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「中央・総武緩行線」の版間の差分

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== 概要 ==
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当路線は、[[新宿駅|新宿]]発の[[終電|最終電車]]が1:01([[三鷹駅|三鷹]]行き)であり、[[山手線]]の駅を発車する時間が最も遅くかつ、1時台に発車する唯一の放射路線である。

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== 列車種別 ==
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; '''黄色帯の電車'''([[JR東日本E231系電車|E231系]]・[[JR東日本209系電車|209系500番台]])
: 全てが総武線に直通し、単に'''[[中央・総武緩行線|総武線]]'''とも呼ばれる。[[御茶ノ水駅]]~[[三鷹駅]]の各駅の案内表示や車両の行き先LEDには一貫して「'''中央・総武線'''」と表記されている(中央快速線停車駅では「'''中央・総武線(各駅停車)'''」と案内)。[[三鷹駅]]~[[千葉駅]]間の運転を行なう。車庫運用の兼ね合いから、朝夕に中央線の[[武蔵小金井駅]]や[[立川駅]]まで足を伸ばす列車もある。運転形態は[[中央・総武緩行線#運転形態|中央・総武緩行線]]を参照のこと。
; '''水色帯の電車'''(E231系800番台・[[営団05系電車|東京地下鉄05系]]・[[営団07系電車|07系]])
: 東西線直通用の車両であり、中央緩行線内では[[中野駅 (東京都)|中野駅]]~三鷹駅で運転を行なう。中野駅~三鷹駅の区間においては、約半分弱の列車がこの系統となっている。
: 国鉄時代においては、自社車両([[国鉄103系電車|103系]]・[[国鉄301系電車|301系]])は現在の水色の帯ではなく、銀色車両に黄色の帯が巻かれている車両を使用していた。御茶ノ水駅経由のいわゆる中央総武線の車両は、全体的に黄色の塗装がなされていたことで、判別可能とされていた為である。また、[[大都市近郊区間|東京近郊区間]]の案内においては[[日本の鉄道ラインカラー一覧|ラインカラー]]も灰色(<span style="color:gray">■</span>)が充当されている。しかし、上記の[[中央・総武緩行線|黄色い電車]]に[[国鉄205系電車|205系電車]]が就役して以降、[[誤乗]]防止のために東西線車両と同じ水色の帯に塗り替えられた。
; '''朱色の電車'''([[国鉄201系電車|201系]]・[[JR東日本E233系電車|E233系]])
: [[画像:Kakuekitakao.jpg|thumb|right|250px|各駅停車表示のある201系方向幕]]早朝・深夜は総武線との直通を行なわないので、[[東京駅]]と[[高尾駅 (東京都)|高尾]]方面のあいだで各駅停車を運転する。[[御茶ノ水駅]]と三鷹駅で快速線と緩行線の亘りを行なう。
: この列車は『各駅停車』と[[方向幕|方向表示幕]]に種別が併記されている(例えば「各駅停車」高尾の様に記載される:画像参照)。JR東日本では各駅停車は通常種別無表示であるが、快速線の快速(特別快速、急行、特急は除く)が種別無表示である上に、各駅停車の表記を特に行うのは珍しいケースである。また、正面下側の種別欄は中央特快等とは異なり、快速同様の朱色表示となる。E233系の行き先表示LEDでは、中央・総武線の路線カラーである黄色地の上に黒文字で「各駅停車」という文字を表示させている。

== 使用車両 ==
{{main|中央・総武緩行線#使用車両}}

== 呼称について ==
最近では中央線・総武線の接点である[[御茶ノ水駅]]に近づいたときの黄色帯車両の車内放送および中野駅(東西線直通の電車と区別するため)で「中央線直通」「総武線直通」とアナウンスされることもあるが、多くの車掌はただ単に「各駅停車の千葉行きです」などと種別のみ言い、系統路線名を言わない。

三鷹~中野間の上りホームでは、緩行線ホームに黄色帯の車両のほかに行先の共通する東西線直通列車も発着するため、ホーム上の電光掲示案内などでは黄色帯の車両による総武線直通電車(御茶ノ水駅経由)を「総武線」と、東西線直通電車は「東西線」と表記しいるがこれはあくまで便宜的なものである。なお、朱色の車両による東京・中野終着の中央線各駅停車の場合、その部分は空白である。

