仮面ライダー歌舞鬼
- 江戸出身。鬼探しの旅に出た明日夢たちが最初に出会った人物で、「ダイエット」「リバウンド」「ラジャー」「ジ・エンド」「チャンス」といった外来語を使う。
- 一見すると正義の鬼に見えるが、人間から迫害を受けたことにより大人を非常に憎んでいる。一方で、子供のことは本心から愛しており、優しく接している。
- 物語当初から既に血狂魔党と密約を結んでおり、明日夢たちに協力するフリをして鬼たちを一掃しようと目論んでいた。謀略が露見した後、響鬼と一戦交えるが敗北。ディレクターズカット版ではさらにその後の描写が存在し、決戦へ向かう明日夢を襲おうとしたヒトツミを最期の力で制止するものの、敢えなく生き血をすすられ、人知れず息を引き取った。
- 月刊ホビージャパンで連載されていた「HERO SAGA」では自身の最愛の女性が鬼の身内という理由だけで村人たちが暴行を加えて殺害されたという過去が描かれており、そのことが村人に激しい憎しみと恨みを抱くことになったという理由が描写されている。
- トウキ / 仮面ライダー凍鬼
- 蝦夷出身。仏の道を歩み僧侶となった戦士。神仏と会話することができ、変身前でも念動力などが使える。目の色が青である以外はザンキと同様の容貌をしており、「ご当地ライダー激闘ファイル」では過去の明日夢からもその点について突っ込まれていた。
- 普段は厳格かつ物静かな性格で、二度までなら理不尽な責めにも耐えるが三度目となると「仏の顔も三度まで」という信念のもと、暴れ出す。ディレクターズカット版では、かつてキラメキと一緒に魔化網と戦っていた際に、キラメキに騙されて逃げられてしまい一人で魔化網と戦わなければならなくなった過去があるため、彼に対する不信感は人一倍あり、一行に彼が加わる事には一番反対していた。
- キラメキ / 仮面ライダー煌鬼
- 尾張(現在の名古屋)出身。明日夢らが鬼を集めているという噂を聞いて大凧に乗ってやってきた戦士。普段は土産物売りを生業としているようである。からくりを操る技に長け、変身前でも大凧や煙幕玉などを使う。以前は魔化網から逃げていたが、まじめに戦うようになった。
- 『ご当地ライダー 激闘ファイル』では名古屋弁でしゃべっている。
- ニシキ / 仮面ライダー西鬼
- 大坂出身の戦士。鬼の力を用いて泥棒を働いていたが、決して殺人はしないというこだわりも持ち合わせている。捕縛され処刑されかかったところをカブキらに助けられ仲間になる。泥棒だけに根っからの守銭奴で、オロチ退治に協力したのもカブキの「埋蔵金がある」という話に乗せられたためであったが、最後には人助けに目覚めた。戦いが終わった後も、相変わらず牢獄暮しを続けている。
- ハバタキ / 仮面ライダー羽撃鬼
- 博多出身。登場している鬼の中では唯一の妻帯者で、既に鬼を引退し農民として暮らしていた。家族を守るために最初は戦うことを拒んでいたが、未練を断ち切れず密かに鬼としての鍛錬を続けており、それに気付いていた女房に後押しされて戦いに赴く。
- 『ご当地ライダー 激闘ファイル』では博多弁でしゃべっている。
鬼に関わる人々
明日夢 ()- 現代の安達明日夢と同じ容貌の少年。幼い頃に両親を亡くしており、ひとえとは兄妹同然に育った関係である。そのため、彼女が生贄に選ばれた際には誰よりも強く反対した。温和で大人しかった現代の明日夢と比べると、攻撃的な態度が目立つ。
- とりわけヒビキに対しては、実の兄である猛士を失った原因であることから恨みの念も強く、お門違いな因縁をつけることもあったが、頭の中では猛士が死んだのはヒビキのせいではないということを理解しており、それでも誰かに怒りや憎しみをぶつけでもしなければやってられなかったというのが本当のところであった。
- 後に兄の遺品である刀からヒビキを尊敬する気持ちを感じ取り、ヒビキにその刀と兄の思いを託すに至る。そして、戦いが終わった後、藤兵衛が考案した鬼を支える組織に、己の兄猛士の名前をつけた。
- ひとえ
- 現代の持田ひとみと同じ容貌の少女で、明日夢とは兄妹同然に育った。鈴に続いてオロチの生贄に選ばれてしまい、運命として受け入れた鈴と違って生贄にされることに対して最後まで恐怖感を拭い切れなかった。最初の鬼達の戦いが敗北に終わった後、呪いによって重い病にかかる。洞窟に隠れていた際、カブキが盗んだニシキの武器を使って村人を殺害する現場を目撃していたため、危うくカブキの手にかかって殺されかけたこともあった。その後、村人からは村の為に無理やり生贄にされそうになるが、間一髪のところをヒビキに助けられる。
