南下徳富駅
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南下徳富駅 | |
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駅舎撤去後の全景(2020年3月) | |
みなみしもとっぷ Minami-Shimo-Toppu | |
◄於札内 (1.5 km) (2.1 km) 下徳富► | |
所在地 | 北海道樺戸郡新十津川町字花月 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | 札沼線(学園都市線) |
キロ程 | 69.4 km(桑園起点) |
電報略号 | ミフ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1956年(昭和31年)11月16日[1] |
廃止年月日 | 2020年(令和2年)5月7日[JR北 1] |
備考 |
無人駅 路線廃止に伴う廃駅 |
南下徳富駅(みなみしもとっぷえき)は、北海道樺戸郡新十津川町字花月(かげつ)にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)札沼線(学園都市線)の駅(廃駅)である。事務管理コードは▲130219[2][注 1]。
歴史
[編集]- 1956年(昭和31年)11月16日:日本国有鉄道(国鉄)札沼線の駅として開業[1]。旅客のみ取扱い[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承[1]。
- 1991年(平成3年)3月16日:札沼線に「学園都市線」の愛称を設定[JR北 2][JR北 3][4]。
- 1996年(平成8年)3月16日:札沼線(学園都市線)のうち、当駅を含む石狩当別駅(現・当別駅) - 新十津川駅間でワンマン運転開始[4]。
- 2012年(平成24年):木造駅舎を撤去。
- 2016年(平成28年)
- 2018年(平成30年)12月20日:沿線4町と道が、北海道医療大学駅 - 新十津川駅間の廃止・バス転換で合意[JR北 6]。
- 2020年(令和2年)
駅名の由来
[編集]下徳富駅の南にあるため[5]。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。石狩当別駅が管理していた無人駅で、かつては木造の駅舎があったが廃止時点では撤去されており、待合室等も設置されていなかった。駅の北側に南十六号線の踏切が接していた。
2020年5月7日の北海道医療大学駅 - 新十津川駅間の廃止にあたって、同日未明にホームに設置されていた駅名標が撤去された[新聞 4]。
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駅舎があった頃の駅全景(2004年6月)
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ホーム(2017年8月)
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駅名標(2017年8月)
利用状況
[編集]- 2011 - 2015年(平成23 - 27年)の乗降人員調査(11月の調査日)は「1名以下」[JR北 8]。
- 2012 - 2016年(平成24 - 28年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は0.2人[JR北 9]。
- 2013 - 2017年(平成25 - 29年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は0.2人[JR北 10]。
- 2014 - 2018年(平成26 - 30年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は0.2人[JR北 11]、乗降人員調査(11月の調査日)平均は「1名以下」[JR北 12]。
- 2015 - 2019年(平成27 - 令和元年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は0.2人[JR北 13]。
駅周辺
[編集]田園風景が広がり、田畑と数軒の農家があるのみである。
廃止後の予定
[編集]2020年(令和2年)5月の当駅廃駅後、当駅跡地・線路跡地は新十津川町に無償譲渡される[新聞 5]。2020年度(令和2年度)から3年間の間に、駅は解体される予定である[6]。また、町は札沼線の線路によって水田地帯が分断されている現状を解消し、基幹産業の稲作の振興を進めるため、2020年度(令和2年度)から3年間の間に、当駅周辺を含めた線路跡地を水田に戻す予定である[6]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、834頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 日本国有鉄道旅客局 編『日本国有鉄道 停車場一覧』日本国有鉄道、1985年9月20日、188頁。doi:10.11501/12065988。ISBN 4-533-00503-9 。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、220頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ a b 杉山茂「電化目前の学園都市線と専用気動車のこと」『鉄道ファン』第615号、交友社、2012年7月、27頁。
- ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、54頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ a b 新十津川町 年刊 まちづくり読本 令和2年度予算版. 新十津川町. (2020年4月). pp 29. オリジナルの2020年4月19日時点におけるアーカイブ。 2020年4月19日閲覧。
JR北海道
[編集]- ^ a b 『札沼線(北海道医療大学・新十津川間)の鉄道事業廃止届の提出について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2018年12月21日。オリジナルの2018年12月24日時点におけるアーカイブ 。2018年12月24日閲覧。
- ^ 『札沼線(学園都市線)の電化について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2009年9月9日 。2009年9月14日閲覧。
- ^ 『札沼線(学園都市線)の電化開業時期について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2011年10月13日 。2011年10月17日閲覧。
- ^ 『3月26日以降の普通列車時刻について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2016年2月8日 。2016年2月9日閲覧。
- ^ “当社単独では維持することが困難な線区について” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2016年11月18日), オリジナルの2016年11月18日時点におけるアーカイブ。 2020年4月19日閲覧。
- ^ “札沼線(北海道医療大学・新十津川間)の鉄道事業廃止届の提出について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2018年12月21日), オリジナルの2018年12月22日時点におけるアーカイブ。 2020年4月19日閲覧。
- ^ 『札沼線(北海道医療大学・新十津川間)最終運行について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2020年4月16日。オリジナルの2020年4月16日時点におけるアーカイブ 。2020年4月16日閲覧。
- ^ “極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年12月10日閲覧。
- ^ 「札沼線(北海道医療大学・新十津川間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道株式会社、2017年12月8日 。2017年12月10日閲覧。
- ^ 「札沼線(北海道医療大学・新十津川間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、2018年7月2日。オリジナルの2017年12月31日時点におけるアーカイブ 。2018年7月4日閲覧。
- ^ “札沼線(北海道医療大学・新十津川間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員” (PDF). 全線区のご利用状況(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. 2020年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月20日閲覧。
- ^ “札沼線(北海道医療大学・新十津川間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人未満の線区(「赤色」「茶色」5線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月4日閲覧。
新聞記事
[編集]- ^ “札沼線・北海道医療大学―新十津川 20年5月7日に廃止”. 北海道新聞. (2018年12月8日). オリジナルの2018年12月17日時点におけるアーカイブ。 2018年12月8日閲覧。
- ^ “札沼線廃止、21日にも届け出 JR、沿線4町と覚書調印”. 北海道新聞. (2018年12月21日). オリジナルの2018年12月23日時点におけるアーカイブ。 2018年12月23日閲覧。
- ^ “JR札沼線、北海道医療大学-新十津川間が廃止へ 2020年5月、地元と合意”. 毎日新聞. (2018年12月20日). オリジナルの2018年12月23日時点におけるアーカイブ。 2018年12月23日閲覧。
- ^ “札沼線静かに廃止 新十津川-道医療大 駅名標を撤去”. 北海道新聞. (2020年5月7日). オリジナルの2020年5月14日時点におけるアーカイブ。 2020年5月14日閲覧。
- ^ “新十津川町長も廃線容認を表明、JR札沼線” (日本語). 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2018年6月25日). オリジナルの2020年4月19日時点におけるアーカイブ。 2020年4月19日閲覧。