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「ブリジット・ジョーンズの日記 (映画)」の版間の差分

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| 監督 = シャロン・マグイア
| 監督 = {{仮リンク|シャロン・マグイア|en|Sharon Maguire}}
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| 脚本 = [[ヘレン・フィールディング]]<br />[[アンドリュー・デイヴィス (脚本家)|アンドリュー・デイヴィス]]<br />[[リチャード・カーティス]]
| 原作 = ヘレンフィルデング
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| 製作 = [[ティム・ビーヴァン]]<br />ジョナサン・カヴェンディッシュ<br />[[エリック・フェルナー]]
| 製作総指揮 = ヘレン・フィールディング
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| 出演者 = [[レネー・ゼルウィガー]]<br />[[コリン・ファース]]<br />[[ヒュー・グラント]]
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| 音楽 = [[パトリック・ドイル]]
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| 主題歌 =
| 撮影 = [[スチュアート・ドライバーグ]]
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| 編集 = [[マーティン・ウォルシュ]]
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* リトル・バード (Little Bird)
| 公開 = {{flagicon|GBR}} 2001年4月4日<br />{{flagicon|JPN}} 2001年9月22日
* [[スタジオカナル]]
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『'''ブリジット・ジョーンズの日記'''』(''Bridget Jones's Diary'')は、[[2001年の映画|2001年]]の[[ロマンティック・コメディ]]映画。イギリスの女流作家[[ヘレン・フィールディング]]の[[ブリジット・ジョーンズの日記|同名小説]]の映画化。


{{external media|image1=[[:en:File:BridgetJonesDiaryMoviePoster.jpg]]<br />劇場公開用ポスター}}
当初、アメリカ人のレネー・ゼルウィガーがイギリス人ブリジットを演じることに批判もあったが、ゼルウィガーは大幅に体重を増やしてブリジット役に取り組み、「等身大の独身女性」を描いたと高い評価([[アカデミー主演女優賞]]候補など)を得た。続編『[[ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 (映画)|ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月]]』も作られた。
『'''ブリジット・ジョーンズの日記'''』(ブリジット・ジョーンズのにっき、{{lang-en-short|''Bridget Jones's Diary''}})は、2001年に公開されたイギリス・アメリカ合衆国・フランスの[[ロマンティック・コメディ|ロマンティック・コメディ映画]]で、{{仮リンク|シャロン・マグワイア|en|Sharon Maguire}}が監督、[[リチャード・カーティス]]、{{仮リンク|アンドリュー・デイヴィス (作家)|label=アンドリュー・デイヴィス|en|Andrew Davies (writer)}}、[[ヘレン・フィールディング]]の3名が脚本を担当した。作品は、[[ジェーン・オースティン]]の『[[高慢と偏見]]』をベースに、1996年にフィールディングが発表した[[ブリジット・ジョーンズの日記|同名小説]]を原作にしている。主人公の{{仮リンク|ブリジット・ジョーンズ|en|Bridget Jones}}を[[レネー・ゼルウィガー]]が演じ、お下劣な上司のダニエル・クリーヴァーを[[ヒュー・グラント]]、またブリジットにとって真実の恋人となるマーク・ダーシーを[[コリン・ファース]]が演じた。制作は2000年8月から11月にかけて行われ、[[ロンドン]]やその周辺の{{仮リンク|ホーム・カウンティズ|en|Home counties}}で多くのシーンが撮影された。ワールド・プレミアは[[2001年]][[4月2日]]に[[ニューヨーク]]、[[4月4日]]に[[イギリス]]で行われ、2001年[[4月13日]]にイギリス・[[アメリカ合衆国]]で同時公開されたほか、[[日本]]では同年[[9月12日]]に劇場公開された。


作品は概ね好評価を受けており、また世界中で2億8000万ドル以上の興行収入を上げるなど商業的にも成功した。アメリカ人のゼルウィガーを配役したことには批判もあったが、彼女は「等身大の独身女性」を演じたと高く評価され、この役で[[アカデミー主演女優賞]]などにノミネートされた。続編となる『[[ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 (映画)|ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月]]』は2004年に公開され、2016年には第3作『[[ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期]]』が公開された。
喫煙、飲酒シーンが多いため日本公開時には中学生以下は鑑賞できないR-15指定で公開された。またポスター、映画チラシでも「ブリジットのライフスタイルを真似ると、貴女の健康を損なう恐れがあります。」と観客への注意喚起がなされた。


== ストーリー ==
== あらすじ ==
32歳のブリジット・ジョーンズは新年のパーティのため実家に帰り、実家が近い[[法廷弁護士]]でバツイチのマーク・ダーシーを紹介される。ブリジットは[[アグリー・クリスマス・セーター|トナカイ柄のセーター]]を着たマークに幻滅するが、マークの側もブリジットの生活態度に幻滅し、互いの第一印象は最悪なまま別れる{{efn|パーティでブリジットは、マークが自身の悪口を言う様子を立ち聞きしてしまうが、これは『高慢と偏見』の主人公・エリザベスが、ダーシーからビングリーへ自分の評価が伝えられる様子を立ち聞きしてしまうシーンと対になっている<ref name="bustle160413">{{cite web|url=https://www.bustle.com/articles/153727-9-pride-prejudice-callbacks-you-probably-missed-in-bridget-jones-diary|title=9 'Pride & Prejudice' Callbacks You Probably Missed In 'Bridget Jones' Diary'|accessdate=2018-01-23|date=2016-04-13|first=Mallory|last=Carra|publisher=Bustle}}</ref>。}}。[[ロンドン]]のフラットに戻った彼女は、何をやっても上手く行かない怠惰なシングルトンの自分を変えるため、日記を付け始める決意をする。
[[ロンドン]]の出版社に勤める独身女性ブリジットはダイエットと恋愛に夢中の32歳。正月の新年パーティーでバツイチの弁護士マークに会うが、トナカイ柄のセーターに幻滅。そのマークに悪口を言われてめげる。性格を立て直すために日記をつけ始める。出版記念パーティーで上司ダニエルと急接近し、[[ケンブリッジ大学]]の同級生だったというマークの悪口で盛り上がり二人は結ばれその後、順調にデートを重ねる<ref>湖のボートで[[ジョン・キーツ]]の「秋に寄せる」[[:en:To Autumn|(To Autumn)]]を口ずさむが、''fruitfulness''を''fruitless''と間違えて笑われる。</ref>。ところが、浮気者のダニエルはアメリカ人の同僚ラーラと婚約してしまう。ブリジットは引き止めるダニエルに「ここで働くくらいなら[[サダム・フセイン]]の尻を拭いた方がマシ」と言い放ち、転職しテレビ局のリポーターになった。友人夫妻に呼ばれた夕食会でマークに再会。恋人連れだったが、ブリジットに好意を示す。マークのおかげでスクープをものにする。


出版社勤務のブリジットは、上司の編集長ダニエル・クリーヴァーに憧れており、ふたりはブリジットの服装を起点にメールのやりとりを始める。出版記念パーティーに出席したブリジットは参加者の中にマークを見つけ、同僚の弁護士・ナターシャを紹介される。パーティを抜け出してディナーに行ったブリジットは、ダニエルから大学の同級生であるマークに、[[婚約者|フィアンセ]]を寝取られたと聞かされる{{efn|ここで聞かされる話はクリーヴァーの作り話だったが、『高慢と偏見』でもクリーヴァーに相当するウィカムが、ダーシーの仕打ちについてエリザベスへ偽の話を吹き込む{{r|bustle160413}}。}}。
ブリジットの33歳の誕生日の夜、彼女の家に祝いに来てくれたマークといいムードになるが、突然ダニエルがやってきて彼女に許しを乞い、愛を告白する。激怒したマークとダニエルが大ゲンカ。


ブリジットはダニエルと交際を始めるが、一方で母パメラは通販チャンネルのアシスタントを始め、父コリンを置いていってしまう。オルコンベリー家のパーティに出席がてらダニエルと週末旅行に出掛けたブリジットは、宿泊するホテルでマークとナターシャに遭遇する。ダニエルは仕事のため帰宅してしまい、ひとりでパーティに参加したブリジットは、過去の行いに関してマークを詰る{{efn|この時ブリジットは、ダニエルから吹き込まれた話を元にマークを詰っているが、同様のシーンは『高慢と偏見』にも存在する<ref>{{cite book|和書|title=高慢と偏見|author=[[ジェーン・オースティン]]|translator=[[富田彬]]|publisher=[[岩波書店]]|series=岩波文庫|isbn=4-00-322221-0|volume=上|pages=148-149}}</ref>。}}。ロンドンに帰ってダニエルの家を訪れたブリジットは、彼がニューヨーク支社のララを連れ込んでいるのを見つけて破局に至り{{efn|この時ララは「ペンバリー・プレス」(Pemberley Press) と書かれたスケッチブックを持っているが、『高慢と偏見』で登場するダービーシャーのダーシー邸の名前も「{{仮リンク|ペンバリー|en|Pemberley|fr|Pemberley}}」である{{r|bustle160413}}。}}、後日ダニエルからララとの婚約を聞かされる。
クリスマス。母パメラからマークの妻を奪ったのはダニエルだと聞く。マークの実家のパーティーで彼の父親がマークの渡米と婚約を発表したが、それを聞いたブリジットは思わず訳の分からない異議を唱える。渡米を止めたマークがブリジットを訪ね、日記を見てどこかに出かける。悪口を見られたと思い慌てて追いかけるブリジット、マークは新しい日記帳を買いに行ったのだった…。

ブリジットはダニエルから離れるためテレビ業界へ転職し、友人のマグダ夫妻のパーティで、ナターシャと共に出席したマークに出会う。ブリジットは既婚者ばかりが出席していることに辟易するが、帰り際にマークから好意を持っていると伝えられる。人権裁判の取材に行ったブリジットは、担当弁護士だったマークの取り計らいで、独占インタビューに成功する。33歳の誕生日を迎えたブリジットは、友人たちを招いたパーティ用の料理で失敗するが、マークの手伝いで何とか取り繕う。そこにダニエルが現れ、ララとは破局したので復縁してくれないかとブリジットに頼むが、ダニエルはマークに表へ出されて乱闘騒ぎになる。

クリスマスを父コリンとふたり実家で過ごすブリジットの元に、アシスタントを辞めた母パメラが戻ってくる。ブリジットはダーシー夫妻の[[結婚記念日|ルビー婚]]パーティに向かうパメラから、マークの離婚の原因はダニエルが彼の妻を寝取ったことだったと聞く。ブリジットはマークに好意を伝えるが、パーティの席でダーシー提督から、マークは[[ニューヨーク]]に転勤し、ナターシャと結婚する見込みだと明かされ、彼女は傷心に陥る。数日後、友人に誘われた[[パリ]]旅行直前のブリジットのフラットに現れたマークは、彼の悪口が満載の日記を読んで出て行ってしまう。ブリジットは慌てて彼を追うが、マークは交際開始の門出に新しい日記を買いに行っただけで、ふたりは人目も憚らず通りで熱く口づけするのだった。


