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2018年4月2日 (月) 20:47時点における版
本店 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
略称 | はちに、82 |
本社所在地 |
日本 長野県長野市大字中御所字岡田178番地8 |
設立 | 1931年(昭和6年)8月1日 |
業種 | 銀行業 |
法人番号 | 3100001002833 |
金融機関コード | 0143 |
SWIFTコード | HABKJPJT |
事業内容 | 預金業務、貸出業務、有価証券売買業務・投資業務、為替業務など |
代表者 |
代表取締役会長 山浦愛幸 代表取締役頭取 湯本昭一 |
資本金 |
522億43百万円 (平成27年3月31日現在) |
発行済株式総数 |
5億1,110万3千株 (平成27年3月31日現在) |
純利益 |
271億85百万円(連結) 257億62百万円(単体) (平成27年3月期) |
純資産 |
6,922億8百万円(連結) 6,444億1百万円(単体) (平成27年3月31日現在) |
総資産 |
8兆142億84百万円(連結) 7兆9,518億35百万円(単体) (平成27年3月31日現在) |
従業員数 |
3,679人(連結) 3,098人(単体) (平成27年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
三菱UFJ銀行 3.98% 明治安田生命保険(常任代理人資産管理サービス信託銀行) 3.49% 日本生命保険 3.32% ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505223(常任代理人みずほ銀行決済営業部) 3.25% 日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口)2.34% (平成28年3月31日現在) |
外部リンク | https://www.82bank.co.jp/ |
八十二銀行のデータ | |
---|---|
法人番号 | 3100001002833 |
店舗数 |
152店 (本支店) |
貸出金残高 | 4兆5,584億52百万円 |
預金残高 | 6兆2,515億90百万円 |
特記事項: (平成27年3月31日現在) |
株式会社八十二銀行(はちじゅうにぎんこう、英称:THE HACHIJUNI BANK, LTD.)は、長野県長野市に本店を置く地方銀行。
概要
地銀界では比較的財務体質が良好であるため、有力地銀に挙げられることが多い。長野県及び長野市等の県下市町村の多くが指定金融機関としている。
県内の他、群馬県、埼玉県、東京都、新潟県、愛知県、岐阜県、大阪府に営業拠点を持つ。また海外では香港に支店を置くほか、上海、大連、バンコク、シンガポールに駐在員事務所を置く。
信用格付けはS&Pから「A」を、R&Iから「A+」を付与されている(2014年3月末現在)。
沿革
- 前身行の沿革
- 1877年(明治10年)10月10日 - 第十九国立銀行設立。本店は小県郡上田町(現 上田市)に置く。
- 1878年(明治11年)10月28日 - 第六十三国立銀行設立。本店は埴科郡松代町(現 長野市)に置く。
- 1893年(明治26年)12月1日 - 第六十三国立銀行が松代大火等で経営危機に陥り、更級郡稲荷山町(現 千曲市)に本店を置く稲荷山銀行の支援を得て同行と合併。本店を稲荷山町に移転。
- 1897年(明治30年)
- 八十二銀行の沿革
- 1931年(昭和6年)8月1日 - それまで県下最大の金融機関であった信濃銀行が整理されることになった。その影響を受け、同年6月10日に六十三銀行と第十九銀行が合併[1]し、各行の名称合計値(63+19=82)を行名とした八十二銀行が誕生した[注 1][2]
- 1969年(昭和44年)9月 - 本店を長野市中御所岡田町の現在地に移転。
- 1982年(昭和57年)8月2日 - ディーシーカードと共同で八十二ディーシーカードを設立[3]。
- 1991年(平成3年)8月1日 - 行名ロゴ変更、四角形4個のシンボルマーク制定。