立花 藤兵衛 ()- 現代の立花勢地郎の先祖で、容貌も勢地郎に瓜二つである。親のいない明日夢とひとえにとっての父親的存在でもある。鬼を魔化魍と同列に扱う村人たちの中にあって、鬼たちに偏見や差別を抱いていない数少ない存在であり、人間と鬼との間に一向に埋まらない溝があることを危惧している。こうした背景から、ひとえが生贄に選ばれた際にも真っ先に鬼に助けを求めることを提案しており、また戦いが終わった後、人と鬼が手を取り合える時が来るようにとの願いを込めて、鬼を支える組織を作ることを決意する。名前の由来は立花藤兵衛から。
- かずえ、ひなこ
- 現代の立花香須美、立花日菜佳と同じ容貌の姉妹で、藤兵衛の実の娘にあたる。明日夢と共に鬼に助けを求める旅に赴き、ひとえのことも村人から庇おうとした。
- 鈴
- 現代の天美あきらと同じ顔を持つ少女。物語の始まる1年前、村のために自らオロチの生贄となり、明日夢とひとえの目の前でオロチに喰い殺される。また止めようとした父親も、童子と姫に殺された。
猛士 ()- 明日夢の兄。鬼になることを夢見てヒビキに弟子入りしていたが、修行中に土砂崩れの事故に巻き込まれ命を落とす。そのことが明日夢が鬼を憎み、またヒビキが鬼の道から遠ざかる原因となった。
- ハバタキの女房
- 現代の滝澤みどりと同じ容貌の女性。ハバタキが密かに鬼の訓練を続けていることに気付いており、必ず生還することを条件に彼を戦場へ送り出した。
- 役人
- ニシキの処刑を担当した役人。しかし、ニシキの「空を見上げて死にたい」という最後の頼みを聞き入れたばかりに、刀を歯で受け止められ処刑は失敗。さらに刀を折られたことに、驚きを隠せずにいた。
鬼(音撃戦士)
本作に登場する戦国時代の鬼は現代の鬼と異なり、変身を解いても服は着たままである。
仮面ライダー歌舞鬼(カブキ)
- 身の丈:7尺5寸(約225cm) / 目方:44貫(約165kg)
歌舞伎役者をモチーフとした、関東を代表する鬼。音撃武器以外にも
裏切り者という二面性を暗示する左右非対称のデザインとなっている[12]。
- 装備
-
- 黒の変身音叉
- カブキの変身道具。左足に打ちつけて鳴らし、桜吹雪を纏い鬼に姿を変える。折り畳みの機能はなく、常に展開した状態で携行する。凍鬼、煌鬼、西鬼、羽撃鬼も同様。
鳴刀 音叉剣 ()- 変身音叉を呪術によって変化させた刀。歌舞鬼のほか、凍鬼、煌鬼、西鬼、羽撃鬼も同様の物を用いる。
- 音撃棒
烈翠 () - 柄と鬼石が緑色をしている。劇中では使われなかったものの、漫画版と『超・電王トリロジー EPISODE YELLOW』で使用している。
- 音撃鼓
- 金色で赤い三つ巴が特徴。
- 技
-
- 音撃打
業火絢爛 () - 音撃鼓を実体化させ、烈翠で叩くことで清めの音を放つ。こちらも漫画版と、『超・電王トリロジー EPISODE YELLOW』の2作品でのみ使用されている。
- 音撃打
仮面ライダー凍鬼(トウキ)
- 身の丈:8尺(約239cm) / 目方:51貫(約190kg)
白熊をモチーフとした、北海道代表の鬼。蝦夷出身。氷の属性を持ち、冷気を操る。体色は白で手は水色。胸部には黒い装甲を纏っている。額には鬼面の代わりに大きな熊の面がある。
モチーフが白熊なのは、蝦夷地名物の熊や、北海道日本ハムファイターズのイメージアニマルが熊であることに由来する。
- 装備
-
- 銅色の変身音叉
- トウキの変身道具。拝むような態勢にした左手に打ち付けて鳴らし、吹雪を身に纏い鬼に変わる。
音撃金棒 烈凍 ()- 先端が大型の青い鬼石となっている巨大な金棒。バックルの音撃鼓から紋章を出現させて敵を捕縛し、烈凍で粉砕するという技が使える。
- 音撃鼓
- 水色の縁取りがなされている。
- 技
-
音撃殴 一撃怒涛 ()- 空中に浮かべた音撃鼓を烈凍で叩き、銅鑼のような清めの音を放つ。
仮面ライダー煌鬼(キラメキ)
- 身の丈:6尺7寸(約202cm) / 目方:35貫(約130kg)