本系統、特に黄色帯の車両による各駅停車は、利用者の一部から「総武線」と呼ばれる場合がある。これは複々線区間における緩行線と快速線が「別路線の並行」のように扱われることによる(もっともJR東日本の東京近郊では、複々線を同一路線の緩急分離ではなく「別路線の並行」として扱っている箇所が多い)。緩行線で主に使用されている黄色帯(カナリアイエロー)の電車は総武線との相互直通運転をしており、早朝・深夜以外は東京駅始発の各駅停車がないことがあり、主に東京発着の快速線と早朝深夜の各駅停車、つまり「オレンジ色の電車だけが中央線」だと認識されているためである。中央本線区間では新宿駅から総武本線方面へ運行された[[準急列車|準急行列車]]・[[急行列車]]や夏期の[[臨時列車]]を除いては各駅に停車して運転されていたことなどがある。沿線企業による広告で「総武線[[飯田橋駅]]から徒歩10分」「総武線[[大久保駅 (東京都)|大久保駅]]からバスで7分」といった記述が見られる。

蛇足ながらJR東日本[[東日本旅客鉄道東京支社|東京支社]]では、総武線[[秋葉原駅]]に於いて、「中央線」と表記する時刻表を掲げていたことがある。これは路線の境目(御茶ノ水駅)よりも支社管轄の区分(秋葉原駅。隣の浅草橋駅より千葉方面が[[東日本旅客鉄道東京支社|千葉支社]]管轄)に影響されたものと見られる。

== 関連項目 ==
* [[中央本線]]
* [[中央快速線]]
* [[中央・総武緩行線]]
* [[東京地下鉄東西線]]
* [[総武本線]]
* [[通勤五方面作戦]]

[[Category:関東地方の鉄道路線|ちゆうおうせんかくえきていしや]]
[[Category:東日本旅客鉄道|路ちゆうおうせんかくえきていしや]]
{{東京近郊区間}}

[[ko:주오 완행선]]

2007年9月27日 (木) 09:58時点における版

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中央・総武線の車両 E231系電車

中央・総武緩行線(ちゅうおう・そうぶかんこうせん)とは、東京都三鷹市三鷹駅から御茶ノ水駅を経由し千葉県千葉市中央区千葉駅までを結ぶ、東日本旅客鉄道(JR東日本)の中央本線各駅停車総武本線の各駅停車が直通運転する鉄道路線の通称であり、一般にそのラインカラーから「黄色の電車」とも表現される。

この区間には中央線複々線区間における緩行線(三鷹駅~御茶ノ水駅)と総武線複々線区間における緩行線(錦糸町駅~千葉駅)を含む。

概要

御茶ノ水駅を介して、中央本線と総武本線の各駅停車が直通運転している路線をまとめて中央・総武緩行線(中央線・総武線各駅停車)という。運行されている列車(E231系209系の黄色帯電車)は、車両のLED表示では運行地点や方向にかかわらずすべて「中央・総武線」で統一されている(早朝・深夜に御茶ノ水以東のみを走り、中央線内をまったく走らない電車に対してもこの表示である)。駅ホームなどでの案内上は主に中央線(三鷹駅~御茶ノ水駅)内では方面にかかわらず「中央・総武線(各駅停車)」または「中央・総武線」がほとんど。総武線(秋葉原駅千葉駅)内では方面にかかわらず単に「総武線」、総武快速線の停車駅では「総武線(各駅停車)」で案内している駅が多数である。また、東京近郊路線図では「中央線・総武線(各駅停車)」、鉄道運行情報では「中央・総武各駅停車」であるなど、その表記は非常に多岐に渡る。だが、三鷹~千葉の全駅に渡って「総武」の文字は必ず含めて案内されている。 なお、正式名称やJRにおける表記は上記のとおりであるが、中央線の区間について、沿線住民などの間では、緩行線のことを「総武線」と呼び、快速線のことを「中央線」と呼ぶこともある。詳細は中央緩行線#呼称についてを参照