== キャスト ==
== キャスト ==
※括弧内は日本語吹替(DVD&VHSの収録)
かっこ内は日本語吹替版キャスト(DVD&VHSとKADOKAWAから発売Blu-rayに収録)
{{div col|width=30em}}
* ブリジット・ジョーンズ - [[レネー・ゼルウィガー]]([[松本梨香]])
* {{仮リンク|ブリジット・ジョーンズ|en|Bridget Jones}} - [[レネー・ゼルウィガー]]([[松本梨香]])
* マーク・ダーシー - [[コリン・ファース]]([[井上倫宏]])
* マーク・ダーシー - [[コリン・ファース]]([[井上倫宏]])
* ダニエル・クリーヴァー - [[ヒュー・グラント]]([[森田順平]])
* ダニエル・クリーヴァー - [[ヒュー・グラント]]([[森田順平]])
* コリン・ジョーンズ - [[ジム・ブロードベント]]([[川久保潔]]
* コリン・ジョーンズ(ブリジットの父) - [[ジム・ブロードベント]](川久保潔)
* パメラ・ジョーンズ - [[ジェマ・ジョーンズ]]([[斉藤昌]])
* パメラ・ジョーンズ(パム、ブリジットの母) - {{仮リンク|ジェマ・ジョーンズ|en|Gemma Jones}}([[斉藤昌]])
* ウナ・オルコンベリー - {{仮リンク|セリア・イムリー|en|Celia Imrie}}
* ナターシャ - [[エンベス・デイヴィッツ]]([[松岡洋子 (声優)|松岡洋子]])
* ジェフリーおじさん - {{仮リンク|ジェイムズ・フォークナー (俳優)|label=ジェイムズ・フォークナー|en|James Faulkner (actor)}}
* シャザー - [[サリー・フィリップス]]([[中澤やよい]])
* ジュード - [[シャーリー・ヘンダーソン]]([[大谷育江]])
* ジュード - [[シャーリー・ヘンダーソン]]([[大谷育江]])
* トム - [[ジェムズ・キャリス]]([[鉄野正豊]])
* トム - {{仮リンク|ジェムズ・キャリス|en|James Callis}}([[鉄野正豊]])
* シャロン・"シャザー" - {{仮リンク|サリー・フィリップス|en|Sally Phillips}}([[中澤やよい]])
* マグダ - [[クレア・スキナー]]
* ララ - [[リサ・バービュシア]]
* リチャード・フィンチ - [[ニール・ピアソン]]([[堀之紀]])
* ダーシー提督 - {{仮リンク|ドナルド・ダグラス (スコットランドの俳優)|label=ドナルド・ダグラス|en|Donald Douglas (Scottish actor)}}([[佐々木敏]])
* ウナおばさん - [[セリア・イムリー]]
* ジェラルディン・ダーシー夫人 - {{仮リンク|シャーミアン・メイ|en|Charmian May}}
* ジェフリーおじさん - [[ジェームズ・フォークナー (俳優)|ジェームズ・フォークナー]]
* フィッツハーバート - [[ポール・ブルック]]([[篠原大作]])
* "ティッツ・パーヴァート"・フィッツハーバート{{efn|{{lang-en-short|Mr. "Tits Pervert" Fitzherbert.|links=no}} ふたつの単語は「おっぱい」「変態」という意味なので、「おっぱい触り魔」という二つ名を持っていることになる。}} - {{仮リンク|ポール・ブルック|en|Paul Brooke}}([[篠原大作]])
* ナターシャ・グレンヴィル - [[エンベス・デイヴィッツ]]([[松岡洋子 (声優)|松岡洋子]])
* パーペチュア - [[フェリシティ・モンタギュー]]
* ジュリアン - [[パトリック・バーロウ]]([[稲葉実]])
* ジュリアン - {{仮リンク|パトリック・バーロウ|en|Patrick Barlow}}([[稲葉実]])
* パーペチュア - {{仮リンク|フェリシティ・モンタギュー|en|Felicity Montagu}}
* ラーラ - [[リサ・バービュシア]]
* クの父親 - [[ドナダグラス]]([[佐々木敏]])
* リチャド・フィンチ - {{仮リンク|ニール・ピアソン|en|Neil Pearson}}([[堀之紀]])
* ウーニー - {{仮リンク|ドリー・ウェルズ|en|Dolly Wells}}
* 本人役 - [[サルマン・ラシュディ]](カメオ出演)(稲葉実)
* マグダ - {{仮リンク|クレア・スキナー|en|Claire Skinner}}
* 本人役 - [[ジェフリー・アーチャー]](カメオ出演)
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このほかに、[[サルマン・ラシュディ]](声 - 稲葉実)と[[ジェフリー・アーチャー]]が本人役で[[カメオ出演]]しており、アーチャーの{{仮リンク|三文文士|en|Hack writer}}ぶりが茶化される<ref>{{cite web|url=https://movies.nytimes.com/movie/240532/Bridget-Jones-s-Diary/cast|title=Bridget Jones's Diary (2001) Acting Credits|publisher=[[ニューヨーク・タイムズ]]|accessdate=2009-05-23|deadlink=2018-01-17|archiveurl=https://web.archive.org/web/20090630072301/https://movies.nytimes.com/movie/240532/Bridget-Jones-s-Diary/cast|archivedate=2009-06-30}}</ref>。他にも{{仮リンク|クリスピン・ボナム=カーター|en|Crispin Bonham-Carter}}と{{仮リンク|ルーシー・ロビンソン (女優)|label=ルーシー・ロビンソン|en|Lucy Robinson (actress)}}がカメオ出演している(→[[#背景]])。シャロン・マグワイア監督がコメンタリーで述べる通り、仮装パーティのゲスト・ペニーとして[[オナー・ブラックマン]]がカメオ出演している<ref>{{cite video |people={{仮リンク|シャロン・マグワイア|en|Sharon Maguire}} |date= |title=ブリジット・ジョーンズの日記 - 音声解説 |url= |format= |medium= |language= |publisher=[[ユニバーサル・スタジオ|ユニバーサル・ピクチャーズ]] |location= |archiveurl= |archivedate= |accessdate= |time=39:28 |id= |isbn= |oclc= |quote= |ref= }}</ref><ref>{{cite book|url=https://books.google.co.jp/books?id=kPH7osbwOEMC&pg=PA92&lpg=PA92&dq=Honor+Blackman+bridget+jones+diary|page=92|accessdate=2018-01-17|title=Roger Ebert's Movie Yearbook 2004|author=[[ロジャー・イーバート]]|publisher=Andrews McMeel Publishing|year=2003|isbn=0740738348}}</ref>。またレストランでの乱闘シーンで、歌いながら現れるギリシャ人[[シェフ]]としてクリストファー・コウロス (Christopher Kouros) が登場している。
== 脚注 ==

{{Reflist}}
== 制作 ==
=== 背景 ===
[[File:Colin Firth - 66th Venice International Film Festival, 2009 (2).jpg|thumb|180px|ファースがダーシー役を演じるのは『高慢と偏見』のオマージュのひとつである]]
フィールディングは多くのインタビューで、原作小説が[[ジェーン・オースティン]]の小説『[[高慢と偏見]]』ならびに、1995年に[[英国放送協会|BBC]]が制作して人気を博したその[[高慢と偏見 (テレビドラマ)|ドラマ化作品]]に触発されたものだと明かしている<ref>{{cite web|url=http://www.bbc.com/news/av/entertainment-arts-21204956/bridget-jones-vs-pride-and-prejudice|publisher=英国放送協会|accessdate=2018-01-17|date=2013-01-28|title=Bridget Jones vs Pride and Prejudice}}</ref><ref>{{cite web|url=https://nypost.com/2001/04/08/firths-austen-power-pride-and-prejudice-for-british-actor-in-bridget-joness-diary/|accessdate=2018-01-17|title=FIRTH’S AUSTEN POWER PRIDE AND PREJUDICE FOR BRITISH ACTOR IN ‘BRIDGET JONES’S DIARY’|first=Megan|last=Turner|date=2001-04-08|publisher=[[ニューヨーク・ポスト]]}}</ref>。BBCのドラマで{{仮リンク|フィッツウィリアム・ダーシー|label=ダーシー|en|Mr. Darcy}}を演じた[[コリン・ファース]]が、原作に登場するマーク・ダーシーを演じているのもBBC版への目配せのひとつであり、ファースは自身で茶化すことで『高慢と偏見』でのキャラクターから脱却する機会を得たと語っていた<ref name="twice_shy">{{cite news |last=Steiner |first=Susie |url=https://www.theguardian.com/film/2001/mar/31/features.weekend |title=Twice Shy |publisher=''[[ガーディアン|The Guardian]]'' |date=31 March 2001 |accessdate=2008-05-20 |location=London}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.firth.com/articles/03vanfair_italy_oct.html |publisher=[[ヴァニティ・フェア|Vanity Fair]]|location=[[イタリア|Italy]] |date=16 October 2003 |title=Colin Firth - Me Sexy? - only to that crazy Bridget Jones|accessdate=2018-01-17}}</ref><ref>{{cite web|url=http://kg.kanazawa-gu.ac.jp/kokusaibunka/?p=2168|title=愛すべきシングルトンの物語 ―『ブリジット・ジョーンズの日記』―|author=木梨由利|publisher=[[金沢学院大学]]国際文化学科|accessdate=2017-12-17|date=2005-04-28}}</ref>。またマーク・ダーシーというキャラクターは、BBC版ドラマのダーシー役に惚れ込んだフィールディングが、ファースを念頭に書いたキャラクターでもあった{{sfn|GILLIS-FURUTAKA|2006|page=162}}。『ブリジット・ジョーンズ』シリーズ第1作・第2作の脚本を書いた{{仮リンク|アンドリュー・デイヴィス (作家)|label=アンドリュー・デイヴィス|en|Andrew Davies (writer)}}は、BBC版『高慢と偏見』の脚本家でもあり<ref>{{cite web|url=https://www.belfasttelegraph.co.uk/entertainment/film-tv/news/davies-wants-more-bridget-jones-30421524.html|title=Davies wants more Bridget Jones|work=ベルファスト・テレグラフ|accessdate=2018-01-17|date=2014-07-10}}</ref>{{sfn|GILLIS-FURUTAKA|2006|page=162}}、『ブリジット・ジョーンズの日記』には、このドラマでビングリー役を演じた{{仮リンク|クリスピン・ボナム=カーター|en|Crispin Bonham-Carter}}と、ハースト夫人役を演じた{{仮リンク|ルーシー・ロビンソン (女優)|label=ルーシー・ロビンソン|en|Lucy Robinson (actress)}}が小さな役で出演している<ref>{{cite web|url=https://www.bustle.com/articles/153347-7-big-ways-bridget-jones-diary-references-pride-prejudice|title=7 Big Ways 'Bridget Jones' Diary' References 'Pride & Prejudice'|publisher=BUSTLE|accessdate=2018-01-17|first=Caitlin|last=Gallagher|date=2016-04-13}}</ref>。

[[ワーキング・タイトル・フィルムズ]]は1997年にフィールディングの原作の映画化権を得たが、これは原作(1996年発売)が[[ベストセラー]]になる前のことだった<ref name="prod notes">{{cite web|title=Bridget Jones's Diary : Production Notes|url=http://cinema.com/articles/339/bridget-joness-diary-production-notes.phtml|publisher=Cinema.com|accessdate=29 December 2013}}</ref>。

