「新琴似駅」の版間の差分
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|画像説明= 駅舎(2018年8月) |
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|よみがな= しんことに |
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|ローマ字= Shin-Kotoni<!-- 駅名標、JR北海道のHP内(外部リンク参照)および英語版HP内の路線図での表記に従う --> |
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2020年2月15日 (土) 05:49時点における版
新琴似駅 | |
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駅舎(2018年8月) | |
しんことに Shin-Kotoni | |
◄G04 新川 (1.9 km) (1.7 km) 太平 G06► | |
所在地 | 札幌市北区新琴似8条1丁目4番1号 |
駅番号 | ○G05 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■札沼線(学園都市線) |
キロ程 | 5.6 km(桑園起点) |
電報略号 | コニ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
4,099人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1934年(昭和9年)11月20日 |
備考 |
札幌市内駅 *業務委託駅 *みどりの窓口 有 |
新琴似駅(しんことにえき)は、北海道札幌市北区新琴似8条1丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)札沼線(学園都市線)の駅である。駅番号はG05。電報略号はコニ。
札沼線は桑園駅から当駅までが高架区間、次の太平駅から終点の新十津川駅まで地上区間となる。
歴史
新琴似という地名は、1887年(明治20年)に入植した屯田兵の新琴似兵村に由来する。兵役終了後、新琴似兵村部落会が札沼線敷設に際して駅を置くよう運動して、新琴似駅が設置されることになった。駅設置当時の村の中心は北西側で、周辺は農地だった。後に工場が進出したが戦後に閉鎖、移転してなくなった。1978年(昭和53年)に札幌市営地下鉄南北線の麻生駅ができた頃から宅地化が急速に進み、一帯は全面が市街地になった。
かつては駅東南約300mに札幌市電鉄北線(てつほくせん)の終点である新琴似駅前停留場(しんことにえきまえていりゅうじょう)が設置されていたが、札幌市営地下鉄南北線の麻生駅延伸を待たずして廃止された。
JR北海道
- 1934年(昭和9年)11月20日:国有鉄道札沼南線桑園駅 - 石狩当別駅間の開通に伴い、同線の駅として開業。一般駅。
- 1935年(昭和10年)10月3日:石狩当別駅 - 浦臼駅間の延伸開業[報道 1]に伴い、札沼南線が札沼北線と統合し、札沼線に改称。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承。
- 1979年(昭和54年)2月1日:貨物取扱い廃止。
- 1976年(昭和51年) - 1981年(昭和56年):この間、駅舎の北側に駅裏との連絡用自由通路の歩道橋設置。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物取扱い廃止。
- 1981年(昭和56年) - 1985年(昭和60年):この間、ホーム南寄りに跨線橋設置。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承[1]。
- 1991年(平成3年)3月16日:札沼線に「学園都市線」の愛称を設定[報道 1][報道 2][2]。
- 1999年(平成11年)8月22日:札沼線(学園都市線)の新川駅 - 当駅間および当駅 - 太平駅間の一部が高架化。これに伴い、高架駅となる[2]。
- 2000年(平成12年)
- 2006年(平成18年)1月:自動列車案内装置導入。同時に、電光掲示板が方向別の液晶ディスプレイとなる。
- 2007年(平成19年)10月1日:駅番号設定(G05)[報道 3]。
- 2008年(平成20年)
- 2012年(平成24年)6月1日:札沼線(学園都市線)のうち、当駅を含む桑園駅 - 北海道医療大学駅間が電化(交流20,000V・50Hz)[報道 6][報道 7]。
札幌市電
- 1964年(昭和39年)12月1日:札幌市電鉄北線 麻生町 - 新琴似駅前間の開通に伴い、新琴似駅前停留場が開業。非電化[新聞 1]。
- 1967年(昭和42年)11月1日:札幌市電鉄北線 北33条 - 新琴似間が電化(直流600V)。
- 1974年(昭和49年)5月1日:札幌市電鉄北線 北24条 - 新琴似駅前間の廃線に伴い、新琴似駅前停留場廃止。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する高架駅。ホームへは階段・エレベータの他に、上下両方向のエスカレーターが設置されている。
2012年5月31日までは八軒駅・新川駅と並び、非電化・高架・複線という珍しい構造の駅だった[注釈 1]。高架化工事中、当駅周辺では一時的に線路を(複線のまま)元の路盤よりも更に北西側(現下り線の更に外側)に振った。現駅舎は旧駅のほぼ真上に構築された。
桑園駅管理の業務委託駅(北海道ジェイ・アール・サービスネット)。みどりの窓口(営業時間5時40分 - 22時15分)・自動券売機・自動改札機・ICカードチャージ機・セブン-イレブン(北海道キヨスク運営、サンクスから転換)設置。待合室にはパン専門店ベーカリーベル新琴似店(日曜定休)がある。
待合室には苔生した熊の像がある。これは旧駅舎の札幌方面行ホームにあったのを移設したもので、公募によって「新ちゃん」と名づけられた。いつごろから置かれたのかは不明だが、ご神体のような役割があると言われ、旧駅時代にいたずらをされたときには駅の売上げが落ちたという言い伝えがある。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■札沼線(学園都市線) | 上り | 桑園・札幌方面 |