- 2001年(平成13年)5月14日 - 破綻した新潟中央銀行の長野県内店舗および直江津支店(新潟県上越市)の営業を譲受。
- 2002年(平成14年)
- 2005年(平成17年)8月1日 - 長野県内の東京スター銀行ATMにおいて、八十二銀行預金口座の引き出しが有料化された。
- 2006年(平成18年)4月 - アルプス証券を完全子会社化。翌年9月には八十二証券に商号変更。
- 2010年(平成22年)4月1日 - 長野県下信用金庫6金庫と提携し、個人カードでのATM相互間出金手数料無料提携「ぐるっと信州ネット」を開始。
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)1月28日 - 地域再生や活性化を目的に全国8つの地銀との広域連携を発表。
- 2015年(平成27年)
店舗
国内151店舗・海外1店舗を有する。
- 国内
- 海外
- 香港支店
-
大門町支店(長野市)
-
高田支店(新潟県上越市)
全国地銀との連携
2014年(平成26年)1月28日、八十二銀行は、北海道銀行(北海道)・七十七銀行(宮城県)・千葉銀行(千葉県)・静岡銀行(静岡県)・京都銀行(京都府)・広島銀行(広島県)・伊予銀行(愛媛県)・福岡銀行(福岡県)(銀行名は地方順)との間で、連携および協力を発表(銀行名は地方順)[6][7]。
この連携は各行が有する情報・ネットワークを活用し、新たな価値を共創することで地域経済の再生および活性化を目的としており、具体的な連携策として、各行による協調融資や取引先企業のM&A(合併・買収)での協力などが想定されている。
一部報道では、この連携が地銀再編のきっかけになる可能性が指摘されている[8][9]。
情報処理システム
八十二銀における情報処理システムは、CIFを基礎に預金、貸出金、為替、日計などを統合した総合オンラインシステムを自行で開発し、1971年(昭和46年)4月、長野、大町支店において稼働が開始され、1975年(昭和50年)3月、全店でのオンライン化が完了した[10]。さらに1979年(昭和54年)4月には、外国為替システムを開発したほか、1983年(昭和58年)4月には公共債の窓口販売及び、金地金の販売業務をオンライン化している。その後、銀行のオンラインシステムが社会インフラストラクチャーとして安定運行を求められたことや、ATM等の稼働延長も強く求められた状況に鑑み、1984年(昭和59年)5月、行内に次期オンライン推進委員会が設置された[11]。
1986年(昭和61年)3月には、次期システムの共同開発で琉球銀行との間で調印に至り[注 2]、1989年1月の稼働を目指し構築に入るが、稼働直前の最終確認テスト時に予期せぬ不安定要因が見つかった為、稼働を約4か月遅らせるなどの曲折を経て、1989年(平成元年)5月8日、勘定系、情報系、対外接続系の3システムから成る「新総合オンラインシステム」が稼働を開始した[12]。
琉球銀と開発にあたった新システムは、効率的なシステムの開発や運用を求める地銀界の動きを背景に、1993年(平成5年)10月に親和銀行、翌年5月に山形銀行、2000年(平成12年)5月には関東銀行、2001年(平成13年)1月に宮崎銀行と次々に採用された。これらシステム導入行の頭取会の席上、システムの共同開発や運用による経費・投資の削減は前向きに取り組まなければならない経営課題であるとの認識が共有され、「六行システム研究会」が発足した[注 3]。この六行会では、システム共同化で基本合意に至ったほか[13]、基幹システムにのみならず、広範囲なシステムについても共同で開発にあたる方針が打ち出された。なおこの会は、2000年7月の関東銀の加盟を期に当時の茅野実八十二銀頭取の発案でじゅうだん会と命名された[14][注 4]。
じゅうだん会による共同版システムは、八十二銀の基幹システムをベースとし同行が開発にあたり、システムの運用管理及びアプリケーションの保守作業は日本IBMが担い、勘定系、情報系のほか営業店端末、ATMシステム、本部業務システム、インターネットバンキングなどが対象とされた。2002年(平成14年)3月には、八十二銀で稼働が開始され、その後加盟各行において順次稼働が開始された[15][16]。