=== キャスティング ===
[[File:Renée Zellweger Berlinale 2010 (cropped).jpg|thumb|140px|left|レネー・ゼルウィガーの演技はアメリカ人ながら絶賛された]]
当初{{仮リンク|ブリジット・ジョーンズ|en|Bridget Jones|label=ブリジット}}役に名前が挙がっていたのは、[[ヘレナ・ボナム=カーター]]<ref name="LATimes1">{{cite news|last=Hart|first=Hugh|title=A Part With Meat on Its Bones|url=http://articles.latimes.com/2001/apr/08/entertainment/ca-48232/2|work=[[ロサンゼルス・タイムズ|Los Angeles Times]]|accessdate=29 December 2013|date=8 April 2001|page=2|quote=I saw in Renee a gift few people have, that she was able to straddle comedy and emotion.}}</ref>{{r|BBC000224}}、[[ケイト・ブランシェット]]{{r|LATimes1}}、[[エミリー・ワトソン]]<ref>{{cite web|last=Dicker|first=Ron|title=For Emily Watson, Acting Success Came In `Waves'|url=http://articles.courant.com/2002-01-11/features/0201110676_1_danish-director-lars-von-waves-gosford|work={{仮リンク|ハートフォード・クラント|en|Hartford Courant}}|accessdate=29 December 2013|date=11 January 2002}}</ref>、[[レイチェル・ワイズ]]<ref>{{cite web|title=In brief: Rachel Weisz too beautiful for Bridget Jones|url=https://www.theguardian.com/film/2001/mar/16/news3|work=[[ガーディアン|The Guardian]]|accessdate=29 December 2013|date=16 March 2001}}</ref>、[[キャメロン・ディアス]]などだった<ref>{{cite news|last=Hochman|first=David|title=Reel World: Bridget Jones CastinFe|url=http://ew.com/article/1999/12/17/reel-world-bridget-jones-casting-call/|work=[[エンターテインメント・ウィークリー|Entertainment Weekly]]|accessdate=29 December 2013|date=17 December 1999}}</ref>。また、[[トニ・コレット]]は当時[[ブロードウェイ]]で上演されていた『{{仮リンク|ワイルド・パーティ (ラチウサのミュージカル)|label=ワイルド・パーティ|en|The Wild Party (LaChiusa musical)}}』に主演するためこの役を断ったという<ref>{{cite web|url=http://www.tonicollette.org/content/magazines/200604miamiherald.htm|title=Toni Collette Online - Magazines|website=Tonicollette.org|accessdate=3 September 2017}}</ref>。また、[[ケイト・ウィンスレット]]の起用も考えられたが、プロデューサーたちは彼女が若すぎると判断し配役に至らなかった{{r|LATimes1}}。2年にわたるサーチの結果、[[レネー・ゼルウィガー]]の起用が2000年5月末に発表された。製作を務めた[[エリック・フェルナー]]はその理由について、彼女が「巨大な個性と説得力を役にもたらす」のだと述べた<ref name="BBC000224">{{cite news|title=Renée wins Bridget role|url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/655190.stm|work=[[BBCニュース|BBC News]]|accessdate=29 December 2013|date=24 February 2000|quote=He told the Daily Telegraph that Zellweger was "brings enormous character and conviction to the part".}}</ref>。監督のマグワイアはゼルウィガーについて、「レネーの中に、コメディから感情劇まで大股で飛び移れる、ほんの一握りの人しか持たない天賦の才能を見た」と述べた{{r|LATimes1}}。[[テキサス州|テキサス]]出身だったゼルウィガーは、映画『[[恋におちたシェイクスピア]]』で[[グウィネス・パルトロー]]の指導もしたバーバラ・バークリー({{lang-en-short|Barbara Berkery|links=no}})について[[イギリス英語]]のアクセントを学んだ{{r|LATimes1|RS010413}}。また、ブリジット役を演じるために約{{convert|20|lb|lk=on}}増やして撮影に挑んだ<ref>{{cite news|last=Loewenstein|first=Lael|title=Review: 'Bridget Jones’s Diary'|url=https://variety.com/2001/film/reviews/bridget-jones-s-diary-2-1200467073/|work=[[バラエティ (アメリカ合衆国の雑誌)|Variety]]|accessdate=29 December 2013|date=28 March 2001}}</ref><ref name="vogue161111">{{cite web|url=https://www.vogue.co.jp/celebrity/celebscoop/2016-11-11/page/4|accessdate=2017-12-17|publisher=[[VOGUE]]|title=愛すべきキャラ、ブリジット・ジョーンズを作る女優レニーを大解剖! |date=2016-11-11}}</ref>。また役作りとしてプロデューサーたちの求めに応じ、ゼルウィガーはロンドンにある出版社・{{仮リンク|ピカドール (出版社)|label=ピカドール|en|Picador (imprint)}}で出版部の見習いとして働いた{{r|prod notes}}<ref>{{cite web|url=http://www.cosmopolitan.com/uk/entertainment/news/a40409/things-you-never-knew-about-bridget-jones-diary/|title=21 things you never knew about Bridget Jones's Diary|publisher=コスモポリタン|first= Ellen|last=Scott |date=2017-04-05|accessdate=2018-01-17}}</ref>(ピカドールは、原作小説のイギリスでの版元である<ref>{{cite web|url=https://www.guardianbookshop.com/bridget-jones-s-diary-picador-40th-anniversary-edition.html|title=Bridget Jones's Diary (Picador 40th Anniversary Edition)|publisher=[[ガーディアン]]|work=the guardian bookshop|accessdate=2018-01-17}}</ref>)。映画の公開前、アメリカ人のゼルウィガーが典型的なイギリス人ヒロインを演じることに関しては多くの議論があった<ref>{{cite web|title=Grant defends beleaguered Bridget Jones star|url=https://www.theguardian.com/film/2000/may/03/2|work=[[ガーディアン|The Guardian]]|accessdate=29 December 2013|date=3 May 2000}}</ref><ref>{{cite news|last=Hoye|first=Sue|title=Bridget Jones is back and funny as ever|url=http://edition.cnn.com/2000/books/news/03/08/helen.fielding/|publisher=[[CNN]]|accessdate=29 December 2013|date=8 March 2000}}</ref>。しかしながら、南西イングランドのアクセントも含め、彼女がこの映画で見せた演技は、広く高水準のものだったと受け止められた<ref>{{cite news |last= Hale |first= Ellen |title= Zellweger's Bridget is 'bang on' to Brits, if a bit posh |work= [[USAトゥデイ|USA Today]] |location=<!--[[Tysons Corner, Virginia]] -->|date= April 12, 2001 |url= http://usatoday30.usatoday.com/life/movies/2001-04-12-bridget-jones-brit-appeal.htm |quote= Zellweger's accent was a point of great discussion among those attending on opening night, many of whom admitted to trying to find flaws in her performance. Most agreed that at times her accent was too upper-class for her background. ... Wrote {{仮リンク|クリストファー・トゥーキー|en|Christopher Tookey|label=Christopher Tookey}}, of the ''[[デイリー・メール|Daily Mail]]''... 'Those who predicted Renee Zellweger wouldn't be able to do English accent about to eat words.'|accessdate= November 15, 2015}}</ref><ref>{{cite news |last= Boyle |first= Simon |title= Bridget Jones's Dialect conundrum as Renee Zellweger FORGETS how to do character's accent |work= [[デイリー・ミラー|Mirror]] |location= London, England |date= 17 October 2015 |url= http://www.mirror.co.uk/tv/tv-news/bridget-joness-dialect-conundrum-renee-6654201 |quote= Renee’s plummy English accent became one of Bridget’s best known characteristics in the films... |accessdate= November 15, 2015}}</ref><ref>{{cite web |url= http://www.sfgate.com/entertainment/article/Renee-Zellweger-s-Identity-Switch-Texas-actress-2936735.php |author= Graham, Bob |date= April 1, 2001 |title= Renee Zellweger's Identity Switch / Texas actress managed to perfect an English accent for 'Bridget Jones' |publisher=[[サンフランシスコ・クロニクル]]|work=SFGate |quote= Zellweger brought the accent off, [Hugh] Grant now says, but 'there was a phase at the beginning when she was a little bit like Princess Margaret... But even the most brutal British journalists, who are kind of snooty, have seen screenings in London and have had to eat humble pie. She's impeccable.' |accessdate= November 15, 2015}}</ref>。2000年7月、ダーシーとクリーヴァーという男性主役2名に、[[コリン・ファース]]と[[ヒュー・グラント]]が決まったことが発表された<ref>{{cite news|title=Seen, Heard, Said|url=http://community.seattletimes.nwsource.com/archive/?date=20000417&slug=4016109|accessdate=29 December 2013|author=Janine Dallas Steffan|date=17 April 2000|work=The Seattle Times}}</ref>。また監督の{{仮リンク|シャロン・マグワイア|en|Sharon Maguire}}は、フィールディングの友人のひとりでもあり、原作に登場するシャロン(愛称のシャザーは[[イングランド]]での短縮形)のモデルになったとも言われている<ref>{{cite web|url=https://www.thesun.co.uk/tvandshowbiz/1593781/sharon-maguire-the-director-behind-bridget-jones-on-the-hilarious-characters-latest-chapter/|work=DIRECTOR'S CUT|title=Sharon Maguire – the director behind Bridget Jones – on the hilarious character’s latest chapter|publisher=[[ザ・サン]]|accessdate=2018-01-17|date=2016-08-19|first=Dan|last=Jolin}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.telegraph.co.uk/culture/4722655/Shazzer-is-me-only-funnier.html|title=Shazzer is me, only funnier|deadlink=2018-01-17|archiveurl=https://web.archive.org/web/20160228070607/http://www.telegraph.co.uk/culture/4722655/Shazzer-is-me-only-funnier.html|archivedate=2016-02-28|publisher=[[デイリー・テレグラフ]]|date=2001-04-05|first=Emma|last=Hall}}</ref>。映画では{{仮リンク|サリー・フィリップス|en|Sally Phillips}}がシャロンを演じた。

=== 撮影 ===
[[File:Wrotham Park.jpg|thumb|ロータム・パークのゲート。ダーシー家のロケ地として使われた]]
[[主要撮影]]は2000年8月1日から同年11月14日まで行われ、6週間かけて[[ロンドン]]やその郊外で撮影が行われた{{r|prod notes}}。ロケ地としては、ブリジットとダニエルが初めてデートをした{{仮リンク|シャド・テムズ|en|Shad Thames}}のほかに、[[王立裁判所]]、[[セント・パンクラス駅]]、[[タワー・ブリッジ]]などが使われている{{r|prod notes}}。ブリジットとダニエルが短期休暇で訪れる場所は[[バッキンガムシャー]]の{{仮リンク|ストーク・パーク (バッキンガムシャー)|label=ストーク・パーク|en|Stoke Park, Buckinghamshire}}で撮影された<ref>{{cite web|url=https://www.stokepark.com/history-and-movies/movie-history-at-stoke-park.html|title=Stoke Park film history|publisher=Stokepark.com|accessdate=2018-01-17}}</ref>。またダーシー家には[[ハートフォードシャー]]の{{仮リンク|ロータム・パーク|en|Wrotham Park}}が使われた{{r|prod notes}}<ref>{{cite web|url=https://www.standard.co.uk/home/the-film-favourite-6302366.html|title=The film favourite|publisher={{仮リンク|ロンドン・イヴニング・スタンダード|en|London Evenig Standard}}|first=Annabel|last=Freyberg|accessdate=2018-01-17|date=2002-01-31}}</ref>。[[ロンドン・スタンステッド空港]]は[[ニューヨーク]]・[[ジョン・F・ケネディ国際空港|JFK空港]]の代わりにロケ地として使われ<ref>{{cite web|url=http://www.ukinbound.org/news/n/2017/sep/21/heathrow-airport-star-on-most-popular-airport-film-locations|date=2017-09-21|accessdate=2018-01-17|title=Heathrow Airport star on most popular airport film locations list|publisher=UKinbound}}</ref>、[[ブレントフォード]]の{{仮リンク|サイオン・ハウス|en|Syon House}}はダーシー夫妻のアニバーサリー・パーティー会場として使われた<ref>{{cite web|url=https://www.comedy.co.uk/film/bridget_jones_diary/details/|title=Bridget Jones's Diary - Production Details|accessdate=2018-01-17|publisher={{仮リンク|ブリティッシュ・コメディ・ガイド|en|British Comedy Guide}}}}</ref>。またブリジットの実家のシーンは、[[グロスターシャー]]・{{仮リンク|スノーゼル|en|Snowshill}}で4日間撮影された{{r|prod notes}}<ref>{{cite web|url=http://www.gloucestershireonscreen.co.uk/home/2000s/bridget-jones-s-diary-2001|title=Bridget Jones' Diary Locations|work=Gloucestershire On Screen|deadlink=2018-01-17|archiveurl=https://web.archive.org/web/20100416002333/http://www.gloucestershireonscreen.co.uk/home/2000s/bridget-jones-s-diary-2001|archivedate=2010-04-16}}</ref>。6週間のロケ後、[[サリー (イングランド)|サリー]]の{{仮リンク|シェパートン・スタジオ|en|Shepperton Studios}}で撮影が行われた{{r|prod notes}}。

== 封切り ==
作品のワールド・プレミアは2001年4月2日に[[ニューヨーク]]の{{仮リンク|ジーグフェルド・シアター (1969年)|label=ジーグフェルド・シアター|en|Ziegfeld Theatre (1969)}}で行われた<ref>{{cite web|url=https://www.gettyimages.co.jp/license/119529050|title=Renee Zellweger and director Sharon Maguire during 'Bridget Jones's Diary' Premiere at Ziegfeld Theater in New York City, New York, United States. (Photo by RJ Capak/WireImage)|accessdate=2018-01-22|date=2001-04-02|publisher=[[ゲッティ・イメージズ]]}}</ref><!--<ref>{{cite web|url=https://www.hollywoodreporter.com/rambling-reporter/renee-zellweger-bridget-jones-moment-2001-premiere-928155|publisher=[[ハリウッド・レポーター]]|accessdate=2018-01-22|date=2016-09-12|first=Ashley|last=Lee|title=Renee Zellweger Reveals Her "Very Bridget Jones Moment" From 2001 Premiere}}</ref>--><ref>{{cite web|url=https://www.aol.com/article/2014/10/13/hugh-grant-decided-to-pull-out-of-the-third-bridget-jones-film/20977456/|title=Hugh Grant decided to pull out of the third 'Bridget Jones' film|date=2014-10-13|accessdate=2018-01-22|publisher=[[AOL]]}}</ref>。2日後の4月4日には[[ロンドン]]の[[レスター・スクウェア]]でイギリス初公開と関連イベントが行われ、ゼルウィガー・ファース・グラントなど映画に出演した俳優たちが参加した<ref name="bbc010404">{{cite web|url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/1260379.stm|title=Bridget Jones hits the silver screen|date=2001-04-04|publisher=[[英国放送協会]]|work=[[BBCニュース]]|accessdate=2018-01-22}}</ref>。作品は[[2001年]][[4月13日]]に[[イギリス]]・[[アメリカ合衆国]]で同時公開された{{r|bbfc}}{{sfn|GILLIS-FURUTAKA|2006|page=162}}{{r|bbc010404}}。日本とイギリスでは[[ユナイテッド・インターナショナル・ピクチャーズ]](UIP)が配給を担当し、[[映画のレイティングシステム|レイティング]]はイギリス([[全英映像等級審査機構]])で「激しい言葉遣いと性的言及」により「15」(15歳未満の視聴非推奨)、[[日本]]([[映画倫理機構]])では喫煙、飲酒シーンが多いため「R-15」(15歳未満鑑賞禁止)となった{{r|bbfc|allcinema}}<ref name="cinematoday010809">{{cite web|url=https://www.cinematoday.jp/page/A0000234|title=レニー・ゼルウィガー独占インタヴュー|date=2001-08-09|accessdate=2018-01-22|publisher=[[シネマトゥデイ]]|author=マリオン・ロス|author2=遠藤由香里(訳)}}</ref>。日本では2001年[[9月22日]]に劇場公開されたが{{r|allcinema}}<ref>{{cite web|url=https://natalie.mu/eiga/film/137409|title=ブリジット・ジョーンズの日記|accessdate=2018-01-22|publisher=映画ナタリー}}</ref>、この際ポスターなどには「ブリジットのライフスタイルを真似ると、貴女の健康を損なう恐れがあります。」と記載され注意喚起された<ref>{{cite web|url=http://www.movieplus.jp/square/column/index.php?wcolumn_id=434|work=映画の処方箋(コラム)|title=125『ブリジット・ジョーンズの日記』|publisher=映画専門チャンネル「[[ムービープラス]]」|accessdate=2018-01-23|author=斎藤敦子|date=2013-12-20}}</ref>。[[アメリカ映画協会 (業界団体)|アメリカ映画協会]]は作品をR指定した<ref>{{cite web|url=http://www.kids-in-mind.com/b/bridget_joness_diary_2001.htm|title=Bridget Jones's Diary|publisher=|work=Kids in mind|accessdate=2018-01-22}}</ref>。また、[[ミラマックス]]が配給に参加した<ref>{{cite web|url=https://www.theguardian.com/film/2001/apr/17/news4|title=Bridget Jones finds phenomenal success |publisher=[[ガーディアン]]|date=2001-04-17|accessdate=2018-01-22}}</ref>。