2 | 下り | あいの里教育大・石狩当別方面 |
(出典:JR北海道:駅の情報検索)
-
駅出入口(2018年8月)
-
改札口(2018年8月)
-
ホーム(2018年8月)
-
駅名標(2017年2月)
利用状況
2017年(平成29年)度の1日平均乗車人員は4,097人 である[4]。
近年の推移は下記のとおりである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)1,605 | [4] |
1995年(平成 | 7年)2,509 | |
2000年(平成12年) | 2,951 | |
2001年(平成13年) | 3,002 | |
2002年(平成14年) | 2,915 | |
2003年(平成15年) | 2,994 | |
2004年(平成16年) | 2,990 | |
2005年(平成17年) | 3,103 | |
2006年(平成18年) | 3,227 | |
2007年(平成19年) | 3,238 | |
2008年(平成20年) | 3,306 | |
2009年(平成21年) | 3,356 | |
2010年(平成22年) | 3,382 | |
2011年(平成23年) | 3,457 | |
2012年(平成24年) | 3,524 | |
2013年(平成25年) | 3,664 | |
2014年(平成26年) | 3,738 | |
2015年(平成27年) | 3,837 | |
2016年(平成28年) | 3,968 | |
2017年(平成29年) | 4,097 |
駅周辺
東口は南東に約500メートル離れた麻生駅を中心とした麻生地区の外れにあり、その位置関係の微妙さから、一部の乗り換え需要を除けば人の流れを引き付ける求心力は乏しかった。一方、西口はかつての新琴似兵村の中心であり、西5丁目樽川通沿いを中心に体育館や図書館等の公共施設が立ち並び、商業施設が集積する麻生地区とは別の拠点を形成している。複線電化完成後、駅周辺には大小のマンションが集積し、地下鉄とは競合しない利用者層が目立ち出している。
- 札幌市営地下鉄南北線麻生駅(麻生バスターミナル併設)
- 国道231号
- 北海道道277号琴似停車場新琴似線(琴似栄町通)
- 北海道道431号丘珠空港線・丘珠空港通
- 北海道道865号樽川篠路線・西5丁目樽川通
- 北区新琴似まちづくりセンター
- 北警察署新琴似交番
- 北消防署新琴似出張所
- 札幌市水道局北部水道センター
- 札幌市下水道科学館
- 札幌市立新琴似小学校
- 札幌市立新琴似中学校
- 札幌北郵便局
- 札幌麻生郵便局
- 札幌新琴似郵便局
- 北海道労働金庫札幌麻生支店
- 北海道信用金庫新琴似支店
- 北洋銀行麻生支店・新琴似支店
- 北海道銀行麻生支店
- 北陸銀行麻生支店
- 札幌市農業協同組合(JAさっぽろ)新琴似支店
- 新琴似屯田兵中隊本部
- 新琴似神社
- 札幌市北区体育館
- 札幌市麻生球場
- 札幌市新琴似図書館
- プラザ新琴似
- イオン札幌麻生店
- マックスバリュ新琴似店
- ニトリ本社・本店
- セカンドストリート新琴似店
- 北大学力増進会札幌北本部、スポーツクラブZip麻生
- 北海道中央バス(新川、石狩)「新琴似駅前」・「新琴似駅通」停留所[5][6]
隣の駅
かつて存在した路線
- 札幌市電
- 鉄北線
- 北24条停留場 - 新琴似駅前停留場
脚注
注釈
出典
- ^ 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 24号 石勝線・千歳線・札沼線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月27日、25頁。
- ^ a b c 杉山茂「電化目前の学園都市線と専用気動車のこと」『鉄道ファン』第615号、交友社、2012年7月、27頁。
- ^ 『JRガゼット』2009年10月号、交通新聞社
- ^ a b “3.JR” (PDF). 札幌の都市交通データ. 札幌市. p. 42・43 (2018年). 2019年4月21日閲覧。
- ^ “新琴似駅前 のりば地図”. 北海道中央バス. 2019年6月19日閲覧。
- ^ “新琴似駅通 のりば地図”. 北海道中央バス. 2019年6月19日閲覧。
報道発表資料
- ^ a b c "札沼線(学園都市線)の電化について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 9 September 2009. 2009年9月14日閲覧。
- ^ a b "札沼線(学園都市線)の電化開業時期について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 13 October 2011. 2011年10月17日閲覧。
- ^ "駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 12 September 2007. 2014年9月6日閲覧。
- ^ "Kitacaサービス開始日決定について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 10 September 2008. 2015年1月10日閲覧。
- ^ "札幌市営地下鉄との代替輸送の実施について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 29 October 2008. 2015年1月10日閲覧。
- ^ "学園都市線電化開業に伴う電車の投入(第一次)について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 14 March 2012. 2014年7月21日閲覧。
- ^ "平成24年10月ダイヤ改正について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 3 August 2012. 2012年8月17日閲覧。