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琉球銀行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社琉球銀行
Bank of The Ryukyus, Limited
琉球銀行 仮本店(那覇ポートビル)
2020年12月14日~2025年10月末(予定)
【撮影:2022年4月】
種類 株式会社
機関設計 監査役会設置会社[1]
市場情報
東証プライム 8399
1983年10月11日上場
福証 8399
1983年10月11日上場
略称 琉銀、りゅうぎん
本社所在地 日本の旗 日本
900-0034
沖縄県那覇市東町2番1号
(那覇ポートビル)[2]
北緯26度12分40.3秒 東経127度40分29.0秒 / 北緯26.211194度 東経127.674722度 / 26.211194; 127.674722座標: 北緯26度12分40.3秒 東経127度40分29.0秒 / 北緯26.211194度 東経127.674722度 / 26.211194; 127.674722
本店所在地 900-0015
沖縄県那覇市久茂地1丁目11番1号
北緯26度12分54.0秒 東経127度40分44.3秒 / 北緯26.215000度 東経127.678972度 / 26.215000; 127.678972
設立 1948年(昭和23年)5月1日
業種 銀行業
法人番号 6360001000404 ウィキデータを編集
金融機関コード 0187
SWIFTコード RYUBJPJZ
事業内容 預金または定期積金の受入れ、資金の貸付けまたは手形の割引ならびに為替取引 他
代表者
資本金
  • 569億6700万円
(2024年3月31日現在)[3]
発行済株式総数
  • 4310万8470株
(2024年3月31日現在)[3]
売上高
  • 連結: 659億5100万円
  • 単独: 431億5200万円
(経常収益 2024年3月期)[3]
経常利益
  • 連結: 84億5200万円
  • 単独: 68億9400万円
(2024年3月期)[3]
純利益
  • 連結: 56億5100万円
  • 単独: 46億1400万円
(2024年3月期)[3]
純資産
  • 連結: 1425億6400万円
  • 単独: 1241億8700万円
(2024年3月31日現在)[3]
総資産
  • 連結: 3兆0670億1700万円
  • 単独: 3兆0273億1100万円
(2024年3月31日現在)[3]
従業員数
  • 連結: 1,772人
  • 単独: 1,378人
(2024年3月31日現在)[3]
決算期 3月31日
会計監査人 EY新日本有限責任監査法人[3]
主要株主
主要子会社 #関係会社参照
外部リンク www.ryugin.co.jp ウィキデータを編集
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琉球銀行のデータ
法人番号 6360001000404 ウィキデータを編集
店舗数 75店(本支店・出張所)
貸出金残高
  • 1兆9031億3400万円
(2024年3月31日現在)[3]
預金残高
  • 2兆8011億7100万円
(2024年3月31日現在)[3]
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株式会社琉球銀行(りゅうきゅうぎんこう、: Bank of The Ryukyus, Limited[4])は、沖縄県那覇市に本店を置く地方銀行

概要

[編集]

1948年5月1日、米軍占領下琉球における戦後インフレの抑制と経済の正常な発展のため、当時米国統治下にあったフィリピン国立銀行に範を取り米軍が51%の株式を所有、残り49%を地元自治体に分配する方式で[5]、通貨発行権等を有する中央銀行的色彩の濃い特殊銀行として設立された。

1972年(昭和47年)の沖縄の日本復帰に伴い株式会社へ組織変更。普通銀行として再スタートを切り現在に至っている。

琉銀は県指定金融機関について沖縄銀行との隔年毎の受託しているほか、那覇市をはじめとする県下多くの自治体の指定金融機関を受託している。

2021年に解体された旧本店ビル
2021年に解体された旧本店ビル

県外店舗は東京支店(東京都千代田区神田多町)を開設。また信託業務の併営時に取り扱っていた「ゆがふ金銭信託」は現在取り扱いを中止している。

新本店敷地
着工前の新本店敷地[2022年4月撮影]

