「インディアナ州」の版間の差分
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水面積率 = 1.5 | |
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時間帯 = -5, -6 | |
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夏時間 = -4, -5 | |
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最高標高 = 383 | |
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平均標高 = 210 | |
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上院議員 = [[リチャード・ルーガー]]<br />[[ダン・コーツ]] |
上院議員 = [[リチャード・ルーガー]]<br />[[ダン・コーツ]] |
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'''インディアナ州'''('''Indiana IN''')は、[[アメリカ合衆国]]中西部の[[州]]。州の北は[[ミシガン州]]に、東は[[オハイオ州]] |
'''インディアナ州'''('''Indiana IN''')は、[[アメリカ合衆国]]の[[アメリカ合衆国中西部|中西部]]に位置する[[州]]である。[[五大湖]]地域にも含まれる。アメリカ合衆国50州の中で、陸地面積では第38位、人口では第15位である。前身の[[インディアナ準州]]から1816年12月11日に合衆国19番目の州に昇格した。州の北は[[ミシガン州]]に、東は[[オハイオ州]]、西は[[イリノイ州]]、南は[[ケンタッキー州]]に接している。州都は[[インディアナポリス|インディアナポリス市]]であり、人口最大の都市でもある。 |
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== 州名の由来 == |
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州名は「[[インディアン]]の土地」を意味する。 |
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州名は「[[インディアン]]の土地」を意味する。この名前は少なくとも1760年代に遡るが、[[北西部領土 (アメリカ合衆国)|北西部領土]]から分離してインディアナ準州が成立した1800年に、アメリカ合衆国議会によってこの地域に適用されたのが最初である<ref>{{cite book |last= Stewart |first= George R. |authorlink= |title= Names on the Land: A Historical Account of Place-Naming in the United States |origyear= 1945 |edition= Sentry edition (3rd) |year= 1967 |publisher=Houghton Mifflin |page= 191}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.in.gov/history/2686.htm|title=The naming of Indiana|publisher=IN.gov|author=Indiana Historical Bureau|accessdate=2008-09-29}}</ref>。 |
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インディアナ州住民は「フージャー」と呼ばれている。この言葉の語源は諸説あるが、インディアナ州歴史局とインディアナ州歴史協会が提唱する有力な説としては、アップランドサウス地域で野卑な田舎者を指す蔑称から来ているというものである<ref>{{cite web | title=The Word Hoosier | author=Graf, Jeffery | publisher=Indiana University - Bloomington | url=http://www.indiana.edu/~librcsd/internet/extra/hoosier.html | accessdate=2012-02-27}}</ref>。 |
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== 歴史 == |
== 歴史 == |
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{{Main|インディアナ州の歴史}} |
{{Main|インディアナ州の歴史}} |
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== アメリカ支配以前 == |
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現在のインディアナ州となった領域の最初の住人は、氷河時代の終わりに氷河が溶けた後、紀元前8000年頃に入ってきた[[パレオ・インディアン]]だった。彼等は小さな集団に別れ、[[マストドン]]など大型動物を狩猟する移動性の民だった。[[チャート (岩石)|チャート]]を叩いたり砕いたり剥がしたりして石器を作った<ref name="HIS">{{cite web| title =Prehistoric Indians of Indiana| publisher=State of Indiana| url =http://in.gov/dnr/historic/files/prehisindians.pdf| accessdate =2009-07-05 }}</ref>。紀元前5000年から4000年の古代には次の先住民文化が興っていた。この人々は文明化の重要なステップとして新しい道具を作り、調理を始めていた。その道具には様々な形状の槍先やナイフ、鏃があった。石斧のような石を加工する道具や、木材を加工する道具、また石臼などもあった。この期間の後期には土盛りのマウンドや[[貝塚]]を築いており、集落が恒久的なものに変わってきたことを示している。古代は紀元前1500年頃に終わったが、その流れを引く人々は紀元前700年頃まで住んでいた。その後はウッドランド時代となり、様々な新しい文化が現れた。この期間には土器や陶器を作り、穀物の栽培を拡大した。[[アデナ文化]]では埋葬儀式を行い、土盛りマウンドの下に木材の墓を作った。ウッドランド時代の中期、ホープウェル文化では遠距離の地との交易を始めていた。後期には生産性の高い農耕法を始め、トウモロコシやカボチャなどを栽培していた。ウッドランド時代は西暦1000年頃に終わった<ref name="HIS"/>。 |
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[[ミシシッピ文化]]は西暦1000年頃から、ヨーロッパ人が到着する直前の15世紀まで続いた。この期間にはその宇宙観に従った大型の集落を造り、儀式や公共の用途のために大きなマウンドや広場を造った。集落の集積度は農業生産量の余裕度に依存していた。そのような複合的集落の例がインディアナ州南部にあるエンジェル・マウンドである。広場や舞台状のマウンドのような公共の大型空間があり、そこに指導者が住み儀式を行った。インディアナにおけるミシシッピ文化は現在でも分からない理由で1400年代半ばに崩壊した<ref name="HIS"/>。ヨーロッパ人がこの地域に到着したとき、インディアン部族は[[アルゴンキン語族]]の異なる言語を話していた。その中には[[ショーニー族]]、[[マイアミ族]]、イリノイ族などがいた。これに東部が逃亡してきた部族が加わった。 |
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1679年、[[フランス人]]探検家[[ロベール=カブリエ・ド・ラ・サール]]がセントジョセフ川沿い現在のサウスベンド市に達した後、インディアナを横切った最初のヨーロッパ人となった<ref>Allison, p. 17</ref>。ラーサールは翌年にも戻ってきて地域のことを調べた。間もなくフランス系カナダ人の毛皮交易業者が入ってきて、インディアンと交易を行い、毛皮の代償に毛布、宝石、道具、ウィスキー、武器などを与えた。1702年までに、スール・ジュシュローがビンセンズ近くに最初の交易基地を設けた。1715年、スール・ド・ビンセンヌがケキオンガ、現在の[[フォートウェイン]]にマイアミ砦を建設した。1717年、カナダ人のピコート・ド・ベレトルがウォバッシュ川沿いにウィアテノン砦を建設し、[[エリー湖]]から[[ミシシッピ川]]までのインディアン交易ルートを支配しようとした。1732年、スール・ド・ビンセンヌはビンセンズに2番目の毛皮交易基地を建設した。以前にはインディアンからの敵対があったために基地を離れていたフランス系カナダ人開拓者が大挙して戻ってきた。その後幾らも経たないうちに、イギリス人開拓者が東部から移ってきて、魅力ある毛皮交易の支配を巡りカナダ人と争うようになった。その結果、1750年代を通じて、フランス人とイギリス人の植民者の間に戦闘が続いた。 |
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[[ファイル:5NationsExpansion.jpg|thumb|210px|[[イロコイ連邦]]が[[ビーバー戦争]](1600年代半ば)で支配した地域、[[オハイオ川]]上流や中流は住人が居なくなった<ref>[http://www.nps.gov/neri/parkmgmt/upload/NERI-GARI-final-2-CA-2011.pdf Robrt Maslowski, "Cultural Affiliations Statement: New River Gorge National River and Gauley River National Recreation Area], National Park Service, accessed 2 August 2012</ref>]] |
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[[フレンチ・インディアン戦争]]([[七年戦争]]の北アメリカ戦場)のとき、インディアナのインディアンはフランス系カナダ人の側に付いた。1763年にイギリスが勝利し、[[フランス]]は北アメリカにおけるイギリス植民地の西部と北部の領土を[[イギリス]]に割譲することを強いられた。 |
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それでもインディアナのインディアンは諦めなかった。[[ポンティアック戦争]]の間にウィアテノン砦とマイアミ砦を破壊した。イギリスによる[[1763年宣言]]で、[[アパラチア山脈]]から西の領土はインディアン領土と呼ぶインディアンの土地とされ、この地域から開拓者を閉め出した。1775年、イギリスの植民地では自治とイギリスからの独立を求めて[[アメリカ独立戦争]]が始まった。戦闘の大半は東海岸とその近くで起こったが、西部では[[ジョージ・ロジャース・クラーク]]のような軍人がイギリスと戦うための軍隊を求めた<ref>Brill, p. 31-32.</ref>。クラークの部隊は重要な戦闘に勝利し、1779年2月25日にはビンセンズ砦とサックビル砦を占領した<ref name="NO">{{cite web| title =Northwest Ordinance of 1787 | publisher=State of Indiana| url =http://www.in.gov/history/2695.htm#events| accessdate =2009-07-24 }}</ref>。この戦争中、クラークは西部から東部植民地人を攻撃しようというイギリス軍を阻止することに成功した。その功績はアメリカ独立戦争の流れを変えたとされている<ref>Brill, p. 33.</ref>。[[パリ条約 (1783年)|パリ条約]]によって戦争が終結すると、イギリスは[[五大湖]]より南の領土を新生アメリカ合衆国に譲渡したが、それには支配していなかったインディアンの土地も含まれていた。 |
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== アメリカ支配以後 == |
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1787年、アメリカ合衆国は現在のインディアナを[[北西部領土 (アメリカ合衆国)|北西部領土]]に含めた。1880年、議会は北西部領土から[[オハイオ州]]を分離し、残りを[[インディアナ準州]]と指定した<ref name="GAC"/>。[[トーマス・ジェファーソン]]大統領は準州知事に[[ウィリアム・ハリソン]]を指名し、ビンセンズを準州都とした<ref>Brill, p. 35.</ref>。[[ミシガン州]]が分離し、[[イリノイ準州]]が設立されると、インディアナは現在の領域になった<ref name="GAC">{{cite web| title =Government at Crossroads: An Indiana chronology|work=The Herald Bulletin| date =January 5, 2008| url =http://www.theheraldbulletin.com/local/local_story_005185600.html| accessdate =2009-07-22 }}</ref>。 |
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1810年、ショーニー族の酋長[[テクムセ]]とその弟テンスクワタワが、他の部族に呼びかけてヨーロッパ系開拓地に抵抗するようになった。緊張が生まれるとアメリカ合衆国政府はハリソンに、テクムセの同盟に対して先制攻撃を掛けることを認めた。1811年11月7日[[テクムセの戦争#ティッペカヌーの戦い|ティッペカヌーの戦い]]でアメリカが勝利した。テクムセは1813年の[[テムズの戦い]]で戦死した。その死後は武力に訴える抵抗が無くなった。インディアナのインディアン部族の大半は、後の1820年代から1830年代に土地買収交渉を通じて、ミシシッピ川から西の土地へ移住させられた<ref>Brill, pp. 36-37.</ref>。 |
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1813年12月、コリードンがインディアナ準州2番目の州都に指定された<ref name="GAC"/>。その2年後、準州議会によって州昇格の請願が承認され[[アメリカ合衆国議会]]に送られた。アメリカ合衆国議会では授権法が成立し、インディアナ憲法を起草するための代議員を選出することになった。1816年6月10日、コリードンで代議員が集まり、19日間で憲法を書き上げた。1816年12月11日、[[ジェームズ・マディスン]]大統領が19番目の州としてインディアナの州昇格を承認した<ref name="NO"/>。1825年、州都はコリードンから[[インディアナポリス]]に移され、その26年後には2代目の州憲法が採択された<ref name="GAC"/>。州昇格後、新政府はインディアナを原生地のフロンティアから、開発が進み、人が住み、繁栄する州にするために動き、人口や経済の変化が起こってきた。州の設立者達は、道路、運河、鉄道を建設し、州の予算で公立学校を建てる計画を始めた。この計画は州財政に破綻を来たさせたが、土地と生産品の価格は4倍以上になった<ref>{{cite web| last =Vanderstel| first =David G| title =The 1851 Indiana Constitution by David G. Vanderstel| publisher=State of Indiana| url =http://www.in.gov/history/2689.htm| accessdate =2009-07-24 }}</ref>。19世紀前半には多くの移民が州内に入ってきた。最大の民族は[[ドイツ人]]であり、他にも[[アイルランド]]や[[イングランド]]からの移民が多かった。イギリスを起源とするアメリカ人は[[ニューヨーク州]]、[[ニューイングランド]]、[[ペンシルベニア州]]などの地域から移ってきた<ref name="The History of Indiana">{{cite web| title =The History of Indiana| publisher=[[History (U.S. TV channel)|History]]| url =http://www.history.com/states.do?action=detail&state=IN&contentType=State_Generic&contentId=54109| accessdate =2009-07-26 }}</ref><ref>[http://docs.google.com/viewer?a=v&q=cache:WJGw9z2RkkYJ:www.uen.org/Lessonplan/downloadFile.cgi%3Ffile%3D1041-6-15955-AF_Census_Data.pdf%26filename%3DAF_Census_Data.pdf+49,598,035&hl=en&gl=uk&pid=bl&srcid=ADGEESgyigzsjZP7yBWdThzodFWP_t7GiFtOGi5W12qTf5nLj_yFzQ0YIKJn2pSyS1TIT-ZjvBx0s057h5mpwrf39HOZmlg3VzoOdaoPrNTdS6x-0SbHnwGXfzVLkDYTyIg7k4E_Zsn8&sig=AHIEtbTzro9GQY6LB1-9ZG9n2r46Epyyaw Data on selected ancestry groups.]</ref>。 |
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[[ファイル:Midnight at the glassworks2b.jpg|left|thumb|ガラス工場の少年労働者、ルイス・ハイン撮影、1908年8月]] |
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[[南北戦争]]のとき、インディアナは国内事情に政治的な影響を及ぼし、重要な役割を担った。戦争のために最初に動員を掛けた州として、戦中の主要会戦全てに州出身の兵士が参加した。歩兵連隊126個、砲兵連隊26個、騎兵連隊13個が[[北軍]]に参加した<ref>Funk, pp. 23-24,163</ref>。1861年、徴兵数7,500人を割り当てられた<ref>Gray (1995), p. 156</ref>。最初の呼びかけに多くの志願者が出てきたので、その中の多くの者は故郷に戻った。終戦までにインディアナ州から208,367人が出征した。その中で戦死は24,416人、負傷者は5万人を超え、死傷率は35%以上となった<ref>Funk, p. 3-4</ref>。州内で起こった唯一の戦闘は、[[モーガンの襲撃]]の間の[[コリドンの戦い]]だった。この戦闘で15人が戦死し、40人が負傷し、355人が捕虜になった<ref>{{cite book|title=The Civil War; a Narrative, Red River to Appomattox|author=Foote, Shelby|publisher=Random House|year=1974|pages =343-344}}</ref>。 |
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南北戦争後、インディアナ州の産業は州北部で加速度的に成長を始めた。これは[[労働組合]]と普通選挙運動の発展にも貢献した<ref>Gray (1995), p. 202.</ref>。19世紀後半にはインディアナ州のガスブームで、安い燃料を供給し工業化が急速に進展した<ref>Gray (1995), p. 13.</ref>。20世紀初期には新しい自動車産業と結ばれて強力な工業州になった<ref name="The History of Indiana"/>。国内で最初に事業に成功した自動車会社のヘインズ・アパーソンが1925年までコーコモーで操業していた。[[インディアナポリス・モーター・スピードウェイ]]が建設され、自動車関連産業が生まれて発展していった<ref>Brill, p. 47.</ref>。 |
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1930年代は国内の他地域と同様に[[世界恐慌]]の影響を受けた。経済不況により都市部の衰退など幅広い負の影響があった。これは[[ダスト・ボウル]]の発生で加速され、中西部の田園部から多くの住人が流出した。ポール・V・マクナット知事の政権は弱り切った民間事業を支援するために州予算で福祉制度を作り上げた。不況に対応するために歳出と税金が劇的に切りつめられ、州政府の構造が完全に作り直された。マクナットは州の中で[[アメリカ合衆国における禁酒法|禁酒法]]を終わらせ、州最初の所得税を法制化した。労働者の[[ストライキ]]には何度か[[戒厳令]]を発動した<ref>{{cite web|url=http://www.countyhistory.com/doc.gov/037.htm|title= Paul V. McNutt|publisher=County History Preservation Society|last=Branson|first=Ronald|accessdate=2009-07-26}}</ref>。[[第二次世界大戦]]が州経済の浮揚に貢献した。戦争は鉄鋼、食料など州内で生産される物資を必要とした<ref name="TO">Pell, p. 31.</ref>。州人口のおよそ10%が軍隊に入り、数多い会社が軍需物資の契約を受けて製造した<ref>Gray (1995), p. 350.</ref>。工業の発展が戦争需要にあい、世界恐慌を終わらせた<ref name="TO"/>。 |
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第二次世界大戦が終わると、生産は世界恐慌の前の水準に戻った。工業が主要な雇用主となり、その傾向は1960年代に入るまで続いた。1950年代と1960年代の都市化の進行で、州内の都市はかなり成長した。自動車、鉄鋼、薬品産業が主要な事業だった。州人口は戦後も成長を続け、1970年には500万人を超えた<ref>{{cite book|title=Economic Geography|author=Haynes, Kingsley E. & Machunda, Zachary B|year=1987|pages =319-333}}</ref>。1960年代、マシュー・E・ウェルシュ知事の政権で、最初の消費税2%を採用した<ref>Gray (1995), p. 382</ref>。学校は1949年に人種統合を行った。1950年国勢調査では州人口の95.5%が白人、4.4%が黒人だった<ref>{{cite web|title=Indiana - Race and Hispanic Origin: 1800 to 1990|publisher=U.S. Census Bureau|url=http://www.census.gov/population/www/documentation/twps0056/twps0056.html|accessdate=2012-10-27}}</ref>。ウェルシュは州議会と共同して公民権法を成立され、雇用を求める少数民族を平等に保護することを認めた<ref>Gray (1995), pp. 391-392</ref>。 |
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1970年から州憲法に一連の修正が提案された。その採択によりインディアナ州控訴裁判所が創設され、裁判所判事の指名手続きが調整された<ref>{{cite web|url=http://www.in.gov/judiciary/supreme/history.html|title=History and Origins|author=Indiana Historical Bureau| publisher=Indiana Historical Bureau|accessdate=2009-07-28}}</ref>。 |
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[[オイルショック|1973年の石油危機]]で不況となり州内の自動車産業に打撃を与えた。[[デルコ・エレクトロニクス]]や[[デルファイ・コーポレーション]]のような企業が一連の縮小を始め、アンダーソン、マンシー、コーコモーなどの工業都市で高い失業率を生んだ。脱工業化の傾向は1980年代まで続き、そのご国内と州の経済は多様化と回復を始めた<ref>{{cite web|url=http://www.bls.gov/opub/mlr/1992/02/art2exc.htm|title=Auto industry jobs in the 1980s: a decade of transition|last=Singleton|first=Christopher J.|publisher=Unites State Bureau of Labor Statistics|accessdate=2009-07-28}}</ref>。 |
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== 地理 == |
== 地理 == |
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{{Main|w:Geography of Indiana}} |
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{{See also|w:List of Indiana rivers|w:Watersheds of Indiana|インディアナ州の郡一覧}} |
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[[ファイル:Indy farmland.jpg|thumb|250px|真四角な農地がインディアナ州の領域に続いている]] |
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[[ファイル:Carmel - Monon Trail.jpg|thumb|250px|モノン・トレイル]] |
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[[ファイル:Epsilon II Archaeological Site zoomed.jpg|thumb|250px|イプシロンII考古学遺跡、ブルーミントンの南東、モンロー湖の半島にあるランスバーグ・スカウト保留地]] |
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インディアナ州はアメリカ合衆国中西部にあり、五大湖地方を構成する8州の1つである。[[ミシガン湖]]と[[ミシガン州]]が北側で、[[オハイオ州]]と東側で、[[オハイオ川]]を境にして[[ケンタッキー州]]と南側で、および[[イリノイ州]]と西側で接している<ref name=Netstate>{{cite web |title=The Geography of Indiana |publisher=Netstate |
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|url=http://www.netstate.com/states/geography/in_geography.htm |accessdate=2012-08-13}}</ref><ref>{{cite news| last =Meredith| first =Robyn| title =Big-Shouldered River Swamps Indiana Town|work=The New York Times| date =March 7, 1997| url =http://www.nytimes.com/1997/03/07/us/big-shouldered-river-swamps-indiana-town.html| accessdate =2009-08-19 }}</ref>。総面積は36,418平方マイル (94,320 km<sup>2</sup>) であり、国内50州の中で第38位である<ref>{{cite web| title =Profile of the People and Land of the United States| publisher=National Atlas of the United States| url = http://www.nationalatlas.gov/articles/mapping/a_general.html| accessdate =2012-08-17}}</ref>。南北は約250マイル (400 km) 、東西では最大145マイル (233 km) ある<ref>Moore p. 11</ref>。地理的重心は[[マリオン郡 (インディアナ州)|マリオン郡]]にあり、座標は北緯39度53.7分、西経86度16.0分である<ref name=Netstate/>。 |
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平均標高は約760フィート (230 m) である<ref>Logan, Cumings, Malott, Visher, Tucker & Reeves, p. 82</ref>。最高地点は[[ウェイン郡 (インディアナ州)|ウェイン郡]]にあるフージャー・ヒルで、標高は1,257フィート (383 m)<ref>Pell, p. 56</ref><ref name=NatAtlas2010>{{cite web| title =Profile of the People and Land of the United States | publisher=National Atlas of the United States| url =http://www.atlas.usgs.gov/articles/mapping/a_general.html| accessdate =2012-08-13 }}</ref>、最低地点は[[ポージー郡 (インディアナ州)|ポージー郡]]でウォバッシュ川がオハイオ川に注ぐ所であり、標高は320 フィート (98 m) である<ref name=Netstate/><ref name= NatAtlas2010/>。標高が1,000フィート (300 m) を超えるのは2,850平方マイル (7,400 km<sup>2</sup>) の土地だけであり、14の郡に入っている。標高500フィート (150 m) 未満の土地が約4,700平方マイル (12,000 km<sup>2</sup>) ある<ref>Moore, p. 13</ref>。 |
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インディアナ州は[[ミシガン湖]]と[[ミシガン州]]が北側で、[[オハイオ州]]と東側で、[[オハイオ川]]を境にして[[ケンタッキー州]]と南側で、および[[イリノイ州]]と西側で接している。 |
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州内には中央低地と内陸低台地という2つの国の指定する自然地域がある<ref>Logan, Cumings, Malott, Visher, Tucker & Reeves, p. 70</ref>。漂礫土平原が中央部を占めている。その外観は氷河が残したものの結果である。この地域には低い丘陵があり、土壌は氷河性の砂、砂利、粘土であり、優れた農地になっている<ref name="FW"/>。氷河作用を受けなかった部分は肥沃な流域平野と速い水流で特徴づけられる異なる不安定な様相を呈している。州の所有になる南東部の限られた地域がこの特徴を持っている。流域平野の土壌は肥沃であり、特にホワイトウォーター・バレーのものは優れた農地で知られている。州北西部では、昔の湖の拡大と風の作用により、様々な砂質の丘陵と砂丘がある。カンカキー川の平野ではかなりの数の湖、湿地および[[プレーリー]]がある。北東部では、背の高い[[モレーン]]があり、その1つは高さが200ないし500フィート (61 to 150 m)、幅25マイル (40 km)、長さは100マイル (160 km) に達している<ref>Moore, pp. 11-13</ref>。 |
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475マイルの長さを持つ[[ウォバッシュ川]]は、この州を北東から南西に二分しており、インディアナ州の2つのテーマソング、州歌「''On the Banks of the Wabash''」と「''The Wabash Cannonball''」もこのワバッシュ川から来ている。 |