=== DVDとVHSの発売 ===
[[VHS]]は2001年に発売され、削除シーン、独占インタビュー、ブリジットの「正しく生きるため」のガイド({{lang-en-short|Bridget’s Guide to “Getting It Right”|links=no}})など、35分の特典映像が収録された<ref name="guardian011029">{{cite web|url=https://www.theguardian.com/film/offers/0,7457,583068,00.html|title=Win Bridget Jones's Diary on video and DVD|date=2001-10-29|accessdate=2018-01-22|publisher=[[ガーディアン]]}}</ref>。[[DVD]]にはシャロン・マグワイア監督によるコメンタリーなどが追加で収録され、イギリスではビデオと合わせて2001年12月1日に発売された{{r|guardian011029}}。2004年には追加の映像特典が収録されたコレクターズ・エディションが発売された{{efn|追加特典のタイトル(原題):"The Bridget Phenomenon, The Young And The Mateless, Portrait Of The Makeup Artist, Domestic and International TV Spots, Bridget Jones: The Edge Of Reason Theatrical Trailer, Bridget Jones's Diary Reviews and A Guide to Bridget Britishism." }}<ref>{{cite web|url=http://www.ign.com/articles/2004/11/24/bridget-joness-diary-collectors-edition|title=Bridget Jones's Diary (Collector's Edition)|work=Movie Review|date=2004-11-24|accessdate=2018-01-22|publisher=[[IGN]]}}</ref>。2011年には[[Blu-ray Disc]]が発売された<ref>{{cite web|url=http://www.blu-ray.com/movies/Bridget-Joness-Diary-Blu-ray/23723/|title=Bridget Jones's Diary Blu-ray|accessdate=2018-01-22|publisher=blu-ray.com}}</ref>。日本版DVDは[[ソニー・ピクチャーズエンタテインメント]]から発売され、[[戸田奈津子]]が字幕翻訳、[[高山美香]]が吹替翻訳を担当した<ref>{{cite video |people=レネー・ゼルウィガー、コリン・ファース、ヒュー・グラント |date= |title=ブリジット・ジョーンズの日記 |url= |format= |medium=DVD |language= |publisher=ソニー・ピクチャーズエンタテインメント |location= |archiveurl= |archivedate= |accessdate= |time= |id=TSUD-32890 |isbn= |oclc= |quote= |ref= }}</ref>。

== 作品の評価 ==
[[File:Christmas jumpers, Sainsbury's 2016.jpg|thumb|180px|アグリーセーターの一例]]
映画批評サイト[[Rotten Tomatoes]]では155件のレビューに基づき、平均点10点満点中6.9点、81%支持の「新鮮な」映画に分類されている<ref>{{rotten-tomatoes|bridget_jones_diary|Bridget Jones's Diary}} - {{accessdate|2018-01-18}}</ref>。また同じく映画批評サイトの[[Metacritic]]では、33件のレビューに基づき、100点満点中で{{仮リンク|加重算術平均|en|Weighted arithmetic mean}}66点となっている<ref>{{metacritic film|bridget-joness-diary|Bridget Jones's Diary}} - {{accessdate|2018-01-18}}</ref>。映画評論家の[[ロジャー・イーバート]]は、4つ星中3.5個分の評価を付け、「このような話は、ヒロインに対して無条件の愛情を注げなければ上手く回らないし、ゼルウィガーを据えた配役はそれを可能にした。代役として思いつくのは[[ケイト・ウィンスレット]]くらいだが、近い所まで行けても自虐的な子犬のような側面は欠けていただろう」と絶賛した<ref>{{cite news | url=https://www.rogerebert.com/reviews/bridget-joness-diary-2001<!--http://rogerebert.suntimes.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20010413/REVIEWS/104130302/1023--> | title=Bridget Jones's Diary :: rogerebert.com :: Reviews |author=[[ロジャー・イーバート|Roger Ebert]] | date=2001-04-13 | accessdate=2018-01-18|quote=A story like this can't work unless we feel unconditional affection for the heroine, and casting Zellweger achieves that; the only alternate I can think of is Kate Winslet, who comes close but lacks the self-destructive puppy aspects.}}</ref>。『[[ローリング・ストーン]]』誌の[[ピーター・トラヴァース]]は、キャストや脚本・監督について賞賛し、作品は「年代、性別、国に関係無く、傷付いたロマンチストたちに快活な楽しさを届ける」と述べた<ref name="RS010413">{{cite web|url=https://www.rollingstone.com/movies/reviews/bridget-joness-diary-200104110|title=Bridget Jones's Diary|date=2001-04-13|publisher=[[ローリング・ストーン]]|author=[[ピーター・トラヴァース]]|accessdate=2018-01-18|quote=Instead, Bridget Jones's Diary delivers frisky fun for bruised romantics regardless of age, sex or nationality. }}</ref>。『[[ワシントン・ポスト]]』のデッソン・ハウは、脚本の[[リチャード・カーティス]]が関わった2作品を挙げ、「『[[フォー・ウェディング]]』に喝采した。『[[ノッティングヒルの恋人|ノッティングヒル[の恋人]]]』を賞賛した。『ブリジット・ジョーンズ』を嫌いなわけではないが、『フォー・ウェディング』を観ているような気がした」と述べた<ref>{{cite web|url=http://www.washingtonpost.com/wp-srv/entertainment/movies/reviews/bridgetjonessdiaryhowe.htm|title='Bridget' Is Almost V. Good|first=Desson|last=Howe|accessdate=2018-01-18|publisher=[[ワシントン・ポスト]]|date=2001-04-13|quote=I clapped for "Four Weddings and a Funeral." I applauded "Notting Hill." And although I didn't dislike "Bridget Jones," I felt as if I was watching "One Wedding and a Funeral."}}</ref>。

作品冒頭のパーティで{{efn|このシーンの映像は[[ミラマックス]]のサイトで視聴することができる。{{cite web2|url=https://www.miramax.com/watch?v=5ueXBiYjq4BlM5mLaf8MCQGGC2LqaN87|title=Bridget Jones's DiaryUgly Sweater Party|publisher=[[ミラマックス]]|accessdate=2018年1月23日}}}}、コリン・ファース演じるマーク・ダーシーがトナカイ柄のセーターを着ているシーンは大きな話題となり、「[[アグリー・クリスマス・セーター]]」と呼ばれるクリスマスの悪趣味なセーターの流行に一役買うことになった<ref>{{cite web|url=http://newsfeed.time.com/2011/12/22/a-brief-history-of-the-ugly-christmas-sweater/|title=A Brief History of the Ugly Christmas Sweater|first=Allison|last=Berry|accessdate=2018-01-23|publisher=[[タイム (雑誌)|TIME]]|date=2011-12-22}}</ref><ref>{{cite web|url=https://www.theguardian.com/culture/gallery/2012/dec/08/ten-best-jumpers-in-pictures|title=The 10 best jumpers |publisher=[[ガーディアン]]|accessdate=2018-01-23|date=2012-12-08|first= Tom|last=Lamont}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.telegraph.co.uk/topics/christmas/9739988/How-Christmas-jumpers-came-in-from-the-cold.html|title=How Christmas jumpers came in from the cold|publisher=[[デイリー・テレグラフ]]|accessdate=2018-01-23|date=2012-12-13|first= Ed|last=Cumming}}</ref><ref>{{cite web|url=https://www.usatoday.com/story/life/entertainthis/2016/12/23/colin-firth-mark-darcy-ugly-christmas-sweater-bridget-jones/95751630/|title=Did 'Bridget Jones' start the Ugly Christmas Sweater craze? Here's the story behind Darcy's jumper.|publisher=[[USAトゥデイ]]|accessdate=2018-01-23|first=Bryan|last=Alexander|date=2016-12-13}}</ref>。

=== 受賞とノミネート ===
主演の[[レネー・ゼルウィガー]]はこの作品で、[[アカデミー主演女優賞]]<ref>{{cite web|url=http://awardsdatabase.oscars.org/Search/GetResults?query=%7B%22IsHyperlinkQuery%22:true,%22FilmId%22:3963,%22Sort%22:%222-Film%20Title-Alpha%22,%22Search%22:%22Basic%22%7D|title=Search Results|publisher=[[映画芸術科学アカデミー]]|work=[[アカデミー賞]]|accessdate=2018-01-18}}</ref>、[[英国アカデミー賞 主演女優賞]]<ref>{{cite web|url=http://awards.bafta.org/award/2002/film/actress-in-a-leading-role|title=Film / Actress in a Leading Role in 2002|work=BAFTA|accessdate=2018-01-18}}</ref>、[[放送映画批評家協会賞]]{{仮リンク|放送映画批評家協会賞 主演女優賞|label=主演女優賞|en|Critics' Choice Movie Award for Best Actress}}、[[エンパイア賞]]{{仮リンク|エンパイア賞 主演女優賞|label=主演女優賞|en|Empire Award for Best Actress}}、[[ゴールデングローブ賞 映画部門 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)]]<ref name="goldenglobe">{{cite web|url=https://www.goldenglobes.com/film/bridget-joness-diary|work=[[ゴールデン・グローブ賞]]|accessdate=2018-01-19|title=Bridget Jones's Diary}}</ref>、[[MTVムービー・アワード]]{{仮リンク|MTVムービー・アワード 最優秀キス賞|label=最優秀キス賞|en|MTV Movie Award for Best Kiss}}(コリン・ファースと)<ref>{{cite web|url=http://www.foxnews.com/story/2002/04/24/mtv-movie-awards-once-and-again-and-osbournes.html|title=The MTV Movie Awards, Once and Again and The Osbournes|date=2002-04-24|accessdate=2018-01-20|publisher=[[FOXニュース]]}}</ref>、[[サテライト賞]]{{仮リンク|サテライト賞 長編映画部門主演女優賞|label=長編ミュージカル・コメディ映画部門主演女優賞|en|Satellite Award for Best Actress – Motion Picture}}<ref name="variety011217">{{cite web|url=http://variety.com/2001/film/awards/moulin-rouge-in-orbit-topping-satellite-noms-1117857489/|title=‘Moulin Rouge’ in orbit, topping Satellite noms|date=2001-12-17|accessdate=2018-01-20|publisher=[[バラエティ (アメリカ合衆国の雑誌)|バラエティ]]|first=Geoff|last=Berkshire}}</ref>、[[全米映画俳優組合賞主演女優賞]]<ref>{{cite web|url=https://www.sagawards.org/awards/nominees-and-recipients/8th-annual-screen-actors-guild-awards|title=The 8th Annual Screen Actors Guild Awards|work=[[全米映画俳優組合賞|Screen Actors Guild Awards]]|accessdate=2018-01-20}}</ref>、[[ティーン・チョイス・アワード]] チョイス・ケミストリー部門(ヒュー・グラントと)<ref>{{cite web|url=http://awardsandwinners.com/category/teen-choice-awards/2001/|title=2001 Teen Choice Awards|accessdate=2018-01-20|publisher=awardsandwinners.com}}</ref>、[[ダラス・フォートワース映画批評家協会|ダラス・フォートワース映画批評家協会賞]]{{仮リンク|ダラス・フォートワース映画批評家協会賞主演女優賞|en|Dallas–Fort Worth Film Critics Association Award for Best Actress|label=主演女優賞}}にノミネートされた。

