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『'''両像・森鷗外'''』(りょうぞう・もりおうがい)は、小説家の[[松本清張]]による著作。『[[文藝春秋 (雑誌)|文藝春秋]]』1985年5 - 10・12月号に、「松本清張短篇小説館」第5話として連載され、加筆の上、著者没後の1994年11月に[[文藝春秋]]から刊行された。連載時の題は「二醫官傅」。 |
『'''両像・森鷗外'''』(りょうぞう・もりおうがい)は、小説家の[[松本清張]]による著作。『[[文藝春秋 (雑誌)|文藝春秋]]』1985年5 - 10・12月号に、「松本清張短篇小説館」第5話として連載され、加筆の上、著者没後の1994年11月に[[文藝春秋]]から刊行された。連載時の題は「二醫官傅」。 |
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小説の名目で連載されたが、実質的な内容は著者による[[森鷗外]]評伝と言え、著者の鷗外に言及した作品としては最も分量の多いものとなった。 |
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2020年6月18日 (木) 11:27時点における版
『両像・森鷗外』(りょうぞう・もりおうがい)は、小説家の松本清張による著作。『文藝春秋』1985年5 - 10・12月号に、「松本清張短篇小説館」第5話として連載され、加筆の上、著者没後の1994年11月に文藝春秋から刊行された。連載時の題は「二醫官傅」。
小説の名目で連載されたが、実質的な内容は著者による森鷗外評伝と言え、著者の鷗外に言及した作品としては最も分量の多いものとなった。
内容
- 著者による立項が特に為されているわけではないが、本作中おもに触れられている話題を挙げる。
参考文献
- 著者が鷗外に終生関心を持ち続けた動機・背景に関しては、種々の議論がある。以下はその一例である。
- 『松本清張研究』第1号「特集・松本清張と森鷗外」(1996年、砂書房)
- 『松本清張研究』創刊号「特集・清張と鷗外」(2000年、北九州市立松本清張記念館編集・発行)
- 鷗外をモチーフにした著者の他の作品として、小説『或る「小倉日記」伝』『鷗外の婢』『削除の復元』など、他にエッセイ・対談等でも鷗外への言及がある。特に『過ぎゆく日暦(カレンダー)』(1990年、新潮社、のちに『松本清張全集 第65巻』(1996年、文藝春秋)に収録)では、本作と部分的に共通する話題を扱っている。