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主要河川はホワイトウォーター、ホワイト、ブルー、ウォバッシュ、セントジョセフ、モーミーの各河川である<ref>{{Cite book|title=Handbook of Indiana Geology| last=Logan |first= William N. |coauthor=Edgar Roscoe Cumings, Clyde Arnett Malott, Stephen Sargent Visher, et. al. | year=1922|publisher=Indiana Department of Concervation/|page 257}}</ref>。インディアナ州自然資源省に拠れば、2007年に環境的に景観の良い川、水流、クリークが65個あり、それは総延長24,000マイル (38,400 km) と推計される水流のほんの一部に過ぎない<ref>{{cite web| title = Information Bulletin #4 (Second Amendment), Outstanding Rivers List for Indiana | publisher = Natural Resources Commission | date =2007-05-30 | url = http://www.in.gov/legislative/register/20070530-IR-312070287NRA.xml.pdf | accessdate =2012-08-15}}</ref>。ウォバッシュ川はミシシッピ川より西では最長の自然流であり、州の河川に指定されている<ref>{{cite news |first=Brian M |last=Boyce |title=Terre Haute's Top 40: From a trickle in Ohio to the Valley’s signature waterway, the Wabash River is forever a part of Terre Haute |work=Tribune-Star | date=August 29, 2009 | accessdate=2009-09-24|url=http://www.tribstar.com/local/local_story_241223116.html}}</ref><ref>{{cite web| last =Jerse| first =Dorothy| title =Looking Back: Gov. Bayh signs bill making Wabash the official state river in 1996|work=Tribune-Star| date =March 4, 2006| url =http://www.tribstar.com/cnhi/tribstar/local/local_story_063223350.html| accessdate =2009-09-07 }}</ref> 。 |
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インディアナ州北部は多くが[[農場]]である。しかしながら、この州の北西部隅は[[シカゴ|シカゴ市]]の巨大都市圏の一部でありそのため最も人口が密集している。ミシガン湖畔の都市[[ゲーリー (インディアナ州)|ゲーリー]]はインディアナ州内の都市であるが、シカゴ市の郊外として整備された。インディアナ州北部を通り抜けている、[[w:Kankakee River]]はインディアナ州北西部の都市及び郊外間で境界線を引くのに幾分役立っている。 |
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475マイル (760 km) の長さを持つウォバッシュ川は、この州を北東から南西に二分しており、その後に南流する。その大半はイリノイ州とインディアナ州の州境になっている。インディアナ州の2つのテーマソング、州歌「''On the Banks of the Wabash''」と「''The Wabash Cannonball''」および「''Back Home Again, In Indiana''」もこのウォバッシュ川から来ている<ref>{{cite news |first=Cynthia |last=Ozick |title=Miracle on Grub street; Stockholm |work=The New York Times | date=November 9, 1986| accessdate=2006-10-19 }}</ref><ref>{{cite news |first=Hans |last=Fantel |title=Sound; CD's make their mark on the Wabash Valley |work=The New York Times | date=October 14, 1984 | accessdate=2006-10-19 }}</ref>。カンカキー川は州北部を流れた後に[[イリノイ川]]に注いでおり、北西部の人口が多い地域とその他の田園部を分ける役割を果たしている<ref>{{cite news |first=John C |last=Hudson |title=Chicago: Patterns of the metropolis |work=Indiana Business Magazine | date=May 1, 2001 | accessdate=2006-10-19 }}</ref>。 |
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州内には1,000以上の湖がある<ref>{{cite journal|title=''[[Field & Stream]]''|publisher=[[CBS]]|year=1971|page =86| volume =76 }}</ref>。北西は[[ミシガン湖]]であり、ポート・オブ・インディアナが州最大の積出港を運営している。水深が最も深い(120フィート、36 m)ティピカヌー湖や、最大の自然湖であるワワシー湖もある<ref>{{cite web| last =Leider| first =Polly| title =A Town With Backbone: Warsaw, Ind.| publisher=CBS News| date =January 26, 2006| url =http://www.cbsnews.com/stories/2006/01/26/earlyshow/main1243126_page2.shtml| accessdate =2009-09-29 }}</ref>。 |
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インディアナ州北部は多くが[[農場]]である。しかしながら、この州の北西部隅は[[シカゴ|シカゴ市]]の巨大都市圏の一部でありそのため最も人口が密集している。ミシガン湖畔の都市[[ゲーリー (インディアナ州)|ゲーリー]]はインディアナ州内の都市であるが、シカゴ市の郊外として整備された。 |
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インディアナ州南部は農場及び森林が混合している。[[w:Hoosier_National_Forest|フージャー国有林]]はベッドフォード近郊の200,000エーカー (800 km<sup>2</sup>) の自然保護区域である。インディアナ州南部は一般的に北部領域より最も丘及び地理的変化が含まれている。 |
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インディアナ州南部は農場及び森林が混合している。[[w:Hoosier_National_Forest|Hoosier National Forest]]はベッドフォード近郊の200,000エーカーの自然保護区域である。インディアナ州南部は一般的に北部領域より最も丘及び地理的変化が含まれている。 |
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[[アメリカ合衆国国立公園局|国立公園局]]の管理及び保護下にある地域は: |
[[アメリカ合衆国国立公園局|国立公園局]]の管理及び保護下にある地域は: |
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* [[w:George Rogers Clark National Historical Park| |
* [[w:George Rogers Clark National Historical Park|ジョージ・ロジャース・クラーク国立歴公園]]、ビンセンズ市 |
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* [[w:Indiana Dunes National Lakeshore| |
* [[w:Indiana Dunes National Lakeshore|インディアナ砂丘国立湖岸]]ポーター市近郊 |
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* [[w:Lincoln Boyhood National Memorial| |
* [[w:Lincoln Boyhood National Memorial|リンカーン少年時代国定保護地]]、[[リンカーンシティ (インディアナ州)|リンカーンシティ市]] |
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=== 気候 === |
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インディアナ州は[[湿潤大陸性気候]]にあり、冷たい冬と暖かく雨の多い夏が特徴である<ref>{{cite news| last =Bridges| first =David| title =Life in Indiana — Telegraph Mentor|work=The Daily Telegraph |location=London | date =November 28, 2007| url =http://www.telegraph.co.uk/expat/mentorsforexpats/4211551/Life-in-Indiana---Telegraph-Mentor.html| accessdate =2009-07-04 }} {{Dead link|date=October 2010|bot=H3llBot}}</ref>。州最南部は[[温暖湿潤気候]]に入り、他所より雨量が多い<ref name="FW">{{cite encyclopedia| title =Indiana| encyclopedia =''Funk & Wagnalls New World Encyclopedia''| publisher=Funk & Wagnalls }}</ref>。気温は北部から南部まで変化している。冬の最中に平均最高最低気温は北部で30 °F/15 °F (−1 °C/-10 °C)、南部で39 °F/22 °F (4 °C/-6 °C) となっている<ref name="weather.gov">{{cite web| title =NWS Climate Data| publisher=NWS | url =http://www.weather.gov/climate/| accessdate =2010-12-23 }}></ref>。 |
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夏の最中の気温は冬と比べて差が小さく、北部で 84 °F/64 °F (29 °C/18 °C)、南部で 90 °F/69 °F (32 °C/21 °C) となっている<ref name="weather.gov"/>。過去最高気温は1936年7月14日にカレッジビルで記録された 116 °F (47 °C)、過去最低気温は1936年1月19日にニューホワイトランドで記録された −36 °F (−38 °C) である。穀物の成長シーズンは北部で155日、南部で185日ある。 |
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時として干ばつが起こるが、年間の降水量は比較的等しくある。北西部のミシガン湖近くで年間35インチ (890 mm)、南部のオハイオ川沿いで年間 45 インチ (1,100 mm)、平均すれば40インチ (1,000 mm) となる。年間降雪量には幅があり、ミシガン湖沿いの北西部で80インチ (200 cm)、南部では14インチ (35 cm) である。[[湖水効果雪]]が北西部と北部の降雪のほぼ半分であり、比較的暖かいミシガン湖から吹く風と湿気の効果によっている。平均風速は8マイル/時 (3.5 m/s) である<ref>{{cite web| title =Indiana — Climate| publisher=City-Data.com| url =http://www.city-data.com/states/Indiana-Climate.html| accessdate =2009-07-04 }}</ref>。 |
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[[アメリカ国立気象局|アメリカ合衆国国立測候所]]の1950年から2011年のデータに基づく2012年の報告書では、[[竜巻]]の発生しやすい20の州で、インディアナ州は第8位になっていた<ref>{{cite web| author =Engineering Analysis Inc. | title = Mississippi Remains #1 Among Top Twenty Tornado-Prone States| publisher=mindspring.com| date =2012-04-12| url = http://eai.home.mindspring.com/EAIprs94.html | accessdate =2012-08-13 }}</ref>。2011年度の報告書では、州内のサウスベンド市が国内の竜巻の恐れがある20都市の中で第15位だった<ref>{{cite web| author =Engineering Analysis Inc. | title = Six States Contain Twelve of the Top Twenty Tornado-Prone Cities (revised version)| publisher=mindspring.com| date =2011-10-28| url = http://www.mindspring.com/~eai/EAIprs01.html | accessdate =2012-08-13 }}</ref>。2011年度の別の報告書ではインディアナポリス市が第8位だった<ref>{{cite web| last=Kellogg | first=Becky | title = Tornado Expert Ranks Top Tornado Cities | publisher=The Weather Channel| date =2011-03-08 | url = http://www.weather.com/outlook/weather-news/severe-weather/articles/top-tornado-cities_2011-03-08?page=2 | accessdate =2012-08-13 }}</ref><ref>In an earlier 2008 report, Indiana was listed as one of the most tornado-prone states in the United States, ranking sixth, while South Bend was ranked the 14th most tornado-prone city in the country, ahead of cities such as Houston, Texas, and Wichita, Kansas. See {{cite web| last =Mecklenburg| first =Rick| title =Is Indiana the new Tornado Alley?| publisher=SouthBendTribune.com | date =2008-05-01| url =http://articles.southbendtribune.com/2008-05-01/news/26911876_1_tornado-track-damaging-winds-and-tornadoes-indiana| accessdate =2012-08-13}}</ref><ref>In a published list of the most tornado-prone states and cities in April, 2008, Indiana came in first and South Bend ranked 16th. See {{cite web| last =Henderson| first =Mark| title =Top 20 Tornado Prone Cities and States Announced| publisher=WIFR| date =2008-05-02| url =http://www.wifr.com/weather/headlines/17036536.html| accessdate =2009-08-17 }}</ref>。その竜巻発生の確率が高いにも拘わらず、インディアナ州は竜巻道に入っていない<ref>{{cite web| last =Henderson| first =Mark| title =Top 20 Tornado Prone Cities and States Announced| publisher=WIFR| date =2008-05-02| url =http://www.wifr.com/weather/headlines/17036536.html| accessdate =2009-08-17 }}</ref>。 |
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{| class="wikitable" "text-align:center;font-size:90%;"| |
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| colspan="13" style="text-align:center;font-size:120%;"|インディアナ州の平均降水量(mm)<ref name="Indiana Climate Norms">{{cite web|url=http://www.agry.purdue.edu/climate/facts.aspgif|publisher=Indiana State Climate Office|title=Climate Facts|accessdate=2009-05-29}}</ref> |
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|- |
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! style="background:#e5afaa; color:#000;"| 1月 |
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! style="background:#e5afaa; color:#000;"| 2月 |
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! style="background:#e5afaa; color:#000;"| 3月 |
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! style="background:#e5afaa; color:#000;"| 4月 |
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! style="background:#e5afaa; color:#000;"| 5月 |
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! style="background:#e5afaa; color:#000;"| 6月 |
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! style="background:#e5afaa; color:#000;"| 7月 |
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! style="background:#e5afaa; color:#000;"| 8月 |
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! style="background:#e5afaa; color:#000;"| 9月 |
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! style="background:#e5afaa; color:#000;"| 10月 |
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! style="background:#e5afaa; color:#000;"| 11月 |
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! style="background:#e5afaa; color:#000;"| 12月 |
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! style="background:#efefef; color:#000;"| 年間 |
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|- |
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| 63 |
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| 58 |
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| 85 |
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| 99 |
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| 113 |
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| 106 |
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| 107 |
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| 99 |
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| 79 |
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| 77 |
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| 87 |
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| 80 |
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|1,054 |
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|} |
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=== 時間帯 === |
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[[ファイル:National-atlas-timezones-2006.gif|thumb|350px|アメリカ合衆国時間帯図、インディアナ州は大半が東部標準時帯に入っている]] |
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州内には2つの時間帯が存在し、このような複数の時間帯がある13州の1つである。過去1世紀でその時間帯定義は変動してきた。現在は大半が[[東部標準時]]帯に入っており、シカゴ市に近い6郡とエバンズビル市に近い6郡が[[中部標準時|中部時間帯]]となっている。 |
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2006年以前、州の大半が[[夏時間]]を採用していなかった。ケンタッキー州[[ルイビル]]に近い[[フロイド郡 (インディアナ州)|フロイド郡]]、[[クラーク郡 (インディアナ州)|クラーク郡]]と[[ハリソン郡 (インディアナ州)|ハリソン郡]]、オハイオ州[[シンシナティ]]市に近い[[オハイオ郡 (インディアナ州)|オハイオ郡]]と[[ディアボーン郡 (インディアナ州)|ディアボーン郡]]が地方の慣習として夏時間を採用していた。2006年4月以降は、全州が夏時間を採用した。 |
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''参照:[[インディアナ州の郡一覧]]、[[w:List of Indiana rivers]]、[[w:Watersheds of Indiana]]'' |
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== 人口動 |
== 人口動態 == |
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{{Wikisource|インディアナ州の人口統計データ}} |
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:''[[:W:Hoosier]]も参照'' |
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[[ファイル:Indiana population map.png|thumb||250px|人口密度図]] |
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{{歴史的人口 |
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[[File:USA Indiana age pyramid.svg|thumb|220px|男女別年齢層別人口ピラミッド]] |
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| [[w:United States Census, 1800|1800年]] |2632 |
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{{USCensusPop |
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| [[w:United States Census, 1810|1810年]] |24520 |
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|1800 = 2632 |
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| [[w:United States Census, 1820|1820年]] |147178 |
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|1810 = 24520 |
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| [[w:United States Census, 1830|1830年]] |343031 |
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|1820 = 147178 |
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| [[w:United States Census, 1840|1840年]] |685866 |
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|1830 = 343031 |
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| [[w:United States Census, 1850|1850年]] |988416 |
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|1840 = 685866 |
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| [[w:United States Census, 1860|1860年]] |1350428 |
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|1850 = 988416 |
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| [[w:United States Census, 1870|1870年]] |1680637 |
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|1860 = 1350428 |
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| [[w:United States Census, 1880|1880年]] |1978301 |
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|1870 = 1680637 |
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| [[w:United States Census, 1890|1890年]] |2192404 |
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|1880 = 1978301 |
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| [[w:United States Census, 1900|1900年]] |2516462 |
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|1890 = 2192404 |
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| [[w:United States Census, 1910|1910年]] |2700876 |
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|1900 = 2516462 |
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| [[w:United States Census, 1920|1920年]] |2930390 |
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|1910 = 2700876 |
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| [[w:United States Census, 1930|1930年]] |3238503 |
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|1920 = 2930390 |
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| [[w:United States Census, 1940|1940年]] |3427796 |
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|1930 = 3238503 |
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| [[w:United States Census, 1950|1950年]] |3934224 |
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|1940 = 3427796 |
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| [[w:United States Census, 1960|1960年]] |4662498 |
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|1950 = 3934224 |
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| [[w:United States Census, 1970|1970年]] |5193669 |
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|1960 = 4662498 |