マーク・ダーシーを演じた[[コリン・ファース]]は、[[ヨーロッパ映画賞]]観客賞最優秀ヨーロッパ俳優部門{{enlink|Jameson People's Choice Award for Best Actor}}を受賞し<ref>{{cite web|url=https://www.europeanfilmacademy.org/European-Film-Awards-Winners-2001.72.0.html|title=European Film Academy : European Film Awards Winners 2001|accessdate=2018-01-22|publisher=ヨーロピアン・フィルム・アカデミー}}</ref>、[[英国アカデミー賞 助演男優賞]]とサテライト賞{{仮リンク|サテライト賞 長編映画部門主演男優賞|label=長編ミュージカル・コメディ映画部門主演男優賞|en|Satellite Award for Best Actor – Motion Picture}}にノミネートされた<ref>{{cite web|url=http://awards.bafta.org/award/2002/film/actor-in-a-supporting-role|title=Film / Actor in a Supporting Role in 2002|work=BAFTA|accessdate=2018-01-18}}</ref>{{r|variety011217}}。

[[File:Хью Грант.jpg|thumb|160px|グラントはこの作品でピーター・セラーズ喜劇賞を受賞した]]
ダニエル・クリーヴァー役の[[ヒュー・グラント]]は、{{仮リンク|イヴニング・スタンダード英国映画賞|en|Evening Standard British Film Awards}}でピーター・セラーズ喜劇賞 (Peter Sellers Award for Comedy) を受賞し<ref name="empire020204">{{cite web|url=https://www.empireonline.com/movies/news/british-film-honoured/|title=British Film Honoured|date=2002-02-04|accessdate=2018-01-18|work=[[エンパイア (雑誌)|エンパイア]]}}</ref>、またエンパイア賞{{仮リンク|エンパイア賞 英国男優賞|label=英国男優賞|en|Empire Award for Best British Actor}}<ref>{{cite web |url=http://www.empireonline.co.uk/features/events/awards2002/winners/bestbritishactor.shtm |title=Best Actor |work=[[エンパイア (雑誌)|Empireonline.co.uk]] |year=2001 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20020612142337/http://www.empireonline.co.uk/features/events/awards2002/winners/bestbritishactor.shtm |archivedate=June 12, 2002 |deadlink=2018-01-22}}</ref>、サテライト賞{{仮リンク|サテライト賞 長編映画部門助演男優賞|label=長編ミュージカル・コメディ映画部門助演男優賞|en|Satellite Award for Best Supporting Actor – Motion Picture}}{{r|variety011217}}、ヨーロッパ映画賞観客賞最優秀ヨーロッパ俳優部門にノミネートされた。

脚本を書いた[[リチャード・カーティス]]、{{仮リンク|アンドリュー・デイヴィス (作家)|label=アンドリュー・デイヴィス|en|Andrew Davies (writer)}}、[[ヘレン・フィールディング]]は、イヴニング・スタンダード英国映画賞脚本賞と[[ロンドン映画批評家協会賞]]イギリス映画脚本賞を受賞し{{r|empire020204}}<ref>{{cite web|url=https://www.empireonline.com/movies/news/moulin-takes-three/|date=2002-02-14|title=Moulin Takes Three|accessdate=2018-01-18|work=[[エンパイア (雑誌)|エンパイア]]}}</ref>、[[英国アカデミー賞 脚色賞]]にもノミネートされた<ref>{{cite web|url=http://awards.bafta.org/award/2002/film/screenplay-adapted|title=Film / Adapted Screenplay in 2002|accessdate=2018-01-18|work=BAFTA}}</ref>。

映画本編は、[[英国アカデミー賞 英国作品賞]](当時のアレクサンダー・コルダ賞)<ref>{{cite web|url=http://awards.bafta.org/award/2002/film/alexander-korda-award-for-the-outstanding-british-film-of-the-year|title=Film / Alexander Korda Award for the outstanding British Film of the Year in 2002|accessdate=2018-01-18|work=BAFTA}}</ref>、[[ゴールデングローブ賞 映画部門 作品賞 (ミュージカル・コメディ部門)]]{{r|goldenglobe}}<ref>{{cite web|url=https://www.empireonline.com/movies/news/globe-nominations-announced/|title=Globe Nominations Announced|date=2001-12-20|work=[[エンパイア (雑誌)|エンパイア]]|accessdate=2018-01-18}}</ref>、サテライト賞{{仮リンク|サテライト賞 長編映画賞|label=ミュージカル・コメディ部門 作品賞|en|Satellite Award for Best Film}}{{r|variety011217}}にノミネートされた。また、[[エンパイア賞]] {{仮リンク|エンパイア賞 英国映画賞|en|Empire Award for Best British Film|label=英国映画賞}}を受賞した<ref>{{cite web|url=https://www.empireonline.com/movies/news/2002-empire-awards/|title=The 2002 Empire Awards|date=2002-02-05|publisher=|work=[[エンパイア (雑誌)|エンパイア]]|accessdate=2018-01-18}}</ref>。2008年には[[アメリカン・フィルム・インスティチュート]]から、「[[10ジャンルのトップ10]]」において[[ロマンティック・コメディ|ロマンティック・コメディ映画]]部門にノミネートされた<ref>{{cite web|url=http://connect.afi.com/site/DocServer/10top10.pdf?docID=381&AddInterest=1781 |title=AFI's 10 Top 10 Nominees |format=PDF |date= |accessdate=2016-08-19 |deadurl=bot: unknown |deadlink=2018-01-18|archiveurl=https://web.archive.org/web/20110716071937/http://connect.afi.com/site/DocServer/10top10.pdf?docID=381&AddInterest=1781 |archivedate=16 July 2011 |df=dmy |page=74}}</ref>。

== サウンドトラック ==
=== Bridget Jones's Diary: Music from the Motion Picture ===
{{Infobox Album <!-- See Wikipedia:WikiProject_Albums -->
| Name = Bridget Jones's Diary: Music from the Motion Picture
| Type = soundtrack
| Border = yes
| Artist = Various artists
| Cover =
| Caption =
| Released = {{Start date|df=y|2001|04|3}}
| Genre =
| Length = 59:54
| Label = [[マーキュリー・レコード]] <small>(ヨーロッパ)</small><br>[[ユニバーサル ミュージック グループ]] <small>(アメリカ合衆国、日本)</small>
| Producer = ニック・エンジェル (Nick Angel)
| Last album =
| This album = '''''Bridget Jones's Diary: Music from the Motion Picture'''''
| Next album = ''Bridget Jones's Diary 2: More Music from the Motion Picture and Other V.G. Songs''
|Misc = {{Singles
| Name = Bridget Jones's Diary: Music from the Motion Picture
| Type = soundtrack
| Single 1 = {{仮リンク|アウト・オブ・リーチ (曲)|label=アウト・オブ・リーチ|en|Out of Reach (song)}}
| Single 1 date = 2001年4月9日
| Single 2 = {{仮リンク|ハレルヤ・ハリケーン|en|It's Raining Men}}
| Single 2 date = 2001年4月30日
}}}}{{external media|image1=[[:en:File:Bridget Jones's Diary OST UK Cover.jpg]] - イギリス版のカバー写真}}
『ブリジット・ジョーンズの日記 オリジナル・サウンドトラック』<ref>{{cite web|url=http://www.hmv.co.jp/artist_%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%83%E3%83%88-%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%81%AE%E6%97%A5%E8%A8%98_000000000183382/item_%E3%80%8C%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%83%E3%83%88%EF%BD%A5%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%81%AE%E6%97%A5%E8%A8%98%E3%80%8D-%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%8A%E3%83%AB%EF%BD%A5%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF_1094873|title=「ブリジット・ジョーンズの日記」 オリジナル・サウンドトラック|publisher=[[HMV]]|accessdate=2018-01-23}}</ref>({{lang-en-short|''Bridget Jones's Diary: Music from the Motion Picture''}})は、同名映画のため2001年にリリースされたアルバムで、[[パトリック・ドイル]]が作曲を担当した。

アルバムには[[ガブリエル (歌手)|ガブリエル]]の『{{仮リンク|アウト・オブ・リーチ (曲)|label=アウト・オブ・リーチ|en|Out of Reach (song)}}』、[[ジェリ・ハリウェル]]の『{{仮リンク|ハレルヤ・ハリケーン|en|It's Raining Men}}』と2曲のヒットソングが収録されている。ハリウェルはこの曲のシングルで自身4回目となる[[全英シングルチャート]]連続1位を獲得し、ソロ活動史上最高の売り上げを記録した(当時)。当初ハリウェルの新アルバム『{{仮リンク|スクリーム・イフ・ユー・ワナ・ゴー・ファスター|en|Scream If You Wanna Go Faster}}』のリードシングルは、収録曲『フィールズ・ライク・セックス』"''Feels Like Sex''" が予定されていたが、ハリウェルの申し出によって、この『ハレルヤ・ハリケーン』もアルバムに追加収録されることになった。ハリウェル版は音楽批評家からも好評価を受け、国際的にも成功して24ヶ国以上でトップ10入りを果たし、複数の国でチャート1位の座を勝ち取った。アメリカ合衆国では多少見劣りする結果になったが、本国イギリスでは、全英シングルチャートに登場するなり1位を獲得し、2週間順位を維持した。売り上げは第1週に155,000ユニット、第2週に8万ユニットの大ヒットで、イギリスだけでシングルは44万枚を売り上げ<ref name=sales>{{cite web|url=http://www.officialcharts.com/features/official-charts-flashback-1999-geri-halliwell-look-at-me-3017/|title=Official Charts Flashback 1999: Geri Halliwell – Look At Me|author=Justin Myers|date=May 16, 2014|publisher=Official Charts|accessdate=May 24, 2014}}</ref>、2001年の売り上げ13位となったほか、ハリウェルにとって世界中で最も成功したシングルになった<ref name="forever spice">{{cite web|url=http://foreverspice.com/spicediscography/gerihalliwell-irm.htm |title=It's Raining Men |publisher=Foreverspice.com |date= |accessdate=April 1, 2014|deadlink=2018-01-23|archiveurl=https://web.archive.org/web/20141105033129/http://foreverspice.com/spicediscography/gerihalliwell-irm.htm|archivedate=2014-11-05}}</ref>。この曲は[[フランス]]でも81万2千枚を売り上げるなど大成功を収め<ref name="snep">{{cite web|url=http://www.infodisc.fr/Single_Certif.php |title=InfoDisc : Les Certifications (Singles) du SNEP (Bilan par Artiste) – Search for "HaliwellG." |publisher=Syndicat National de l'Édition Phonographique |accessdate=February 14, 2011 |deadurl=yes |archiveurl=https://web.archive.org/web/20071130030454/http://www.infodisc.fr/Single_Certif.php |archivedate=30 November 2007 |df=dmy }}</ref>、[[全国音楽出版組合 (フランス)|全国音楽出版組合]] (SNEP) からは「ダイアモンド」認定を受けた<ref>{{cite web|url=http://www.disqueenfrance.com/fr/page-259165.xml?year=2002&type=10|title=Certifications Singles Diamond - année 2002|publisher=Disque en France|accessdate=April 3, 2012|deadurl=yes|archiveurl=https://web.archive.org/web/20111212214119/http://www.disqueenfrance.com/fr/page-259165.xml?year=2002|archivedate=12 December 2011|df=dmy-all}}</ref>。また2002年の{{仮リンク|NRJミュージック・アワード|en|NRJ Music Award}}(フランス)では、ハリウェルに「インターナショナル・ソング・オブ・ザ・イヤー」({{lang-en-short|''International Song of the Year''|links=no}})が贈られた<ref>{{cite web|url=http://www.nrj.fr/music-awards/videos/nrj-music-awards-2002-geri-halliwell-10238706?filter=nrj-music-awards-2002|title=NRJ Music Awards 2002 - Geri Halliwell|date=2009-11-20|accessdate=2018-01-23|publisher=[[NRJ]]}}</ref>。2006年7月には[[メキシコ]]のデジタル・セールス・チャートで79位に入り、2週間トップ100以内をキープした。ハリウェルは[[ミュージック・ビデオ]]について1980年の映画『[[フェーム (映画)|フェーム]]』からインスピレーションを受けたと語っており、またビデオ中で[[バレエ]]を披露している<ref>{{cite web|url=http://www.aparchive.com/metadata/Entertainment-Daily-Geri-Halliwell/32c5054a9fa3686b7dc63f84fb2ee943?query=CELEBRITY+NEWS&current=5&orderBy=Relevance&hits=20&referrer=search&search=/search?query=CELEBRITY%2520NEWS&startd=&endd=&orderBy=Relevance&from=1&allFilters=Robbie+Williams%253APeople%252CGeneral+News%253ASubject&allFilters=Robbie+Williams:People,General+News:Subject&productType=IncludedProducts&page=1&b=2ee943|title=Entertainment Daily : Geri Halliwell - AP Archive|website=Aparchive.com|accessdate=3 September 2017|deadlink=2018-01-23|archiveurl=https://web.archive.org/web/20171222105002/www.aparchive.com/metadata/Entertainment-Daily-Geri-Halliwell/32c5054a9fa3686b7dc63f84fb2ee943?query=CELEBRITY+NEWS&current=5&orderBy=Relevance&hits=20&referrer=search&search=/search?query=CELEBRITY%2520NEWS&startd=&endd=&orderBy=Relevance&from=1&allFilters=Robbie+Williams%253APeople%252CGeneral+News%253ASubject&allFilters=Robbie+Williams:People,General+News:Subject&productType=IncludedProducts&page=1&b=2ee943|archivedate=2017-12-22}}</ref>。