鯱(シャチホコ)をモチーフとした、東海代表の鬼。水中戦を得意とする。体色は濃い紺色で、その上から金色の装甲を纏っている。手の色は銀色。頭部には鬼面の代わりに大きな鯱の面がある。
モチーフのシャチホコは、名古屋城のシャチホコに由来している(戦前に存在したプロ野球球団・名古屋金鯱軍のチームシンボルはその名が示すとおりシャチホコ)。
- 装備
-
- 銀色の変身音叉
- キラメキの変身道具。片手の指で音叉を弾いて鳴らすことで、金色の光に包まれて鬼に変わる。
音撃震張 烈盤 ()- 現代のシンバルを模した二枚の輪剣で、普段は両肩に着装している。中心に持ち手があり、フリスビーのように投擲できる。音撃時には持ち手から伸びた紐を持つ。
- 音撃鳴
- 本体は銀色で、金色の縁取りがなされている。
- 技
-
音撃拍 軽佻訃爆 ()- 烈盤を打ち鳴らして清めの音を放つ。
仮面ライダー西鬼(ニシキ)
- 身の丈:6尺9寸(約208cm) / 目方:36.3貫(約136kg)
虎をモチーフとした、関西代表の鬼。体色は黄色で黒の縞模様が所々にある。手の色は黒。頭部には鬼面の代わりに虎を象った面がある。
モチーフが虎となっているのは、阪神タイガースのイメージアニマルが虎であることに由来している。
- 装備
-
- 赤の変身音叉
- ニシキの変身道具。額に打ち付けて鳴らし、黄色と黒の帯状の光に包まれて鬼に変わる。変身のみならず音撃を放つ際にも用いられる。
音撃三角 烈節 ()- 現代のトライアングルを巨大にしたような形の音撃武器。普段は三節棍として使う。途中カブキに盗まれ、殺人の濡れ衣を着せられたりもした。
- 音撃鼓
- 銀色で歌舞鬼とは色が異なる。
- 技
-
音撃響 偉羅射威 ()- 三角形に組み立てた烈節を変身音叉で叩き、清めの音を放つ。
仮面ライダー羽撃鬼(ハバタキ)
- 身の丈:7尺(約215cm) / 目方:39.2貫(約147kg)
鷹をモチーフとした、九州代表の鬼。背中に備えた翼による飛行能力を持つ。体色は茶色で手の色は黒。頭部には鬼面の代わりに鷹を象った面がある。
モチーフが鷹となっているのは、福岡ソフトバンクホークスのイメージアニマルが鷹であることに由来している。
- 装備
-
- 金色の変身音叉
- ハバタキの変身道具。片手の指に打ちつけて鳴らし、風を纏って羽毛を舞い散らせながら鬼に変わる。
音撃吹道 烈空 ()- 現代のフルートを大型化させたような形の音撃武器。色は金色。音撃の際には吹き矢の要領で鬼石を打ち込む他、槍としても用いられる。
- 音撃鳴
- 茶色の縁取りがなされている。
- 技
-
- 音撃奏
旋風一閃 () - 烈空を吹き鳴らして清めの音を放ち、敵の体内に打ち込んだ鬼石に共鳴させダメージを与える。
- 音撃奏
音式神(カラクリ動物)
いずれも本作品にのみ登場。戦国時代の鬼たちが携帯する、動物の魂が込められたカラクリ動物。現代のディスクアニマルに通じる存在で、起動前でできている。また、変形だけでなく巨大化することもできる。
茜鷹 ()-
- 最大飛行速度:時速200km / 連続稼働時間:20時間 / 最大録音可能容量:18時間分
- タカの魂が込められた音式神。現代の茜鷹と似た形状をしている。主翼のカッターだけでなく嘴も使って戦う。
岩紅獅子 ()-
- 最大走行速度:時速80km / 連続稼働時間:18時間 / 最大録音可能容量:18時間分
- 獅子の魂が込められた音式神。自由行動を好み、鋭い牙を武器とする。
白練大猿 ()-
- 最大走行速度:時速50km / 連続稼働時間:9時間 / 最大録音可能容量:9時間分
- 100年以上生きたとされる白猿の魂が込められた音式神。他のカラクリ動物以上の高い知能を持ち、強力な力と高い戦闘能力を兼ね備えている。
消炭鴉 ()-
- 最大飛行速度:時速160km / 連続稼働時間:16時間 / 最大録音可能容量:16時間分
- カラスの魂が込められた音式神。歌舞鬼が所有する。鋭い嘴と両足の爪を武器とし、上空からの急降下攻撃を得意とする。
魔化魍
古来より妖怪や物の怪として伝承されている怪物。戦国時代では複数の魔化魍が鬼岩城を根城として集まり、
- 童子と姫
- 顔の半分を仮面で覆っている。戦闘時にはテレビ版のような怪童子・妖姫ではなく、仮面が顔全体を覆った戦闘形態「仮面態」[注釈 2]になる。釵や鉄扇を武器にし、また炎を操ることもできる。童子は轟鬼に、姫は凍鬼に倒された。