浅草橋駅以東のいくつかの駅のプラットホームの方面案内には、直通しない「上野」の表記がある。いくつかの駅のプラットホームでは快速線の「東京」の表記もある。

直通運転は、東京駅発着の中央線各駅停車が運転される一部時間帯(早朝と深夜)を除き実施されている(但し大型工事の実施や運行障害(特に夜間)の発生の場合はその限りではない)。三鷹駅~中野駅間は土休日ダイヤで中央快速線高円寺駅阿佐ケ谷駅西荻窪駅を通過する関係で土休日ダイヤの方が本数が多い(この区間の日中1時間当たりの運転本数は東西線直通列車を含めて平日8本、土休日12本)。なお早朝と深夜は総武線側の各駅停車は御茶ノ水駅で折り返し運転となる。また中央本線各駅停車が運転される時間帯の前後の朝夜間に中央本線武蔵小金井駅国分寺駅立川駅を始発・終着する中央・総武線直通の列車も存在する。

また、東京メトロ東西線と相互直通運転を行い、中央線側が中野駅から三鷹駅まで、総武線側が西船橋駅から津田沼駅までそれぞれ相互に乗り入れている。総武線側は平日の朝夕のみの乗り入れだが、中央線側の中野駅から三鷹駅までの緩行線では約半分弱の列車が東西線に直通している。但し、終日直通運転がある訳ではない。なお、東葉高速鉄道の車両は相互乗り入れを行わず、その関係で昼間の東京メトロ東西線の快速列車は中野駅での折り返しである。

また、三鷹~中野間と船橋~津田沼間は、緩行線ホームに行先の共通する東西線直通列車も発着するため、それとの区別のためにホーム上の電光掲示案内などでは御茶ノ水経由の列車を「総武線」と、東西線直通列車は「東西線」と案内表示されている(東京行の中央線各駅停車の場合、その部分は空白)が、これはあくまで便宜上である。

ラインカラーカナリアイエロー(国鉄黄色1号)。

運転形態

列車の運行経路としては、以下の駅を始発・終着で運行されている。

総武本線
千葉駅幕張駅津田沼駅西船橋駅御茶ノ水駅
中央本線
中野駅三鷹駅武蔵小金井駅国分寺駅立川駅

また、新宿駅から総武本線内房線外房線方向へ運行される列車や、千葉駅から中央本線へ運行される列車のうち、総武本線の支線である御茶ノ水駅~錦糸町駅を経由するものもある。しかし、運行されている各駅停車列車の運転密度が高い線区であるため、こういった列車運行は定期列車・臨時列車含めてごく少数に留まっている。

御茶ノ水駅を挟んで西側が中央本線、東側が総武本線となる。そのことから、京浜東北線と同様に上り・下りの概念が総武本線支線の起点である錦糸町駅を挟んで崩れることから、運転系統上は以下のように呼称される。

総武本線から中央本線へ向かう列車
「B線」(びーせん)または「西行」(にしゆき)
中央本線から総武本線へ向かう列車
「A線」(えーせん)または「東行」(ひがしゆき)

平日日中の運転本数は津田沼~中野間では1時間当たり11本であり、運転間隔は5~6分。千葉発着の列車と津田沼発着の列車が交互に運転される。また、中野折り返しの列車は1時間あたり7本であり、残り4本が三鷹に直通する。また、中野~三鷹間では地下鉄東西線直通列車も1時間当たり4本走る。

土休日日中の場合、津田沼~中野間の運転本数は1時間当たり12本で、運転間隔は5分。津田沼発着と千葉発着が交互に運転されるのは平日と変わらないが、中野折り返しは1時間当たり4本(15分間隔)となり、三鷹へは8本が直通する。地下鉄東西線直通列車は4本である。中野~三鷹間の運転本数が平日と大幅に異なるが、これは土休日の快速が、高円寺・阿佐ヶ谷・西荻窪の3駅を通過するためである。

列車番号と運用

列車番号は、上2ケタ(時間帯によっては1ケタ)が始発駅の発車時間帯(24時制)を表し、下2ケタが運用番号となる方式を採用している。運用番号は01から始まる奇数の番号である。東行は中央本線基準で上り扱いのため、当該運用番号から1を減じた偶数を用いて列車番号とする。また、末尾のアルファベットはかつては所属車両基地を表していたが、現在は車両が全て三鷹電車区に集約されたため、使用車種により区別されている。BがE231系による運用を表し、Cが209系による運用を表すようになった。(ただし、運用上の都合でE231系によるC運用や209系によるB運用が発生する場合がある)