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| [[w:United States Census, 1980|1980年]] |5490224 |
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|1970 = 5193669 |
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| [[w:United States Census, 1990|1990年]] |5544159 |
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|1980 = 5490224 |
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| [[w:United States Census, 2000|2000年]] |6080485 |
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|1990 = 5544159 |
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| [[w:United States Census, 2010|2010年]] |6483802 |
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|2000 = 6080485 |
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|2010 = 6483802 |
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|footnote = Source: 1910–2010<ref>[http://2010.census.gov/2010census/data/apportionment-pop-text.php 2010.census.gov]</ref> |
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}} |
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[[アメリカ合衆国国勢調査局]]による2011年7月1日時点での推計では、州人口は6,516,922人、2010年国勢調査時点(6,483,802人<ref name="FactFinder">[http://factfinder2.census.gov/main.html American FactFinder]. U.S. Census Bureau. 2011年2月4日.</ref>)より0.51%の増加となった<ref name=PopEstUS>{{cite web|url=http://www.census.gov/popest/data/state/totals/2011/tables/NST-EST2011-01.csv|title=Annual Estimates of the Resident Population for the United States, Regions, States, and Puerto Rico: April 1, 2010 to July 1, 2011|format=[[comma-separated values|CSV]]|work=2011 Population Estimates|publisher=[[United States Census Bureau]], Population Division|date=December 2011|accessdate=December 21, 2011}}</ref>。 |
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2006年現在、インディアナ州は前年より47,501人、または0.8%増加し、2000年より233,003人、または3.8%増加した、人口6,313,520人と概算される。これは196,728人(出生541,506人、死亡344,778人)と前回の国勢調査からの自然増並びに州内への移住者51,117人の増加が含まれている。アメリカ合衆国外からの移住は68,935人増加することとなり、合衆国内部の移住者は17,818人減少することとなった。 |
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人口密度は181.0人/平方マイル (70人/km<sup>2</sup>) であり、国内50州の中で第16位である<ref name="GeoCensus"/>。2010年国勢調査時点で州の人口重心は[[ハミルトン郡 (インディアナ州)|ハミルトン郡]]のシェリダン町北西にあった(座標では+40.149246, -086.259514)<ref name=GeoCensus/><ref>{{cite web| title = 2010 Census Centers of Population by state | publisher = U.S. Census Bureau | url = http://www.census.gov/geo/www/2010census/centerpop2010/CenPop2010_Mean_ST.txt | accessdate =2012-08-15}}</ref><ref>Over the previous decade, Indiana’s population center has shifted slightly to the northwest. In the 2000 U.S. Census, Indiana's center of population was located in Hamilton County, Indiana, in the town of Sheridan, Indiana. See {{cite web | title=Population and Population Centers by State | publisher=United States Census Bureau | url=http://www.census.gov/geo/www/cenpop/statecenters.txt | accessdate=2006-11-21}}</ref>。 |
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インディアナ州の人口重心は[[シェリダン (インディアナ州)|シェリダン]]町がある、[[ハミルトン郡 (インディアナ州)|ハミルトン郡]]である。1990年以来、人口増加は最も成長力の高い上位5番目までの4郡:ハミルトン郡、[[ヘンドリックス郡 (インディアナ州)|ヘンドリックス郡]]、[[ジョンソン郡 (インディアナ州)|ジョンソン郡]]、[[ハンコック郡 (インディアナ州)|ハンコック郡]]地域を含む、インディアナポリス周囲の郡に集中している。他の郡は[[シンシナティ]]近郊の[[ディアボーン郡 (インディアナ州)|ディアボーン郡]]である。 |
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2005年時点で州民の77.7%は大都市圏に、16.5%は小都市圏に住んでおり、残り5.9%が中核の無い郡部に住んでいる<ref>{{cite web| title =Metro and Nonmetro Counties in Indiana| publisher=Rural Policy Research Institute| url =http://www.rupri.org/Forms/Indiana.pdf| accessdate =2009-10-10 }}</ref>。 |
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2005年現在、人口は242,281(3.9%)の外国生まれが含まれる。 |
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2005年現在、州内には242,281人(3.9%)の外国生まれがいる。 |
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[[人種|人種的]]にこの州は |
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* 85.8% 白人 |
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* 8.4% 黒人 |
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* 3.5% [[ヒスパニック]] |
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* 1% アジア人 |
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* 0.3% アメリカ[[インディアン]] |
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* 1.2% 混血 |
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=== 人種別構成 === |
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この州内の5つの大きな祖先は[[ドイツ系アメリカ人|ドイツ系]](22.7%)、アメリカ系(12%)、[[アイルランド系アメリカ人|アイルランド系]](10.8%)、[[イギリス系アメリカ人|イギリス系]] (8.9%)、[[アフリカン・アメリカン|アフリカン・アメリカン系]](8.4%)。 |
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2010年国勢調査で、インディアナ州の人種的な構成は以下の通りである<ref name="FactFinder" />。 |
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* 84.3% 白人 |
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ドイツ人系は国勢調査でドイツ人祖先と報告されたほぼ4人に1人の白人として、インディアナ州内で報告された最大の祖先である。アメリカ人系並びにイギリス人系祖先の人々もまた特に州の南部及び中央部の至る所に分布している。インディアナポリス市に加えて、[[ゲーリー (インディアナ州)|ゲーリー]]及び隣接するシカゴ郊外は大きな黒人人口を有している。 |
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* 9.1% 黒人 |
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* 1.6% アジア人 |
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* 0.3% ネイティブ・アメリカン |
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* 0.04% 南洋系 |
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* 2.7% 上記以外の人種 |
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* 2.0% 混血 |
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* 6.0% 人種に拠らず[[ヒスパニック]] |
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ヒスパニックが最も成長速度の高い民族である<ref name="POP">{{cite web| last =Greninger| first =Howard| title =Vigo County’s population on the rise|work=Tribune-Star| date =May 19, 2007| url =http://www.tribstar.com/local/local_story_139235811.html| accessdate =2009-10-10 }}</ref>。1歳未満の子供の28.2%は少数民族に属している<ref>{{cite news|url=http://www.cleveland.com/datacentral/index.ssf/2012/06/americas_under_age_1_populatio.html|title=Americans under age 1 now mostly minorities, but not in Ohio: Statistical Snapshot|last=Exner|first=Rich|date=June 3, 2012|work=The Plain Dealer}}</ref>。 |
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[[サウスベンド (インディアナ州)|サウスベンド]]は大きな[[ポーランド|ポーランド人系]]人口を有していて Mishawaka にかなり多くの[[ベルギー|ベルギー人系]]祖先が住んでいる。 四旬節の終わりのポーランドの儀式、[[イースター・マンデー]]は復活祭後の月曜日に行われサウスベンド市内で幅広く執り行われている。 |
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=== 年齢構成 === |
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2011年推計に拠れば、州人口の6.6%が5歳未満、24.5%が18歳未満、13.2%が65歳以上となっている<ref name="CAT"/>。2010年国勢調査で年齢の中央値は37.0歳である<ref name=AmFacts>{{cite web| title =Profile of General Population and Housing Characteristics: 2010; 2010 Demographic Profile Data (DP-1) for Indiana | publisher=United States Census Bureau| url =http://quickfacts.census.gov/qfd/states/18000.html| accessdate =2012-08-13 }}</ref>。 |
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=== 祖先 === |
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2010年に州内で申告された祖先による構成比は以下の通りだった<ref>{{cite web| title =DP-2. Profile of Selected Social Characteristics: 2000| publisher=United States Census Bureau| url =http://factfinder.census.gov/servlet/QTTable?_bm=y&-geo_id=04000US18&-qr_name=DEC_2000_SF3_U_DP2&-ds_name=DEC_2000_SF3_U&-redoLog=false | accessdate =2009-10-17 }}</ref>。 |
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* 22.7% [[ドイツ系アメリカ人|ドイツ系]] |
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* 12.0% アメリカ人 |
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* 10.8% [[アイルランド系アメリカ人|アイルランド系]] |
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* 8.9% [[イギリス系アメリカ人|イギリス系]] |
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* 3.0% [[ポーランド系アメリカ人|ポーランド系]] |
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アメリカ人と申告した者の多くは実際にはイギリス系の子孫であるが、多くの場合は植民地時代から長く北アメリカに住んでいる者であり、自分達をアメリカ人と称している<ref>{{cite book |url=http://books.google.co.uk/books?id=SVoAXh-dNuYC&pg=PA57&dq=Sharing+the+dream:+white+males+in+multicultural+America++english+ancestry&cd=1#v=onepage&q=&f=false |title=Sharing the Dream: White Males in a Multicultural America |first=Dominic J. |last=Pulera |year=2004 |location=New York |publisher=Continuum |isbn=0-8264-1643-8 |page=57 }}</ref><ref>{{cite journal |first=Reynolds |last=Farley |title=The New Census Question about Ancestry: What Did It Tell Us? |journal=Demography |volume=28 |issue=3 |year=1991 |pages=411–429 |doi=10.2307/2061465 |pmid=1936376 }}</ref><ref>{{cite journal |first=Stanley |last=Lieberson |first2=Lawrence |last2=Santi |title=The Use of Nativity Data to Estimate Ethnic Characteristics and Patterns |journal=Social Science Research |volume=14 |issue=1 |year=1985 |pages=31–56 [pp. 44–46] |doi=10.1016/0049-089X(85)90011-0 }}</ref><ref>{{cite journal |first=Stanley |last=Lieberson |first2=Mary C. |last2=Waters |title=Ethnic Groups in Flux: The Changing Ethnic Responses of American Whites |journal=Annals of the American Academy of Political and Social Science |volume=487 |issue=79 |year=1986 |pages=79–91 [pp. 82–86] |doi=10.1177/0002716286487001004 }}</ref>。1980年の国勢調査に遡るとドイツ系42%、イギリス系32%、アイルランド系24%となっていた<ref>{{cite web|url=http://www.census.gov/population/www/censusdata/files/pc80-s1-10/tab03.pdf |title=Ancestry of the Population by State: 1980 – Table 3 |format=PDF |accessdate=2011-12-10}}</ref>。 |
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アメリカ人並びにイギリス系の人々も特に州の南部及び中央部の至る所に分布している。インディアナポリス市に加えて、[[ゲーリー (インディアナ州)|ゲーリー]]及び隣接するシカゴ郊外は大きな黒人人口を有している。 |
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[[サウスベンド (インディアナ州)|サウスベンド]]は大きな[[ポーランド|ポーランド人系]]人口を有していて、ミシャワカにかなり多くの[[ベルギー|ベルギー人系]]が住んでいる。 四旬節の終わりのポーランドの儀式、[[イースター・マンデー]]は復活祭後の月曜日に行われサウスベンド市内で幅広く執り行われている。 |
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=== 人口の成長 === |
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1990年以降の人口成長はインディアナポリス市周辺の郡に集中しており、ハミルトン郡、[[ヘンドリックス郡 (インディアナ州)|ヘンドリックス郡]]、[[ジョンソン郡 (インディアナ州)|ジョンソン郡]]、[[ハンコック郡 (インディアナ州)|ハンコック郡]]が州内で人口成長速度の高い5郡に入っている。もう1つの郡はオハイオ州[[シンシナティ]]に近い[[ディアボーン郡 (インディアナ州)|ディアボーン郡]]である。ハミルトン郡は周辺のイリノイ州、ミシガン州、オハイオ州、ケンタッキー州を加えても最も人口成長速度の高い郡であり、国内では第20位だった<ref>{{cite web| last =Rainey| first =Joan P| title =Hamilton and Other Suburban Counties Lead the State in Population Growth| publisher=Indiana University| year =2000| url =http://www.ibrc.indiana.edu/ibr/2000/summer00/01.pdf| accessdate =2009-10-17 }}</ref>。 |
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=== 宗教 === |
=== 宗教 === |
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宗教的にインディアナ州は圧倒的に[[プロテスタント]]である、しかし |
宗教的にインディアナ州は圧倒的に[[プロテスタント]]である、しかし単一宗派で見れば[[カトリック教会|ローマ・カトリック]]を信仰している人が80万人を超え最大である。カトリックがおそらく実際の人数より多くいるように見えるのは、州内に[[ノートルダム大学]]があるためかもしれない。グラデュエイト・センターによる調査では、インディアナ州の人々の所属する宗教・宗派による構成率は次のとおりである<ref>{{cite web | title=American Religious Identification Survey | publisher=City University of New York | url=http://www.gc.cuny.edu/faculty/research_briefs/aris/key_findings.htm | accessdate=2006-12-25}}</ref>。 |
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インディアナ州の住民の現在の宗教関係は: |
インディアナ州の住民の現在の宗教関係は: |
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* [[キリスト教]] - 82% |
* [[キリスト教]] - 82% |
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** [[プロテスタント]] - 62% |
** [[プロテスタント]] - 62% |
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*** [[バプテスト教会]] - |
*** [[バプテスト教会]] - 14% |
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*** [[メソジスト]] - |
*** [[メソジスト]] - 9% |
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*** [[ルーテル教会]] - 6% |
*** [[ルーテル教会]] - 6% |
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*** [[w:Church of Christ|Churches of Christ]] - 5% |
*** [[w:Church of Christ|Churches of Christ]] - 5% |
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*** [[メノナイト]]/Pietist - 1% |
*** [[メノナイト]]/Pietist - 1% |
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*** 他のプロテスタント - 23% |
*** 他のプロテスタント - 23% |
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** [[カトリック教会|ローマ・カトリック]] - |
** [[カトリック教会|ローマ・カトリック]] - 20% |
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** 他のキリスト教 - 1% |
** 他のキリスト教 - 1% |
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* 他の宗教 - 1% |
* 他の宗教 - 1% |
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* 無宗教 - |
* 無宗教 - 16% |
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州内にはセントメインラッド大修道院がある。これはアメリカ合衆国に2つしかなく、世界でも11の大修道院の1つである。フォートウェインにあるルーテル教会ミズーリ・シノドはその2つある神学校の1つである。フリー・メソジスト教会とウェズレヤン教会が州内に本部を持ち、クリスチャン教会も同様である<ref>Bodenhamer, Barrows and Vanderstel, p. 696</ref><ref>Bodenhamer, Barrows and Vanderstel, p. 416</ref> 。 |
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== インディアン部族 == |
== インディアン部族 == |
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[[ファイル:Indiana Indian treaties.svg|thumb|180px|left|インディアナ州における「インディアン条約」の数々]] |
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[[ファイル:New Purchase Boundary marker (Delphi, Indiana).png|thumb|150px|right|インディアナ州デルファイに立つ、1818年の「[[w:Treaty of St. Mary's|セント・マリー条約]]」で州が獲得した「インディアンから新しく購入された土地境界」を示す標識]] |
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[[ファイル:Granville, Indiana Cemetery Marker.png|thumb|150px|right|ティピカヌー郡グランビルに立つ、「ウェア平原」の標識看板。一帯はウェア族の領土だった]] |
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[[ファイル:Potowatomie Trail of Death.jpg|thumb|180px|left|ポタワトミ族の「死の道」]] |
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[[ファイル:Scott's Expedition marker.png|thumb|150px|right|ティピカヌー郡に立つウェア族殲滅戦の歴史標識、「ウェア族に対するスコットの遠征」]] |
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[[オジブワ族|チッペワ族]]、[[レナペ|デラウェア族]]、[[エリー族]]、[[イリニ族]]、[[イロコイ族]]、[[キカプー|キカプー族]]、[[モソペレア族]]、[[ニュートラル族]]、[[オッタワ族]]、[[ポタワトミ族]]、[[ウェア族]]、[[ワイアンドット族]](ヒューロン族)などの[[インディアン]]部族が[[ウィグワム]]の集落を築き、農耕生活を営んだ。これらのなかで、[[ショーニー族]]、[[マイアミ族]]が最大勢力だった。 |
[[オジブワ族|チッペワ族]]、[[レナペ|デラウェア族]]、[[エリー族]]、[[イリニ族]]、[[イロコイ族]]、[[キカプー|キカプー族]]、[[モソペレア族]]、[[ニュートラル族]]、[[オッタワ族]]、[[ポタワトミ族]]、[[ウェア族]]、[[ワイアンドット族]](ヒューロン族)などの[[インディアン]]部族が[[ウィグワム]]の集落を築き、農耕生活を営んだ。これらのなかで、[[ショーニー族]]、[[マイアミ族]]が最大勢力だった。 |
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インディアナ州は、徹底的に合衆国からインディアンの土地が収奪されていった州である。合衆国は建国後すぐに同州においてインディアン部族と条約の締結を始め、その領土を入植白人のものとしていった。左の図は、インディアナ州における合衆国とインディアン部族との間で結ばれた条約の総覧である。これらの条約は結んだ数年後には破棄され、条約が一つ結ばれるごとに、インディアンの土地は失われていった。 |
インディアナ州は、徹底的に合衆国からインディアンの土地が収奪されていった州である。合衆国は建国後すぐに同州においてインディアン部族と条約の締結を始め、その領土を入植白人のものとしていった。左の図は、インディアナ州における合衆国とインディアン部族との間で結ばれた条約の総覧である。これらの条約は結んだ数年後には破棄され、条約が一つ結ばれるごとに、インディアンの土地は失われていった。 |
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インディアナ州の[[インディアン]]部族は、ほとんどが19世紀に他州に強制移住させられた。同州では、インディアン部族との土地に関する条約は1795年に始まり、白人入植者の増加に伴うインディアン領土の剥奪と抵抗戦は、19世紀に入って米軍の[[ウィリアム・ハリソン]]によって激化された。代表的なものが「[[テ |
インディアナ州の[[インディアン]]部族は、ほとんどが19世紀に他州に強制移住させられた。同州では、インディアン部族との土地に関する条約は1795年に始まり、白人入植者の増加に伴うインディアン領土の剥奪と抵抗戦は、19世紀に入って米軍の[[ウィリアム・ハリソン]]によって激化された。代表的なものが「[[テクムセの戦争|ティッペカヌーの戦い]]」と呼ばれる、英雄[[テクムセ]]が率いるショーニー族連合と合衆国との戦いである。 |
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1830年、[[アンドリュー・ジャクソン]]大統領は「インディアンは白人と共存し得ない劣等民族である」と議会で演説し、「[[インディアン移住法]]」を制定した。この法律は、インディアン部族を白人のいない西部へ武力によって強制移住させる目的のもので、これに従わない部族は「大自然の理によって消滅させる」とするものだった。ショーニー族やウェア族は、[[ミズーリ州]]やカナダへ逃げた。マイアミ族やポタワトミ族の抵抗は最後まで続いたが、同州におけるインディアンの[[民族浄化]]は、1846年にすべてのインディアン部族が追い出されるか保留地(Reservation)に閉じ込められるかして完了した。 |
1830年、[[アンドリュー・ジャクソン]]大統領は「インディアンは白人と共存し得ない劣等民族である」と議会で演説し、「[[インディアン移住法]]」を制定した。この法律は、インディアン部族を白人のいない西部へ武力によって強制移住させる目的のもので、これに従わない部族は「大自然の理によって消滅させる」とするものだった。ショーニー族やウェア族は、[[ミズーリ州]]やカナダへ逃げた。マイアミ族やポタワトミ族の抵抗は最後まで続いたが、同州におけるインディアンの[[民族浄化]]は、1846年にすべてのインディアン部族が追い出されるか保留地(Reservation)に閉じ込められるかして完了した。 |
