高橋知伽江
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高橋 知伽江(たかはし ちかえ、1956年 - )は、日本の劇作家、翻訳家[1]。新潟県新潟市出身[1]。
東京外国語大学ロシア語学科卒業[1]。劇団四季[2]、新神戸オリエンタル劇場を経て、1997年よりフリーランスで演劇台本の執筆、翻訳、訳詞などを手がけている[1]。
2011年、ノエル・カワードによる戯曲『秘密はうたう A Song at Twilight』『出番を待ちながら』の翻訳により第4回小田島雄志・翻訳戯曲賞を受賞[1]。2013年4月~2017年3月、水戸芸術館演劇部門芸術監督。
2016年第23回読売演劇大賞優秀スタッフ賞受賞(劇団四季『アラジン』の訳詞)
2003年夏以前に上演されたものは、本名(高橋 由美子)で発表されている[3][4][5]。
主な脚本
[編集]- オリジナルミュージカル『チンチン電車と女学生』(平成22年度大阪文化祭賞奨励賞受賞)
- 音楽朗読劇『モリー先生との火曜日』(光枝明彦・吉原光夫、土居裕子)
- アトリエ・ダンカン製作オリジナルミュージカル『ヒロイン』『NEWヒロイン』(榊原郁恵、石野真子、松本伊代、早見優、他)
- 兵庫県立芸術文化センター製作『神戸 はばたきの坂』(剣幸、土居裕子、他)
- わらび座・坊っちゃん劇場製作オリジナルミュージカル『鶴姫伝説』『誓いのコイン』
- 水戸芸術館制作・音楽劇『夜のピクニック』(2016年)
- NO4制作オリジナルミュージカル『手紙』(東野圭吾原作)(2016年、2017年)
- 梅田芸術劇場制作オリジナルミュージカル『Romale ~ロマを生き抜いた女 カルメン~』(2018年、花總まり、松下優也)
- CATプロデュース制作オリジナルミュージカル『DAY ZERO』(同名のアメリカ映画に基づく)
- ホリプロ制作オリジナルミュージカル『生きる』(黒澤明監督の同名映画に基づく)
- 劇団四季ミュージカル『バケモノの子』(2022年)(脚本・歌詞)
- オリジナルミュージカル『COLOR』(2022年)(脚本・歌詞)[6]
- 劇団四季ミュージカル『ゴースト&レディ』(2024年)(脚本・歌詞)
舞台以外
[編集]- NHK広島放送局開局80周年記念ラジオドラマ『放送を続けよ!』(平成20年文化庁芸術祭ラジオ部門大賞受賞)
- NHK広島放送局制作ラジオ『あの日、母は少女だった』(平成28年度文化庁芸術祭ラジオ部門大賞受賞)
- 『魔法にかけられて』『塔の上のラプンツェル』『アナと雪の女王』[7]、実写版『美女と野獣』などのディズニー映画で訳詞を担当
主な翻訳
[編集]- 劇団四季ミュージカル『李香蘭』(「松花江上」訳詞、高橋由美子名義)
- 劇団四季ミュージカル『クレイジー・フォー・ユー』(翻訳、和田誠と共同訳詞)
- 博品館・ピュアマリー公演ミュージカル『ステッピングアウト』(前田美波里主演)
- CX主催ミュージカル『NEVER GONNA DANCE』(坂本昌行主演)
- CX主催ミュージカル『モダン・ミリー』(紫吹淳主演)
- CAT製作『セレブの資格』(若尾文子主演、ノエル・カワード作)[3]
- ミュージカル『ビューティフル・ゲーム』(訳詞)
- 劇団四季ミュージカル『アラジン』(訳詞)(第23回読売演劇大賞優秀スタッフ賞受賞)
- 劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘』(翻訳、訳詞)
- 劇団青年座『砂漠のクリスマス OTHER DESERT CITIES』
- 梅田芸術劇場製作ミュージカル『パジャマゲーム』(北翔海莉主演)
- 東宝・ホリプロ制作『リトル・ナイト・ミュージック』(大竹しのぶ、風間杜夫)
- 劇団四季ミュージカル『アナと雪の女王』(翻訳、訳詞)
- ホリプロ制作ミュージカル「アリージャンス〜忠誠〜」(翻訳、訳詞)
- 劇団四季ミュージカル『美女と野獣』(訳詞(「チェンジ・イン・ミー」))
脚注
[編集]- ^ a b c d e 緒方優子 (2014年11月17日). “【話の肖像画】「アナ雪」翻訳の難しさ…「ありのまま」主人公に思い重ねて”. iza. 産業経済新聞社. 2014年11月17日閲覧。
- ^ 劇団四季 来年「アラジン」上演へ(デイリースポーツ、2014年9月29日)
- ^ a b 高橋 知伽江プロフィール、坊っちゃん劇場、2014年7月15日閲覧
- ^ 【松本小四郎氏はアドバイザーに】水戸芸術館・演劇部門芸術監督に劇作家・翻訳家の高橋知伽江氏就任 ネビュラエクストラサポートネクスト、2013年7月1日、2014年7月15日閲覧
- ^ 出雲大社 音楽舞台劇「平成の大遷宮」奉祝事業公演「クシナダとスサノオ」、2014年7月15日閲覧
- ^ ““記憶喪失”の世界描くミュージカル「COLOR」に浦井健治・成河・濱田めぐみ・柚希礼音”. ステージナタリー. ナターシャ (2021年12月4日). 2022年5月7日閲覧。
- ^ 緒方優子 (2014年11月17日). “【話の肖像画】「アナ雪」翻訳の難しさ…「ありのまま」主人公に思い重ねて”. iza. 産業経済新聞社. 2014年11月17日閲覧。