なお、東西線直通列車の列車番号末尾のアルファベットは、東西線内で快速運転をする列車(通勤快速・東葉快速を含む)についてはA、東西線内で各駅に停車する列車についてはYを使用する。運用番号は東西線内と共通である。ただし、東西線内での列車番号下2桁は西船橋方面、中野方面ともに運用番号のままである(つまり、すべて奇数である)。

地下鉄との直通運転

都心部を通過するこの路線における混雑緩和のために、東京メトロ東西線と以下の区間において相互直通運転を行っている。

中野駅~三鷹駅間
西船橋駅~津田沼駅間(但し、平日朝夕のみ)

沿革

1923年(大正12年)の関東大震災以前の総武本線は、両国橋駅(現在の両国駅)を起点としており、東京を起点とする国鉄の中では、隅田川東岸にターミナル駅を有している路線であった。しかし、震災以前より多くの利用客が隅田川を渡る東京市電を利用しており、その混雑が顕著であったことから、震災復興の際に同駅より都心へ結ぶ路線を建設し、同時に中央本線に乗り入れる計画を立て、両国駅~御茶ノ水駅間の高架路線と御茶ノ水駅~中野駅間の線増(複々線化)建設を行い、前者は1932年(昭和7年)に完成し、後者は1933年(昭和8年)に完成した。

なお、同区間の落成した後の1943年(昭和18年)に中央本線にあった万世橋駅を廃止した。

両国駅~御茶ノ水駅の高架線と御茶ノ水駅~中野駅の複々線化が以上の経緯で建設されたのに対し、それ以外の線増区間は首都圏5方面通勤輸送改善作戦の一環として計画された。中央本線側の複々線化事業は1966年(昭和41年)に中野駅から荻窪駅までの区間が、1969年(昭和44年)に荻窪駅から三鷹駅までの区間が緩行線の新設ということで完成し、中央・総武線電車が三鷹駅までの乗り入れを果たし、現在の三鷹駅~千葉駅間の中央・総武線の原形が完成した。その間、1963年(昭和38年)には山手線103系新製投入に伴い101系が順次、中央総武緩行線に転属され1969年(昭和44年)に全車両が101系に統一された。

総武本線側は1972年(昭和47年)7月15日東京駅から錦糸町駅までの新設と錦糸町駅から津田沼駅までの複々線化で快速電車を分離し、これまで1時間あたりおよそ1~2本運行されていた中野駅発着の総武線快速は廃止された。津田沼駅から千葉駅までは複線だったので、各駅停車と快速が共用した。1981年(昭和56年)に津田沼駅から千葉駅までの総武快速線が完成したことで、ほぼ現行の運行形態になっている。1982年(昭和57年)には101系置換えのため201系が投入された。

1990年代末期に当路線を走る103系電車の車両故障が頻発したため、老朽車両ばかりを走らせているとマスメディアから批判された。この影響もあって、2000年(平成12年)にE231系電車が導入されると、103系電車などの旧型電車は短期間で置き換えられた。なお同線に在籍していた201系や205系はさほど老朽化しておらず、問題になっていた車両ではないが、209系・E231系に統一させることで整備等の合理化を図るため全て他線へと転出した。