- オロチ
-
- 体長:158尺4寸(約48m)
- 目方:40000貫(約15t)
- 一般的に
大蛇 ()として伝えられる戦国時代最強の大型魔化魍。普段は鬼岩城に潜んでいる。自由に飛行し、口から三千度の火球を吐き尻尾で敵を打ちのめす。戦国時代、現代共に登場し、現代ではとある海岸に現れ一度は響鬼を退けるも、クライマックスでの再戦にて装甲響鬼の放った鬼神覚声で倒された。戦国時代の方は描写がないが、何らかの方法で倒されたことが示唆されている。 - ヒトツミ
-
- 身の丈:8尺3寸(約250cm)
- 目方:56貫(約210kg)
- 一般的に二口女として伝承されている等身大魔化魍。本来は血狂魔党に所属する魔化魍ではなかったが、鬼たちを倒すため、童子・姫に協力を依頼され参戦する。普段は手毬を持った町娘の姿に化けているが、その正体は2つの顔を持つ死神と吸血鬼に似た姿をしている。槍と盾を持ち、口から毒霧を吐く能力を持つ。好物は鬼の血。また自身を巨大に見せる幻術を使う。最期は歌舞鬼を除く鬼全員の音撃を順番に受けて倒された。
- デザイン画での名称は外道魔人 奇骸羅帝[14]。初期名はキマイラに由来し、童子と姫の合体した姿と想定されていた[14]。
火焔大将 ()-
- 身の丈:6尺7寸(約203cm)
- 目方:47貫467匁(約178kg)
- 一般的に鎧武者の化け物として伝承されている等身大魔化魍[15]。口から吐き出す炎を操ることができ、鎧の両腕についた斧や「豪炎魔剣」という刀で戦う[16]。身体を砂状に変化させることも可能である[16]。
- 裏で血狂魔党と通じているカブキと組んで活動している。本来は両者の立場は対等のはずだが、主従関係に似た役割分担ができており、劇中では火焔大将がカブキの指示に従うことが多かった[16]。
- 初登場の際はカブキの要請を受けてとある村を襲撃し、歌舞鬼に倒される芝居を打つ。その後再び鬼たちの前に姿を現すが、響鬼の鬼火で今度こそ倒された。
- デザイン画での名称は魍魎魔人 邪骨大将[14]。
- 魔化魍忍群
- 一般的に化け狐として伝承されている血狂魔党の雑兵。赤い仮面は
紅狐 ()、白い仮面は白狐 ()と呼ばれる。両鎌刃を武器に集団で戦う。鬼たちに全滅させられた。 - デザイン画での名称は怪魔忍群 赤狂武・怪魔忍群 狂武[14]。
- バケガニ
-
- 体長:26尺(約7.87m)
- 目方:1466貫(約5.5t)
- 一般的に化け蟹として伝承されている、テレビシリーズにも度々登場する大型魔化魍で、本作品に登場した個体は赤褐色の体色となっている。山奥に出現し、煌鬼、西鬼、羽撃鬼の同時攻撃で倒された。
- イッタンモメン
-
- 体長:26尺(約7.87m、尻尾を含まず)
- 目方:1120貫(約4.2t)
- 飛行速度:マッハ3
- ディレクターズカット版における凍鬼の回想シーンに登場する。一般的に一反木綿として伝承されている大型魔化魍で、山奥に出現した。テレビシリーズに登場したものとは異なり、黒い体色となっている。
キャスト
キャスト面では、テレビシリーズでザンキ / 仮面ライダー斬鬼役を演じた松田賢二が劇場版オリジナルライダーとして出演したほか、多数のテレビシリーズのレギュラー陣が戦国時代の別人物を演じている。
ゲストとしては、芸人の塚地武雅(ドランクドラゴン)や、主演の細川茂樹の友人である俳優の小泉孝太郎、タレントの安倍麻美が出演している。とりわけ塚地は仮面ライダーファンを公言し、本作品の特番では司会も担当した。カブキ / 仮面ライダー歌舞鬼役には『仮面ライダー555』でゲスト出演経験がある松尾敏伸を起用。
- ヒビキ / 仮面ライダー響鬼(声)[注釈 3] - 細川茂樹
- 安達明日夢 / 明日夢(2役) - 栩原楽人
- カブキ / 仮面ライダー歌舞鬼(声) - 松尾敏伸
- イブキ / 仮面ライダー威吹鬼(声) - 渋江譲二
- トウキ / 仮面ライダー凍鬼(声) - 松田賢二
- キラメキ / 仮面ライダー煌鬼(声) - 山中聡
- ニシキ / 仮面ライダー西鬼(声) - 北原雅樹
- ハバタキ / 仮面ライダー羽撃鬼(声) - 湯江健幸
- トドロキ / 仮面ライダー轟鬼(声) - 川口真五