{{Tracklist
| extra_column = アーティスト| total_length = auto | writing_credits = yes

| title1 = {{仮リンク|アウト・オブ・リーチ (曲)|label=アウト・オブ・リーチ|en|Out of Reach (song)}}
| note1 = ''Out of Reach'' | writer1 = {{hlist|[[ガブリエル (歌手)|ルイーズ・ボブ]]|ジョナサン・ショートゥン{{efn|Louise Bobb, Jonathan Shorten}}}}
| extra1 = [[ガブリエル (歌手)|ガブリエル]]| length1 = 3:18

| title2 = [[リスペクト (オーティス・レディングの曲)|リスペクト]] | note2 = ''Respect'' | writer2 = [[オーティス・レディング]] | extra2 = [[アレサ・フランクリン]] | length2 = 2:22

| title3 = {{仮リンク|ハレルヤ・ハリケーン|en|It's Raining Men}} | note3 = ''It's Raining Men''
| writer3 = {{hlist-comma|{{仮リンク|ポール・ジャバラ|en|Paul Jabara}}|{{仮リンク|ポール・シェイファー|en|Paul Shaffer}}}} | extra3 = [[ジェリ・ハリウェル]] | length3 = 4:11

| title4 = {{仮リンク|ジョーンズ嬢に会ったかい?|en|Have You Met Miss Jones?}} | note4 = ''Have You Met Miss Jones?''
| writer4 = {{hlist-comma|{{仮リンク|ローレンツ・ハート|en|Lorenz Hart}}|[[リチャード・ロジャース (作曲家)|リチャード・ロジャース]]}}
| extra4 = [[ロビー・ウィリアムズ]] | length4 = 2:30

| title5 = {{仮リンク|アイム・エヴリー・ウーマン|en|I'm Every Woman}} | note5 = ''I'm Every Woman''
| writer5 = {{hlist-comma|{{仮リンク|ニコラス・アシュフォード|en|Nickolas Ashford}}|{{仮リンク|アシュフォード&シンプソン|label=ヴァレリー・シンプソン<!--Valerie Simpson-->|en|Ashford & Simpson}}}} | extra5 = [[チャカ・カーン]] | length5 = 4:04

| title6 = {{仮リンク|ドント・ゲット・ミー・ウロング|en|Don't Get Me Wrong}} | note6 = イギリス特別版特典トラック / ''Don't Get Me Wrong''
| writer6 = [[クリッシー・ハインド]] | extra6 = [[プリテンダーズ]] | length6 = 3:49 | #6 = #

| title7 = キス・ザット・ガール | note7 = ''Kiss That Girl'' | writer7 = [[シェリル・クロウ]] | extra7 = シェリル・クロウ | length7 = 3:13 | #7 = 6

| title8 = {{仮リンク|ラヴ、シェルビー|en|Love, Shelby|label=キリン・カインド}} | note8 = ''Killin' Kind''| writer8 = シェルビー・ムーアラー{{efn|Shelby Moorer}}
| extra8 = {{仮リンク|シェルビー・リン|en|Shelby Lynne}} | length8 = 4:36 | #8 = 7

| title9 = {{仮リンク|サムワン・ライク・ユー (ヴァン・モリソンの曲)|label=サムワン・ライク・ユー|en|Someone Like You (Van Morrison song)}}
| note9 = ''Someone Like You'' | writer9 = [[ヴァン・モリソン]] | extra9= {{仮リンク|ダイナ・キャロル|en|Dina Carroll}} | length9 = 3:22 | #9 = 8

| title10 = {{仮リンク|ノット・オブ・ジス・アース (ダムドのアルバム)|label=ノット・オブ・ジス・アース|en|Not of This Earth (The Damned album)}} | note10 = ''Not of This Earth''
| writer10 = {{hlist|ロビー・ウィリアムズ|{{仮リンク|ガイ・チェンバーズ|en|Guy Chambers}}}} | extra10 = ロビー・ウィリアムズ | length10 = 4:41 | #10 = 9

| title11 = [[君の瞳に恋してる]] | note11 = イギリス特別版特典トラック / ''Can't Take My Eyes Off You''
| writer11 = {{hlist-comma|{{仮リンク|ボブ・クルー|en|Bob Crewe}}|[[ボブ・ゴーディオ]]}} | extra11 = [[アンディ・ウィリアムス]] | length11 = 2:58 | #11 = #

| title12 = ラヴ | note12 = ''Love''| writer12 = {{hlist-comma|ロージー|{{仮リンク|ダリル・スワン|en|Darryl Swann}}}} | extra12 = ロージー {{smaller|(Rosey)}}| length12 = 3:38 | #12 = 10

| title13 = {{仮リンク|ストップ、ルック、リッスン|en|Stop, Look, Listen (To Your Heart)}} | note13 = ''Stop, Look, Listen (To Your Heart)''
| writer13 = {{hlist-comma|[[トム・ベル]]|[[リンダ・クリード]]}} | extra13 = [[ダイアナ・ロス]] & [[マーヴィン・ゲイ]] | length13 = 2:48 | #13 = 11

| title14 = {{仮リンク|アイ・アム・シェルビー・リン|en|I Am Shelby Lynne|label=ドリームサム}} | note14 = ''Dreamsome''
| writer14 = {{hlist-comma|シェルビー・ムーアラー|{{仮リンク|ジェイ・ジョイス|en|Jay Joyce}}|ドロシー・オーヴァーストリート{{efn|Dorothy Overstreet}}}}
| extra14 = シェルビー・リン | length14 = 4:12 | #14 = 12

| title15 = イッツ・オンリー・ア・ダイアリー | note15 = ''It's Only a Diary'' | writer15 = [[パトリック・ドイル]] | extra15 = パトリック・ドイル | length15 = 4:24 | #15 = 13

| title16 = プリテンダー・ガット・マイ・ハート | note16 = ''Pretender Got My Heart''
| writer16 = {{hlist-comma|{{仮リンク|カレン・プール|en|Karen Poole}}|{{仮リンク|シェリー・プール|en|Shelly Poole}}|マーティン|ホガース{{efn|Karen Poole, Shelly Poole, Martin, Hogarth}}}}
| extra16 = {{仮リンク|アリシャズ・アティック|en|Alisha's Attic}} | length16 = 4:06 | #16 = 14

| title17 = [[オール・バイ・マイセルフ]] | note17 = ''All by Myself'' | writer17 = {{hlist-comma|[[エリック・カルメン]]|[[セルゲイ・ラフマニノフ]]}}
| extra17 = {{仮リンク|ジェイミー・オニール|en|Jamie O'Neal}} | length17 = 4:35 | #17 =15

| title18 = {{仮リンク|ウーマン・トラブル (曲)|label=ウーマン・トラブル|en|Woman Trouble (song)}} | note18 = イギリス特別版特典トラック / ''Woman Trouble''
| writer18 = {{hlist-comma|クレイグ・デイヴィッド|ピーター・デヴェルー|クレイグ・ロビー・エルキンズ|マーク・ヒル{{efn|Craig David, Peter Devereux, Craig Robbie Elkins, Mark Hill}}}}
| extra18 = [[アートフル・ドジャー]] & ロビー・クレイグ feat. [[クレイグ・デイヴィッド]]{{efn|Artful Dodger & Robbie Craig featuring Craig David}} | length18 = 3:08 | #18 = 16

| title19 = {{仮リンク|リング、リング、リング|en|Ring Ring Ring (Ha Ha Hey)}} | note19 = ''Ring Ring Ring''
| writer19 = {{hlist-comma|アーロン・ソウル|ブリスコ|ジェイラン{{efn|Aaron Soul, Brisco, Jeilan}}}} | extra19 = アーロン・ソウル | length19 = 3:53 | #19 = 17
}}

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! チャート(2001年)!! 最高順位
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{{albumchart|Australia|1|artist=Soundtrack|album=Bridget Jones's Diary|accessdate=November 20, 2013}}
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===''Bridget Jones's Diary 2: More Music from the Motion Picture and Other V.G. Songs''===
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{{Tracklist| collapsed = no| extra_column = アーティスト| writing_credits = no

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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[高慢と偏見]]
* [[ジェーン・オースティン]]『[[高慢と偏見]]』 - 独身女性の結婚にまつわる話が中心で影響が強い
* [[アグリー・クリスマス・セーター]] - 本作をきっかけに流行したとされる[[セーター]]
* [[アグリー・クリスマス・セーター]]

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{notelist}}
=== 出典 ===
{{reflist|30em}}
=== 参考文献 ===
* {{cite journal|title=Intertextuality and Intercultural Studies : A Case Study of "Pride andPrejudice", "Bridget Jones'sDiary", and "Bridget Jones:The Edge of Reason"(間テクスト性と文化交流研究;『高慢と偏見』『ブリジット・ジョーンズの日記』『ブリジット・ジョーンズの日記 : きれそうなわたしの12か月』)|transtitle=|last=GILLIS-FURUTAKA|first=Amanda|accessdate=2018-01-04|naid=110004365565|journal=京都産業大学論集. 人文科学系列|publisher=[[京都産業大学]]|volume=34|pages=157-175|date=2006年3月|year=2006|ref=harv}}


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
{{Wikiquotelang|en|Bridget Jones's Diary (film)}}
{{ref begin|30em}}
* [http://bridgetarchive.altervista.org/ Bridget Jones Online Archive]
* {{cite web|url=http://www.bbc.com/news/av/entertainment-arts-21204956/bridget-jones-vs-pride-and-prejudice|title=Bridget Jones vs Pride and Prejudice|date=2013-01-28|publisher=[[英国放送協会]]|accessdate=2018-01-23}}
*{{Eigacom title|26856|ブリジット・ジョーンズの日記}}
* {{Allcinema title|235071|ブリジット・ジョーンズの日記}}
* {{Allcinema title|235071|ブリジット・ジョーンズの日記}}
* {{Kinejun title|32537|ブリジット・ジョーンズの日記}}
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*{{シネマトゥデイ|T0000601|ブリジット・ジョーンズの日記}}
*{{Movie Walker|mv32017|ブリジット・ジョーンズの日記}}
* {{Amg movie|240532|Bridget Jones's Diary}}
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* {{British Comedy Guide|film|bridget_jones_diary|Bridget Jones's Diary}}
* {{IMDb title|0243155|Bridget Jones's Diary}}
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* {{tcmdb title|451029|Bridget Jones's Diary}}
*{{metacritic film|bridget-joness-diary|Bridget Jones's Diary}}
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[[Category:ブリジット・ジョーンズの日記|映画1]]
[[Category:2001年の映画]]
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[[Category:アメリカ合衆国のロマンティック・コメディ映画]]

2018年1月28日 (日) 17:02時点における版

ブリジット・ジョーンズの日記
Bridget Jones's Diary
監督 シャロン・マグワイア英語版
脚本
原作 ヘレン・フィールディング
ブリジット・ジョーンズの日記』(1996年)
製作
出演者
音楽 パトリック・ドイル
撮影 スチュアート・ドライバーグ
編集 マーティン・ウォルシュ
製作会社
配給
公開
上映時間 97分[2]
製作国
言語 英語
製作費 2,500万ドル[5]
興行収入 世界の旗 $281,929,795[5]
日本の旗 21億4000万円[6]
次作 ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月
テンプレートを表示
画像外部リンク
en:File:BridgetJonesDiaryMoviePoster.jpg
劇場公開用ポスター

ブリジット・ジョーンズの日記』(ブリジット・ジョーンズのにっき、: Bridget Jones's Diary)は、2001年に公開されたイギリス・アメリカ合衆国・フランスのロマンティック・コメディ映画で、シャロン・マグワイア英語版が監督、リチャード・カーティスアンドリュー・デイヴィス英語版ヘレン・フィールディングの3名が脚本を担当した。作品は、ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』をベースに、1996年にフィールディングが発表した同名小説を原作にしている。主人公のブリジット・ジョーンズ英語版レネー・ゼルウィガーが演じ、お下劣な上司のダニエル・クリーヴァーをヒュー・グラント、またブリジットにとって真実の恋人となるマーク・ダーシーをコリン・ファースが演じた。制作は2000年8月から11月にかけて行われ、ロンドンやその周辺のホーム・カウンティズ英語版で多くのシーンが撮影された。ワールド・プレミアは2001年4月2日ニューヨーク4月4日イギリスで行われ、2001年4月13日にイギリス・アメリカ合衆国で同時公開されたほか、日本では同年9月12日に劇場公開された。