2006年11月20日から女性専用車が設定された(詳しくは本稿の#女性専用車も参照)。

2007年、JR移行20周年記念事業として車内の自動放送を導入予定。

駅一覧

正式路線名 駅名 駅間キロ 累計キロ 各駅停車 地下鉄東西線直通 中央線快速 総武線快速 接続路線 所在地
総武本線 千葉駅 - 0.0     東日本旅客鉄道:内房線外房線総武本線成田線総武線(快速)の直通運転を含む)
京成電鉄千葉線京成千葉駅
千葉都市モノレール1号線2号線
千葉県 千葉市中央区
西千葉駅 1.4 1.4      
稲毛駅 1.9 3.3       千葉市稲毛区
新検見川駅 2.7 6.0       千葉市花見川区
幕張駅 1.6 7.6      
幕張本郷駅 2.0 9.6     京成電鉄:千葉線(京成幕張本郷駅
津田沼駅 2.9 12.5   新京成電鉄新京成線新津田沼駅 習志野市*1
東船橋駅 1.7 14.2     船橋市
船橋駅 1.8 16.0   東武鉄道野田線
京成電鉄:本線京成船橋駅
西船橋駅 2.6 18.6   東日本旅客鉄道:武蔵野線京葉線
東葉高速鉄道東葉高速線
東京地下鉄東西線(T-23)
下総中山駅 1.6 20.2      
本八幡駅 1.6 21.8     京成電鉄:本線(京成八幡駅
都営地下鉄新宿線(S-21)
市川市
市川駅 2.0 23.8      
小岩駅 2.6 26.4       東京都 江戸川区
新小岩駅 2.8 29.2       葛飾区
平井駅 1.8 31.0       江戸川区
亀戸駅 1.9 32.9     東武鉄道:亀戸線 江東区
錦糸町駅 1.5 34.4   東京まで運転 東日本旅客鉄道:総武線(快速)(東京方面)
東京地下鉄:半蔵門線(Z-13)
墨田区
両国駅 1.5 35.9   東京方面横須賀線直通運転 都営地下鉄:大江戸線(E-12)
浅草橋駅 0.8 36.7   都営地下鉄:浅草線(A-16) 台東区
秋葉原駅 1.1 37.8   東日本旅客鉄道:山手線京浜東北線
東京地下鉄:日比谷線(H-15)
首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線(01)
千代田区
御茶ノ水駅 0.9 38.7   東日本旅客鉄道:中央線(快速)東京方面)
東京地下鉄:丸ノ内線(M-20)、千代田線新御茶ノ水駅:C-12)
中央本線
水道橋駅 0.8 39.5   都営地下鉄:三田線(I-11)
飯田橋駅 0.9 40.4 (●)   東京地下鉄:東西線(T-06)、有楽町線(Y-13)、南北線(N-10)
都営地下鉄:大江戸線(E-06)
市ケ谷駅 1.5 41.9     東京地下鉄:有楽町線(Y-14)、南北線(N-09)
都営地下鉄:新宿線(S-04)
四ツ谷駅 0.8 42.7     東京地下鉄:丸ノ内線(M-12)、南北線(N-08)
信濃町駅 1.3 44.0       新宿区
千駄ケ谷駅 0.7 44.7     都営地下鉄:大江戸線(国立競技場駅:E-25) 渋谷区
代々木駅 1.0 45.7     東日本旅客鉄道:山手線
都営地下鉄:大江戸線(E-26)
新宿駅 0.7 46.4     東日本旅客鉄道:山手線、埼京線湘南新宿ライン
小田急電鉄小田原線
京王電鉄京王線京王新線
東京地下鉄:丸ノ内線(M-08)
都営地下鉄:新宿線(S-01)、大江戸線(E-27、新宿西口駅:E-01)
新宿区
大久保駅 1.4 47.8      
東中野駅 1.1 48.9     都営地下鉄:大江戸線(E-31) 中野区
中野駅 1.9 50.8   東京地下鉄:東西線(T-01)
高円寺駅 1.4 52.2     杉並区
阿佐ケ谷駅 1.2 53.4    
荻窪駅 1.4 54.8   東京地下鉄:丸ノ内線(M-01)
西荻窪駅 1.9 56.7    
吉祥寺駅 1.9 58.6   京王電鉄:井の頭線 武蔵野市
三鷹駅 1.6 60.2   東日本旅客鉄道:中央線(快速) 三鷹市*2
武蔵境駅 1.6 62.8     西武鉄道西武多摩川線 武蔵野市
東小金井駅 1.7 64.5       小金井市
武蔵小金井駅 1.7 66.2      
国分寺駅 2.3 68.5     西武鉄道:西武多摩湖線・国分寺線 国分寺市
西国分寺駅 1.4 69.9     東日本旅客鉄道:武蔵野線
国立駅 1.7 71.6       国立市
立川駅 3.0 74.6     東日本旅客鉄道:青梅線・南武線
多摩モノレール:(立川南駅もしくは立川北駅接続)
立川市
凡例
●:停車 ┃:通過 ■:直通 □:朝夕に直通 ▲:土曜休日は通過 ○:朝晩数本程度のみ (●):東京地下鉄の駅に停車
三鷹~立川間は早朝千葉方面に数本、夜に千葉方向から数本程度のみ。ほとんどが三鷹止まり。
*1 津田沼駅:正式な所在地は習志野市だが構内の一部が船橋市にかかる。
*2 三鷹駅:津田沼駅と同様に、正式な所在地は三鷹市だが構内の一部が武蔵野市にかかる。