- 立花香須実 / かずえ(2役) - 蒲生麻由
- 立花日菜佳 / ひなこ(2役) - 神戸みゆき
- ひとえ - 森絵梨佳
- 鈴 - 秋山奈々
- 母親 - 水木薫
- ハバタキの女房 - 梅宮万紗子
- ヒトツミ - 安倍麻美(特別出演)
- 童子、姫(声) - 村田充
- 姫、童子(声) - 芦名星
- 鈴の父 - 小倉一郎
- 鈴の母 - 志水季里子
- 松田章
- 村人 - 小野了
- 村人 - 田口主将
- 法福法彦
- 鈴木泰明
- 清家利一
- 竹之内啓喜
- 北村明男
- 加藤寛治
- 町娘 - 村上祐子(テレビ朝日)
- チンピラ侍 - 青木哲也
- 大久保幸治
- 辻本一樹
- 農民の子供 - 槇岡瞭介
- 役人 - 塚地武雅(特別出演)
- 猛士 - 小泉孝太郎(友情出演)
- 立花勢地郎 / 藤兵衛(2役) - 下條アトム
声の出演
スーツアクター
- 仮面ライダー響鬼[17] - 伊藤慎
- 仮面ライダー威吹鬼[17][18] - 押川善文
- 仮面ライダー轟鬼[17] - 渡邉淳
- 仮面ライダー歌舞鬼[17][12] - 矢部敬三
- 仮面ライダー西鬼[17][19][20] - 永瀬尚希
- 仮面ライダー煌鬼[17][19] - 三村幸司
- 仮面ライダー凍鬼[17][12] - ケフィ アブリック
- 仮面ライダー羽撃鬼[17] - 下川真矢
- 妖姫[21] - 橋本恵子
- 怪童子[22]、仮面ライダー響鬼(代役)[23] - 大岩永徳
- 日下秀昭
- 今井靖彦
- 火焔大将[24] - 岡元次郎
- 竹内康博
- 中川素州
- 魔化魍忍群[25] - 小倉敏博
- 佐藤賢一
- 藤榮史哉
- 中島俊介
- 三住敦洋
- 中村博亮
- 金子佳代
- 橋口未和
- 佐野弥生
- 小島美穂
- 金田進一
- 宇田卓也
- 山崎広嗣
- 杉口秀樹
- 小林勇介
- 縄田雄哉
- 佐藤太輔
- 澤江晃史
- 大上免竜二
- 牧本竜
- 田中宏幸
- 山崎圭太
- 大前光範[26][注釈 1]
- 斉藤英長[26][注釈 1]
スタッフ
前4作ではテレビシリーズのパイロット監督が映画も監督するのが定番となっていたが、本作品ではテレビシリーズのパイロット監督であった石田秀範ではなく、坂本太郎が担当している。同時に坂本にとっては映画初監督作品となった。東映プロデューサーの白倉伸一郎・脚本の井上敏樹はテレビシリーズには未参加であり、彼らは当初『響鬼』を手掛けるのは劇場版のみの予定であったが、後にテレビシリーズ後期のメインスタッフとしても関わることになった。
音楽はテレビシリーズ同様佐橋俊彦が担当。劇場版ではオーケストラサウンドを起用。劇場版限定の多数のライダーが登場するが、ヒビキには和太鼓、トドロキにはギター、イブキには金管といった楽器によってそれぞれのライダーの特徴を表現する手法は避けられている。また歌舞鬼と煌鬼以外、各々の鬼のテーマ音楽は作られていない。
- 原作 - 石ノ森章太郎
- 脚本 - 井上敏樹
- 音楽 - 佐橋俊彦
- 製作 - 福湯通夫(東映)、高橋浩(東映アニメーション)、亀山慶二(テレビ朝日)
- 企画 - 鈴木武幸(東映)、梅沢道彦(テレビ朝日)、日達長夫(東映ビデオ)、竹内淳(バンダイ)、永井秀之(アサツー ディ・ケイ)、福中脩(東映エージエンシー)
- 撮影 - いのくままさお
- 照明 - 斗沢秀
- 美術 - 大嶋修一
- 録音 - 畑幸太郎
- 助監督 - 柴崎貴行、大峯靖弘、狩山俊輔、杉原輝昭、安井祥二
- スクリプター - 増田千尋
- 編集 - 大畑英亮
- 整音 - 曽我薫
- 太鼓指導 - 山内強嗣
- デザインワーク - 早瀬マサト(石森プロ)、野中剛・菊池和浩・小林大祐・下田竜彦(PLEX)
- 「魔化魍」デザイン - 出渕裕(等身大怪人全般)、篠原保(鬼岩城)[要出典]
- 「オロチ」デザイン - 草彅琢仁
- 特殊美術イメージ - 篠原保、松川健一
- 題字 - 康唯子
- 特殊衣裳デザイン・造型 - 竹田団吾
- プロデュース補 - 大森敬仁
- 制作担当 - 久住正平
- VFXスーパーバイザー - 捻橋尚文(特撮研究所)、佐藤敦紀(Motor/lieZ)
- 絵コンテ - 角田徳秀