作品は概ね好評価を受けており、また世界中で2億8000万ドル以上の興行収入を上げるなど商業的にも成功した。アメリカ人のゼルウィガーを配役したことには批判もあったが、彼女は「等身大の独身女性」を演じたと高く評価され、この役でアカデミー主演女優賞などにノミネートされた。続編となる『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』は2004年に公開され、2016年には第3作『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』が公開された。

あらすじ

32歳のブリジット・ジョーンズは新年のパーティのため実家に帰り、実家が近い法廷弁護士でバツイチのマーク・ダーシーを紹介される。ブリジットはトナカイ柄のセーターを着たマークに幻滅するが、マークの側もブリジットの生活態度に幻滅し、互いの第一印象は最悪なまま別れる[注釈 1]ロンドンのフラットに戻った彼女は、何をやっても上手く行かない怠惰なシングルトンの自分を変えるため、日記を付け始める決意をする。

出版社勤務のブリジットは、上司の編集長ダニエル・クリーヴァーに憧れており、ふたりはブリジットの服装を起点にメールのやりとりを始める。出版記念パーティーに出席したブリジットは参加者の中にマークを見つけ、同僚の弁護士・ナターシャを紹介される。パーティを抜け出してディナーに行ったブリジットは、ダニエルから大学の同級生であるマークに、フィアンセを寝取られたと聞かされる[注釈 2]

ブリジットはダニエルと交際を始めるが、一方で母パメラは通販チャンネルのアシスタントを始め、父コリンを置いていってしまう。オルコンベリー家のパーティに出席がてらダニエルと週末旅行に出掛けたブリジットは、宿泊するホテルでマークとナターシャに遭遇する。ダニエルは仕事のため帰宅してしまい、ひとりでパーティに参加したブリジットは、過去の行いに関してマークを詰る[注釈 3]。ロンドンに帰ってダニエルの家を訪れたブリジットは、彼がニューヨーク支社のララを連れ込んでいるのを見つけて破局に至り[注釈 4]、後日ダニエルからララとの婚約を聞かされる。

ブリジットはダニエルから離れるためテレビ業界へ転職し、友人のマグダ夫妻のパーティで、ナターシャと共に出席したマークに出会う。ブリジットは既婚者ばかりが出席していることに辟易するが、帰り際にマークから好意を持っていると伝えられる。人権裁判の取材に行ったブリジットは、担当弁護士だったマークの取り計らいで、独占インタビューに成功する。33歳の誕生日を迎えたブリジットは、友人たちを招いたパーティ用の料理で失敗するが、マークの手伝いで何とか取り繕う。そこにダニエルが現れ、ララとは破局したので復縁してくれないかとブリジットに頼むが、ダニエルはマークに表へ出されて乱闘騒ぎになる。

クリスマスを父コリンとふたり実家で過ごすブリジットの元に、アシスタントを辞めた母パメラが戻ってくる。ブリジットはダーシー夫妻のルビー婚パーティに向かうパメラから、マークの離婚の原因はダニエルが彼の妻を寝取ったことだったと聞く。ブリジットはマークに好意を伝えるが、パーティの席でダーシー提督から、マークはニューヨークに転勤し、ナターシャと結婚する見込みだと明かされ、彼女は傷心に陥る。数日後、友人に誘われたパリ旅行直前のブリジットのフラットに現れたマークは、彼の悪口が満載の日記を読んで出て行ってしまう。ブリジットは慌てて彼を追うが、マークは交際開始の門出に新しい日記を買いに行っただけで、ふたりは人目も憚らず通りで熱く口づけするのだった。

キャスト

かっこ内は日本語吹替版キャスト(DVD&VHSとKADOKAWAから発売のBlu-rayに収録)。

このほかに、サルマン・ラシュディ(声 - 稲葉実)とジェフリー・アーチャーが本人役でカメオ出演しており、アーチャーの三文文士英語版ぶりが茶化される[9]。他にもクリスピン・ボナム=カーター英語版ルーシー・ロビンソン英語版がカメオ出演している(→#背景)。シャロン・マグワイア監督がコメンタリーで述べる通り、仮装パーティのゲスト・ペニーとしてオナー・ブラックマンがカメオ出演している[10][11]。またレストランでの乱闘シーンで、歌いながら現れるギリシャ人シェフとしてクリストファー・コウロス (Christopher Kouros) が登場している。

制作

背景

ファースがダーシー役を演じるのは『高慢と偏見』のオマージュのひとつである

フィールディングは多くのインタビューで、原作小説がジェーン・オースティンの小説『高慢と偏見』ならびに、1995年にBBCが制作して人気を博したそのドラマ化作品に触発されたものだと明かしている[12][13]。BBCのドラマでダーシー英語版を演じたコリン・ファースが、原作に登場するマーク・ダーシーを演じているのもBBC版への目配せのひとつであり、ファースは自身で茶化すことで『高慢と偏見』でのキャラクターから脱却する機会を得たと語っていた[14][15][16]。またマーク・ダーシーというキャラクターは、BBC版ドラマのダーシー役に惚れ込んだフィールディングが、ファースを念頭に書いたキャラクターでもあった[3]。『ブリジット・ジョーンズ』シリーズ第1作・第2作の脚本を書いたアンドリュー・デイヴィス英語版は、BBC版『高慢と偏見』の脚本家でもあり[17][3]、『ブリジット・ジョーンズの日記』には、このドラマでビングリー役を演じたクリスピン・ボナム=カーター英語版と、ハースト夫人役を演じたルーシー・ロビンソン英語版が小さな役で出演している[18]

ワーキング・タイトル・フィルムズは1997年にフィールディングの原作の映画化権を得たが、これは原作(1996年発売)がベストセラーになる前のことだった[19]

キャスティング

レネー・ゼルウィガーの演技はアメリカ人ながら絶賛された

当初ブリジット英語版役に名前が挙がっていたのは、ヘレナ・ボナム=カーター[20][21]ケイト・ブランシェット[20]エミリー・ワトソン[22]レイチェル・ワイズ[23]キャメロン・ディアスなどだった[24]。また、トニ・コレットは当時ブロードウェイで上演されていた『ワイルド・パーティ英語版』に主演するためこの役を断ったという[25]。また、ケイト・ウィンスレットの起用も考えられたが、プロデューサーたちは彼女が若すぎると判断し配役に至らなかった[20]。2年にわたるサーチの結果、レネー・ゼルウィガーの起用が2000年5月末に発表された。製作を務めたエリック・フェルナーはその理由について、彼女が「巨大な個性と説得力を役にもたらす」のだと述べた[21]。監督のマグワイアはゼルウィガーについて、「レネーの中に、コメディから感情劇まで大股で飛び移れる、ほんの一握りの人しか持たない天賦の才能を見た」と述べた[20]テキサス出身だったゼルウィガーは、映画『恋におちたシェイクスピア』でグウィネス・パルトローの指導もしたバーバラ・バークリー(英: Barbara Berkery)についてイギリス英語のアクセントを学んだ[20][26]。また、ブリジット役を演じるために約20ポンド (9.1 kg)増やして撮影に挑んだ[27][28]。また役作りとしてプロデューサーたちの求めに応じ、ゼルウィガーはロンドンにある出版社・ピカドール英語版で出版部の見習いとして働いた[19][29](ピカドールは、原作小説のイギリスでの版元である[30])。映画の公開前、アメリカ人のゼルウィガーが典型的なイギリス人ヒロインを演じることに関しては多くの議論があった[31][32]。しかしながら、南西イングランドのアクセントも含め、彼女がこの映画で見せた演技は、広く高水準のものだったと受け止められた[33][34][35]。2000年7月、ダーシーとクリーヴァーという男性主役2名に、コリン・ファースヒュー・グラントが決まったことが発表された[36]。また監督のシャロン・マグワイア英語版は、フィールディングの友人のひとりでもあり、原作に登場するシャロン(愛称のシャザーはイングランドでの短縮形)のモデルになったとも言われている[37][38]。映画ではサリー・フィリップス英語版がシャロンを演じた。

撮影

ロータム・パークのゲート。ダーシー家のロケ地として使われた

主要撮影は2000年8月1日から同年11月14日まで行われ、6週間かけてロンドンやその郊外で撮影が行われた[19]。ロケ地としては、ブリジットとダニエルが初めてデートをしたシャド・テムズ英語版のほかに、王立裁判所セント・パンクラス駅タワー・ブリッジなどが使われている[19]。ブリジットとダニエルが短期休暇で訪れる場所はバッキンガムシャーストーク・パーク英語版で撮影された[39]。またダーシー家にはハートフォードシャーロータム・パーク英語版が使われた[19][40]ロンドン・スタンステッド空港ニューヨークJFK空港の代わりにロケ地として使われ[41]ブレントフォードサイオン・ハウス英語版はダーシー夫妻のアニバーサリー・パーティー会場として使われた[42]。またブリジットの実家のシーンは、グロスターシャースノーゼル英語版で4日間撮影された[19][43]。6週間のロケ後、サリーシェパートン・スタジオ英語版で撮影が行われた[19]

封切り

作品のワールド・プレミアは2001年4月2日にニューヨークジーグフェルド・シアター英語版で行われた[44][45]。2日後の4月4日にはロンドンレスター・スクウェアでイギリス初公開と関連イベントが行われ、ゼルウィガー・ファース・グラントなど映画に出演した俳優たちが参加した[46]。作品は2001年4月13日イギリスアメリカ合衆国で同時公開された[2][3][46]。日本とイギリスではユナイテッド・インターナショナル・ピクチャーズ(UIP)が配給を担当し、レイティングはイギリス(全英映像等級審査機構)で「激しい言葉遣いと性的言及」により「15」(15歳未満の視聴非推奨)、日本映画倫理機構)では喫煙、飲酒シーンが多いため「R-15」(15歳未満鑑賞禁止)となった[2][4][47]。日本では2001年9月22日に劇場公開されたが[4][48]、この際ポスターなどには「ブリジットのライフスタイルを真似ると、貴女の健康を損なう恐れがあります。」と記載され注意喚起された[49]アメリカ映画協会は作品をR指定した[50]。また、ミラマックスが配給に参加した[51]

DVDとVHSの発売

VHSは2001年に発売され、削除シーン、独占インタビュー、ブリジットの「正しく生きるため」のガイド(英: Bridget’s Guide to “Getting It Right”)など、35分の特典映像が収録された[52]DVDにはシャロン・マグワイア監督によるコメンタリーなどが追加で収録され、イギリスではビデオと合わせて2001年12月1日に発売された[52]。2004年には追加の映像特典が収録されたコレクターズ・エディションが発売された[注釈 6][53]。2011年にはBlu-ray Discが発売された[54]。日本版DVDはソニー・ピクチャーズエンタテインメントから発売され、戸田奈津子が字幕翻訳、高山美香が吹替翻訳を担当した[55]

作品の評価

アグリーセーターの一例

映画批評サイトRotten Tomatoesでは155件のレビューに基づき、平均点10点満点中6.9点、81%支持の「新鮮な」映画に分類されている[56]。また同じく映画批評サイトのMetacriticでは、33件のレビューに基づき、100点満点中で加重算術平均英語版66点となっている[57]。映画評論家のロジャー・イーバートは、4つ星中3.5個分の評価を付け、「このような話は、ヒロインに対して無条件の愛情を注げなければ上手く回らないし、ゼルウィガーを据えた配役はそれを可能にした。代役として思いつくのはケイト・ウィンスレットくらいだが、近い所まで行けても自虐的な子犬のような側面は欠けていただろう」と絶賛した[58]。『ローリング・ストーン』誌のピーター・トラヴァースは、キャストや脚本・監督について賞賛し、作品は「年代、性別、国に関係無く、傷付いたロマンチストたちに快活な楽しさを届ける」と述べた[26]。『ワシントン・ポスト』のデッソン・ハウは、脚本のリチャード・カーティスが関わった2作品を挙げ、「『フォー・ウェディング』に喝采した。『ノッティングヒル[の恋人]』を賞賛した。『ブリジット・ジョーンズ』を嫌いなわけではないが、『フォー・ウェディング』を観ているような気がした」と述べた[59]

作品冒頭のパーティで[注釈 7]、コリン・ファース演じるマーク・ダーシーがトナカイ柄のセーターを着ているシーンは大きな話題となり、「アグリー・クリスマス・セーター」と呼ばれるクリスマスの悪趣味なセーターの流行に一役買うことになった[60][61][62][63]

