当別駅
表示
(石狩当別駅から転送)
当別駅[※ 1] | |
---|---|
南口(2022年4月) | |
とうべつ Tōbetsu | |
◄G12 太美 (6.6 km) (3.0 km) 北海道医療大学 G14► | |
所在地 | 北海道石狩郡当別町錦町55-9 |
駅番号 | ○G13 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■札沼線(学園都市線) |
キロ程 | 25.9 km(桑園起点) |
電報略号 | タウ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
2,340人/日(降車客含まず) -2009年- |
開業年月日 | 1934年(昭和9年)11月20日[1] |
備考 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口 有 話せる券売機設置駅[2] |
当別駅(とうべつえき)は、北海道石狩郡当別町錦町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)札沼線(学園都市線)の駅である。駅番号はG13。電報略号はタウ。事務管理コードは▲130205[3]。
歴史
[編集]JR北海道
[編集]- 1934年(昭和9年)11月20日:国有鉄道札沼南線桑園駅 - 当駅間の開通に伴い、同線の石狩当別駅(いしかりとうべつえき)として開業[1][5]。一般駅[6]。
- 1935年(昭和10年)10月3日:当駅 - 浦臼駅間の延伸開業に伴い、札沼南線が札沼北線と統合し、札沼線に改称[JR北 2]。
- 1944年(昭和19年)7月21日:第二次世界大戦の激化に伴い、札沼線の当駅 - 石狩月形駅間が不要不急線に指定され、営業休止[7]。
- 1946年(昭和21年)12月10日:札沼線の当駅 - 浦臼駅間が営業再開[8]。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承。
- 1979年(昭和54年)2月1日:貨物扱い廃止[6]。
- 1983年以前:跨線橋設置。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[6]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承[1]。
- 1991年(平成3年)
- 1993年(平成5年)11月10日:橋上駅舎化に着手[新聞 2]。
- 1994年(平成6年)11月2日:橋上駅となり、北口が開設[新聞 3]。
- 1996年(平成8年)3月16日:札沼線(学園都市線)の当駅 - 新十津川駅間でワンマン運転開始[9]。
- 1998年(平成10年)12月31日:自動改札機を設置し、供用開始[11]。
- 2000年(平成12年)札沼線(学園都市線)のうち、当駅を含む桑園駅 - 石狩月形駅間に自動進路制御装置 (PRC) を導入[12]。
- 2007年(平成19年)10月1日:駅番号設定(G13)[JR北 4]。
- 2008年(平成20年)10月25日:IC乗車券「Kitaca」使用開始[JR北 5]。
- 2012年(平成24年)
- 2014年(平成26年)7月1日:前述の業務機関統合方式により当駅傘下となっていた工務部門を分離し保線所に移管[JR北 8]。
- 2017年(平成29年)3月5日:自動改札機導入。
- 2020年(令和2年)4月4日:北海道医療大学駅 - 新十津川駅間の廃止に合わせ、土日のみ駅弁を約70年ぶりに販売[新聞 4]。
- 2022年(令和4年)
-
電化前のホーム(2009年8月)
-
改称前の駅名標(2017年5月)
江当軌道
[編集]- 1927年(昭和2年)8月18日:江当軌道 当別 - 江別間の営業開始に伴い、当別駅開業[13][13]。
- 1930年(昭和5年)12月14日:積雪のため、1931年(昭和6年)3月24日まで運休[14]。
- 1932年(昭和7年)
- 1934年(昭和9年)
- 1935年(昭和10年)12月20日:積雪のため、1936年(昭和11年)4月30日まで運休[19]
- 1936年(昭和11年)5月1日:江当軌道の廃線に伴い、当別駅廃止[20]。
当別町営軌道
[編集]- 1949年(昭和24年)6月:当別町営軌道(簡易軌道)の当別停留所 - 青山中央停留所間が開業。
- 1954年(昭和29年)9月26日:洞爺丸台風の影響で、被災した当別町営軌道が不通になり、営業休止。
- 1955年(昭和30年):当別町営軌道が全線運行不能となる。
- 1956年(昭和31年)3月31日:当別町営軌道の運行停止が決定。
- 1958年(昭和33年):当別町営軌道が書類上廃線となり、当別停留所廃止。
駅名の由来
[編集]→「当別川 § 川名の由来」、および「当別町 § 町名の由来」も参照
町名より。
開業時点では「他に同音の駅(引用注:渡島当別駅)がある為[21]」として、旧国名の「石狩」を冠していたが、当別町では「(駅が所在する)自治体名を石狩市と誤認している町外の方が多い」として、札沼線北海道医療大学駅以北の路線廃止に関連し、当駅と石狩太美駅の駅名から「石狩」の冠名削除についてJR北海道と協議し[22]、2022年(令和4年)3月12日実施のダイヤ改正で町内にロイズタウン駅が開業するのに合わせ、改称された[JR北 1]。
駅構造
[編集]単式・島式複合ホーム2面3線を持つ地上駅(橋上駅)で、他に側線を1本有する。
みどりの窓口・自動券売機・話せる券売機[2]・自動改札機が設置されている。
管理駅として、太美駅と北海道医療大学駅を管理下に置いている。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■札沼線(学園都市線) | 上り | 札幌方面 | |
2 | 下り | 北海道医療大学方面 | ||
3 | ||||
上り[23] | 札幌方面[23] | 主に朝[23] |
-
コンコース(2022年4月)
-
改札口とみどりの窓口(2022年4月)
-
自動券売機と話せる券売機(2022年4月)
-