- 特別協力 - 東映太秦映画村
- 制作協力 - 東映京都撮影所、東映テレビプロダクション
- スーパーバイザー - 小野寺章(石森プロ)
- プロデュース - 白倉伸一郎、土田真通、梶淳(テレビ朝日)
- アソシエイトプロデューサー - 髙寺成紀
- 特撮監督 - 佛田洋
- アクション監督 - 竹田道弘・金田治(ジャパンアクションエンタープライズ)
- 制作 - 劇場版『仮面ライダー響鬼』製作委員会(東映、東映アニメーション、テレビ朝日、東映ビデオ、アサツー ディ・ケイ、東映エージエンシー、バンダイ)
- 監督 - 坂本太郎
- 配給 - 東映[注釈 1]
主題歌
映像ソフト化
- O・N・I 〜劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼 メイキング〜(DVD1枚組、2005年9月9日発売)
- 撮影風景のドキュメンタリー、スタッフやキャストのインタビューを収録。
- 劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼 通常版(DVD1枚組、2006年1月21日発売・当初は初回生産限定の「特別限定版」もリリースされる予定であったが、諸般の事情で発売中止になった)
- 本編:劇場公開版本編を収録
- 映像特典
- 劇場予告
- 劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼 Blu-ray(1枚組、2009年7月21日発売)
- 本編:劇場公開版本編を収録
- 映像特典
- 劇場予告
- 劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼 ディレクターズカット版(DVD2枚組、2006年5月21日発売)
- ディスク1:本編DVD(約15分の未公開エピソードや修正CGを追加し、再編集した本編を収録)
- 音声特典
- オーディオコメンタリー(監督:坂本太郎×撮影:いのくままさお)
- 音声特典
- ディスク2:特典DVD
- O・N・I 〜劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼 メイキング〜 DC補完版
- 予告・特報・PR
- 製作発表
- 初日舞台挨拶
- ご当地ライダー激闘ファイル
- データファイル
- ポスターギャラリー
- ディスク1:本編DVD(約15分の未公開エピソードや修正CGを追加し、再編集した本編を収録)
- 劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼 ディレクターズカット版 特別限定バージョン(DVD2枚組、2006年5月21日発売・30,000セット限定生産)
- セット内容
- 劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼 ディレクターズカット版(特別ジャケット仕様)
- ソフトビニール人形「仮面ライダー歌舞鬼 リアル重塗装版」
- 特製ライナーカード(2枚)
- セット内容
- 仮面ライダー響鬼 THE MOVIE コンプリートBlu-ray(2枚組、2019年7月10日発売)
- ディスク1:『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』劇場公開版Blu-ray
- 映像特典
- 劇場予告
- 映像特典
- ディスク2:『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』ディレクターズカット版Blu-ray
- 映像特典
- O・N・I 〜劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼 メイキング〜
- O・N・I 〜劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼 メイキング〜 DC補完版
- 製作発表会見
- 完成披露試写会舞台挨拶
- 公開初日舞台挨拶
- ご当地ライダー激闘ファイル
- TRAILER
- TV SPOT
- 音声特典