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[[File:Potowatomie Trail of Death.jpg|thumb|180px|left|ポタワトミ族の「死の道」]] |
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ポタワトミ族の強制移住は、1838年9月4日から11月4日まで、夏の炎天下から冬の寒冷下に3ヶ月かけて行われた。米軍の監視による[[カンザス州]]までののべ1060kmの徒歩連行では、数百人の死者を出し、ポタワトミ族の「'''死の道'''」と呼ばれている。この死者の大多数は児童だった。 |
ポタワトミ族の強制移住は、1838年9月4日から11月4日まで、夏の炎天下から冬の寒冷下に3ヶ月かけて行われた。米軍の監視による[[カンザス州]]までののべ1060kmの徒歩連行では、数百人の死者を出し、ポタワトミ族の「'''死の道'''」と呼ばれている。この死者の大多数は児童だった。 |
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デラウェア族は今で言うインディアナポリス周辺に集落を持ったが、カンザス州への移住を強要する「セント・マリー条約」に調印させられ、 |
デラウェア族は今で言うインディアナポリス周辺に集落を持ったが、カンザス州への移住を強要する「セント・マリー条約」に調印させられ、15,500ドル分の「贈り物」と引き換えに、1820年夏にカンザス州へと追い出された。 |
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[[File:New Purchase Boundary marker (Delphi, Indiana).png|thumb|150px|right|インディアナ州デルファイに立つ、1818年の「[[w:Treaty of St. Mary's|セント・マリー条約]]」で州が獲得した「インディアンから新しく購入された土地境界」を示す標識]] |
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[[File:Granville, Indiana Cemetery Marker.png|thumb|150px|right|チッペカヌー郡グランヴィルに立つ、「ウェア平原」の標識看板。一帯はウェア族の領土だった]] |
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[[File:Scott's Expedition marker.png|thumb|150px|right|チッペカヌー郡に立つウェア族殲滅戦の歴史標識、「ウェア族に対するスコットの遠征」]] |
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こうした民族の虐殺と隔離に生き延びて、なおも同州に残ったインディアン部族は、ことごとく20世紀までに[[インディアン居留地|保留地]](Reservation)を没収され、「絶滅」したことにされた。アメリカ連邦政府は現在、これらの部族を公式に承認しておらず、部族としては存在していないことになっている。 |
こうした民族の虐殺と隔離に生き延びて、なおも同州に残ったインディアン部族は、ことごとく20世紀までに[[インディアン居留地|保留地]](Reservation)を没収され、「絶滅」したことにされた。アメリカ連邦政府は現在、これらの部族を公式に承認しておらず、部族としては存在していないことになっている。 |
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;現在アメリカ連邦政府に公式認定を要求中の部族と部族団体 |
;現在アメリカ連邦政府に公式認定を要求中の部族と部族団体 |
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*「[[マイアミ族]]」 |
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*「[[チェロキー族]]」 |
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**「孤独な狼のバンド」 |
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**「北チェロキー族」 |
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*「[[メティ (カナダ)|メティ]]部族連合ニムキー・バンド」 |
*「[[メティ (カナダ)|メティ]]部族連合ニムキー・バンド」 |
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*「[[ショーニー族]]・北キスコポ・バンド」 |
*「[[ショーニー族]]・北キスコポ・バンド」 |
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*「[[ウェア族]]」 |
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*「ジビオデイ・リバーハート・メティ協会」 |
*「ジビオデイ・リバーハート・メティ協会」 |
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=== インディアン・カジノ === |
=== インディアン・カジノ === |
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同州には白人が経営するカジノが14軒あるが、インディアン部族の経営する[[インディアン・カジノ]]は一つもない。同州のインディアンはすべて絶滅して存在しないことになっており、今後も部族カジノの開設は見込み薄である。 |
同州には白人が経営するカジノが14軒あるが、インディアン部族の経営する[[インディアン・カジノ]]は一つもない。同州のインディアンはすべて絶滅して存在しないことになっており、今後も部族カジノの開設は見込み薄である。 |
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== 郡と統計上の地域 == |
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== 主要な都市及び町 == |
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インディアナ州には92の郡がある。2010年時点で大都市圏が16、小都市圏が25、法人化都市117、町が450あり、他に小さな区分や統計上地域がある<ref name=GeoCensus/><ref>A 2008 news report indicated there were 13 metropolitan areas in Indiana. See {{cite web| last =Dresang| first =Joel| title =Automaking down, unemployment up|work=Milwaukee Journal Sentinel| date =July 30, 2008| url =http://www.jsonline.com/blogs/business/52021282.html| accessdate =2009-08-14 }}</ref>。[[マリオン郡 (インディアナ州)|マリオン郡]]とインディアナポリス市が統合市郡政府を構成している<ref name=GeoCensus/>。 |
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=== 州都 === |
=== 州都 === |
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州都[[インディアナポリス]]は人口で州内最大の都市でもある<ref name=GeoCensus>{{cite web|title=Guide to State and Local Census Geography – Indiana | publisher=U.S. Census Bureau | date =2011-12-22 | url=http://www.census.gov/geo/www/guidesloc/guide_main.html | accessdate=2012-08-13}}</ref><ref>Indiana's territorial capitals were Vincennes and later Corydon, which also became Indiana's first state capital when it became a state.</ref>。国内では第12位である。 |
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* [[インディアナポリス]] |
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=== 大都市圏 === |
=== 大都市圏 === |
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以下のインディアナ州の都市は[[アメリカ合衆国大都市統計地域|都市圏]]の中心である。 |
以下のインディアナ州の都市は[[アメリカ合衆国大都市統計地域|大都市圏]]の中心である<ref>ref name=STATSIN>{{cite web|title=Indiana | publisher = Indiana Business Research Center, Indiana University, Kelley School of Business | url = http://www.stats.indiana.edu/profiles/profiles.asp?scope_choice=a&county_changer=18000&button1=Get+Profile&id=2&page_path=Area+Profiles&path_id=11&panel_number=1 | accessdate=2012-08-14}}</ref><ref name="census.gov">[http://factfinder2.census.gov/main.html Factfinder2.census.gov]</ref>。 |
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* [[アンダーソン (インディアナ州)|アンダーソン]] |
* [[アンダーソン (インディアナ州)|アンダーソン]] |
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* [[ブルーミントン (インディアナ州)|ブルーミントン]] - [[インディアナ大学]]本部キャンパス |
* [[ブルーミントン (インディアナ州)|ブルーミントン]] - [[インディアナ大学]]本部キャンパス |
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* [[コロンバス (インディアナ州)|コロンバス]] |
* [[コロンバス (インディアナ州)|コロンバス]] |
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* [[エルクハート (インディアナ州)|エルクハート]] |
* [[エルクハート (インディアナ州)|エルクハート]] |
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* [[エバンズビル (インディアナ州)|エバンズビル]] - 南西部。[[オハイオ川]]沿い。[[エバンズビル大学]]及び[[南インディアナ大学]]の本拠地 |
* [[エバンズビル (インディアナ州)|エバンズビル]] - 南西部。[[オハイオ川]]沿い。[[エバンズビル大学]]及び[[南インディアナ大学]]の本拠地 |
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* [[フォートウェイン]] - 北東部。州内で2番目の人口規模を誇る |
* [[フォートウェイン]] - 北東部。州内で2番目の人口規模を誇る |
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* [[ゲーリー (インディアナ州)|ゲーリー]] - 北西部。かつての[[鉄鋼]]業の中心地、全米有数の犯罪都市、[[マイケル・ジャクソン|マイケル]]及び[[ジャネット・ジャクソン]]の出身地 |
* [[ゲーリー (インディアナ州)|ゲーリー]] - 北西部。かつての[[鉄鋼]]業の中心地、全米有数の犯罪都市、[[マイケル・ジャクソン|マイケル]]及び[[ジャネット・ジャクソン]]の出身地 |
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* インディアナポリス - 州都。州の中央部 |
* インディアナポリス - 州都。州の中央部 |
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* [[ココモ (インディアナ州)|ココモ]] |
* [[コーコモー (インディアナ州)|コーコモー]] |
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* [[ラファイエット (インディアナ州)|ラファイエット]] |
* [[ラファイエット (インディアナ州)|ラファイエット]] |
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* [[ミシガンシティ (インディアナ州)|ミシガンシティ]] |
* [[ミシガンシティ (インディアナ州)|ミシガンシティ]] |
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* [[ノーブルズビル (インディアナ州)|ノーブルズビル]] |
* [[ノーブルズビル (インディアナ州)|ノーブルズビル]] |
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* [[サウスベンド (インディアナ州)|サウスベンド]] - [[ノートルダム大学]]の本拠地 |
* [[サウスベンド (インディアナ州)|サウスベンド]] - [[ノートルダム大学]]の本拠地 |
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* [[テレホート (インディアナ州)|テレホート]] |
* [[テレホート (インディアナ州)|テレホート]] - [[インディアナ州立大学]]、及び[[ローズ・ハルマン工科大学]]([[w:Rose-Hulman Institute of Technology|Rose-Hulman Institute of Technology]]) |
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=== 小都市圏 === |
=== 小都市圏 === |
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以下の都市は[[アメリカ合衆国小都市統計地域|小都市圏]]の中心である。 |
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* [[フランクフォート (インディアナ州)|フランクフォート]](Frankfort) |
* [[フランクフォート (インディアナ州)|フランクフォート]](Frankfort) |
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* [[グリーンズバーグ (インディアナ州)|グリーンズバーグ]](Greensburg) |
* [[グリーンズバーグ (インディアナ州)|グリーンズバーグ]](Greensburg) |
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* [[ハンティントン (インディアナ州)|ハンティントン]] - [[w:Huntington University]]の本拠地 |
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* [[ジャスパー (インディアナ州)|ジャスパー]](Jasper) |
* [[ジャスパー (インディアナ州)|ジャスパー]](Jasper) |
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* [[マリオン (インディアナ州)|マリオン]](Marion) |
* [[マリオン (インディアナ州)|マリオン]](Marion) |
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* [[ノース |
* [[ノースバーノン (インディアナ州)|ノースバーノン]] |
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* [[ペルー (インディアナ州)|ペルー]](Peru) |
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* [[プリマス (インディアナ州)|プリマス]] |
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* [[シーモア (インディアナ州)|シーモア]] |
* [[シーモア (インディアナ州)|シーモア]] |
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* [[ビンセンズ (インディアナ州)|ビンセンズ]](Vincennes) |
* [[ビンセンズ (インディアナ州)|ビンセンズ]](Vincennes) |
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* [[ウォバシュ (インディアナ州)|ウォバシュ]] |
* [[ウォバッシュ (インディアナ州)|ウォバッシュ]] |
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* [[ウォーソー (インディアナ州)|ウォーソー]] |
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* [[ムーアズビル (インディアナ州)|ムーアズビル]] |
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* [[モンスター (インディアナ州)|モンスター]] |
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* [[ダンビル (インディアナ州)|ダンビル]] |
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* [[プリンストン (インディアナ州)|プリンストン]] - [[トヨタ自動車]]が工場を置く。 |
* [[プリンストン (インディアナ州)|プリンストン]] - [[トヨタ自動車]]が工場を置く。 |
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* [[ニューバーグ (インディアナ州)|ニューバーグ]] |
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ファイル:Downtown_indy_from_parking_garage_zoom.JPG|[[インディアナポリス]] |
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ファイル:Downtown Fort Wayne IN.JPG|[[フォートウェイン]] |
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ファイル:Evansvilleskyline.jpg|[[エバンズビル (インディアナ州)|エバンズビル]] |
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File:South-bend-indiana.jpg|[[サウスベンド (インディアナ州)|サウスベンド]] |
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ファイル:Carmel-indiana-art-and-design-district.jpg|[[カーメル (インディアナ州)|カーメル]] |
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ファイル:Bloomington IN Kirkwood.jpg|[[ブルーミントン (インディアナ州)|ブルーミントン]] |
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ファイル:Hammond indiana22AUG2005.jpg|[[ハモンド (インディアナ州)|ハモンド]] |
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ファイル:Downtown Gary.jpg|[[ゲーリー (インディアナ州)|ゲーリー]] |
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ファイル:Fishers-in-town-hall.jpg|[[フィッシャーズ (インディアナ州)|フィッシャーズ]] |
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ファイル:Lafayette Indiana.jpg|[[ラファイエット (インディアナ州)|ラファイエット]] |
|||
ファイル:TerreHaute-Downtown-lookingsouth.jpg|[[テレホート (インディアナ州)|テレホート]] |
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File:Anderson, Indiana - Paramount Theater.JPG|[[アンダーソン (インディアナ州)|アンダーソン]] |
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</gallery></center> |
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=== 参照 === |
=== 参照 === |
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== 法律及び行政 == |
== 法律及び行政 == |
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:''情報:[[w:List of Indiana Governors|List of Indiana Governors]]、[[w:Indiana General Assembly|Indiana General Assembly]] 及び [[w:Supreme Court of Indiana|Indiana Supreme Court]]'' |
:''情報:[[w:List of Indiana Governors|List of Indiana Governors]]、[[w:Indiana General Assembly|Indiana General Assembly]] 及び [[w:Supreme Court of Indiana|Indiana Supreme Court]]'' |
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インディアナ州知事が州行政府の首長であり、州憲法に規定される州政府を運営する権限がある。州知事と副知事は4年間任期であり、大統領選挙と同じ年にある州知事選挙で、二人一組で選出される<ref name="ST"/>。州知事は連続2期を超えての就任はできない。州知事は州議会と州最高裁判所と共に州を統治し、その他の機関を調整する権限がある。知事の要請で州議会の特別会期を招集することができ、また州政府の部門、理事会、委員会ほとんど全ての長を選定あるいは罷免できる権限がある。その他の権限としては、緊急時、災害時に州軍の出動を要求すること、反逆罪や弾劾の場合を除いて犯罪者に恩赦すなわち減刑を発令すること、豊富な量の法定権利を所有することが挙げられる<ref name="ST">{{cite web|url=http://www.state.in.us/portal/files/WebPageFactsBooklet.pdf|title=Indiana Facts|publisher=State of Indiana|accessdate=2009-08-03}}</ref><ref>Indiana State Chamber of Commerce (2007), p. 10</ref><ref>{{cite web| title =Indiana Constitution Article 5| date =February 25, 1999| publisher=Indiana University| url =http://www.law.indiana.edu/uslawdocs/inconst/art-5.html|accessdate =2009-08-03 }}</ref>。副知事は州議会上院の議長を務め、上院の議決がその構成員によって実行されることを保証する責任がある。副知事は賛否同数の場合のみ議決に参加できる。州知事が死亡した場合、恒久的に執務不能になった場合、辞任した場合、あるいは弾劾が成立した場合は、副知事が知事に就任する。知事と副知事双方が不在となった場合、上院の議長代行が知事になる<ref>Indiana State Chamber of Commerce (2007), p. 13</ref>。 |
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インディアナ州議会は、定員50人の上院と、同100人の下院の[[両院制]]である<ref name="ST"/>。州議会は州政府の中で排他的立法権限がある。上下両院が法案を提出できるが、上院は歳入に影響する法案を提出する権限は無い。法案は両院で個別に議論されるが、知事に提出される前に両院を通過していなければならない<ref name="For">{{cite web| title =Indiana Constitution Article 4| date =February 25, 1999| publisher=Indiana University| url =http://www.law.indiana.edu/uslawdocs/inconst/art-4.html|accessdate =2009-08-03 }}</ref>。議会で成立した法は例外なく州全体に適用される必要がある。特定の社会のみを対象にした法を作る権限はない<ref name="For"/><ref>Indiana State Chamber of Commerce (2005), p. 11</ref>。裁判所の大きさやその管轄範囲を調整することで司法権を管理できる。行政府の行動を監視することや、州内の郡政府を限られた範囲で規制することができ、インディアナ州憲法を変更する方法を発議する排他的権限がある<ref name="For"/><ref>Indiana State Chamber of Commerce (2005), p. 14</ref>。 |
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インディアナ州最高裁判所には5人の判事、控訴裁判所には15人の判事が任命されている。州知事は特別委員会が選んだ候補者の中から各裁判所の判事を選定する。判事の任期は10年間であるが、2年間務めた後に州民の審査を受けなければならない<ref name="ST"/>。ほとんど全ての訴訟において、最高裁判所は第一審とはならず、下級裁判所で審問された訴訟で上訴されたもののみを扱う。地方巡回裁判所が通常の第一審となり、判決は陪審員が決める。特定の場合、すなわち法の執行、下級裁判所に指名された判事の規律や資格剥奪、および州内の別の下級裁判所で判決されたことの監視については、最高裁判所が第一審となり唯一の司法権がある<ref name="Fur">{{cite web| title =Indiana Constitution Article 7| date =February 25, 1999| publisher=Indiana University| url =http://www.law.indiana.edu/uslawdocs/inconst/art-7.html|accessdate =2009-08-03 }}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.in.gov/judiciary/supreme/appellate.html|title=Appellate Process|publisher=State of Indiana|date=February 4, 2009|accessdate=2009-08-03}}</ref>。 |
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インディアナ州は92の郡に区分され、郡政府は郡行政委員会が指導している。90の郡には独自の巡回裁判所があり、1人の判事が6年間任期で選出されている。残り2つの郡である[[ディアボーン郡 (インディアナ州)|ディアボーン郡]]と[[オハイオ郡 (インディアナ州)|オハイオ郡]]は2郡で1つの巡回裁判所を持っている。多くの郡では巡回裁判所に加えて上級裁判所を持っている。訴訟業務負荷の大きい人口の多い郡にあっては、少年犯罪、刑事事件、検認、あるいは小さな訴訟のみを審問するために別の裁判所が作られている。これら付加的裁判所の設立、開廷頻度および管轄範囲は郡ごとに大きく異なっている。自治体では85の都市と町に地方条例で創設された裁判所があり、通常は小さな事件や裁判記録に値しないと考えられる案件を扱っている。選挙で選ばれる郡の役人としては、監査官、記録官、財務官、保安官、検死官、巡回裁判所事務官などがあり、任期は4年間である。法人化された都市全ては市長と市政委員会で市政府を構成している。町は町政委員会で統治され、郡区は郡区信託助言委員会で統治されている<ref name="ST"/><ref>[http://www.in.gov/judiciary/about/04-trialcourts.html Retrieved October 1, 2011]</ref>。 |
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=== 政治 === |
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{{main|w:Politics of Indiana}} |
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{| class="wikitable" style="float:right; font-size:76%;" |
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|+ '''大統領選挙の結果'''<ref>{{cite web|url=http://uselectionatlas.org/RESULTS/compare.php?year=2008&fips=18&f=1&off=0&elect=0&type=state|title=Presidential General Election Results Comparison – Indiana|publisher=US Election Atlas|accessdate=December 31, 2009|author=Leip, David}}</ref> |
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! 年 |
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! [[共和党 (アメリカ)|共和党]] |
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! [[民主党 (アメリカ)|民主党]] |
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| style="background: #f0f0ff"|[[2008年アメリカ合衆国大統領選挙|2008年]] |
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| style="background: #fff3f3"| 48.83% ''1,345,648'' |
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| style="background: #f0f0ff"|'''49.86%''' ''1,374,039'' |
