ウォバッシュ郡 (インディアナ州)
インディアナ州ウォバッシュ郡 | |
---|---|
設立 | 1835年 |
郡名の由来 | ウォバッシュ川 |
郡庁所在地 | ウォバッシュ |
最大のCity | ウォバッシュ |
面積 - 総面積 - 陸 - 水 |
1,090 km2 (420.98 mi2) 1,068 km2 (412.43 mi2) 22 km2 (8.54 mi2), 2.03% |
人口 - (2010年) - 密度 |
32,888人 33人/km2 (85人/mi2) |
標準時 | 東部: UTC-5/-4 |
ウォバッシュ郡(英: Wabash County)は、アメリカ合衆国インディアナ州の中央部北に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は32,888人であり、2000年の34,960人から5.9%減少した[1]。郡庁所在地はウォバッシュ市(人口10,666人[2])であり、同郡で人口最大の都市でもある。
歴史
[編集]ウォバッシュ郡となった地域には数千年前から先住民の文化が続いていた。フランス人探検家や交易業者が17世紀初めにマイアミ族インディアンと遭遇していた。
ウォバッシュ郡はアメリカ独立戦争後に開拓地が増加していた1835年に設立された。郡名はウォバッシュ川から採られた。「ウォバッシュ」という名前は、フランス人がこの川の名前としてつけたOuabache を英語風に綴ったものだった。フランス人交易業者はインディアンがこの川に付けていた「清澄な水」を意味するWabashikeからフランス語の名前にしていた。河床の大半は白い石灰岩だが、現在は泥で濁っている。
地理
[編集]アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は420.98平方マイル (1,090.3 km2)であり、このうち陸地412.43平方マイル (1,068.2 km2)、水域は8.54平方マイル (22.1 km2)で水域率は2.03%である[3]。
主要高規格道路
[編集]
|
隣接する郡
[編集]フルトン郡 | カズヤスコ郡 | ウィットリー郡 | ||
マイアミ郡 | ハンティントン郡 | |||
ウォバッシュ郡 | ||||
グラント郡 |
気候と気象
[編集]ウォバッシュ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
雨温図(説明) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
近年、郡庁所在地であるウォバッシュ市の平均気温は1月の14°F (-10 ℃) から7月の83°F (28 ℃) まで変化している。過去最低気温は1985年1月に記録された-24°F (-31 ℃) であり、過去最高気温は1988年6月に記録された103°F (39 ℃) である。月間降水量は2月の1.89インチ (48 mm) から6月の4.23インチ (107 mm) まで変化している[4]。
郡政府
[編集]郡政府は憲法による政体であり、インディアナ州憲法とインディアナ州法典によって特別の権力を認められている。
郡政委員会
[編集]郡政委員会は郡政府の立法府であり、郡の歳出や歳入を管理している。委員は郡内の選挙区から選出され、任期は4年間である。給与、年間予算、特別支出を設定する責任がある。郡レベルで所得税や資産税、消費税、サービス税を課する限定付き権限があるが、所得税と資産税は州の承認を要する[5][6]。
行政委員会
[編集]行政委員会は郡政府の行政府である。委員は郡全体を選挙区に選出され、任期は4年間で2年毎に半数が改選される。委員の一人、通常は最も経験のある者が議長になる。行政委員会は郡政委員会が決めた法を実行し、税金を集め、郡政府の日々の機能を管理する責任がある[5][6]。
郡裁判所
[編集]郡は幾らかの民事訴訟を扱うことのできる小規模裁判所を維持している。判事は4年間任期で選出され、インディアナ州法廷弁護士協会の会員でなければならない。判事を補助するのがコンスタブルと呼ばれる法執行官であり、やはり4年間任期で選出される。特定の事件における判決に対しては、州レベルの巡回裁判所に控訴できる[6]。
郡政府役人
[編集]上記以外に、保安官、評価官、検察官、検視官、監査官、財務官、登記官、測量師および巡回裁判所事務官が選挙で選ばれている。任期は4年間であり、郡政府の異なる部門を監督している。郡政府に選ばれる役人は支持政党を公にすることが求められ、また郡の住人でなければならない[6]。
人口動態
[編集]人口推移 | |||
---|---|---|---|
年 | 人口 | %± | |
1840 | 2,756 | — | |
1850 | 12,138 | 340.4% | |
1860 | 17,547 | 44.6% | |
1870 | 21,305 | 21.4% | |
1880 | 25,241 | 18.5% | |
1890 | 27,126 | 7.5% | |
1900 | 28,235 | 4.1% | |
1910 | 26,926 | −4.6% | |
1920 | 27,231 | 1.1% | |
1930 | 25,170 | −7.6% | |
1940 | 26,601 | 5.7% | |
1950 | 29,047 | 9.2% | |
1960 | 32,605 | 12.2% | |
1970 | 35,553 | 9.0% | |
1980 | 36,640 | 3.1% | |
1990 | 35,069 | −4.3% | |
2000 | 34,960 | −0.3% | |
2010 | 32,888 | −5.9% | |
Sources: United States Department of Commerce,Bureau of the Census, Population Division[7] Census Quickfacts[1] |
基礎データ
人種別人口構成
先祖による構成
|
年齢別人口構成
世帯と家族(対世帯数)
収入[編集]収入と家計 |
郡区
[編集]ウォバッシュ郡は下記7つの郡区に分割されている。
|
|
都市と町
[編集]
|
未編入の町
[編集]
|
|
廃村
[編集]- ドーラ
脚注
[編集]- ^ a b Quickfacts.census.gov - Wabash County - accessed 2011-12-06.
- ^ Quickfacts.census.gov - Wabash, Indiana - accessed 2011-12-06.
- ^ “Census 2010 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2011年11月5日閲覧。
- ^ a b “Monthly Averages for Wabash, Indiana”. The Weather Channel. 2011年1月27日閲覧。
- ^ a b Indiana Code. “Title 36, Article 2, Section 3”. IN.gov. 2008年9月16日閲覧。
- ^ a b c d Indiana Code. “Title 2, Article 10, Section 2”. IN.gov. 2008年9月16日閲覧。
- ^ Forstall, Richard L. (editor) (1996). Population of states and counties of the United States: 1790 to 1990 : from the twenty-one decennial censuses. United States Department of Commerce, Bureau of the Census, Population Division. pp. 50–53. ISBN 0-934213-48-8