- オーディオ・コメンタリー(監督:坂本太郎×撮影:いのくままさお / DVD版と共通)
- 映像特典
- 封入特典
- ブックレット(8P)
- ディスク1:『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』劇場公開版Blu-ray
他媒体展開
テレビシリーズ
- 『仮面ライダー響鬼』
-
- 『ご当地ライダー 激闘ファイル』
- 『響鬼』二十六之巻(2005年8月7日放映)から三十之巻(2005年9月4日放送)の本編終了後(一部の地域を除く)に放映されたショートムービー。全話ともディレクターズカット版DVDの特典DVD、及びコンプリートBlu-rayのディレクターズカット版Blu-rayに収録されている。
- 戦国時代の明日夢が、ご当地ライダー5人を紹介していく。本作品のようなシリアスな空気はなく、どちらかというと漫才のような掛け合いが多い。
- 紹介順は、カブキ、トウキ、キラメキ、ニシキ、ハバタキ。
- 『仮面ライダーディケイド』
- 仮面ライダー歌舞鬼が登場。
- 『仮面ライダーオーズ/OOO』
- 魔化魍忍群(白狐)が登場。
他映画
- 『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』(2009年8月8日公開)
- 『仮面ライダーディケイド』の単独作品。ヒトツミが登場。
- 『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ』(2010年6月19日公開)
- 『仮面ライダー電王』と『仮面ライダーディケイド』のクロスオーバー作品。仮面ライダー歌舞鬼が登場。
- 『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』(2011年4月1日公開)
- 『仮面ライダーオーズ/OOO』と『仮面ライダー電王』をメインとしたクロスオーバー作品。魔化魍忍群(白狐)が登場。
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』(2012年4月21日公開)
- 仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズのクロスオーバー作品。魔化魍忍群(白狐)が登場。
漫画
- 『仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』
- 作画:栗橋伸祐
- 講談社マガジンZKC連載。映像作品とは異なり描写を戦国時代パートのみに絞られており、また戦国時代の響鬼が装甲響鬼に変身、さらにオロチ(戦国時代)との決着のシーンが描かれている。一方でヒトツミが登場せず(これにより歌舞鬼の最期の描写も異なる)、バケガニも登場しない。
- なお、マガジンZKC掲載時には、別冊付録としての前後編での掲載であり、『仮面ライダーSD 4コマ』が掲載された。前編には、『仮面ライダー(1号・2号)』 - 『仮面ライダーBLACK RX』(番外編『ショッカー戦闘員』)を題材とした『仮面ライダーSD 4コマ 昭和仮面ライダーシリーズ編』と題された4コマ作品群が、後編には、『仮面ライダークウガ』 - 『仮面ライダー剣』を題材とした『仮面ライダーSD 4コマ 平成仮面ライダーシリーズ編』と題された4コマ作品群が、それぞれ同時に掲載された。
- ちなみに、各作品ごとに、別の漫画家(こしじまかずとも、吉田典弘、コンノトヒロ、NAO[要曖昧さ回避]、鈴木イゾ)が4コマを描いている。この内、『仮面ライダーSD 4コマ 平成仮面ライダーシリーズ編』と題された4コマ作品群は、『仮面ライダーSD 4コマ 平成仮面ライダー編』として単行本にも同時収録されている。
小説
- 『S.I.C. HERO SAGA MASKED RIDER HIBIKI EDITION -SEVEN OGRES-』
- 著:早瀬マサト。本作品の後日談に相当する。月刊ホビージャパン2006年6月号から9月号に掲載された。
脚注
注釈
出典
- ^ 2005年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
- ^ a b 完全攻略 2005, p. 76, 白倉伸一郎インタビュー.