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| style="background: #fff3f3"|[[2004年アメリカ合衆国大統領選挙|2004年]] |
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| style="background: #fff3f3"|'''59.94%''' ''1,479,438'' |
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| style="background: #f0f0ff"| 39.26% ''969,011'' |
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| style="background: #fff3f3"|[[2000年アメリカ合衆国大統領選挙|2000年]] |
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| style="background: #fff3f3"|'''56.65%''' ''1,245,836'' |
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| style="background: #f0f0ff"| 41.01% ''901,980'' |
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| style="background: #fff3f3"|[[1996年アメリカ合衆国大統領選挙|1996年]] |
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| style="background: #fff3f3"|'''47.13%''' ''1,006,693'' |
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| style="background: #f0f0ff"| 41.55% ''887,424'' |
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| style="background: #fff3f3"|[[1992年アメリカ合衆国大統領選挙|1992年]] |
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| style="background: #fff3f3"|'''42.91%''' ''989,375'' |
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| style="background: #f0f0ff"| 36.79% ''848,420'' |
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| style="background: #fff3f3"|[[1988年アメリカ合衆国大統領選挙|1988年]] |
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| style="background: #fff3f3"|'''59.84%''' ''1,297,763'' |
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| style="background: #f0f0ff"| 39.69% ''860,643'' |
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| style="background: #fff3f3"|[[1984年アメリカ合衆国大統領選挙|1984年]] |
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| style="background: #fff3f3"|'''61.67%''' ''1,377,230'' |
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| style="background: #f0f0ff"| 37.68% ''841,481'' |
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| style="background: #fff3f3"|[[1980年アメリカ合衆国大統領選挙|1980年]] |
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| style="background: #fff3f3"|'''56.01%''' ''1,255,656'' |
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| style="background: #f0f0ff"| 37.65% ''844,197'' |
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| style="background: #fff3f3"|[[1976年アメリカ合衆国大統領選挙|1976年]] |
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| style="background: #fff3f3"|'''53.32%''' ''1,183,958'' |
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| style="background: #f0f0ff"| 45.70% ''1,014,714'' |
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| style="background: #fff3f3"|[[1972年アメリカ合衆国大統領選挙|1972年]] |
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| style="background: #fff3f3"|'''66.11%''' ''1,405,154'' |
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| style="background: #f0f0ff"| 33.34% ''708,568'' |
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| style="background: #fff3f3"|[[1968年アメリカ合衆国大統領選挙|1968年]] |
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| style="background: #fff3f3"|'''50.29%''' ''1,067,885'' |
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| style="background: #f0f0ff"| 37.99% ''806,659'' |
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| style="background: #f0f0ff"|[[1964年アメリカ合衆国大統領選挙|1964年]] |
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| style="background: #fff3f3"| 43.56% ''911,118'' |
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| style="background: #f0f0ff"|'''55.98%''' ''1,170,848'' |
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| style="background: #fff3f3"|[[1960年アメリカ合衆国大統領選挙|1960年]] |
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| style="background: #fff3f3"|'''55.03%''' ''1,175,120'' |
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| style="background: #f0f0ff"| 44.60% ''952,358'' |
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1880年から1924年の間、インディアナ州出身者が大統領選挙の1つを除いて全てに候補者となった。1880年大統領選挙では、アメリカ合衆国下院議員のウィリアム・ヘイデン・イングリッシュが民主党副大統領候補に指名され、[[ウィンフィールド・スコット・ハンコック]]と共に出馬した<ref>Gray (1977), p. 23</ref>。1884年、元州知事の[[トーマス・A・ヘンドリックス]]が副大統領に当選した。ヘンドリックスは[[グロバー・クリーブランド]]大統領の下で、1885年11月25日に死亡するまで務めた<ref>Gray (1977), p. 82</ref>。1888年、インディアナ州上院議員[[ベンジャミン・ハリソン]]が大統領に選ばれ、1期を務めた。インディアナ州から大統領になった唯一の者となっている。1904年には上院議員[[チャールズ・W・フェアバンクス]]が副大統領に当選し、[[セオドア・ルーズベルト]]大統領の下で1913年まで務めた<ref>Gray (1977), p. 118</ref>。1912年、フェアバンクスは[[チャールズ・エヴァンズ・ヒューズ]]と共に再度副大統領候補として出馬したが、[[ウッドロウ・ウィルソン]]とインディアナ州知事の[[トーマス・R・マーシャル]]の組み合わせに敗れた。マーシャルは1913年から1921年まで副大統領を務めた<ref>Gray (1977), p. 162</ref>。その後1988年までは候補者を出さなかったが、この年、[[ダン・クエール]]上院議員が[[ジョージ・H・W・ブッシュ]]大統領の副大統領に当選し、1期を務めた<ref name="FW"/>。 |
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インディアナ州は昔から[[共和党 (アメリカ)|共和党]]の強い地盤と考えられてきた<ref>{{cite news | agency=Associated Press | title=Indiana poll shows tight race with McCain, Obama |publisher=Fox News Channel | url=http://www.foxnews.com/wires/2008Oct01/0,4670,Poll2008Indiana,00.html | date=October 1, 2008 | accessdate=2009-08-10}}</ref><ref>{{cite news | last=Purnick | first=Joyce | title=The 2006 Campaign: Struggle for the House; In a G.O.P. Stronghold, 3 Districts in Indiana Are Now Battlegrounds |work=The New York Times | url=http://query.nytimes.com/gst/fullpage.html?res=9D0CEFDA163FF932A15753C1A9609C8B63 | date=October 21, 2006 | accessdate=2009-08-10}}</ref>。特に大統領選挙ではその傾向が強かったが、現在のクック投票動向指数では共和党の+5であり、共和党支持州28州の中では9番目に低い数字となっている。1940年の大統領選挙では、共和党の[[ウェンデル・ウィルキー]]を支持した10州の1つになった<ref name="FW"/>。14回の選挙では共和党候補が民主党候補に2桁以上の支持率差で勝利しており、このうち6回は20%以上の差を付けた<ref name="Atlas"/>。2000年と2004年の場合、[[ジョージ・W・ブッシュ]]大統領が大差で州を制したが、全国的には接戦だった。1900年以降で民主党候補を支持したのは5回のみである。1912年、ウッドロウ・ウィルソンが総投票数の43%を獲得して1位となり、インディアナ州を制した最初の民主党候補となった。その20年後の1932年、[[フランクリン・ルーズベルト]]が55%の支持率で現職の[[ハーバート・フーバー]]を破った。ルーズベルトは1936年にも勝利した。1964年、民主党候補[[リンドン・B・ジョンソン]]が56%の支持を得て、共和党の[[バリー・ゴールドウォーター]]を破った。さらに44年後の2008年、民主党の[[バラク・オバマ]]が50%対49%という接戦で共和党の[[ジョン・マケイン]]を破った<ref>{{cite web | last=McPhee | first=Laura | title=Indiana's historic vote for Obama |work=NUVO | url=http://www.nuvo.net/news/article/indianas-historic-vote-obama | date=November 12, 2008 | accessdate=2009-08-10}}</ref>。 |
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大統領選挙では1900年以降民主党候補が勝ったのは5回のみだが、知事選挙では11回勝利している。2005年に[[ミッチ・ダニエルズ]]が州知事になる前の16年間は民主党知事だった。連邦議会には2人の上院議員と9人の下院議員を送っている。大統領選挙の選挙人数は11人である<ref name="Atlas"/>。アメリカ合衆国下院議員選挙区9つのうち7つはクック投票動向指数で共和党寄りだが、現在は6人が共和党員、3人が民主党員となっている。共和党は昔から東部と中央部で強く、民主党は北西部で強かった。州南部の特定郡は時によって民主党支持である。最も人口の多いマリオン郡は1968年から2000年まで共和党候補を支持し、その後の2004年と2008年は民主党支持に戻った。2番目に人口の多いレイク郡は民主党の強力な地盤であり、1972年以降共和党候補を支持していない<ref name="Atlas">{{cite web | title=Presidential General Election Map Comparison | publisher=uselectionatlas.org | url=http://uselectionatlas.org/RESULTS/comparemaps.php?year=2008&fips=18&f=1&off=0&elect=0 | accessdate=2009-08-11}}</ref>。2005年、投票調査所のベイエリア・センターは2004年の大統領選挙結果に基づき、全国の人口10万人以上237都市でリベラルと保守の分類を行った。インディアナ州では5都市が入った。リベラル側ではゲーリー市が第2位、サウスベンド市が第83位となった。保守側ではフォートウェインが第44位、エバンズビルが第60位、インディアナポリス市が第82位となった<ref>{{cite web | last=Modie | first=Neil | title=Where have Seattle's lefties gone? |work=Seattle Post-Intelligencer | url=http://www.seattlepi.com/local/236320_liberal12.html | date=August 12, 2005 | accessdate=2009-08-11}}</ref>。 |
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== 経済 == |
== 経済 == |
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[[ファイル:North-manchester-indiana.jpg|thumb|right|250px|インディアナ州北部の多くは[[ノースマンチェスター (インディアナ州)|ノースマンチェスター]]と同様な、小さい町が点在するたいへん平坦な農場地域である。]] |
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[[ファイル:2002 IN Proof.png|thumb|150px|インディアナ州の4分の1ドル硬貨]] |
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2000年時点でインディアナ州の労働力は3,084,100人だった<ref>{{cite web| title =Economic Base| publisher=City of Valparaiso| url =http://www.ci.valparaiso.in.us/planning/ComprehensivePlan/CompPlan/ChapterI.pdf| accessdate =2009-11-02 }}</ref>。2010年の州総生産は2,757億米ドルである<ref>{{cite web|title=GDP by State|url=http://greyhill.com/gdp-by-state|publisher=Greyhill Advisors|accessdate=September 7, 2011}}</ref>。収入の多くは製造業から来ている<ref>{{cite web | title=Indiana Economy at a Glance | publisher=U.S. Bureau of Labor Statistics | url=http://stats.bls.gov/eag/eag.in.htm | accessdate=2007-01-11}}</ref>。州北西部のカルメット地域は国内最大級の鉄鋼生産地である。他にも薬品と医療機器、自動車、電気機器、輸送機器、化学製品、石油・石炭製品、加工機械が製造されている。 |
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このように製造業に対する依存度が高いが、[[ラストベルト]]と呼ばれる隣接州に比べて製造業衰退の影響はあまり受けていない。これは労働市場ににおける特徴で説明できる。まず加工機械や鉄鋼などの重工業は高度に熟練した労働者を求めており、企業は育成の難しい技術が既に存在するところに拠点を求めることが多い。次にインディアナ州の労働力は大規模で高賃金の大都市圏よりも中小の規模の都市にある。このことで企業は通常よりも安い賃金で熟練労働者を雇用できる。企業は平均よりも低い賃金で平均よりも高い熟練度を得られるチャンスがあると見ている<ref>{{cite journal |title=Manufacturers in Indiana | publisher=Purdue University Center for Rural Development | date=July 19, 1998}}</ref>。 |
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インディアナ州はトウモロコシ地帯 ([[w:Corn Belt]]) 内に位置していて、この州の農業方法及び主な農場はこれを反映して生産を行っている:豚及び牛を太らせるために、トウモロコシを栽培する飼育場形式システム。[[ダイズ|大豆]]もまた主要な換金作物である。イリノイ州[[シカゴ|シカゴ市]]である、この州の親密な最大都市中心部は酪農業、卵生産、及び園芸に見られる専門を保証している。特製収穫物はメロン (ウォバシュ・バレー南部)、トマト(インディアナ州中央部内に集中)、ブドウ、及びハッカ(出典:USDA 収穫物プロフィール)が含まれる。それに加え、インディアナ州はかなりの量の[[タバコ]]の生産者がいる。ここは元々の土地の多くが大草原でなく落葉性の木々が点在している事を思い起こされる。多くの隔絶された森林地が存在する一部、南部の多く、丘の多い地域は深い森林となっている (この州の一部でローカル家具市場領域をサポートする環境)。 |
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インディアナ州はトウモロコシ地帯 ([[コーンベルト]])と穀物地帯(グレインベルト)に位置していて、この州の農業方法及び主な農場はこれを反映して生産を行っている。豚及び牛を太らせるために、トウモロコシを栽培する飼料・飼育直結システムがある。[[ダイズ|大豆]]もまた主要な換金作物である。インディアナポリス市やイリノイ州[[シカゴ|シカゴ市]]のような大都市圏に近く、酪製品、卵、及び園芸品への需要が保証されている。その他の農産物では、メロン (ウォバッシュ・バレー南部)、トマト(インディアナ州中央部内に集中)、ブドウ、ハッカ(出典:USDA 収穫物プロフィール)、製菓用トウモロコシがある。それに加え、インディアナ州南部にはかなりの量の[[タバコ]]の生産者がいる<ref>{{cite web | title=USDA Crop Profiles | publisher=United States Department of Agriculture | url=http://cipm.ncsu.edu/cropprofiles/cplist.cfm?org=state | accessdate=2006-11-20 |archiveurl = http://web.archive.org/web/20070223130933/http://cipm.ncsu.edu/cropprofiles/cplist.cfm?org=state |archivedate = February 23, 2007}}</ref>。ここは元々の土地の多くが大草原でなく落葉性の木々を伐採する必要性があった。州南部に森林の多くが残っており、家具製造業の支えになっている。 |
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インディアナのGDPの高い比率は製造業からきている。インディアナ州北西部のCalumet地域はアメリカ合衆国内の最大な[[鋼|スチール]]生産地域であり、この活況はたいへん大きく多量の電力も必要とされる。インディアナ州の他の製造業は自動車、電気設備、化学製品、ゴム、[[石油]]及び石炭製品、並びに産業機械が含まれる。それに加えて、インディアナ州は国際的な製薬会社[[イーライリリー・アンド・カンパニー]]の本部、同じくMead Johnson Nutritionals の本部、[[ブリストルマイヤーズ・スクイブ]]の一部門ジマー社がある。北部内の、[[エルクハート (インディアナ州)|エルクハート]]も製薬業の強い経済を基盤としているが、これは1990年代のホワイトホール製薬所の閉鎖に伴う過去10年間以上変化がなく独[[バイエル (企業)|バイエル]]の大きな集合棟の誘致計画は2005年後半に発表された。 |
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インディアナポリス市には州内最大企業である製薬会社[[イーライリリー・アンド・カンパニー]]の国際本社と研究開発施設があり、またエバンズビル市にはミード・ジョンソン・ニュートリショナルズの世界本社がある<ref>[http://wndu.com/news/112005/news_46007.php WNDU-TV: News Story: Bayer is leaving Elkhart – November 16, 2005]</ref>。インディアナ州は薬品の販売額と出荷額で国内第5位の州であり、私物薬学関連の雇用数では第2位である<ref>{{cite web | title=Economy & Demographics | publisher=Terre Haute Economic Development Co. | url=http://www.terrehauteareaedc.com/econ_industry.htm | accessdate=2007-01-30}}</ref>。 |
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雑誌「CEO」では、事業を進めるために最良の場所ランキングで、インディアナ州を中西部の第1位、国内第6位に推した<ref>{{cite web|url=http://chiefexecutive.net/best-worst-states-for-business |title=Best/Worst States for Business | ChiefExecutive.net | Chief Executive Magazine |publisher=ChiefExecutive.net |date=May 3, 2011 |accessdate=2011-12-10}}</ref>。 |
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インディアナ州は3.4%の均一な州所得税率([[w:Income tax|Income tax]])を採用している。また、大部分のインディアナ州の郡は所得税を徴収している。州の消費税率([[w:Sales tax|Sales tax]])は6%である。固定資産税([[w:Property tax|Property tax]])はインディアナ州内の不動産及び個人所有物の両方が課税対象となり、Department of Local Government Finance によって管理されている。 |
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=== 主な会社など === |
=== 主な会社など === |
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インディアナ州に本拠地のある企業には以下のようなものがある。 |
インディアナ州に本拠地のある企業には以下のようなものがある。 |
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* コンセコ |
* コンセコ |
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=== 世帯と個人の収入 === |
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2010年国勢調査時点で、インディアナ州の世帯当たりの収入中央値は 44,616米ドルであり、国内50州とコロンビア特別区を含めて第36位である<ref>{{cite web |title = Overview for Indiana | publisher=Indiana Business Research Center, Indiana University Kelley School of Business |date =2012-08-01 |url = http://www.stats.indiana.edu/uspr/a/us_profile_frame.html |accessdate =2012-08-14}}</ref>。2005年の推計での値は 43,993米ドルだった。世帯総数の約20%にあたる498,700世帯が、年間収入5万ドルから74,999ドルの間に入っていた<ref name="Justis 2006">{{cite web| last =Justis| first =Rachel M| title =Household Income Varies by Region and Race| publisher=Indiana University| year =2006| url =http://www.ibrc.indiana.edu/ibr/2006/fall/article2.html| accessdate =2009-10-29 }}</ref>。 |
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* [[農業]] - [[ダイズ]] |
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* [[自動車]] |
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ハミルトン郡の世帯当たりの収入中央値は州平均よりも35,000米ドル近く高い 78,932米ドルであり、国内の人口25万人未満の郡の中では第7位である。その次に来るのがやはりインディアナポリス市の郊外にあるヘンドリックス郡の 57,538米ドル、ジョンソン郡の56,251米ドルとなっている<ref name="Justis 2006"/>。 |
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2003年時点で、インディアナ州の一人当たりの収入は28,783米ドルだった。 |
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=== 州予算 === |
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インディアナ州は法または憲法で州財政を平衡させるよう要求していない。その代わりに負債を負うことを憲法で禁じている。困窮時の蓄えとして支出に比例した内部留保を持っている。個別条項拒否権を認めない数少ない州の1つである。 |
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インディアナ州は3.4%の均一な州所得税率を採用している。また、多くのインディアナ州の郡は所得税を付加徴収している。州の消費税率は7%であり、食品、処方箋薬品、カウンター越しの薬品は免税にしている<ref>{{cite web|title=State Sales Tax Rates|url=http://www.money-zine.com/Financial-Planning/Tax-Shelter/State-Sales-Tax-Rates/|publisher=Money-Zine.com|accessdate=January 26, 2012}}</ref>。特定の区域では、調理された料理や飲料の販売について、1%(マリオン郡のみ2%)の飲食税を付加している<ref>{{cite web|title=INDIANA Retail Sales Tax & Use Tax|url=http://www.in.gov/dor/files/brochure3.pdf|work=Indiana Department of Revenue|publisher=State of Indiana|accessdate=January 26, 2012}}</ref> 。 |
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資産税はインディアナ州内の不動産及び個人所有物の両方が課税対象となり、地方政府財務部によって管理されている。様々な課税主体(教育学区、郡、郡区、都市と町、図書館)が資産に対して課税することができ、その税率は資産がある場所の課税主体の税率を加算したものになる。しかし、2008年3月19日に「回路ブレーカー法」が成立し、家屋所有者の資産価値の1%、賃貸用資産の2%、事業資産の3%に上限が決められた。 |
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2011年予算年度では、アメリカ合衆国の州の中でも最大の歳入超過となり、その額は12億米ドルだった。ミッチ・ダニエルズ州知事は2011年7月15日に州の雇員に最大1,000ドルのボーナス支給を承認した。8月の給与支給日に「期待通り」の雇員には500ドル、「期待以上」の雇員には750ドル、「傑出した働き」の雇員には1,000ドルが支払われた<ref>{{cite web|url=http://www.washingtontimes.com/news/2011/jul/17/many-states-celebrate-surpluses-as-congress-strugg/ |title=Many states celebrate surpluses as Congress struggles with debt |work=Washington Times |date=July 17, 2011 |accessdate=2011-12-10}}</ref>。 |
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=== エネルギー === |
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インディアナ州は主に化石燃料、中でも石炭から発電を行っている。24か所の石炭火力発電所があり、国内最大のギブソン発電所もある。ギブソン発電所はマウントカーメル市のウォバッシュ川対岸にある。ニューオルバニーの西には、国内最大の[[二酸化硫黄]]排出量となっている石炭焚き発電所のギャラガー発電所もある<ref>[http://www.ens-newswire.com/ens/jul2007/2007-07-26-05.asp Ens-newswire.com]</ref> 。 |
|||
