「手紙 (東野圭吾)」の版間の差分
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m Category:お笑い芸人を題材とした映画を除去 (HotCat使用) 主人公はお笑いコンビを結成するが、それが作品に大きく関わってるわけじゃないだろ |
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* [http://www.bunshun.co.jp/letter/ 手紙] - 文春文庫 特設サイト |
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* [http://web.archive.org/web/20090222210604/http://www.tegami-movie.jp/ 映画公式サイト] - 2009年2月22日の[[インターネット |
* [http://web.archive.org/web/20090222210604/http://www.tegami-movie.jp/ 映画公式サイト] - 2009年2月22日の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]] |
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2017年9月4日 (月) 17:39時点における版
手紙 | ||
---|---|---|
著者 | 東野圭吾 | |
発行日 | 2003年3月1日 | |
発行元 | 毎日新聞社 | |
ジャンル | 小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 四六判 | |
ページ数 | 357 | |
公式サイト | 手紙 文春文庫 | |
コード |
ISBN 4620106674 ISBN 4167110113(文庫判) | |
ウィキポータル 文学 | ||
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『手紙』(てがみ)は、東野圭吾の小説。これを原作とした同名の日本映画が2006年に公開された。
犯罪加害者の親族の視点に立って、その心情の動向を丹念に追った作品である。
概要
「毎日新聞」日曜版に2001年7月1日から2002年10月27日まで連載され、2003年3月1日に毎日新聞社から単行本が刊行された。第129回直木賞候補作である。映画化に合わせて、2006年10月10日に文春文庫版が刊行された。文庫版は1ヶ月で100万部以上を売り上げ、同社最速のミリオンセラーとなり、2007年1月時点で140万部を超えている。
あらすじ
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
弟の大学進学のための金欲しさに空き巣に入った武島剛志は、思いがけず強盗殺人まで犯してしまう。突然独りぼっちになり、途方に暮れる高校生の武島直貴だったが、謝罪するつもりで訪れた被害者の家の前で、遺族の姿を見かけただけで逃げ出してしまう。高校の卒業式の2日前の直貴の元に、獄中の兄から初めての手紙が届く。それから月に一度、手紙が届くことになる。 獄中の兄の平穏な日々とは裏腹に、進学、就職、音楽、恋愛、結婚と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、彼の前には「強盗殺人犯の弟」というレッテルが立ちはだかる。
それでも、理解してくれる由実子と結婚して一時期、幸せが訪れるが、娘の実紀が仲間はずれにされ、正々堂々と生きて行く意味を考えてしまう。そして剛志との縁を切るために、獄中の兄に宛てて手紙を出すのだった。
登場人物
- 武島 直貴
- 高校3年生の時に兄の剛志が犯罪を犯し、独りで生きて行こうとする。
- 武島 剛志
- 金を盗むだけのつもりが、殺人まで犯してしまう。独りになった弟を案じて、獄中から月に一度だけの手紙を書いている。
- 白石 由実子
- 関西弁で直貴に一方的にアプローチをかけてくる。
- 中条 朝美
- 直貴の恋人。東都女子大生。
- 中条
- 中条朝美の父。大手医療機器メーカー役員。
- 嘉島 孝文
- 中条朝美の従兄で婚約者。
- 梅村
- 直貴の高校の担任教諭。
- 倉田
- 直貴がリサイクル会社勤務時に、同じ部屋に住む季節労働者。直貴が大学の通信教育を受けるきっかけを作る。
- 福本
- 直貴の高校卒業直後に就職した、リサイクル会社の社長。
- 寺尾 祐輔
- 直貴の大学通信講座の同級生。直貴を自分のアマチュアバンドのボーカルに誘う。
- 立野
- 直貴のリサイクル会社の時の同僚。
- 平野
- 直貴の大学卒業後の就職先、新星電機の社長。
- 町谷
