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川島章正

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

川島 章正(かわしま あきまさ、1950年9月8日[1] - )は、日本映画編集技師東京都昭島市出身[2]

来歴

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アメリカの兵隊たちと一緒に小さい頃からアメリカの映画を見て育ち、高校生時にはヨーロッパ映画も見るようになった。最初はプロデューサーになりたいと思っていたが、恩師から「君は編集が合っている」と言われたことなどを経て、編集は第2の演出だと知って編集を選んだという[2]

1972年日活撮影所編集部に入社。1981年の『の・ようなもの』(森田芳光監督)でエディターデビュー。1995年よりフリーランス

1987年の『野性の証明』ではチーフとして参加し、編集室に寝泊まりして帰宅できないなど凄く大変な思いをしたので、他の作品ではもう大変だと感じなくなった。1992年の『いつかギラギラする日』では何度もの推敲を経たロックシーンの編集を深作欣二監督に一言褒められ、直しがなかったことが嬉しかった。やっと一人前になれたと意識できたのは、1998年の『愛を乞うひと』だという[2]

主な作品

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テレビ

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映画

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公開年 作品名 担当 監督
1980年 妻たちの性体験 夫の眼の前で、今… 編集 小沼勝
1981年 見せたがる女 編集 小沼勝
女教師 汚れた放課後 編集 根岸吉太郎
単身赴任 情事の秘密 編集 白井伸明
狂った果実 編集 根岸吉太郎
女教師のめざめ 編集 藤井克彦
宇能鴻一郎の開いて写して 編集 西村昭五郎
ズームアップ 暴行白書 編集 藤井克彦
天使のはらわた 赤い淫画 編集 池田敏春
1982年 キャバレー日記 編集 根岸吉太郎
(本)噂のストリッパー 編集 森田芳光
1983年 ピンクカット 太く愛して深く愛して 編集 森田芳光
家族ゲーム 編集 森田芳光
1984年 人魚伝説 編集 池田敏春
メイン・テーマ 編集 森田芳光
1985年 魔性の香り 編集 池田敏春
1986年 ウホッホ探険隊 編集 根岸吉太郎
1988年 ・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・ 編集 榎戸耕史
1989年 人間の砂漠 編集 斎藤耕一
1990年 BEST GUY 編集 村川透
1991年 MISTY 編集 池田敏春
1992年 未来の想い出 Last Christmas 編集 森田芳光
いつかギラギラする日 編集 深作欣二
1993年 ヌードの夜 編集 石井隆
1994年 ヒーローインタビュー 編集 光野道夫
1995年 RAMPO 編集 奥山和由
GONIN 編集 石井隆
学校の怪談 編集 平山秀幸
1996年 大統領のクリスマスツリー 編集 奥山和由
学校の怪談2 編集 平山秀幸
1997年 学校の怪談3 編集 金子修介
1998年 愛を乞うひと 編集 平山秀幸
黒の天使 Vol.1 編集 石井隆
1999年 金融腐蝕列島〔呪縛〕 編集 原田眞人
2000年 千里眼 編集 麻生学
2001年 大河の一滴 編集 神山征二郎
2002年 OUT 編集 平山秀幸
2003年 魔界転生 編集 平山秀幸
嗤う伊右衛門 編集 蜷川幸雄
青の炎 編集 蜷川幸雄
赤い月 編集 降旗康男
2004年 娘道成寺 蛇炎の恋 編集 高山由紀子
2005年 フライ、ダディ、フライ 編集 成島出
2006年 手紙 編集 生野慈朗
蒼き狼 〜地果て海尽きるまで〜 編集 澤井信一郎
2007年 やじきた道中 てれすこ 編集 平山秀幸
2008年 おくりびと 編集 滝田洋二郎
蛇にピアス 編集 蜷川幸雄
2009年 釣りキチ三平 整音 滝田洋二郎
ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜 編集 根岸吉太郎
わたし出すわ 編集 森田芳光
2010年 桜田門外ノ変 編集 佐藤純彌
武士の家計簿 編集 森田芳光
僕達急行 A列車で行こう 編集 森田芳光
2015年 海難1890 編集 田中光敏
2018年 こどもしょくどう 編集 日向寺太郎
2020年 天外者 編集 田中光敏
2021年 名医死す〜感染症と闘った藤野昌言物語〜 編集 松村克弥

受賞歴

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脚注

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  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.539
  2. ^ a b c vol.4 編集 川島章正さん - 日活
  3. ^ 日本アカデミー賞公式サイト:第15回受賞結果一覧、2016年1月23日閲覧。
  4. ^ 日本アカデミー賞公式サイト:第22回受賞結果一覧、2016年1月23日閲覧。
  5. ^ 日本アカデミー賞公式サイト:第23回受賞結果一覧、2016年1月23日閲覧。
  6. ^ 日本アカデミー賞公式サイト:第32回受賞結果一覧、2016年1月23日閲覧。
  7. ^ 第39回日本アカデミー賞優秀賞決定!”. 日本アカデミー賞公式サイト. 2016年1月22日閲覧。

外部リンク

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