2015年5月、営業活動の支援を目的に、iPadを使ったモバイルシステムの稼働を開始している[17][18]。
ATM提携
ATMでは、東邦銀行(福島県)、長野県下信用金庫6金庫(長野・松本・上田・諏訪・飯田・アルプス中央)のキャッシュカード(ぐるっと信州ネット)による出金については自行扱いとなる。東邦銀行との相互間は法人カードも対象。
コンビニATMはローソンATM・セブン銀行と提携しているほか、イオングループのショッピングセンター等設置のイオン銀行とも提携している。
残高照会は曜日や時間帯に関係なく無料だが、セブン銀行での入出金及びイオン銀行での出金では利用手数料が必ず課金される。ローソンATMについては、2011年(平成23年)6月1日付けで利用される地域によって手数料が改定され、県内及び県外に分かれて異なる手数料(長野県内での利用:終日有料、長野県外での利用:これまで通り、入金は終日無料・出金は平日日中のみ無料)が適用される[19]。
関連会社
連結子会社
- 八十二ビジネスサービス株式会社
- 八十二スタッフサービス株式会社
- 八十二証券株式会社
- やまびこ債権回収株式会社
- 八十二リース株式会社
- 株式会社八十二ディーシーカード
- 八十二信用保証株式会社
- 八十二システム開発株式会社
- 八十二キャピタル株式会社
- 八十二オートリース株式会社
注・出典
注
出典
- ^ 『長野県の歴史』山川出版社、1974年5月、273ページ
- ^ “銀行変遷史データベース”. 全国銀行協会 銀行図書館. 2018年3月25日閲覧。
- ^ 八十二銀行のあゆみ(沿革)
- ^ “八十二銀頭取に湯本氏が昇格”. 日本経済新聞. (2013年4月19日) 2014年8月31日閲覧。
- ^ “八十二銀行、八十二信用保証を完全子会社化 グループ経営効率化”. M&A Times. (2015年8月31日) 2015年9月5日閲覧。
- ^ “地銀9行が地域再生で連携 福岡銀など、域外融資も”. 日本経済新聞. (2014年1月28日) 2014年8月31日閲覧。
- ^ 地域再生・活性化ネットワークの構築について (PDF, 八十二銀行ニュースリリース:2014年1月28日発表)
- ^ “全国9地銀、最大規模の業務提携 メガ攻勢に対抗、再編起爆剤にも”. 産経ニュース. (2014年1月28日) 2014年8月31日閲覧。
- ^ “進まぬ再編の後押しなるか 大手地銀9行連合の波紋”. ダイヤモンド・オンライン. (2014年2月17日) 2014年8月31日閲覧。
- ^ 『八十二銀行八十年史』P.459
- ^ 『八十二銀行八十年史』P.460
- ^ 『八十二銀行八十年史』P.463
- ^ 「地銀6行とシステム共同化 八十二銀開発担当」『信濃毎日新聞』 2001年4月19日
- ^ 『八十二銀行八十年史』P.466
- ^ 『八十二銀行八十年史』P.467
- ^ “日本IBMの地銀システム共同化プロジェクトに注目”. 日経コンピュータ. (2003年6月4日) 2014年8月31日閲覧。
- ^ "モバイルシステムの構築および外訪活動用タブレット端末のアプリ開発について" (PDF) (Press release). 八十二銀行. 2015-5-25. 2015-9-5閲覧。
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の日付が不正です。 (説明) - ^ “VDI最前線 (2)八十二銀行、行内外で“画面”自動切り替え”. 日経コンピュータ. (2015年8月20日) 2015年9月5日閲覧。
- ^ ローソンATMの設置拡大とご利用手数料の変更について (PDF, 八十二銀行ニュースリリース:2011年2月10日発表)
参考文献
- 八十二銀行編 『八十二銀行八十年史』 八十二銀行、2013年。
関連項目
- 三菱グループ - 資本・融資関係が近い。
- 信越化学工業 - 旧帝国銀行(旧三井銀行)→旧第一銀行からの流れで久しく続いていた現みずほ銀行からの主力行の鞍替えで同行が名乗りを上げる。
- 国立銀行 - 第十九国立銀行と第六十三国立銀行の他に、長野県内の国立銀行としては第十四国立銀行(松本)、第二十四国立銀行(飯山)、第百十七国立銀行(飯田)が存在した。