- 新星電機社員。直貴の1年先輩で同じ社宅に越してくる。
- 緒方
- 被害者。独り暮らしの資産家の老女。
- 緒方 忠夫
- 被害者遺族。被害者の長男。
映画
手紙 | |
---|---|
監督 | 生野慈朗 |
脚本 |
安倍照雄 清水友佳子 |
出演者 |
山田孝之 玉山鉄二 沢尻エリカ 吹石一恵 尾上寛之 吹越満 杉浦直樹 |
音楽 | 佐藤直紀 |
撮影 | 藤石修 |
編集 | 川島章正 |
配給 | ギャガ |
公開 | 2006年11月3日 |
上映時間 | 121分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 12億円 |
2006年11月3日に丸の内ルーブル他全国松竹・東急系で公開された。
主人公・武島直貴は、原作ではバンドを結成するが、映画では漫才コンビを結成する。
キャスト
- 武島 直貴 - 山田孝之
- 兄と2人暮らし。のちに人生の転機を迎えるたびに兄の犯罪が付きまとう。愛する家族を守るために、兄に離別の手紙を書く。
- 武島 剛志 - 玉山鉄二
- 直貴の兄。直貴を大学に行かせるための金欲しさから強盗殺人を犯してしまう。直貴を思う気持ちから刑務所から手紙を書き続けるが、ある出来事を境に、直貴から離別の手紙を送られる。
- 白石 由実子 - 沢尻エリカ
- 基本的に原作通り関西弁でしゃべる。
- 直貴に一方的にアプローチし、後に精神的支えとなる。彼女もまたある事情を抱えていた。
- 中条 朝美 - 吹石一恵
- 直貴の恋人。犯罪者のために、顔に一生消えない傷を負ってしまう。
- 中条 - 風間杜夫
- GSコーポレーション専務。朝美の父。
- 嘉島 孝文 - 山下徹大
- 朝美の婚約者。
- 寺尾 祐輔 - 尾上寛之
- 直貴の同級生であり友人で、お笑いコンビ「テラタケ」を結成する。誤解から直貴を殴ってしまうが、後に直貴の真意を知って和解する。
- 緒方 - 高田敏江
- 緒方忠夫の母(被害者)
- 緒方 忠夫 - 吹越満
- 剛志の犯罪被害者の息子。
- 平野(会長) - 杉浦直樹
- 直貴の勤務先であるケーズデンキの会長。
- ケーズデンキ店長 - 小林すすむ
- 直貴に倉庫に異動を言い渡す。
- 倉田 - 田中要次
- 直貴の仕事場の先輩。過去に千葉刑務所に服役。
- バーのマスター - 松澤一之
- 直貴のバイト先
- 神山 裕子:石井苗子
- お笑いコンビ「テラタケ」の所属事務所社長。
- 刑務所の慰問歌手 - 若山かずさ
- アパートの管理人 - 螢雪次朗
- 食堂のおばちゃん - 松浦佐知子
- 食堂のおばちゃん - 山田スミ子
- 食堂のおばちゃん - 鷲尾真知子
- レポーター - 寺田千穂
音楽
※ほか全12曲が挿入曲として使用されている
スタッフ
- 企画:永江信昭、熱田俊治
- プロデューサー:朴木浩美、橋口一成
- ラインプロデューサー:新津岳人
- 監督補:川原圭敬
- 助監督:高橋正弥
- 音楽プロデューサー:志田博英
- 撮影:藤石修
- 照明:磯野雅宏
- 録音:北村峰晴
- 美術:山崎輝
- 記録:長坂由起子
- 製作担当:増子美和
- アソシエイトプロデューサー:水上繁雄、角田豊
- スタイリスト:平尾俊、今村文子
- ヘア・メイクアップデザイン:井川成子
- 宣伝プロデューサー:三神昌彦
- アシスタントプロデューサー:伊集院文嗣、齋木惠子、三橋陽子
- 音楽エグゼクティブ:熊部太郎
- お笑い協力:太田プロダクション
- 漫才監修:水野宗徳
- 特別協力:日本郵政公社
- 制作プロダクション:葵プロモーション
- 製作:2006 『手紙』 製作委員会(ギャガ、日活、葵プロモーション、毎日新聞社、スターダストピクチャーズ、レントラックジャパン、東急レクリエーション、ソニー・ミュージックエンタテインメント)
舞台
- 2008年4月に舞台劇『手紙』として上演。菱田信也脚色・演出で演劇化された。
- 2016年1月に、ミュージカル『手紙』として、新国立劇場小劇場、新神戸オリエンタル劇場、枚方市民会館大ホールにて上演。脚本・作詞は高橋知伽江、演出は藤田俊太郎、作曲・音楽監督・作詞は深沢桂子が担当[1]。
- 2017年2月にミュージカル『手紙』が再演。新国立劇場 小劇場、新神戸オリエンタル劇場ほかで上演[3]。
脚注
- ^ “東野圭吾の大ベストセラー『手紙』がミュージカル化!兄弟役に三浦涼介、吉原光夫”. エンタ・ステージ (2015年11月2日). 2015年11月2日閲覧。
- ^ “三浦涼介×吉原光夫 ミュージカル『手紙』東京公演レポート!”. エンタ・ステージ (2016年2月4日). 2016年2月5日閲覧。
- ^ “東野圭吾原作ミュージカル「手紙」再演、弟役は柳下大と太田基裕のWキャスト”. ステージナタリー. (2016年6月16日) 2016年6月17日閲覧。