州内の石炭推計埋蔵量は570億トンであり、毎年3,500万トンの石炭を採掘している<ref>{{cite web|url=http://igs.indiana.edu/coal/index.cfm|title=Coal in Indiana|author=Indiana Geological Survey|publisher=Purdue University|accessdate=2010-10-19}}</ref>。風力、水力、[[バイオマス]]、太陽光のような再生可能資源の利用を増加させようとしてきたが、州南部に豊富な石炭資源があることもあって歩みが鈍い。新しい発電所の大半は石炭ガス化プラントである。 |
|||
[[太陽光発電]]や[[風力発電]]は開発中であり、[[地熱発電]]は商業的に使われている状態である。2006年の試算で、風力発電の可能性は、タービン高さ50 mで30 MW、70 mで40,000 MW、100 mで130,000 MWとなっている<ref>[http://www.indianacleanpower.org/renewableresources.html Indiana's Renewable Energy Resources] Retrieved August 20, 2008</ref>。2011年時点で総発電量1,340 MWの風力発電を据え付けてきた<ref>[http://www.windpoweringamerica.gov/wind_installed_capacity.asp U.S. Installed Wind Capacity]</ref>。 |
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;2009年の発電量 |
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{| class="wikitable sortable" style="text-align:center;" |
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|- |
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! 燃料 |
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! 発電容量 |
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! 消費率 |
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! 発電に対する比率 |
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! 発電所数 |
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|- |
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| '''石炭''' |
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| 22,190.5 MW |
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| 63% |
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| 88.5% |
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| 28か所 |
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|- |
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| '''天然ガス''' |
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| 2,100 MW |
|||
| 29% |
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| 10.5% |
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| 15 施設 <br /> *ピーク対応に使われる |
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|- |
|||
| '''風力''' <br /> 急成長している |
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| 530.5 MW <br /> 1,836.5 MW <br /> 建設中のものが完成したとき |
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| ? |
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| ? |
|||
| 4 か所 <br /> 約 1,000–1,100 基 |
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|- |
|||
| '''[[石炭ガス化]]''' |
|||
| 600 MW |
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| ? |
|||
| ? |
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| 1 建設中 |
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|- |
|||
| '''石油''' |
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| 575 MW |
|||
| 7.5% |
|||
| 1.5% |
|||
| 10 か所 |
|||
|- |
|||
| '''[[水力]]''' |
|||
| 64 MW |
|||
| 0.0450% |
|||
| 0.0100% |
|||
| 1 か所 |
|||
|- |
|||
| '''[[バイオマス]]''' |
|||
| 28 MW |
|||
| 0.0150% |
|||
| 0.0020% |
|||
| 1 施設 |
|||
|- |
|||
| '''木材とゴミ''' |
|||
| 18 MW |
|||
| 0.0013% |
|||
| 0.0015% |
|||
| 3 か所 |
|||
|- |
|||
| '''[[地熱]]と[[太陽光]]''' |
|||
| 0 MW |
|||
| 0.0% |
|||
| 0.0 |
|||
| なし |
|||
|- |
|||
|'''[[原子力]]''' |
|||
| 0 MW |
|||
| 0.0% |
|||
| 0.0 |
|||
| なし |
|||
|- |
|||
|'''総計l''' |
|||
|22,797.5 MW <br /> * 風力発電最大のとき |
|||
|100 % |
|||
|100 % |
|||
|46 か所 |
|||
|} |
|||
== 交通 == |
|||
=== 空港 === |
|||
{{See also|w:List of airports in Indiana}} |
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[[インディアナポリス国際空港]]はインディアナポリス大都市圏の用に供し、新しい旅客ターミナルの建設を終えたところである。新空港は2008年11月にオープンし、新しい中央旅客ターミナル、コンコース、航空管制塔、駐車場ができ、滑走路とエプロンが改善された<ref>{{cite web | title=New Indianapolis Airport | publisher=Indianapolis Airport Authority | url=http://www.newindianapolisairport.com | accessdate=2007-01-06}}</ref>。 |
|||
その他の空港としては、エバンズビル地域空港、フォートウェイン国際空港(州空軍の戦闘機大隊と供用)、サウスベンド地域空港がある。[[ゲーリー・シカゴ国際空港]]をシカゴの第3の空港とする提案が以前から行われており、2006年初期にその後10年間で4,800万米ドルの連邦予算が承認され、計画が進行している<ref>{{cite web | title=Gary Airpport Gets Millions in Federal Funding | publisher=CBS Channel 2 | url=http://cbs2chicago.com/topstories/local_story_016180843.html | accessdate=2006-10-18}} {{Dead link|date=October 2010|bot=H3llBot}}</ref>。 |
|||
テレホート国際空港は航空会社の便を運行せず、民間の用に供している。1954年以来インディアナ州空軍第181戦闘機大隊が駐留していた。しかし、2005年の基地再編計画で181戦闘機大隊はその役目を終え、F-16戦闘機が去って、一般用途のみになった。 |
|||
州南部では、オハイオ川を渡ったケンタッキー州ルイビルの[[ルイビル国際空港]]が利用できる。南東部はやはりオハイオ川対岸のケンタッキー州フローレンスにある[[シンシナティ・ノーザンケンタッキー国際空港]]がある。北西部はシカゴ都市圏にあり、[[シカゴ・オヘア国際空港]]と[[シカゴ・ミッドウェー国際空港]]を利用している。 |
|||
=== 高規格道路 === |
|||
{{See also|w:List of Interstate Highways in Indiana|w:List of U.S. Routes in Indiana|w:List of State Roads in Indiana}} |
|||
インディアナ州には[[州間高速道路]]として、64号線、164号線、65号線、265号線、465号線、865号線、69号線、469号線、70号線、74号線、80号線、90号線、94号線、275号線が通っている。インディアナポリス市内と周辺では様々な高規格道路が交差し、昔から主要鉄道や州を横切っていた運河の中継点になっている位置づけと共に、「アメリカの交差点」という州のモットーの根源になっている。州交通省が維持する州道も多い。これらは[[アメリカ国道]]と同じような番号付け方法を採っている。異なるクラスにある道路が同じ番号を持つことができる。例えば、州間高速道路64号線とインディアナ州道64号線が互いに近接して存在するが、特に関連がある訳ではない。 |
|||
=== 郡道 === |
|||
インディアナ州の大半の郡は格子状に配列された郡道を使っている。この仕組みが昔の無作為につけられた番号と名前の道路体系に代わり、識別しやすくなっている。この仕組みは氷河に削られて平らになっている北部や中央部ではうまく機能している。州の南側3分の1は田園部で、格子状配列が難しく、非体系的な命名になっている。 |
|||
北部の郡には、格子配列を行わない、あるいは部分的に導入する郡もある。ダイアモンド状配列を行っている郡もある。ノックス郡はかつて異なる2つの測量格子に基づいて配列されていたために、2つの格子状配列を用いていたが、その後道路名を用い、道路を組み合わせることに決めた。 |
|||
サウスベンド市が主要都市であるセントジョセフ郡の格子体系は、南北方向の道路にアルファベット順に木の名前をつけ、東西方向の道路にはやはりアルファベット順に著名人の名を付けた。ハミルトン郡はインディアナポリス市中心街からの番号を継承し、郡内は96番通りからティプトン郡と接する296番通りまで続いている。 |
|||
=== 鉄道 === |
|||
州内には全長4,255マイル (6,800 km) の鉄道路線があり、その91%が[[CSXトランスポーテーション]]や[[ノーフォーク・サザン鉄道]]など[[一級鉄道]]会社により運営されている。その他の一級鉄道会社としては、[[カナディアン・ナショナル鉄道]]、[[カナダ太平洋鉄道]]の子会社である[[スー・ライン鉄道]]、および[[アムトラック]]がある。残り9%は地元の鉄道会社37社が運行している。シカゴからサウスベンドには最も重要な通勤線である[[サウスショアー線]]がある。2002年にパーソンズ・コーポレーションが策定した計画に沿って、鉄道の整備を進めている<ref>{{cite web | title=Indiana Rail Plan | publisher=Indiana Department of Transportation | url=http://www.in.gov/indot/3065.htm|accessdate=2012-10-27}}</ref>。インディアナポリス市にあるモノン・トレイルなど多くの余暇用トレイルは廃線跡を利用して造られてきた。 |
|||
=== 港 === |
|||
州内からは毎年水路によって7,000万トン以上の貨物を出荷している。これは国内50州の中で第14位である。州境の半分以上が水路であり、ミシガン湖から五大湖セントローレンス・シーウェイとオハイオ川を使う内陸ウォータウェイシステムという2つの水上輸送路に直接アクセスできる。その延長は400マイル (640 km) ある。州港湾部がバーンズハーバー、ジェファーソンビル、マウントバーノンの3港を運営している<ref>{{cite web | title=Ports of Indiana Website | url=http://www.portsofindiana.com | accessdate=2007-01-07}}</ref> 。 |
|||
エバンズビルでは、公共3つと民間幾つかの港湾施設があり、オハイオ川を運行する5つの貨物船ラインが年中利用している。エバンズビルは125年前から税関港になっている。このことで国際貨物を保税で積み卸しできる。国際貨物は海岸の港ではなく、エバンズビルで入関できる。 |
|||
== 教育 == |
== 教育 == |
||
1816年に制定されたインディアナ州憲法により、国内では初めて公共教育に州の予算を充てることになった。公立大学に1郡区相当の土地も確保した。しかしその計画は開拓時代にはあまりに理想的過ぎたので、税金を流用できなかった。1840年代、ケイレブ・ミルズが税金で支える学校の必要性を提唱し、1851年の新憲法にその提案が入れられた。 |
|||
公立学校体系の成長は法律的な問題で滞ったが、1870年には多くの公立小学校が使われていた。子供の大半は公立学校に通ったが、10%近くは私立学校や教区学校に入学した。大学生のほぼ半分は州が支援する4年制学校に入った。 |
|||
州最大の教育機関は[[インディアナ大学]]であり、その旗艦校は1820年にインディアナ神学校として設立されたものである。1865年に師範学校として[[インディアナ州立大学]]が設立された。[[パデュー大学]]は1869年に[[ランドグラント大学|公有地貸与大学]]として認可された。このほか、ビンセンズ大学(1802年設立)、[[ボールステイト大学|ボール州立大学]](1918年設立)、南インディアナ大学(1965年設立)が独立系州立大学となった。 |
|||
私立のカレッジと大学の多くは宗教系のものである。[[ノートルダム大学]]とセントフランシス大学は人気のあるローマ・カトリック系大学である。プロテスタント系大学としては、アンダーソン大学、バトラー大学、テイラー大学、[[デポー大学]]、アールハム・カレッジ、ヴァルパレーゾ大学<ref name="ST"/>、エバンズビル大学がある。 |
|||
テイラー大学は中西部の地域カレッジ109校の中で、USニューズ・サーベイによるアメリカの最良のカレッジの第1位に5年連続してなった<ref name="Best Update">[http://www.taylor.edu/news/taylor-university-ranked-number-one-in-u-s-news-survey-for-the-fifth-straight-year Taylor University Ranked Number One in U.S.News Survey for the Fifth Straight Year]</ref>。さらにローズ・ハルマン工科大学は同雑誌による最良の工科大学院過程に2000年以降ランクされている<ref>[http://colleges.usnews.rankingsandreviews.com/best-colleges/rose-hulman-institute-of-technology-152318/overall-rankings U.S. News Best Colleges Rankings], U.S. News & World Report, retrieved September 16, 2011</ref><ref>[http://www.rose-hulman.edu/news/on-campus/rose-hulman-1.aspx Rose-Hulman Tops U.S. News & World Report’s Undergraduate Engineering List for 13th Straight Year], Rose-Hulman Institute of Technology, retrieved September 16, 2011</ref>。 |
|||
アイビー工科コミュニティカレッジは国内最大の州全体に渡る単一学部を持つ[[コミュニティカレッジ]]である。毎年20万人近い学生が利用する州最大の公共高等教育機関となっている。 |
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=== 単科及び総合大学 === |
=== 単科及び総合大学 === |
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{| |
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412行目: | 775行目: | ||
* [[w:Christian Theological Seminary]] |
* [[w:Christian Theological Seminary]] |
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* Concordia Theological Seminary Fort Wayne |
* Concordia Theological Seminary Fort Wayne |
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* [[デ |
* [[デポー大学]] |
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* [[w:Earlham College]] |
* [[w:Earlham College]] |
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* [[w:Franklin College]] |
* [[w:Franklin College]] |
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=== スポーツチーム === |
=== スポーツチーム === |
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{| width="600px" |
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|- valign=top |
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|width="35%"| |
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* [[インディアナポリス・コルツ]], [[NFL]] |
* [[インディアナポリス・コルツ]], [[NFL]] |
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* [[インディアナ・ペイサーズ]], [[NBA]] |
* [[インディアナ・ペイサーズ]], [[NBA]] |
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* [[インディアナ・フィーバー]], [[WNBA]] |
* [[インディアナ・フィーバー]], [[WNBA]] |
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* [[インディアナポリス・アイス]], [[セントラル・ホッケー・リーグ|CHL]] |
* [[インディアナポリス・アイス]], [[セントラル・ホッケー・リーグ|CHL]] |
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|width="35%"| |
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* [[マイナーリーグ]] |
* [[マイナーリーグ]] |
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** [[インディアナポリス・インディアンズ]] (3A) |
** [[インディアナポリス・インディアンズ]] (3A) |
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* 州の花 - [[牡丹|ボタン]] |
* 州の花 - [[牡丹|ボタン]] |
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* 州の木 - [[ユリノキ]] |
* 州の木 - [[ユリノキ]] |
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* 州の川 - |
* 州の川 - ウォバッシュ川 |
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<!-- |
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* 州のモットー - |
* 州のモットー - |
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--> |
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=== 交通 === |
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* 主要な[[州間高速道路]]は |
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* 州内の空港 |
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** [[インディアナポリス国際空港]] (IND) |
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** フォートウェイン国際空港 (FWA) |
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** サウスベンド市営空港 (SBN) |
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=== 日本の姉妹都市 === |
=== 日本の姉妹都市 === |
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* ([[島根県]][[雲南市]]) - ([[リッチモンド (インディアナ州)|リッチモンド市]]) |
* ([[島根県]][[雲南市]]) - ([[リッチモンド (インディアナ州)|リッチモンド市]]) |
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* ([[岐阜県]][[多治見市]]) - ([[テレホート (インディアナ州)|テレホート市]]) |
* ([[岐阜県]][[多治見市]]) - ([[テレホート (インディアナ州)|テレホート市]]) |
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== 脚注 == |
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{{reflist|2}} |
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== 参考文献 == |
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{{Refbegin}} |
|||
*{{Cite book|title=The Encyclopedia of Indianapolis|author=Bodenhamer, David J.|coauthor=Robert Graham Barrows & David Gordon Vanderstel|year=1994|publisher=Indiana University Press|isbn=0-253-31222-1}} |
|||
*{{Cite book|title=Indiana|author=Brill, Marlene Targ|year=2005|publisher=Marshall Cavendish|isbn=0-7614-2020-7}} |
|||
*{{Cite book| last =Carmony| first =Donald F.| title =Indiana, 1816 to 1850: The Pioneer Era| publisher =Indiana Historical Society| year =1998| location =Indianapolis| isbn =0-87195-124-X}} |
|||
*{{Cite book|title=Hoosiers In The Civil War|author=Funk, Arville L|year=1967|isbn=0-9623292-5-8|publisher=Adams Press}} |
|||
*{{Cite book|author=Gray, Ralph D|title=Gentlemen from Indiana: National Party Candidates,1836–1940| year=1977 |publisher=Indiana Historical Bureau|isbn=1-885323-29-8}} |
|||
*{{Cite book|title=Indiana History: A Book of Readings|author=Gray, Ralph D|year=1995|publisher=Indiana University Press|isbn=0-253-32629-X}} |
|||
*{{Cite book|title=Here is Your Indiana Government|year=2005|author=Indiana State Chamber of Commerce}} |
|||
*{{Cite book|title=Here is Your Indiana Government|year=2007|author=Indiana State Chamber of Commerce}} |
|||
*{{Cite book| author =Indiana Writer's Project| title =Indiana: A Guide To The Hoosier State|series=American Guide Series| year =1937, reprinted 1973}} |
|||
*{{Cite book| last =Jackson| first =Marion T., ed.| title =The Natural Heritage of Indiana| publisher=Indiana University Press| year =1997| location =Bloomington| isbn =0-253-33074-2}} |
|||
*{{Cite book|title=Handbook of Indiana Geology|author=Logan, William Newton|coauthor=Edgar Roscoe Cumings, Clyde Arnett Malott, Stephen Sargent Visher, William Motier Tucker & John Robert Reeves|year=1922|publisher=William B. Burford}} |
|||
*{{Cite book| last = Madison| first =James H.| title =The Indiana Way: A State History| publisher=Indiana University Press and Indiana Historical Society| year =1990| location =Bloomington and Indianapolis| isbn =0-253-20609-X}} |
|||
*{{Cite book|title=A Century of Indiana|author=Moore, Edward E|year=1910|publisher=American Book Company}} |
|||
*{{Cite book|title=Indiana|author=Pell, Ed|year=2003|publisher=Capstone Press|isbn=0-7368-1582-1}} |
|||
*{{Cite book | last =Skertic | first = Mark | coauthors = John J. Watkins | title=A Native's Guide to Northwest Indiana| year = 2003}} |
|||
*{{Cite book| last =Taylor| first =Robert M., ed.| title =Indiana: A New Historical Guide| publisher=Indiana Historical Society| year = 1990| location =Indianapolis| isbn=0-87195-048-0}} |
|||
*{{Cite book| last = Taylor| first = Robert M., ed.| title =The State of Indiana History 2000: Papers Presented at the Indiana Historical Society's Grand Opening| publisher =Indiana Historical Society| year =2001| location = Indianapolis}} |
|||
{{Refend}} |
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== レファレンス == |
== レファレンス == |
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* [[インディアナ州の都市圏の一覧]] |
* [[インディアナ州の都市圏の一覧]] |
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* [[インディアナ州の郡一覧]] |
* [[インディアナ州の郡一覧]] |
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* [[フージャー]] |
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* [[アーミッシュ]] |
* [[アーミッシュ]] |
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* [[インディアナ州刑務所]] |
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* [[インディアナ州女子刑務所]] |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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{{commons|Category:Indiana}} |
{{commons|Category:Indiana}} |
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* [http://www.in.gov/ State of Indiana(英語版)] |
* [http://www.in.gov/ State of Indiana(英語版)] |
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* [http://www. |
* [http://www.japanindiana.org/ インディアナ日米協会(日本語版あり)] |
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* [http://www. |