沿革

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  • 1948年
    • 5月 - 米国軍政府布令に基づく特殊銀行として設立。大島中央銀行、宮古銀行、八重山銀行の3行を合併。
    • 7月 - 沖縄銀行(同年5月、沖縄中央銀行から改称。現在の沖縄銀行とは無関係)を合併。
  • 1966年
  • 1970年
    • 3月 - 金銭信託業務を開始。
  • 1971年
    • 10月 - 琉球信託より金銭信託業務を譲受。
  • 1972年(昭和47年)
    • 1月 - 沖縄商法上の株式会社に改組。
    • 5月 - 本土復帰により沖縄県の地方銀行となる。
    • 10月 - 沖縄信託より金銭信託業務を譲受。
  • 1983年(昭和58年)
  • 1985年(昭和60年)
    • 9月 - 東証1部に指定替え。
  • 1998年(平成10年)
    • 4月 - 営業時間を全店舗午後4時まで延長(東京支店は午後3時まで)。
  • 2000年(平成12年)
  • 2002年(平成14年)
    • 6月27日 - 銀行店舗内の一部分に貸店舗として別の店舗を入居させる、インブランチストアを県内金融機関としては初めて松尾支店で採用した。
  • 2004年(平成16年)
    • 3月 - 「ゆがふ金銭信託」口座の新規受付を停止。
    • 8月 - ローソンATMのサービスを開始。
  • 2005年(平成17年)
    • 9月 - 「ゆがふ金銭信託」口座の追加入金受付を停止し、金銭信託業務を中止。
  • 2006年(平成18年)
    • 1月 - 基幹システム更新。
  • 2007年(平成19年)
    • 1月 - 個人客向けのインターネットバンキング月額基本手数料を無料化。
    • 12月25日 - 那覇新都心支店を開設。
  • 2010年(平成22年)
  • 2011年(平成23年)
    • 2月7日 - りゅうぎんハロープラザ石田店(寄宮支店石田出張所、2005年1月に閉店した旧・繁多川支店隣り)を開設。
  • 2015年(平成27年)
  • 2016年(平成28年)3月 - ATMでVisa、MasterCard銀聯の海外発行カードの取り扱いを開始[10][11]
  • 2018年(平成30年)4月 - アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のクラウドサービスを採用したと発表[12]
  • 2020年令和2年)
    • 2月3日 - 全店舗の窓口営業時間を変更[13]
    • 4月6日 - 沖縄銀行とのATM利用手数料の相互優遇提携開始[14]
    • 12月14日 - 本店ビル建て替えに伴い、本店営業部、那覇ローンセンター出張所、本部ならびに那覇空港内出張所を東町(那覇ポートビル)に移転[2][15]し、店頭表記は「本店営業部 那覇空港内出張所」とした。(通称:仮本店) ※「那覇空港」では「ATM設置のみ」となった。
  • 2022年 (令和4年)
    • 5月1日 - 新本店ビル(那覇市久茂地1-11-1)着工[16]
  • 2025年 (令和7年)
    • 10月31日 - 新本店ビル 完成予定[17]

関係会社

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連結子会社

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情報処理システム

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2006年1月4日、勘定系、情報系などの情報処理システムは、八十二銀行のシステムをベースとし、琉銀など地銀7行が参画。日本IBMが運用及び保守を担うじゅうだん会共同版システムに移行した。

行史・関連書籍

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  • 琉球銀行調査部編『琉球銀行三周年記念誌』 琉球銀行、1952年。
  • 稲泉薫編 『琉球銀行10年史』 琉球銀行、1962年。
  • 琉球銀行調査部編『戦後沖縄経済のあゆみ』 琉球銀行、1984年。
  • 『琉球銀行三十五年史』琉球銀行、1985年3月。NDLJP:11996206 

脚注

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出典

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  1. ^ 組織図・役員 - 株式会社琉球銀行
  2. ^ a b 本店営業部、那覇ローンセンター出張所および本部移転のお知らせ』(プレスリリース)琉球銀行、2020年11月4日。オリジナルの2020年12月14日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201214124049/https://www.ryugin.co.jp/corporate/news/40722/2020年12月14日閲覧 
  3. ^ a b c d e f g h i j k l 株式会社琉球銀行『第108期(2023年4月1日 - 2024年3月31日)有価証券報告書』(レポート)2024年6月25日。 
  4. ^ 株式会社琉球銀行 定款 第1章第1条
  5. ^ 『沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史 』P 431
  6. ^ “琉銀、公的資金を完済 120万株取得・消却”. 琉球新報. (2010年7月15日). http://ryukyushimpo.jp/news/prentry-164985.html 2016年1月3日閲覧。 
  7. ^ “琉銀、オークスを子会社化 個人向け分野を強化”. 沖縄タイムス. (2015年4月3日). https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/12764 2015年4月19日閲覧。 
  8. ^ 株式会社OCSの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ および特別利益の計上について』(プレスリリース)琉球銀行、2015年4月2日http://www.ryugin.co.jp/admin/news/wp-content/uploads/2015/04/20150402.pdf2015年4月19日閲覧 
  9. ^ りゅうぎんVISAデビットカードの事前予約受付開始について』(プレスリリース)琉球銀行、2015年9月14日http://www.ryugin.co.jp/news/8544.html2016年1月3日閲覧 
  10. ^ “琉銀、ATMで海外カード対応 来年3月めどに開始”. 琉球新報. (2015年12月31日). https://ryukyushimpo.jp/news/entry-196880.html 2016年1月3日閲覧。 
  11. ^ 県内初!ATMによる海外発行カード対応について』(プレスリリース)琉球銀行、2015年12月25日http://www.ryugin.co.jp/news/8627.html2016年1月3日閲覧 
  12. ^ 琉球銀行がAWS導入 共同利用システム除く全て(2018年5月1日、日本経済新聞)2020年4月10日閲覧
  13. ^ 窓口営業時間の変更について(2019年12月27日、琉球銀行)2020年4月10日閲覧
  14. ^ 琉球銀行とのATM利用手数料の相互優遇提携について(2020年3月24日、沖縄銀行)2020年4月10日閲覧
  15. ^ “琉球銀行「那覇ポートビル」での営業を本格開始 本店ビルは1月から解体へ”. 沖縄タイムス. (2020年12月14日). オリジナルの2020年12月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20201214135808/https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/678171 2020年12月14日閲覧。 
  16. ^ 琉球銀行. “本店ビルの着工について|琉球銀行(りゅうぎん)”. www.ryugin.co.jp. 2022年5月1日閲覧。
  17. ^ 琉球銀行の新本店ビル着工 13階建て、ホテルなど入居予定 | 沖縄タイムス+プラス ニュース”. 沖縄タイムス+プラス. 2022年5月1日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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