受賞とノミネート

主演のレネー・ゼルウィガーはこの作品で、アカデミー主演女優賞[64]英国アカデミー賞 主演女優賞[65]放送映画批評家協会賞主演女優賞英語版エンパイア賞主演女優賞英語版ゴールデングローブ賞 映画部門 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)[66]MTVムービー・アワード最優秀キス賞英語版(コリン・ファースと)[67]サテライト賞長編ミュージカル・コメディ映画部門主演女優賞英語版[68]全米映画俳優組合賞主演女優賞[69]ティーン・チョイス・アワード チョイス・ケミストリー部門(ヒュー・グラントと)[70]ダラス・フォートワース映画批評家協会賞主演女優賞英語版にノミネートされた。

マーク・ダーシーを演じたコリン・ファースは、ヨーロッパ映画賞観客賞最優秀ヨーロッパ俳優部門 (Jameson People's Choice Award for Best Actorを受賞し[71]英国アカデミー賞 助演男優賞とサテライト賞長編ミュージカル・コメディ映画部門主演男優賞英語版にノミネートされた[72][68]

グラントはこの作品でピーター・セラーズ喜劇賞を受賞した

ダニエル・クリーヴァー役のヒュー・グラントは、イヴニング・スタンダード英国映画賞英語版でピーター・セラーズ喜劇賞 (Peter Sellers Award for Comedy) を受賞し[73]、またエンパイア賞英国男優賞英語版[74]、サテライト賞長編ミュージカル・コメディ映画部門助演男優賞英語版[68]、ヨーロッパ映画賞観客賞最優秀ヨーロッパ俳優部門にノミネートされた。

脚本を書いたリチャード・カーティスアンドリュー・デイヴィス英語版ヘレン・フィールディングは、イヴニング・スタンダード英国映画賞脚本賞とロンドン映画批評家協会賞イギリス映画脚本賞を受賞し[73][75]英国アカデミー賞 脚色賞にもノミネートされた[76]

映画本編は、英国アカデミー賞 英国作品賞(当時のアレクサンダー・コルダ賞)[77]ゴールデングローブ賞 映画部門 作品賞 (ミュージカル・コメディ部門)[66][78]、サテライト賞ミュージカル・コメディ部門 作品賞英語版[68]にノミネートされた。また、エンパイア賞 英国映画賞英語版を受賞した[79]。2008年にはアメリカン・フィルム・インスティチュートから、「10ジャンルのトップ10」においてロマンティック・コメディ映画部門にノミネートされた[80]

サウンドトラック

Bridget Jones's Diary: Music from the Motion Picture

『Bridget Jones's Diary: Music from the Motion Picture』
Various artistsサウンドトラック
リリース
時間
レーベル マーキュリー・レコード (ヨーロッパ)
ユニバーサル ミュージック グループ (アメリカ合衆国、日本)
プロデュース ニック・エンジェル (Nick Angel)
Various artists アルバム 年表
Bridget Jones's Diary: Music from the Motion PictureBridget Jones's Diary 2: More Music from the Motion Picture and Other V.G. Songs
『Bridget Jones's Diary: Music from the Motion Picture』収録のシングル
  1. アウト・オブ・リーチ英語版
    リリース: 2001年4月9日
  2. ハレルヤ・ハリケーン
    リリース: 2001年4月30日
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画像外部リンク
en:File:Bridget Jones's Diary OST UK Cover.jpg - イギリス版のカバー写真

『ブリジット・ジョーンズの日記 オリジナル・サウンドトラック』[81]: Bridget Jones's Diary: Music from the Motion Picture)は、同名映画のため2001年にリリースされたアルバムで、パトリック・ドイルが作曲を担当した。

アルバムにはガブリエルの『アウト・オブ・リーチ英語版』、ジェリ・ハリウェルの『ハレルヤ・ハリケーン』と2曲のヒットソングが収録されている。ハリウェルはこの曲のシングルで自身4回目となる全英シングルチャート連続1位を獲得し、ソロ活動史上最高の売り上げを記録した(当時)。当初ハリウェルの新アルバム『スクリーム・イフ・ユー・ワナ・ゴー・ファスター英語版』のリードシングルは、収録曲『フィールズ・ライク・セックス』"Feels Like Sex" が予定されていたが、ハリウェルの申し出によって、この『ハレルヤ・ハリケーン』もアルバムに追加収録されることになった。ハリウェル版は音楽批評家からも好評価を受け、国際的にも成功して24ヶ国以上でトップ10入りを果たし、複数の国でチャート1位の座を勝ち取った。アメリカ合衆国では多少見劣りする結果になったが、本国イギリスでは、全英シングルチャートに登場するなり1位を獲得し、2週間順位を維持した。売り上げは第1週に155,000ユニット、第2週に8万ユニットの大ヒットで、イギリスだけでシングルは44万枚を売り上げ[82]、2001年の売り上げ13位となったほか、ハリウェルにとって世界中で最も成功したシングルになった[83]。この曲はフランスでも81万2千枚を売り上げるなど大成功を収め[84]全国音楽出版組合 (SNEP) からは「ダイアモンド」認定を受けた[85]。また2002年のNRJミュージック・アワード英語版(フランス)では、ハリウェルに「インターナショナル・ソング・オブ・ザ・イヤー」(英: International Song of the Year)が贈られた[86]。2006年7月にはメキシコのデジタル・セールス・チャートで79位に入り、2週間トップ100以内をキープした。ハリウェルはミュージック・ビデオについて1980年の映画『フェーム』からインスピレーションを受けたと語っており、またビデオ中でバレエを披露している[87]

#タイトル作詞・作曲アーティスト時間
1.アウト・オブ・リーチ英語版(Out of Reach)
ガブリエル
2.リスペクト(Respect)オーティス・レディングアレサ・フランクリン
3.ハレルヤ・ハリケーン(It's Raining Men)ジェリ・ハリウェル
4.ジョーンズ嬢に会ったかい?英語版(Have You Met Miss Jones?)ロビー・ウィリアムズ
5.アイム・エヴリー・ウーマン英語版(I'm Every Woman)チャカ・カーン
#.ドント・ゲット・ミー・ウロング英語版(イギリス特別版特典トラック / Don't Get Me Wrong)クリッシー・ハインドプリテンダーズ
6.「キス・ザット・ガール」(Kiss That Girl)シェリル・クロウシェリル・クロウ
7.キリン・カインド英語版(Killin' Kind)シェルビー・ムーアラー[注釈 9]シェルビー・リン英語版
8.サムワン・ライク・ユー英語版(Someone Like You)ヴァン・モリソンダイナ・キャロル英語版
9.ノット・オブ・ジス・アース英語版(Not of This Earth)
ロビー・ウィリアムズ
#.君の瞳に恋してる(イギリス特別版特典トラック / Can't Take My Eyes Off You)アンディ・ウィリアムス
10.「ラヴ」(Love)ロージー (Rosey)
11.ストップ、ルック、リッスン英語版(Stop, Look, Listen (To Your Heart))ダイアナ・ロス & マーヴィン・ゲイ
12.ドリームサム英語版(Dreamsome)
シェルビー・リン
13.「イッツ・オンリー・ア・ダイアリー」(It's Only a Diary)パトリック・ドイルパトリック・ドイル
14.「プリテンダー・ガット・マイ・ハート」(Pretender Got My Heart)アリシャズ・アティック英語版
15.オール・バイ・マイセルフ(All by Myself)ジェイミー・オニール英語版
16.ウーマン・トラブル英語版(イギリス特別版特典トラック / Woman Trouble)
  • クレイグ・デイヴィッド
  • ピーター・デヴェルー
  • クレイグ・ロビー・エルキンズ
  • マーク・ヒル[注釈 12]
アートフル・ドジャー & ロビー・クレイグ feat. クレイグ・デイヴィッド[注釈 13]
17.リング、リング、リング英語版(Ring Ring Ring)
  • アーロン・ソウル
  • ブリスコ
  • ジェイラン[注釈 14]
アーロン・ソウル
合計時間:
先代
ムーラン・ルージュ オリジナル・サウンドトラック
Moulin Rouge! Music from Baz Luhrmann's Film
by ヴァリアス・アーティスト
オーストラリア・ARIAチャート第1位獲得アルバム (en
1) 2001年8月13日 – 9月9日
2) 2001年9月17日 – 9月23日
次代
1)『ファンク・オデッセイ
A Funk Odyssey by ジャミロクワイ
2)『V英語版』by ライブ

Bridget Jones's Diary 2: More Music from the Motion Picture and Other V.G. Songs

『Bridget Jones's Diary 2: More Music from the Motion Picture and Other V.G. Songs』
Various artistsサウンドトラック
リリース
ジャンル Mixed
時間
レーベル マーキュリー・レコード
プロデュース デイヴ・アレン (Dave Allen)
Various artists アルバム 年表
『ブリジット・ジョーンズの日記 オリジナル・サウンドトラック』
Bridget Jones's Diary: Music from the Motion Picture
Bridget Jones's Diary 2: More Music from the Motion Picture and Other V.G. Songs『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月 オリジナル・サウンドトラック』
Bridget Jones: The Edge of Reason soundtrack (en
テンプレートを表示
画像外部リンク
en:File:Bridget Jones's Diary 2 OST Cover.jpg
カバー写真
#タイトル作詞作曲・編曲アーティスト
1.ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ(Me and Mrs. Jones)  ドラマティクス英語版
2.サムワン・ライク・ユー英語版(Someone like You)  ヴァン・モリソン
3.マイ・ラヴィン(ユーアー・ネヴァー・ガナ・ゲット・イット)英語版(My Lovin' (You're Never Gonna Get It))  アン・ヴォーグ
4.マイ・ファニー・ヴァレンタイン(My Funny Valentine)  エルヴィス・コステロ
5.エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ(Ain't No Mountain High Enough)  ダイアナ・ロス
6.イエス英語版(Yes)  マッカルモント&バトラー
7.ウーマン英語版(Woman)  ネナ・チェリー
8.ウィザウト・ユー(Without You)  ニルソン
9.ドゥー・ホワット・ユー・ガッタ・ドゥー英語版(Do What You Gotta Do)  ニーナ・シモン
10.セイ・ホワット・ユー・ウォント英語版(Say What You Want)  テキサス
11.ブラス・イン・ポケット英語版(Brass in Pocket)  プリテンダーズ
12.アウト・オブ・リーチ英語版(アコースティック・バージョン)」(Out of Reach (Acoustic Version))  ガブリエル
13.ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー(Will You Love Me Tomorrow)  シュレルズ
14.レッツ・ゲット・イット・オン英語版(Let's Get It On)  マーヴィン・ゲイ
15.ウォーターフォールズ(Waterfalls)  TLC
16.エンジェルス(Angels)  ロビー・ウィリアムズ
17.イット・シュッド・ハヴ・ビーン・ミー英語版(It Should Have Been Me)  イヴォンヌ・フェア英語版
18.ウー・ベイビー・ベイビー(Ooo Baby Baby)  スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ英語版
19.アイ・ドント・ウォント・トゥ・トーク・アバウト・イット英語版(I Don't Want to Talk About It)  ダイナ・キャロル英語版
20.パッショネート・キスィズ英語版(Passionate Kisses)  メアリー・チェイピン・カーペンター英語版
チャート順位
チャート(2001年) 最高順位
オーストリア (Ö3 Austria)[111] 67
ドイツ (Offizielle Top 100)[97] 97

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ パーティでブリジットは、マークが自身の悪口を言う様子を立ち聞きしてしまうが、これは『高慢と偏見』の主人公・エリザベスが、ダーシーからビングリーへ自分の評価が伝えられる様子を立ち聞きしてしまうシーンと対になっている[7]
  2. ^ ここで聞かされる話はクリーヴァーの作り話だったが、『高慢と偏見』でもクリーヴァーに相当するウィカムが、ダーシーの仕打ちについてエリザベスへ偽の話を吹き込む[7]
  3. ^ この時ブリジットは、ダニエルから吹き込まれた話を元にマークを詰っているが、同様のシーンは『高慢と偏見』にも存在する[8]
  4. ^ この時ララは「ペンバリー・プレス」(Pemberley Press) と書かれたスケッチブックを持っているが、『高慢と偏見』で登場するダービーシャーのダーシー邸の名前も「ペンバリー英語版フランス語版」である[7]
  5. ^ 英: Mr. "Tits Pervert" Fitzherbert. ふたつの単語は「おっぱい」「変態」という意味なので、「おっぱい触り魔」という二つ名を持っていることになる。
  6. ^ 追加特典のタイトル(原題):"The Bridget Phenomenon, The Young And The Mateless, Portrait Of The Makeup Artist, Domestic and International TV Spots, Bridget Jones: The Edge Of Reason Theatrical Trailer, Bridget Jones's Diary Reviews and A Guide to Bridget Britishism."
  7. ^ このシーンの映像はミラマックスのサイトで視聴することができる。"Bridget Jones's DiaryUgly Sweater Party". ミラマックス. 2018年1月23日閲覧
  8. ^ Louise Bobb, Jonathan Shorten
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  10. ^ Dorothy Overstreet
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出典

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参考文献

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外部リンク