* [http://www.chicago.us.emb-japan.go.jp/indexjp.html 在シカゴ日本国総領事館(日本語版)] |
||
* [http://www.venture-web.or.jp/indiana/menu-j.html 米国インディアナ州政府駐日代表事務所(日本語版)] |
|||
* [http://www.chicago.us.emb-japan.go.jp/indexjp.html 在シカゴ日本国総領事館(日本語版、英語版)] |
|||
* [http://www.pref.tochigi.jp/kokusai/sonota/08/01.htm 姉妹都市紹介(栃木県)(日本語版)] |
* [http://www.pref.tochigi.jp/kokusai/sonota/08/01.htm 姉妹都市紹介(栃木県)(日本語版)] |
||
* [http://www.jetrocgo.org/ JETRO シカゴ] |
|||
* [http://www.indiana-j-school.net/ インディアナ日本語学校] |
* [http://www.indiana-j-school.net/ インディアナ日本語学校] |
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;ディレクトリー |
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*{{dmoz|Regional/North_America/United_States/Indiana}} |
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;州政府 |
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*[http://www.in.gov/ Indiana's Official Website] |
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*[http://www.in.gov/legislative/ Indiana General Assembly] |
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*[http://www.in.gov/judiciary/ Indiana Judicial System] |
|||
*[http://www.indianachamber.com/ Indiana Chamber of Commerce] |
|||
*[http://www.in.gov/legislative/ic/code/ Indiana Constitution] |
|||
*[http://www.in.gov/fssa/ Indiana Family and Social Services Administration] |
|||
*[http://www.in.gov/indot/ Indiana Department of Transportation] |
|||
*[http://www.genealogyinc.com/indiana/government/ Links to Indiana County Governements] |
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;文化と歴史 |
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*[http://www.in.gov/history/emblems.htm Indiana State Emblems] |
|||
*[http://www.indianahistory.org Indiana Historical Society] |
|||
*[http://www.ulib.iupui.edu/digitalscholarship/collections/ISC Road to Indiana Statehood] |
|||
*[http://www.in.gov/history/index.htm Indiana Historical Bureau] |
|||
;観光と余暇 |
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*[http://www.in.gov/visitindiana/ Indiana's Official Travel Planning Source] |
|||
*[http://www.in.gov/tourism.htm Indiana Department of Tourism] |
|||
*[http://www.in.gov/dnr/5280.htm Indiana Recreation Guide] |
|||
*[http://www.in.gov/dnr/2329.htm Indiana State Parks] |
|||
;地理 |
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*[http://www.usgs.gov/state/state.asp?State=IN USGS Scientific Resources of Indiana] |
|||
*[http://www.ers.usda.gov/StateFacts/IN.htm Indiana State Facts from USDA] |
|||
*[http://www.ulib.iupui.edu/digitalscholarship/collections/HistAtlas Historic Indiana Atlases] |
|||
*[http://www.ulib.iupui.edu/digitalscholarship/collections/HIM Historic Indiana Maps] |
|||
*[http://www.ulib.iupui.edu/digitalscholarship/collections/indianaplat Historic Guides to the Communities of Indiana] |
|||
*[http://climate.agry.purdue.edu/climate/index.asp Indiana State Climate Office] |
|||
*{{osmrelation-inline|161816}} |
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;国際社会と事業 |
|||
*[http://nationalitiescouncil.org/ Nationalities Council of Indiana] |
|||
*[http://www.hcued.com/ Huntington County Economic Development] |
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*[http://www.portsofindiana.com/default.cfm Ports of Indiana] |
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{{インディアナ州}} |
{{インディアナ州}} |
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[[arz:انديانا]] |
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[[ast:Indiana]] |
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[[xal:Индән]] |
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[[yi:אינדיאנע]] |
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[[yo:Indiana]] |
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[[zh:印第安纳州]] |
[[zh:印第安纳州]] |
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[[zh-min-nan:Indiana]] |
[[zh-min-nan:Indiana]] |
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[[zh-yue:印第安納州]] |
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[[zu:Indiana]] |
[[zu:Indiana]] |
2012年11月22日 (木) 04:18時点における版
- インディアナ州
- State of Indiana
-
(州旗) (州章) - 州の愛称: 開拓民の州
The Hoosier State -
州都 インディアナポリス 最大の都市 インディアナポリス 州知事 ミッチ・ダニエルズ 公用語 英語 面積
- 総計
- 陸地
- 水域全米第38位
94,321 km²
92,897 km²
1,427 km² (1.5%)人口(2010年)
- 総計
- 人口密度全米第15位
6,483,802人
65.46人/km²合衆国加入
- 順番
- 加入年月日
19番目
1816年12月11日時間帯 UTC -5, -6
DST -4, -5緯度 北緯37°46' - 41°46' 経度 西経84°47' - 88°6' 東西の幅 225 km 南北の長さ 435 km 標高
-最高標高
-平均標高
-最低標高
383 m
210 m
97 m略称 (ISO 3166-2:US) US-IN
ウェブサイト インディアナ州政府 上院議員 リチャード・ルーガー
ダン・コーツ
インディアナ州(Indiana IN)は、アメリカ合衆国の中西部に位置する州である。五大湖地域にも含まれる。アメリカ合衆国50州の中で、陸地面積では第38位、人口では第15位である。前身のインディアナ準州から1816年12月11日に合衆国19番目の州に昇格した。州の北はミシガン州に、東はオハイオ州、西はイリノイ州、南はケンタッキー州に接している。州都はインディアナポリス市であり、人口最大の都市でもある。
州名の由来
州名は「インディアンの土地」を意味する。この名前は少なくとも1760年代に遡るが、北西部領土から分離してインディアナ準州が成立した1800年に、アメリカ合衆国議会によってこの地域に適用されたのが最初である[1][2]。
インディアナ州住民は「フージャー」と呼ばれている。この言葉の語源は諸説あるが、インディアナ州歴史局とインディアナ州歴史協会が提唱する有力な説としては、アップランドサウス地域で野卑な田舎者を指す蔑称から来ているというものである[3]。
歴史
アメリカ支配以前
現在のインディアナ州となった領域の最初の住人は、氷河時代の終わりに氷河が溶けた後、紀元前8000年頃に入ってきたパレオ・インディアンだった。彼等は小さな集団に別れ、マストドンなど大型動物を狩猟する移動性の民だった。チャートを叩いたり砕いたり剥がしたりして石器を作った[4]。紀元前5000年から4000年の古代には次の先住民文化が興っていた。この人々は文明化の重要なステップとして新しい道具を作り、調理を始めていた。その道具には様々な形状の槍先やナイフ、鏃があった。石斧のような石を加工する道具や、木材を加工する道具、また石臼などもあった。この期間の後期には土盛りのマウンドや貝塚を築いており、集落が恒久的なものに変わってきたことを示している。古代は紀元前1500年頃に終わったが、その流れを引く人々は紀元前700年頃まで住んでいた。その後はウッドランド時代となり、様々な新しい文化が現れた。この期間には土器や陶器を作り、穀物の栽培を拡大した。アデナ文化では埋葬儀式を行い、土盛りマウンドの下に木材の墓を作った。ウッドランド時代の中期、ホープウェル文化では遠距離の地との交易を始めていた。後期には生産性の高い農耕法を始め、トウモロコシやカボチャなどを栽培していた。ウッドランド時代は西暦1000年頃に終わった[4]。
ミシシッピ文化は西暦1000年頃から、ヨーロッパ人が到着する直前の15世紀まで続いた。この期間にはその宇宙観に従った大型の集落を造り、儀式や公共の用途のために大きなマウンドや広場を造った。集落の集積度は農業生産量の余裕度に依存していた。そのような複合的集落の例がインディアナ州南部にあるエンジェル・マウンドである。広場や舞台状のマウンドのような公共の大型空間があり、そこに指導者が住み儀式を行った。インディアナにおけるミシシッピ文化は現在でも分からない理由で1400年代半ばに崩壊した[4]。ヨーロッパ人がこの地域に到着したとき、インディアン部族はアルゴンキン語族の異なる言語を話していた。その中にはショーニー族、マイアミ族、イリノイ族などがいた。これに東部が逃亡してきた部族が加わった。
1679年、フランス人探検家ロベール=カブリエ・ド・ラ・サールがセントジョセフ川沿い現在のサウスベンド市に達した後、インディアナを横切った最初のヨーロッパ人となった[5]。ラーサールは翌年にも戻ってきて地域のことを調べた。間もなくフランス系カナダ人の毛皮交易業者が入ってきて、インディアンと交易を行い、毛皮の代償に毛布、宝石、道具、ウィスキー、武器などを与えた。1702年までに、スール・ジュシュローがビンセンズ近くに最初の交易基地を設けた。1715年、スール・ド・ビンセンヌがケキオンガ、現在のフォートウェインにマイアミ砦を建設した。1717年、カナダ人のピコート・ド・ベレトルがウォバッシュ川沿いにウィアテノン砦を建設し、エリー湖からミシシッピ川までのインディアン交易ルートを支配しようとした。1732年、スール・ド・ビンセンヌはビンセンズに2番目の毛皮交易基地を建設した。以前にはインディアンからの敵対があったために基地を離れていたフランス系カナダ人開拓者が大挙して戻ってきた。その後幾らも経たないうちに、イギリス人開拓者が東部から移ってきて、魅力ある毛皮交易の支配を巡りカナダ人と争うようになった。その結果、1750年代を通じて、フランス人とイギリス人の植民者の間に戦闘が続いた。
フレンチ・インディアン戦争(七年戦争の北アメリカ戦場)のとき、インディアナのインディアンはフランス系カナダ人の側に付いた。1763年にイギリスが勝利し、フランスは北アメリカにおけるイギリス植民地の西部と北部の領土をイギリスに割譲することを強いられた。
それでもインディアナのインディアンは諦めなかった。ポンティアック戦争の間にウィアテノン砦とマイアミ砦を破壊した。イギリスによる1763年宣言で、アパラチア山脈から西の領土はインディアン領土と呼ぶインディアンの土地とされ、この地域から開拓者を閉め出した。1775年、イギリスの植民地では自治とイギリスからの独立を求めてアメリカ独立戦争が始まった。戦闘の大半は東海岸とその近くで起こったが、西部ではジョージ・ロジャース・クラークのような軍人がイギリスと戦うための軍隊を求めた[7]。クラークの部隊は重要な戦闘に勝利し、1779年2月25日にはビンセンズ砦とサックビル砦を占領した[8]。この戦争中、クラークは西部から東部植民地人を攻撃しようというイギリス軍を阻止することに成功した。その功績はアメリカ独立戦争の流れを変えたとされている[9]。パリ条約によって戦争が終結すると、イギリスは五大湖より南の領土を新生アメリカ合衆国に譲渡したが、それには支配していなかったインディアンの土地も含まれていた。
アメリカ支配以後
1787年、アメリカ合衆国は現在のインディアナを北西部領土に含めた。1880年、議会は北西部領土からオハイオ州を分離し、残りをインディアナ準州と指定した[10]。トーマス・ジェファーソン大統領は準州知事にウィリアム・ハリソンを指名し、ビンセンズを準州都とした[11]。ミシガン州が分離し、イリノイ準州が設立されると、インディアナは現在の領域になった[10]。
1810年、ショーニー族の酋長テクムセとその弟テンスクワタワが、他の部族に呼びかけてヨーロッパ系開拓地に抵抗するようになった。緊張が生まれるとアメリカ合衆国政府はハリソンに、テクムセの同盟に対して先制攻撃を掛けることを認めた。1811年11月7日ティッペカヌーの戦いでアメリカが勝利した。テクムセは1813年のテムズの戦いで戦死した。その死後は武力に訴える抵抗が無くなった。インディアナのインディアン部族の大半は、後の1820年代から1830年代に土地買収交渉を通じて、ミシシッピ川から西の土地へ移住させられた[12]。
1813年12月、コリードンがインディアナ準州2番目の州都に指定された[10]。その2年後、準州議会によって州昇格の請願が承認されアメリカ合衆国議会に送られた。アメリカ合衆国議会では授権法が成立し、インディアナ憲法を起草するための代議員を選出することになった。1816年6月10日、コリードンで代議員が集まり、19日間で憲法を書き上げた。1816年12月11日、ジェームズ・マディスン大統領が19番目の州としてインディアナの州昇格を承認した[8]。1825年、州都はコリードンからインディアナポリスに移され、その26年後には2代目の州憲法が採択された[10]。州昇格後、新政府はインディアナを原生地のフロンティアから、開発が進み、人が住み、繁栄する州にするために動き、人口や経済の変化が起こってきた。州の設立者達は、道路、運河、鉄道を建設し、州の予算で公立学校を建てる計画を始めた。この計画は州財政に破綻を来たさせたが、土地と生産品の価格は4倍以上になった[13]。19世紀前半には多くの移民が州内に入ってきた。最大の民族はドイツ人であり、他にもアイルランドやイングランドからの移民が多かった。イギリスを起源とするアメリカ人はニューヨーク州、ニューイングランド、ペンシルベニア州などの地域から移ってきた[14][15]。
南北戦争のとき、インディアナは国内事情に政治的な影響を及ぼし、重要な役割を担った。戦争のために最初に動員を掛けた州として、戦中の主要会戦全てに州出身の兵士が参加した。歩兵連隊126個、砲兵連隊26個、騎兵連隊13個が北軍に参加した[16]。1861年、徴兵数7,500人を割り当てられた[17]。最初の呼びかけに多くの志願者が出てきたので、その中の多くの者は故郷に戻った。終戦までにインディアナ州から208,367人が出征した。その中で戦死は24,416人、負傷者は5万人を超え、死傷率は35%以上となった[18]。州内で起こった唯一の戦闘は、モーガンの襲撃の間のコリドンの戦いだった。この戦闘で15人が戦死し、40人が負傷し、355人が捕虜になった[19]。
南北戦争後、インディアナ州の産業は州北部で加速度的に成長を始めた。これは労働組合と普通選挙運動の発展にも貢献した[20]。19世紀後半にはインディアナ州のガスブームで、安い燃料を供給し工業化が急速に進展した[21]。20世紀初期には新しい自動車産業と結ばれて強力な工業州になった[14]。国内で最初に事業に成功した自動車会社のヘインズ・アパーソンが1925年までコーコモーで操業していた。インディアナポリス・モーター・スピードウェイが建設され、自動車関連産業が生まれて発展していった[22]。
1930年代は国内の他地域と同様に世界恐慌の影響を受けた。経済不況により都市部の衰退など幅広い負の影響があった。これはダスト・ボウルの発生で加速され、中西部の田園部から多くの住人が流出した。ポール・V・マクナット知事の政権は弱り切った民間事業を支援するために州予算で福祉制度を作り上げた。不況に対応するために歳出と税金が劇的に切りつめられ、州政府の構造が完全に作り直された。マクナットは州の中で禁酒法を終わらせ、州最初の所得税を法制化した。労働者のストライキには何度か戒厳令を発動した[23]。第二次世界大戦が州経済の浮揚に貢献した。戦争は鉄鋼、食料など州内で生産される物資を必要とした[24]。州人口のおよそ10%が軍隊に入り、数多い会社が軍需物資の契約を受けて製造した[25]。工業の発展が戦争需要にあい、世界恐慌を終わらせた[24]。
第二次世界大戦が終わると、生産は世界恐慌の前の水準に戻った。工業が主要な雇用主となり、その傾向は1960年代に入るまで続いた。1950年代と1960年代の都市化の進行で、州内の都市はかなり成長した。自動車、鉄鋼、薬品産業が主要な事業だった。州人口は戦後も成長を続け、1970年には500万人を超えた[26]。1960年代、マシュー・E・ウェルシュ知事の政権で、最初の消費税2%を採用した[27]。学校は1949年に人種統合を行った。1950年国勢調査では州人口の95.5%が白人、4.4%が黒人だった[28]。ウェルシュは州議会と共同して公民権法を成立され、雇用を求める少数民族を平等に保護することを認めた[29]。
1970年から州憲法に一連の修正が提案された。その採択によりインディアナ州控訴裁判所が創設され、裁判所判事の指名手続きが調整された[30]。
1973年の石油危機で不況となり州内の自動車産業に打撃を与えた。デルコ・エレクトロニクスやデルファイ・コーポレーションのような企業が一連の縮小を始め、アンダーソン、マンシー、コーコモーなどの工業都市で高い失業率を生んだ。脱工業化の傾向は1980年代まで続き、そのご国内と州の経済は多様化と回復を始めた[31]。
地理
インディアナ州はアメリカ合衆国中西部にあり、五大湖地方を構成する8州の1つである。ミシガン湖とミシガン州が北側で、オハイオ州と東側で、オハイオ川を境にしてケンタッキー州と南側で、およびイリノイ州と西側で接している[32][33]。総面積は36,418平方マイル (94,320 km2) であり、国内50州の中で第38位である[34]。南北は約250マイル (400 km) 、東西では最大145マイル (233 km) ある[35]。地理的重心はマリオン郡にあり、座標は北緯39度53.7分、西経86度16.0分である[32]。
平均標高は約760フィート (230 m) である[36]。最高地点はウェイン郡にあるフージャー・ヒルで、標高は1,257フィート (383 m)[37][38]、最低地点はポージー郡でウォバッシュ川がオハイオ川に注ぐ所であり、標高は320 フィート (98 m) である[32][38]。標高が1,000フィート (300 m) を超えるのは2,850平方マイル (7,400 km2) の土地だけであり、14の郡に入っている。標高500フィート (150 m) 未満の土地が約4,700平方マイル (12,000 km2) ある[39]。
州内には中央低地と内陸低台地という2つの国の指定する自然地域がある[40]。漂礫土平原が中央部を占めている。その外観は氷河が残したものの結果である。この地域には低い丘陵があり、土壌は氷河性の砂、砂利、粘土であり、優れた農地になっている[41]。氷河作用を受けなかった部分は肥沃な流域平野と速い水流で特徴づけられる異なる不安定な様相を呈している。州の所有になる南東部の限られた地域がこの特徴を持っている。流域平野の土壌は肥沃であり、特にホワイトウォーター・バレーのものは優れた農地で知られている。州北西部では、昔の湖の拡大と風の作用により、様々な砂質の丘陵と砂丘がある。カンカキー川の平野ではかなりの数の湖、湿地およびプレーリーがある。北東部では、背の高いモレーンがあり、その1つは高さが200ないし500フィート (61 to 150 m)、幅25マイル (40 km)、長さは100マイル (160 km) に達している[42]。
主要河川はホワイトウォーター、ホワイト、ブルー、ウォバッシュ、セントジョセフ、モーミーの各河川である[43]。インディアナ州自然資源省に拠れば、2007年に環境的に景観の良い川、水流、クリークが65個あり、それは総延長24,000マイル (38,400 km) と推計される水流のほんの一部に過ぎない[44]。ウォバッシュ川はミシシッピ川より西では最長の自然流であり、州の河川に指定されている[45][46] 。
475マイル (760 km) の長さを持つウォバッシュ川は、この州を北東から南西に二分しており、その後に南流する。その大半はイリノイ州とインディアナ州の州境になっている。インディアナ州の2つのテーマソング、州歌「On the Banks of the Wabash」と「The Wabash Cannonball」および「Back Home Again, In Indiana」もこのウォバッシュ川から来ている[47][48]。カンカキー川は州北部を流れた後にイリノイ川に注いでおり、北西部の人口が多い地域とその他の田園部を分ける役割を果たしている[49]。
州内には1,000以上の湖がある[50]。北西はミシガン湖であり、ポート・オブ・インディアナが州最大の積出港を運営している。水深が最も深い(120フィート、36 m)ティピカヌー湖や、最大の自然湖であるワワシー湖もある[51]。
インディアナ州北部は多くが農場である。しかしながら、この州の北西部隅はシカゴ市の巨大都市圏の一部でありそのため最も人口が密集している。ミシガン湖畔の都市ゲーリーはインディアナ州内の都市であるが、シカゴ市の郊外として整備された。
インディアナ州南部は農場及び森林が混合している。フージャー国有林はベッドフォード近郊の200,000エーカー (800 km2) の自然保護区域である。インディアナ州南部は一般的に北部領域より最も丘及び地理的変化が含まれている。
国立公園局の管理及び保護下にある地域は:
- ジョージ・ロジャース・クラーク国立歴公園、ビンセンズ市
- インディアナ砂丘国立湖岸ポーター市近郊
- リンカーン少年時代国定保護地、リンカーンシティ市
気候
インディアナ州は湿潤大陸性気候にあり、冷たい冬と暖かく雨の多い夏が特徴である[52]。州最南部は温暖湿潤気候に入り、他所より雨量が多い[41]。気温は北部から南部まで変化している。冬の最中に平均最高最低気温は北部で30 °F/15 °F (−1 °C/-10 °C)、南部で39 °F/22 °F (4 °C/-6 °C) となっている[53]。
夏の最中の気温は冬と比べて差が小さく、北部で 84 °F/64 °F (29 °C/18 °C)、南部で 90 °F/69 °F (32 °C/21 °C) となっている[53]。過去最高気温は1936年7月14日にカレッジビルで記録された 116 °F (47 °C)、過去最低気温は1936年1月19日にニューホワイトランドで記録された −36 °F (−38 °C) である。穀物の成長シーズンは北部で155日、南部で185日ある。
時として干ばつが起こるが、年間の降水量は比較的等しくある。北西部のミシガン湖近くで年間35インチ (890 mm)、南部のオハイオ川沿いで年間 45 インチ (1,100 mm)、平均すれば40インチ (1,000 mm) となる。年間降雪量には幅があり、ミシガン湖沿いの北西部で80インチ (200 cm)、南部では14インチ (35 cm) である。湖水効果雪が北西部と北部の降雪のほぼ半分であり、比較的暖かいミシガン湖から吹く風と湿気の効果によっている。平均風速は8マイル/時 (3.5 m/s) である[54]。
アメリカ合衆国国立測候所の1950年から2011年のデータに基づく2012年の報告書では、竜巻の発生しやすい20の州で、インディアナ州は第8位になっていた[55]。2011年度の報告書では、州内のサウスベンド市が国内の竜巻の恐れがある20都市の中で第15位だった[56]。2011年度の別の報告書ではインディアナポリス市が第8位だった[57][58][59]。その竜巻発生の確率が高いにも拘わらず、インディアナ州は竜巻道に入っていない[60]。
インディアナ州の平均降水量(mm)[61] | ||||||||||||
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
63 | 58 | 85 | 99 | 113 | 106 | 107 | 99 | 79 | 77 | 87 | 80 | 1,054 |
時間帯
州内には2つの時間帯が存在し、このような複数の時間帯がある13州の1つである。過去1世紀でその時間帯定義は変動してきた。現在は大半が東部標準時帯に入っており、シカゴ市に近い6郡とエバンズビル市に近い6郡が中部時間帯となっている。
2006年以前、州の大半が夏時間を採用していなかった。ケンタッキー州ルイビルに近いフロイド郡、クラーク郡とハリソン郡、オハイオ州シンシナティ市に近いオハイオ郡とディアボーン郡が地方の慣習として夏時間を採用していた。2006年4月以降は、全州が夏時間を採用した。
人口動態
人口推移 | |||
---|---|---|---|
年 | 人口 | %± | |
1800 | 2,632 | — | |
1810 | 24,520 | 831.6% | |
1820 | 147,178 | 500.2% | |
1830 | 343,031 | 133.1% | |
1840 | 685,866 | 99.9% | |
1850 | 988,416 | 44.1% | |
1860 | 1,350,428 | 36.6% | |
1870 | 1,680,637 | 24.5% | |
1880 | 1,978,301 | 17.7% | |
1890 | 2,192,404 | 10.8% | |
1900 | 2,516,462 | 14.8% | |
1910 | 2,700,876 | 7.3% | |
1920 | 2,930,390 | 8.5% | |
1930 | 3,238,503 | 10.5% | |
1940 | 3,427,796 | 5.8% | |
1950 | 3,934,224 | 14.8% | |
1960 | 4,662,498 | 18.5% | |
1970 | 5,193,669 | 11.4% | |
1980 | 5,490,224 | 5.7% | |
1990 | 5,544,159 | 1.0% | |
2000 | 6,080,485 | 9.7% | |
2010 | 6,483,802 | 6.6% | |
Source: 1910–2010[62] |
アメリカ合衆国国勢調査局による2011年7月1日時点での推計では、州人口は6,516,922人、2010年国勢調査時点(6,483,802人[63])より0.51%の増加となった[64]。
人口密度は181.0人/平方マイル (70人/km2) であり、国内50州の中で第16位である[65]。2010年国勢調査時点で州の人口重心はハミルトン郡のシェリダン町北西にあった(座標では+40.149246, -086.259514)[65][66][67]。
2005年時点で州民の77.7%は大都市圏に、16.5%は小都市圏に住んでおり、残り5.9%が中核の無い郡部に住んでいる[68]。
2005年現在、州内には242,281人(3.9%)の外国生まれがいる。
人種別構成
2010年国勢調査で、インディアナ州の人種的な構成は以下の通りである[63]。
- 84.3% 白人
- 9.1% 黒人
- 1.6% アジア人
- 0.3% ネイティブ・アメリカン
- 0.04% 南洋系
- 2.7% 上記以外の人種
- 2.0% 混血
- 6.0% 人種に拠らずヒスパニック
ヒスパニックが最も成長速度の高い民族である[69]。1歳未満の子供の28.2%は少数民族に属している[70]。
年齢構成
2011年推計に拠れば、州人口の6.6%が5歳未満、24.5%が18歳未満、13.2%が65歳以上となっている[71]。2010年国勢調査で年齢の中央値は37.0歳である[72]。
祖先
2010年に州内で申告された祖先による構成比は以下の通りだった[73]。
アメリカ人と申告した者の多くは実際にはイギリス系の子孫であるが、多くの場合は植民地時代から長く北アメリカに住んでいる者であり、自分達をアメリカ人と称している[74][75][76][77]。1980年の国勢調査に遡るとドイツ系42%、イギリス系32%、アイルランド系24%となっていた[78]。
アメリカ人並びにイギリス系の人々も特に州の南部及び中央部の至る所に分布している。インディアナポリス市に加えて、ゲーリー及び隣接するシカゴ郊外は大きな黒人人口を有している。
サウスベンドは大きなポーランド人系人口を有していて、ミシャワカにかなり多くのベルギー人系が住んでいる。 四旬節の終わりのポーランドの儀式、イースター・マンデーは復活祭後の月曜日に行われサウスベンド市内で幅広く執り行われている。
人口の成長
1990年以降の人口成長はインディアナポリス市周辺の郡に集中しており、ハミルトン郡、ヘンドリックス郡、ジョンソン郡、ハンコック郡が州内で人口成長速度の高い5郡に入っている。もう1つの郡はオハイオ州シンシナティに近いディアボーン郡である。ハミルトン郡は周辺のイリノイ州、ミシガン州、オハイオ州、ケンタッキー州を加えても最も人口成長速度の高い郡であり、国内では第20位だった[79]。
宗教
宗教的にインディアナ州は圧倒的にプロテスタントである、しかし単一宗派で見ればローマ・カトリックを信仰している人が80万人を超え最大である。カトリックがおそらく実際の人数より多くいるように見えるのは、州内にノートルダム大学があるためかもしれない。グラデュエイト・センターによる調査では、インディアナ州の人々の所属する宗教・宗派による構成率は次のとおりである[80]。
インディアナ州の住民の現在の宗教関係は:
- キリスト教 - 82%
- 他の宗教 - 1%
- 無宗教 - 16%
州内にはセントメインラッド大修道院がある。これはアメリカ合衆国に2つしかなく、世界でも11の大修道院の1つである。フォートウェインにあるルーテル教会ミズーリ・シノドはその2つある神学校の1つである。フリー・メソジスト教会とウェズレヤン教会が州内に本部を持ち、クリスチャン教会も同様である[81][82] 。
インディアン部族
チッペワ族、デラウェア族、エリー族、イリニ族、イロコイ族、キカプー族、モソペレア族、ニュートラル族、オッタワ族、ポタワトミ族、ウェア族、ワイアンドット族(ヒューロン族)などのインディアン部族がウィグワムの集落を築き、農耕生活を営んだ。これらのなかで、ショーニー族、マイアミ族が最大勢力だった。
インディアナ州は、徹底的に合衆国からインディアンの土地が収奪されていった州である。合衆国は建国後すぐに同州においてインディアン部族と条約の締結を始め、その領土を入植白人のものとしていった。左の図は、インディアナ州における合衆国とインディアン部族との間で結ばれた条約の総覧である。これらの条約は結んだ数年後には破棄され、条約が一つ結ばれるごとに、インディアンの土地は失われていった。