- ^ a b 完全攻略 2005, p. 71, 井上敏樹インタビュー.
- ^ レッカ社「INTERVIEW:7 井上敏樹」『語ろう!クウガ アギト 龍騎』カンゼン、2013年、241 - 283頁。ISBN 978-4-86255-178-8。
- ^ a b 魂 2006, p. 63, 戦国の鬼たち.
- ^ a b 『スポーツニッポン』2005年6月13日付
- ^ 宇宙船YB 2006, p. 69.
- ^ 魂 2006, p. 66, 創造される鬼たち〜7人の戦鬼〜.
- ^ 完全攻略 2005, p. 73, 大嶋修一インタビュー.
- ^ 完全攻略 2005, pp. 66–67, 太秦映画村公開オーディションレポート.
- ^ 劇場パンフレット所収の坂本太郎インタビューより。
- ^ a b c 魂 2006, p. 64, 戦国の鬼たち.
- ^ 超辞典 2011, pp. 125–126.
- ^ a b c d 宇宙船YB 2006, p. 17
- ^ OPF 183 2018, p. 11.
- ^ a b c OPF 183 2018, p. 12.
- ^ a b c d e f g h Preview 2005, pp. 22–23.
- ^ NAKED 2010, p. 123, LIST OF WORKS 押川善文.
- ^ a b 魂 2006, p. 65, 戦国の鬼たち.
- ^ NAKED 2010, p. 53, LIST OF WORKS 永瀬尚希.
- ^ エンドロールより
- ^ NAKED 2010, p. 93, LIST OF WORKS 永徳.
- ^ 仮面俳優列伝 2014, pp. 113–122, 「第3章 平成世代が立つ仮面闘争の最前線 10 永徳」
- ^ NAKED 2010, p. 35, LIST OF WORKS 岡元次郎.
- ^ NAKED 2010, p. 75, LIST OF WORKS おぐらとしひろ.
- ^ a b “JAE2005年9月出演者情報”. 2020年4月2日閲覧。
参照文献
- 秋山哲茂他 著、丸澤滋・吉田伸浩編 編『劇場版 仮面ライダー響鬼 Preview Issue』石森プロ・東映監修、小学館〈ワンダーライフスペシャル〉、2005年。ISBN 978-4-09-106254-3。
- 『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼 完全攻略ガイド』角川書店〈Newtype THE LIVE EXTRA〉、2005年10月1日。
- 『仮面ライダー響鬼特写写真集【魂】』朝日ソノラマ〈DETAILS of HERO〉、2006年1月30日。ISBN 978-4-04-868101-8。
- 『宇宙船YEAR BOOK 2006』朝日ソノラマ〈ソノラマMOOK〉、2006年4月20日。ISBN 4-257-13086-5。
- 『JAE NAKED HERO』太田出版、2010年3月8日。ISBN 978-4-7783-1210-7。
- 『仮面ライダー超辞典』監修:石森プロ・東映、双葉社、2011年7月24日。ISBN 978-4-575-30333-9。
- 『東映ヒーロー仮面俳優列伝』鴬谷五郎[編著]、辰巳出版、2014年12月20日。ISBN 978-4-7778-1425-1。
- 『週刊 仮面ライダー オフィシャルパーフェクトファイル』デアゴスティーニ・ジャパン
- 「火焔大将」『オフィシャルパーフェクトファイル』183号、2018年4月17日、11 - 12頁。