ホーム(2022年4月)
-
駅名標(2022年3月)
利用状況
[編集]2009年度の1日平均乗車人員は2,340人である。近年の推移は下表のとおり。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1950年(昭和25年)[24] | 980 |
1955年(昭和30年)[24] | 1,270 |
1960年(昭和35年)[24] | 1,680 |
1965年(昭和40年)[24] | 2,136 |
1969年(昭和44年)[24] | 1,647 |
1999年(平成11年)[25] | 2,462 |
2000年(平成12年)[25] | 2,493 |
2001年(平成13年)[25] | 2,422 |
2002年(平成14年)[25] | 2,438 |
2003年(平成15年)[25] | 2,452 |
2004年(平成16年)[25] | 2,468 |
2009年(平成21年) | 2,340 |
2015年 (平成27年)[1] | 4,746 |
駅周辺
[編集]駅周辺は市街地である。駅の北に白樺公園が、南に駅前広場があり、市街は駅の南側に厚く広がる。高い建物は少ない。商店街は駅前ではなく南東に少し離れたところにある。
- 北海道道366号石狩当別停車場線
- 北海道道81号岩見沢石狩線
- 国道275号
- 当別町役場
- 当別町総合体育館
- 北警察署当別交番
- 当別郵便局
- 北海道信用金庫当別支店
- 北洋銀行当別支店
- 北海道銀行当別支店
- 北石狩農業協同組合(JA北いしかり)本所
- 北海道当別高等学校
- 阿蘇公園
- 開拓郷土館
- 伊達邸別館・伊達記念館
- 当別赤れんが6号ふれあい倉庫(2007年(平成19年)4月7日開館)[新聞 5][新聞 6]
- ラルズマート当別駅前店
バス路線
[編集]- 北口
-
- 当別ふれあいバス「JR当別駅北口」停留所[26]
かつては北海道中央バス・札幌第一観光バスが乗り入れており、駅から少し離れて当別ターミナルも設けられていた。また札幌第一観光バスの撤退路線を継承した下段モータースの当江線(2016年4月1日の改正で廃止)は北口の発着となっていた。
隣の駅
[編集]かつて存在した路線
[編集]- 江当軌道
- 江当軌道線
- 当別駅 - 蕨岱駅
- 当別町営軌道
- 当別町営軌道線
- 当別停留所 - 六軒町停留所
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 24号 石勝線・千歳線・札沼線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月27日、24-25頁。
- ^ a b “指定席券売機/話せる券売機|駅・鉄道・旅行|JR北海道- Hokkaido Railway Company”. 北海道旅客鉄道. 2022年2月21日閲覧。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、220頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 1948年6月撮影 USA-R281-82 等で建設中の軌道を確認することができる。
- ^ 『官報』 1934年11月14日 鉄道省告示第560号(国立国会図書館)
- ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、832頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「運輸通信省告示第353号」『官報』1944年7月20日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「運輸省告示第313号」『官報』1946年12月10日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b 杉山茂「電化目前の学園都市線と専用気動車のこと」『鉄道ファン』第615号、交友社、2012年7月、27頁。
- ^ 古田, 利秋「地方線区の活性化―JR北海道の取り組み(特集:鉄道の地域経営―JR旅客鉄道4社の「営業部」「鉄道部」等の歩みから)」『運輸と経済』第57巻第4号、交通経済研究所、1997年4月、13-14頁、doi:10.11501/2637879、2022年12月9日閲覧。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、181頁。ISBN 4-88283-120-1。
- ^ 『JRガゼット』2009年10月号、交通新聞社
- ^ a b 『地方鉄道及軌道一覧 : 昭和10年4月1日現在』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
- ^ No.4「最近営業報告ノ件」6頁『第一門・監督・二、地方鉄道・十、買収及補償・江当軌道・昭和十一年』
- ^ No.4「最近営業報告ノ件」16頁『第一門・監督・二、地方鉄道・十、買収及補償・江当軌道・昭和十一年』
- ^ No.4「最近営業報告ノ件」25頁『第一門・監督・二、地方鉄道・十、買収及補償・江当軌道・昭和十一年』
- ^ No.4「最近営業報告ノ件」34頁『第一門・監督・二、地方鉄道・十、買収及補償・江当軌道・昭和十一年』
- ^ No.4「最近営業報告ノ件」43頁『第一門・監督・二、地方鉄道・十、買収及補償・江当軌道・昭和十一年』
- ^ No.4「最近営業報告ノ件」52頁『第一門・監督・二、地方鉄道・十、買収及補償・江当軌道・昭和十一年』
- ^ 「軌道営業廃止」『官報』1936年5月27日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 札幌鉄道局 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、31頁。NDLJP:1029473。
- ^ “札沼線沿線4町が北海道医療大学駅以北の廃止を容認”. 広報とうべつ (当別町) (782): 12. (2018-11-01) .