インディアナ州のインディアン部族は、ほとんどが19世紀に他州に強制移住させられた。同州では、インディアン部族との土地に関する条約は1795年に始まり、白人入植者の増加に伴うインディアン領土の剥奪と抵抗戦は、19世紀に入って米軍のウィリアム・ハリソンによって激化された。代表的なものが「ティッペカヌーの戦い」と呼ばれる、英雄テクムセが率いるショーニー族連合と合衆国との戦いである。
1830年、アンドリュー・ジャクソン大統領は「インディアンは白人と共存し得ない劣等民族である」と議会で演説し、「インディアン移住法」を制定した。この法律は、インディアン部族を白人のいない西部へ武力によって強制移住させる目的のもので、これに従わない部族は「大自然の理によって消滅させる」とするものだった。ショーニー族やウェア族は、ミズーリ州やカナダへ逃げた。マイアミ族やポタワトミ族の抵抗は最後まで続いたが、同州におけるインディアンの民族浄化は、1846年にすべてのインディアン部族が追い出されるか保留地(Reservation)に閉じ込められるかして完了した。
ポタワトミ族の強制移住は、1838年9月4日から11月4日まで、夏の炎天下から冬の寒冷下に3ヶ月かけて行われた。米軍の監視によるカンザス州までののべ1060kmの徒歩連行では、数百人の死者を出し、ポタワトミ族の「死の道」と呼ばれている。この死者の大多数は児童だった。
デラウェア族は今で言うインディアナポリス周辺に集落を持ったが、カンザス州への移住を強要する「セント・マリー条約」に調印させられ、15,500ドル分の「贈り物」と引き換えに、1820年夏にカンザス州へと追い出された。
こうした民族の虐殺と隔離に生き延びて、なおも同州に残ったインディアン部族は、ことごとく20世紀までに保留地(Reservation)を没収され、「絶滅」したことにされた。アメリカ連邦政府は現在、これらの部族を公式に承認しておらず、部族としては存在していないことになっている。
「インディアナ」は「インディアンの土地」という意味であるが、この州はインディアンの権利を一切認めておらず、インディアンの土地も全く無い。その徹底ぶりの例としては、北端の州境部に「インディアン村」という名の、インディアンの全くいない町があるほどである。
- 現在アメリカ連邦政府に公式認定を要求中の部族と部族団体
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インディアン・カジノ
同州には白人が経営するカジノが14軒あるが、インディアン部族の経営するインディアン・カジノは一つもない。同州のインディアンはすべて絶滅して存在しないことになっており、今後も部族カジノの開設は見込み薄である。
郡と統計上の地域
インディアナ州には92の郡がある。2010年時点で大都市圏が16、小都市圏が25、法人化都市117、町が450あり、他に小さな区分や統計上地域がある[65][83]。マリオン郡とインディアナポリス市が統合市郡政府を構成している[65]。
州都
州都インディアナポリスは人口で州内最大の都市でもある[65][84]。国内では第12位である。
大都市圏
以下のインディアナ州の都市は大都市圏の中心である[85][86]。
- アンダーソン
- ブルーミントン - インディアナ大学本部キャンパス
- コロンバス
- エルクハート
- エバンズビル - 南西部。オハイオ川沿い。エバンズビル大学及び南インディアナ大学の本拠地
- フォートウェイン - 北東部。州内で2番目の人口規模を誇る
- ゲーリー - 北西部。かつての鉄鋼業の中心地、全米有数の犯罪都市、マイケル及びジャネット・ジャクソンの出身地
- インディアナポリス - 州都。州の中央部
- コーコモー
- ラファイエット
- ミシガンシティ
- マンシー - 東部。ボールステイト大学の本拠地
- ノーブルズビル
- サウスベンド - ノートルダム大学の本拠地
- テレホート - インディアナ州立大学、及びローズ・ハルマン工科大学(Rose-Hulman Institute of Technology)
小都市圏
以下の都市は小都市圏の中心である。
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人口10,000人以上
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インディアナポリスの郊外
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シカゴの郊外
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参照
- w:List of cities in Indiana
- w:List of towns in Indiana
- w:List of metropolitan areas in Indiana
- w:List of micropolitan areas of Indiana
- w:List of census-designated places in Indiana
法律及び行政
インディアナ州知事が州行政府の首長であり、州憲法に規定される州政府を運営する権限がある。州知事と副知事は4年間任期であり、大統領選挙と同じ年にある州知事選挙で、二人一組で選出される[87]。州知事は連続2期を超えての就任はできない。州知事は州議会と州最高裁判所と共に州を統治し、その他の機関を調整する権限がある。知事の要請で州議会の特別会期を招集することができ、また州政府の部門、理事会、委員会ほとんど全ての長を選定あるいは罷免できる権限がある。その他の権限としては、緊急時、災害時に州軍の出動を要求すること、反逆罪や弾劾の場合を除いて犯罪者に恩赦すなわち減刑を発令すること、豊富な量の法定権利を所有することが挙げられる[87][88][89]。副知事は州議会上院の議長を務め、上院の議決がその構成員によって実行されることを保証する責任がある。副知事は賛否同数の場合のみ議決に参加できる。州知事が死亡した場合、恒久的に執務不能になった場合、辞任した場合、あるいは弾劾が成立した場合は、副知事が知事に就任する。知事と副知事双方が不在となった場合、上院の議長代行が知事になる[90]。
インディアナ州議会は、定員50人の上院と、同100人の下院の両院制である[87]。州議会は州政府の中で排他的立法権限がある。上下両院が法案を提出できるが、上院は歳入に影響する法案を提出する権限は無い。法案は両院で個別に議論されるが、知事に提出される前に両院を通過していなければならない[91]。議会で成立した法は例外なく州全体に適用される必要がある。特定の社会のみを対象にした法を作る権限はない[91][92]。裁判所の大きさやその管轄範囲を調整することで司法権を管理できる。行政府の行動を監視することや、州内の郡政府を限られた範囲で規制することができ、インディアナ州憲法を変更する方法を発議する排他的権限がある[91][93]。
インディアナ州最高裁判所には5人の判事、控訴裁判所には15人の判事が任命されている。州知事は特別委員会が選んだ候補者の中から各裁判所の判事を選定する。判事の任期は10年間であるが、2年間務めた後に州民の審査を受けなければならない[87]。ほとんど全ての訴訟において、最高裁判所は第一審とはならず、下級裁判所で審問された訴訟で上訴されたもののみを扱う。地方巡回裁判所が通常の第一審となり、判決は陪審員が決める。特定の場合、すなわち法の執行、下級裁判所に指名された判事の規律や資格剥奪、および州内の別の下級裁判所で判決されたことの監視については、最高裁判所が第一審となり唯一の司法権がある[94][95]。
インディアナ州は92の郡に区分され、郡政府は郡行政委員会が指導している。90の郡には独自の巡回裁判所があり、1人の判事が6年間任期で選出されている。残り2つの郡であるディアボーン郡とオハイオ郡は2郡で1つの巡回裁判所を持っている。多くの郡では巡回裁判所に加えて上級裁判所を持っている。訴訟業務負荷の大きい人口の多い郡にあっては、少年犯罪、刑事事件、検認、あるいは小さな訴訟のみを審問するために別の裁判所が作られている。これら付加的裁判所の設立、開廷頻度および管轄範囲は郡ごとに大きく異なっている。自治体では85の都市と町に地方条例で創設された裁判所があり、通常は小さな事件や裁判記録に値しないと考えられる案件を扱っている。選挙で選ばれる郡の役人としては、監査官、記録官、財務官、保安官、検死官、巡回裁判所事務官などがあり、任期は4年間である。法人化された都市全ては市長と市政委員会で市政府を構成している。町は町政委員会で統治され、郡区は郡区信託助言委員会で統治されている[87][96]。
政治
年 | 共和党 | 民主党 |
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2008年 | 48.83% 1,345,648 | 49.86% 1,374,039 |
2004年 | 59.94% 1,479,438 | 39.26% 969,011 |
2000年 | 56.65% 1,245,836 | 41.01% 901,980 |
1996年 | 47.13% 1,006,693 | 41.55% 887,424 |
1992年 | 42.91% 989,375 | 36.79% 848,420 |
1988年 | 59.84% 1,297,763 | 39.69% 860,643 |
1984年 | 61.67% 1,377,230 | 37.68% 841,481 |
1980年 | 56.01% 1,255,656 | 37.65% 844,197 |
1976年 | 53.32% 1,183,958 | 45.70% 1,014,714 |
1972年 | 66.11% 1,405,154 | 33.34% 708,568 |
1968年 | 50.29% 1,067,885 | 37.99% 806,659 |
1964年 | 43.56% 911,118 | 55.98% 1,170,848 |
1960年 | 55.03% 1,175,120 | 44.60% 952,358 |
1880年から1924年の間、インディアナ州出身者が大統領選挙の1つを除いて全てに候補者となった。1880年大統領選挙では、アメリカ合衆国下院議員のウィリアム・ヘイデン・イングリッシュが民主党副大統領候補に指名され、ウィンフィールド・スコット・ハンコックと共に出馬した[98]。1884年、元州知事のトーマス・A・ヘンドリックスが副大統領に当選した。ヘンドリックスはグロバー・クリーブランド大統領の下で、1885年11月25日に死亡するまで務めた[99]。1888年、インディアナ州上院議員ベンジャミン・ハリソンが大統領に選ばれ、1期を務めた。インディアナ州から大統領になった唯一の者となっている。1904年には上院議員チャールズ・W・フェアバンクスが副大統領に当選し、セオドア・ルーズベルト大統領の下で1913年まで務めた[100]。1912年、フェアバンクスはチャールズ・エヴァンズ・ヒューズと共に再度副大統領候補として出馬したが、ウッドロウ・ウィルソンとインディアナ州知事のトーマス・R・マーシャルの組み合わせに敗れた。マーシャルは1913年から1921年まで副大統領を務めた[101]。その後1988年までは候補者を出さなかったが、この年、ダン・クエール上院議員がジョージ・H・W・ブッシュ大統領の副大統領に当選し、1期を務めた[41]。
インディアナ州は昔から共和党の強い地盤と考えられてきた[102][103]。特に大統領選挙ではその傾向が強かったが、現在のクック投票動向指数では共和党の+5であり、共和党支持州28州の中では9番目に低い数字となっている。1940年の大統領選挙では、共和党のウェンデル・ウィルキーを支持した10州の1つになった[41]。14回の選挙では共和党候補が民主党候補に2桁以上の支持率差で勝利しており、このうち6回は20%以上の差を付けた[104]。2000年と2004年の場合、ジョージ・W・ブッシュ大統領が大差で州を制したが、全国的には接戦だった。1900年以降で民主党候補を支持したのは5回のみである。1912年、ウッドロウ・ウィルソンが総投票数の43%を獲得して1位となり、インディアナ州を制した最初の民主党候補となった。その20年後の1932年、フランクリン・ルーズベルトが55%の支持率で現職のハーバート・フーバーを破った。ルーズベルトは1936年にも勝利した。1964年、民主党候補リンドン・B・ジョンソンが56%の支持を得て、共和党のバリー・ゴールドウォーターを破った。さらに44年後の2008年、民主党のバラク・オバマが50%対49%という接戦で共和党のジョン・マケインを破った[105]。
大統領選挙では1900年以降民主党候補が勝ったのは5回のみだが、知事選挙では11回勝利している。2005年にミッチ・ダニエルズが州知事になる前の16年間は民主党知事だった。連邦議会には2人の上院議員と9人の下院議員を送っている。大統領選挙の選挙人数は11人である[104]。アメリカ合衆国下院議員選挙区9つのうち7つはクック投票動向指数で共和党寄りだが、現在は6人が共和党員、3人が民主党員となっている。共和党は昔から東部と中央部で強く、民主党は北西部で強かった。州南部の特定郡は時によって民主党支持である。最も人口の多いマリオン郡は1968年から2000年まで共和党候補を支持し、その後の2004年と2008年は民主党支持に戻った。2番目に人口の多いレイク郡は民主党の強力な地盤であり、1972年以降共和党候補を支持していない[104]。2005年、投票調査所のベイエリア・センターは2004年の大統領選挙結果に基づき、全国の人口10万人以上237都市でリベラルと保守の分類を行った。インディアナ州では5都市が入った。リベラル側ではゲーリー市が第2位、サウスベンド市が第83位となった。保守側ではフォートウェインが第44位、エバンズビルが第60位、インディアナポリス市が第82位となった[106]。
経済
2000年時点でインディアナ州の労働力は3,084,100人だった[107]。2010年の州総生産は2,757億米ドルである[108]。収入の多くは製造業から来ている[109]。州北西部のカルメット地域は国内最大級の鉄鋼生産地である。他にも薬品と医療機器、自動車、電気機器、輸送機器、化学製品、石油・石炭製品、加工機械が製造されている。
このように製造業に対する依存度が高いが、ラストベルトと呼ばれる隣接州に比べて製造業衰退の影響はあまり受けていない。これは労働市場ににおける特徴で説明できる。まず加工機械や鉄鋼などの重工業は高度に熟練した労働者を求めており、企業は育成の難しい技術が既に存在するところに拠点を求めることが多い。次にインディアナ州の労働力は大規模で高賃金の大都市圏よりも中小の規模の都市にある。このことで企業は通常よりも安い賃金で熟練労働者を雇用できる。企業は平均よりも低い賃金で平均よりも高い熟練度を得られるチャンスがあると見ている[110]。
インディアナ州はトウモロコシ地帯 (コーンベルト)と穀物地帯(グレインベルト)に位置していて、この州の農業方法及び主な農場はこれを反映して生産を行っている。豚及び牛を太らせるために、トウモロコシを栽培する飼料・飼育直結システムがある。大豆もまた主要な換金作物である。インディアナポリス市やイリノイ州シカゴ市のような大都市圏に近く、酪製品、卵、及び園芸品への需要が保証されている。その他の農産物では、メロン (ウォバッシュ・バレー南部)、トマト(インディアナ州中央部内に集中)、ブドウ、ハッカ(出典:USDA 収穫物プロフィール)、製菓用トウモロコシがある。それに加え、インディアナ州南部にはかなりの量のタバコの生産者がいる[111]。ここは元々の土地の多くが大草原でなく落葉性の木々を伐採する必要性があった。州南部に森林の多くが残っており、家具製造業の支えになっている。
インディアナポリス市には州内最大企業である製薬会社イーライリリー・アンド・カンパニーの国際本社と研究開発施設があり、またエバンズビル市にはミード・ジョンソン・ニュートリショナルズの世界本社がある[112]。インディアナ州は薬品の販売額と出荷額で国内第5位の州であり、私物薬学関連の雇用数では第2位である[113]。
雑誌「CEO」では、事業を進めるために最良の場所ランキングで、インディアナ州を中西部の第1位、国内第6位に推した[114]。
主な会社など
インディアナ州に本拠地のある企業には以下のようなものがある。
- イーライリリー・アンド・カンパニー
- アリソン・トランスミッション
- ジマー
- コンセコ
世帯と個人の収入
2010年国勢調査時点で、インディアナ州の世帯当たりの収入中央値は 44,616米ドルであり、国内50州とコロンビア特別区を含めて第36位である[115]。2005年の推計での値は 43,993米ドルだった。世帯総数の約20%にあたる498,700世帯が、年間収入5万ドルから74,999ドルの間に入っていた[116]。
ハミルトン郡の世帯当たりの収入中央値は州平均よりも35,000米ドル近く高い 78,932米ドルであり、国内の人口25万人未満の郡の中では第7位である。その次に来るのがやはりインディアナポリス市の郊外にあるヘンドリックス郡の 57,538米ドル、ジョンソン郡の56,251米ドルとなっている[116]。
2003年時点で、インディアナ州の一人当たりの収入は28,783米ドルだった。
州予算
インディアナ州は法または憲法で州財政を平衡させるよう要求していない。その代わりに負債を負うことを憲法で禁じている。困窮時の蓄えとして支出に比例した内部留保を持っている。個別条項拒否権を認めない数少ない州の1つである。
インディアナ州は3.4%の均一な州所得税率を採用している。また、多くのインディアナ州の郡は所得税を付加徴収している。州の消費税率は7%であり、食品、処方箋薬品、カウンター越しの薬品は免税にしている[117]。特定の区域では、調理された料理や飲料の販売について、1%(マリオン郡のみ2%)の飲食税を付加している[118] 。
資産税はインディアナ州内の不動産及び個人所有物の両方が課税対象となり、地方政府財務部によって管理されている。様々な課税主体(教育学区、郡、郡区、都市と町、図書館)が資産に対して課税することができ、その税率は資産がある場所の課税主体の税率を加算したものになる。しかし、2008年3月19日に「回路ブレーカー法」が成立し、家屋所有者の資産価値の1%、賃貸用資産の2%、事業資産の3%に上限が決められた。
2011年予算年度では、アメリカ合衆国の州の中でも最大の歳入超過となり、その額は12億米ドルだった。ミッチ・ダニエルズ州知事は2011年7月15日に州の雇員に最大1,000ドルのボーナス支給を承認した。8月の給与支給日に「期待通り」の雇員には500ドル、「期待以上」の雇員には750ドル、「傑出した働き」の雇員には1,000ドルが支払われた[119]。
エネルギー
インディアナ州は主に化石燃料、中でも石炭から発電を行っている。24か所の石炭火力発電所があり、国内最大のギブソン発電所もある。ギブソン発電所はマウントカーメル市のウォバッシュ川対岸にある。ニューオルバニーの西には、国内最大の二酸化硫黄排出量となっている石炭焚き発電所のギャラガー発電所もある[120] 。
州内の石炭推計埋蔵量は570億トンであり、毎年3,500万トンの石炭を採掘している[121]。風力、水力、バイオマス、太陽光のような再生可能資源の利用を増加させようとしてきたが、州南部に豊富な石炭資源があることもあって歩みが鈍い。新しい発電所の大半は石炭ガス化プラントである。
太陽光発電や風力発電は開発中であり、地熱発電は商業的に使われている状態である。2006年の試算で、風力発電の可能性は、タービン高さ50 mで30 MW、70 mで40,000 MW、100 mで130,000 MWとなっている[122]。2011年時点で総発電量1,340 MWの風力発電を据え付けてきた[123]。
- 2009年の発電量
燃料 | 発電容量 | 消費率 | 発電に対する比率 | 発電所数 |
---|---|---|---|---|
石炭 | 22,190.5 MW | 63% | 88.5% | 28か所 |
天然ガス | 2,100 MW | 29% | 10.5% | 15 施設 *ピーク対応に使われる |
風力 急成長している |
530.5 MW 1,836.5 MW 建設中のものが完成したとき |
? | ? | 4 か所 約 1,000–1,100 基 |
石炭ガス化 | 600 MW | ? | ? | 1 建設中 |
石油 | 575 MW | 7.5% | 1.5% | 10 か所 |
水力 | 64 MW | 0.0450% | 0.0100% | 1 か所 |
バイオマス | 28 MW | 0.0150% | 0.0020% | 1 施設 |
木材とゴミ | 18 MW | 0.0013% | 0.0015% | 3 か所 |
地熱と太陽光 | 0 MW | 0.0% | 0.0 | なし |
原子力 | 0 MW | 0.0% | 0.0 | なし |
総計l | 22,797.5 MW * 風力発電最大のとき |
100 % | 100 % | 46 か所 |
交通
空港
インディアナポリス国際空港はインディアナポリス大都市圏の用に供し、新しい旅客ターミナルの建設を終えたところである。新空港は2008年11月にオープンし、新しい中央旅客ターミナル、コンコース、航空管制塔、駐車場ができ、滑走路とエプロンが改善された[124]。
その他の空港としては、エバンズビル地域空港、フォートウェイン国際空港(州空軍の戦闘機大隊と供用)、サウスベンド地域空港がある。ゲーリー・シカゴ国際空港をシカゴの第3の空港とする提案が以前から行われており、2006年初期にその後10年間で4,800万米ドルの連邦予算が承認され、計画が進行している[125]。
テレホート国際空港は航空会社の便を運行せず、民間の用に供している。1954年以来インディアナ州空軍第181戦闘機大隊が駐留していた。しかし、2005年の基地再編計画で181戦闘機大隊はその役目を終え、F-16戦闘機が去って、一般用途のみになった。
州南部では、オハイオ川を渡ったケンタッキー州ルイビルのルイビル国際空港が利用できる。南東部はやはりオハイオ川対岸のケンタッキー州フローレンスにあるシンシナティ・ノーザンケンタッキー国際空港がある。北西部はシカゴ都市圏にあり、シカゴ・オヘア国際空港とシカゴ・ミッドウェー国際空港を利用している。
高規格道路
インディアナ州には州間高速道路として、64号線、164号線、65号線、265号線、465号線、865号線、69号線、469号線、70号線、74号線、80号線、90号線、94号線、275号線が通っている。インディアナポリス市内と周辺では様々な高規格道路が交差し、昔から主要鉄道や州を横切っていた運河の中継点になっている位置づけと共に、「アメリカの交差点」という州のモットーの根源になっている。州交通省が維持する州道も多い。これらはアメリカ国道と同じような番号付け方法を採っている。異なるクラスにある道路が同じ番号を持つことができる。例えば、州間高速道路64号線とインディアナ州道64号線が互いに近接して存在するが、特に関連がある訳ではない。
郡道
インディアナ州の大半の郡は格子状に配列された郡道を使っている。この仕組みが昔の無作為につけられた番号と名前の道路体系に代わり、識別しやすくなっている。この仕組みは氷河に削られて平らになっている北部や中央部ではうまく機能している。州の南側3分の1は田園部で、格子状配列が難しく、非体系的な命名になっている。
北部の郡には、格子配列を行わない、あるいは部分的に導入する郡もある。ダイアモンド状配列を行っている郡もある。ノックス郡はかつて異なる2つの測量格子に基づいて配列されていたために、2つの格子状配列を用いていたが、その後道路名を用い、道路を組み合わせることに決めた。
サウスベンド市が主要都市であるセントジョセフ郡の格子体系は、南北方向の道路にアルファベット順に木の名前をつけ、東西方向の道路にはやはりアルファベット順に著名人の名を付けた。ハミルトン郡はインディアナポリス市中心街からの番号を継承し、郡内は96番通りからティプトン郡と接する296番通りまで続いている。
鉄道
州内には全長4,255マイル (6,800 km) の鉄道路線があり、その91%がCSXトランスポーテーションやノーフォーク・サザン鉄道など一級鉄道会社により運営されている。その他の一級鉄道会社としては、カナディアン・ナショナル鉄道、カナダ太平洋鉄道の子会社であるスー・ライン鉄道、およびアムトラックがある。残り9%は地元の鉄道会社37社が運行している。シカゴからサウスベンドには最も重要な通勤線であるサウスショアー線がある。2002年にパーソンズ・コーポレーションが策定した計画に沿って、鉄道の整備を進めている[126]。インディアナポリス市にあるモノン・トレイルなど多くの余暇用トレイルは廃線跡を利用して造られてきた。
港
州内からは毎年水路によって7,000万トン以上の貨物を出荷している。これは国内50州の中で第14位である。州境の半分以上が水路であり、ミシガン湖から五大湖セントローレンス・シーウェイとオハイオ川を使う内陸ウォータウェイシステムという2つの水上輸送路に直接アクセスできる。その延長は400マイル (640 km) ある。州港湾部がバーンズハーバー、ジェファーソンビル、マウントバーノンの3港を運営している[127] 。
エバンズビルでは、公共3つと民間幾つかの港湾施設があり、オハイオ川を運行する5つの貨物船ラインが年中利用している。エバンズビルは125年前から税関港になっている。このことで国際貨物を保税で積み卸しできる。国際貨物は海岸の港ではなく、エバンズビルで入関できる。
教育
1816年に制定されたインディアナ州憲法により、国内では初めて公共教育に州の予算を充てることになった。公立大学に1郡区相当の土地も確保した。しかしその計画は開拓時代にはあまりに理想的過ぎたので、税金を流用できなかった。1840年代、ケイレブ・ミルズが税金で支える学校の必要性を提唱し、1851年の新憲法にその提案が入れられた。
公立学校体系の成長は法律的な問題で滞ったが、1870年には多くの公立小学校が使われていた。子供の大半は公立学校に通ったが、10%近くは私立学校や教区学校に入学した。大学生のほぼ半分は州が支援する4年制学校に入った。
州最大の教育機関はインディアナ大学であり、その旗艦校は1820年にインディアナ神学校として設立されたものである。1865年に師範学校としてインディアナ州立大学が設立された。パデュー大学は1869年に公有地貸与大学として認可された。このほか、ビンセンズ大学(1802年設立)、ボール州立大学(1918年設立)、南インディアナ大学(1965年設立)が独立系州立大学となった。
私立のカレッジと大学の多くは宗教系のものである。ノートルダム大学とセントフランシス大学は人気のあるローマ・カトリック系大学である。プロテスタント系大学としては、アンダーソン大学、バトラー大学、テイラー大学、デポー大学、アールハム・カレッジ、ヴァルパレーゾ大学[87]、エバンズビル大学がある。
テイラー大学は中西部の地域カレッジ109校の中で、USニューズ・サーベイによるアメリカの最良のカレッジの第1位に5年連続してなった[128]。さらにローズ・ハルマン工科大学は同雑誌による最良の工科大学院過程に2000年以降ランクされている[129][130]。
アイビー工科コミュニティカレッジは国内最大の州全体に渡る単一学部を持つコミュニティカレッジである。毎年20万人近い学生が利用する州最大の公共高等教育機関となっている。
単科及び総合大学
州立
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私立
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芸術・文化
- 参照:インディアナ州のテレビ局一覧
- 参照:インディアナ州のラジオ局一覧
美術館・博物館
オーケストラ
- インディアナポリス交響楽団
催事
スポーツチーム
日本との関連
州内には自動車関連企業を中心に多くの日本企業が進出している。インディアナポリス南東部にあるコロンバス市では家族も含めると300人以上の日本人/日系人が暮らしている。しかし、製造業のため日本人/日系人が住んでいないか数人しか住んでいないような中規模以下の都市に進出する企業が多い。
代表的な日系企業
その他
同州出身者
あ行
- ベーブ・アダムズ - 野球選手
- ウィリアム・アフィルス - プロレスラー
- タマシン・アレン - 牧師
- デヴィッド・アンスポー - 映画監督
- ロバート・ウィッシュネフスキー - 野球選手
- ウェンデル・ルイス・ウィルキー - 政治家
- カート・ヴォネガット - 小説家
- ゴードン・オールポート - 心理学者
か行
- グレッグ・キニア - 俳優
- マックス・キャリー - 野球選手 (アメリカ野球殿堂表彰者)
- ダン・クエール - 第44代アメリカ合衆国副大統領
- アレックス・グラマン - 野球選手
- ガス・グリソム - 宇宙飛行士
- チャック・クライン - 野球選手 (アメリカ野球殿堂表彰者)
- ウォルター・グレシャム - 政治家
- ショーン・ケンプ - バスケットボール選手
- ジェームズ・コールマン - 社会学者
さ行
- カーネル・サンダース - ケンタッキーフライドチキン創業者
- ジャネット・ジャクソン - 歌手
- マイケル・ジャクソン - 歌手
- ジム・ジョーンズ - カルト教団教祖
- トミー・ジョン - 野球選手
- J・J・ジョンソン - トロンボーン奏者
- ジョセフ・E・スティグリッツ - 経済学者
- ウェンデル・スタンリー - 生化学者
- リサ・ステッグマイヤー - タレント
- イジー・ストラドリン - ミュージシャン
- ヴェスト・スライファー - 天文学者
- スティーヴン・ソマーズ - 映画監督
た行
- オスカー・チャールストン - 野球選手 (アメリカ野球殿堂表彰者)
- ジェームズ・ディーン - 俳優
- ニコラス・ディンスモア - プロレスラー
- ジョン・デリンジャー - 銀行強盗・ギャング
- セオドア・ドライサー - 作家
- サム・トンプソン - 野球選手 (アメリカ野球殿堂表彰者)
な行
- ブルース・ナウマン - 芸術家
は行
- ジョセフ・ウォーカー・バー - 政治家
- ジェームズ・バスケット - 俳優
- ラリー・バード - バスケットボール選手
- ゲイリー・バートン - ヴィブラフォン奏者
- ビリー・ハーマン - 野球選手・監督 (アメリカ野球殿堂表彰者)
- アーニー・パイル - ジャーナリスト
- アン・バクスター - 女優
- フレディ・ハバード - トランペット奏者
- シャーメル・サリバン・ハフマン - プロレスラー
- ボブ・パリス - ボディビルダー
- ラリー・ビグビー - 野球選手
- エリック・ヒルマン - 野球選手
- ドリー・ファンク・シニア - プロレスラー
- ドリー・ファンク・ジュニア - プロレスラー
- ヴィヴィカ・フォックス - 女優
- ミック・フォーリー - プロレスラー
- モーデカイ・ブラウン - 野球選手・監督 (アメリカ野球殿堂表彰者)
- フォード・フリック - MLB3代目コミッショナー (アメリカ野球殿堂表彰者)
- エイヴリー・ブルックス - 俳優
- ブレンダン・フレイザー - 俳優
- ジョン・ヘイ - 政治家
- ベイビーフェイス - 歌手
- ジョシュア・ベル - バイオリニスト
- ラトロイ・ホーキンズ - 野球選手
- ハワード・ホークス - 映画監督
- ブレイン・ホーガン - 俳優
- コール・ポーター - 作曲家・作詞家
- ギル・ホッジス - 野球選手・監督
- ジミー・ホッファ - 全米トラック運転組合(International Brotherhood of Teamsters)元委員長
- シドニー・ポラック - 映画監督
- ダニー・ホリー - プロレスラー
ま行
- トーマス・ライリー・マーシャル - 政治家
- スコット・マクネリ - 実業家
- スティーブ・マックイーン - 俳優
- ブラッド・ミラー - バスケットボール選手
- フェリド・ムラド - 医学者
- ジョン・メレンキャンプ - ミュージシャン
- ウェス・モンゴメリー - ミュージシャン
- ドン・マッティングリー - 野球選手
や行
ら行
- サム・ライス - 野球選手 (アメリカ野球殿堂表彰者)
- ドン・ラーセン - 野球選手
- ウォルター・ラフィーバー - 歴史学者
- リンゴ・キッド(ジョニー・リンゴ) - ガンマン
- エイモス・ルーシー - 野球選手 (アメリカ野球殿堂表彰者)
- デイヴィッド・レターマン - 司会者
- アーロン・ローザンド - バイオリニスト
- エド・ローシュ - 野球選手 (アメリカ野球殿堂表彰者)
- デイヴィッド・リー・ロス - ミュージシャン
- アクセル・ローズ - ミュージシャン
- ケニー・ロフトン - 野球選手
- スコット・ローレン - 野球選手
- キャロル・ロンバード - 女優
わ行
州の象徴など
- 州民の代名詞-フージャー
- 州の鳥 - ショウジョウコウカンチョウ
- 州の花 - ボタン
- 州の木 - ユリノキ
- 州の川 - ウォバッシュ川
日本の姉妹都市
- (栃木県) - (インディアナ州)
- (大阪府河内長野市) - (カーメル市)
- (愛知県みよし市) - (コロンバス市)
- (栃木県栃木市) - (エバンズビル市)
- (岩手県久慈市) - (フランクリン市)
- (富山県高岡市) - (フォートウェイン市)、1977年
- (宮城県角田市) - (グリーンフィールド市)、1990年
- (長野県塩尻市) - (ミシワカ市)
- (群馬県太田市) - (ウエストラファイエット市)
- (静岡県静岡市) - (シェルビービル市)、1998年
- (島根県雲南市) - (リッチモンド市)
- (岐阜県多治見市) - (テレホート市)
脚注
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レファレンス
- インディアナ生活ガイドブック インディアナ日米協会発行
- 生活情報ガイドブック「オハイオ・インディアナ・ケンタッキー便利帳」Y's Publishing Co., Inc. 発行
- AAA TourBook Illinois/Indiana/Ohio版
関連項目
外部リンク
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