- ^ a b c 2020年5月6日までは、主に新十津川方面に利用されていた。
- ^ a b c d e 当別町史 昭和47年5月発行 880頁。
- ^ a b c d e f 当別町地域公共交通総合連携計画 p8 - 国土交通省、2008年3月作成、2010年3月変更
- ^ a b “当別ふれあいバス 全体路線図”. 当別町. 2019年6月19日閲覧。
- ^ 新篠津村. “村営バス(ニューしのつバス)の運行状況、時刻表、料金表について”. 2024年4月8日閲覧。
JR北海道
[編集]- ^ a b c 『2022年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2021年12月17日。オリジナルの2021年12月17日時点におけるアーカイブ 。2021年12月17日閲覧。
- ^ a b 『札沼線(学園都市線)の電化について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2009年9月9日 。2009年9月14日閲覧。
- ^ 『札沼線(学園都市線)の電化開業時期について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2011年10月13日 。2011年10月17日閲覧。
- ^ 『駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2007年9月12日 。2014年9月6日閲覧。
- ^ 『Kitacaサービス開始日決定について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2008年9月10日 。2015年1月10日閲覧。
- ^ 『学園都市線電化開業に伴う電車の投入(第一次)について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2012年3月14日 。2014年7月21日閲覧。
- ^ 『平成24年10月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2012年8月3日 。2012年8月17日閲覧。
- ^ “No.12 命令項目 2.第一歩の改善 (3)安全確保を最優先とする事業運営の実現 ①現場の業務実施体制の確立” (PDF). 「事業改善命令・監督命令による措置を講ずるための計画」 平成29年度第3四半期実施状況の報告について. 北海道旅客鉄道 (2017年12月17日). 2022年12月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月10日閲覧。
- ^ 『駅業務等のコスト削減策について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2021年8月19日。オリジナルの2021年8月20日時点におけるアーカイブ 。2021年8月20日閲覧。
- ^ 『札沼線の駅(当別町内)に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2021年4月14日、2頁。オリジナルの2021年4月14日時点におけるアーカイブ 。2021年4月14日閲覧。
新聞記事
[編集]- ^ 高橋賢司 (2012年4月1日). “【駅 人 話】石狩月形駅”. 朝日新聞(朝日新聞デジタル) (朝日新聞社). オリジナルの2014年8月14日時点におけるアーカイブ。 2014年8月14日閲覧。
- ^ “石狩当別駅の橋上化が起工”. 交通新聞 (交通新聞社).1p (1993年11月13日)
- ^ “明るい装い マチの顔 JR当別駅 新駅舎あす落成式 改札口が2階の“橋上型” 自由通路に彫刻も”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1994年11月1日)
- ^ “石狩当別駅 70年ぶり駅弁 復活の田西会館「札沼線に感謝」”. 北海道新聞. (2020年4月10日). オリジナルの2020年4月11日時点におけるアーカイブ。 2020年4月11日閲覧。
- ^ “誕生 当別・ふれあい倉庫 駅前に文化の拠点 合唱 完成に花 7日に記念コンサート”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2007年4月4日)
- ^ “<人まち話180>当別 れんが倉庫 集いの場に”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2007年4月26日)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 当別|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company