使用車両

中央・総武緩行線用209系500番台

現在使用している車両は全て10両編成を組んでいる。

中央・総武線各駅停車

御茶ノ水駅経由で中央・総武線として運行されている車両。現行車両ではラインカラーであるカナリアイエロー色の帯を巻いている。(いずれも三鷹電車区所属)

以前使用していた車両

東京メトロ東西線乗り入れ車両

中央・総武緩行線内では三鷹駅~中野駅・西船橋駅~津田沼駅(平日朝夕のみ)で見ることができる。現行車両ではライトブルーとブルーの2本の帯を巻いている。

自社車両(東日本旅客鉄道)

一応、JRの車両は東葉高速鉄道には乗り入れ可能ではあるが、行われていない。

以前使用していた車両
他社車両
以前使用していた車両

なお、保安設備の都合上、東葉高速鉄道の車両は中央・総武線内には乗り入れできない。

その他

中央線内の早朝・深夜においては、日中などに中央快速線として運行されている車両も走行する。詳しくは中央緩行線を参照。

女性専用車

2006年11月20日から、錦糸町駅を7:20~9:20までに発車する西行(御茶ノ水(中央線)方面行き)の全電車10号車(先頭車両)に設定。実施区間は御茶ノ水まで。東行(千葉方面行き)の電車と、中央線区間(御茶ノ水~三鷹)では設定されない。JR東日本では埼京線中央快速線常磐緩行線に次ぐ4例目である。

津田沼西船橋間は、東京メトロ東西線直通電車でも実施している。東西線では当初中野までの全区間で実施していたが、後に大手町までに変更された。

関連項目

中央緩行線(ちゅうおうかんこうせん)とは、東日本旅客鉄道(JR東日本)管内の中央本線において御茶ノ水駅三鷹駅間の複々線の区間における緩行線、すなわち運転区分の内では中央線各駅停車と一般に言われている列車を運転している路線のことを指す。

総武線との接点、御茶ノ水駅と列車

概要

おもに中央・総武線各駅停車中央・総武緩行線)と呼ばれる列車が中央緩行線内から総武本線千葉駅まで直通運転されていて、早朝・深夜は中央線各駅停車が東京駅まで運行される。また、三鷹駅から中野駅を経て、東京地下鉄東西線経由で東葉高速鉄道東葉高速線東葉勝田台駅、総武本線津田沼駅までの直通運転を行なう。

並行する中央快速線が速く利用する客が多いため、東京の数ある通勤路線で最も空いている路線の一つである。国土交通省の調査による2005年度のピーク時混雑率は、中央快速線は211%であるのに対し中央緩行線は89%(代々木千駄ケ谷)となっており、ラッシュ時の乗車率が100%未満のときもある。しかし、快速線が事故等で不通となった場合は、緩行線に乗客が移り、非常に混雑する。

当路線は、新宿発の最終電車が1:01(三鷹行き)であり、山手線の駅を発車する時間が最も遅くかつ、1時台に発車する唯一の放射路線である。

停車駅

列車種別

各駅停車のみだが、3つの系統があるために注意が必要である。

黄色帯の電車E231系209系500番台
全てが総武線に直通し、単に総武線とも呼ばれる。御茶ノ水駅三鷹駅の各駅の案内表示や車両の行き先LEDには一貫して「中央・総武線」と表記されている(中央快速線停車駅では「中央・総武線(各駅停車)」と案内)。三鷹駅千葉駅間の運転を行なう。車庫運用の兼ね合いから、朝夕に中央線の武蔵小金井駅立川駅まで足を伸ばす列車もある。運転形態は中央・総武緩行線を参照のこと。
水色帯の電車(E231系800番台・東京地下鉄05系07系
東西線直通用の車両であり、中央緩行線内では中野駅~三鷹駅で運転を行なう。中野駅~三鷹駅の区間においては、約半分弱の列車がこの系統となっている。
国鉄時代においては、自社車両(103系301系)は現在の水色の帯ではなく、銀色車両に黄色の帯が巻かれている車両を使用していた。御茶ノ水駅経由のいわゆる中央総武線の車両は、全体的に黄色の塗装がなされていたことで、判別可能とされていた為である。また、東京近郊区間の案内においてはラインカラーも灰色()が充当されている。しかし、上記の黄色い電車205系電車が就役して以降、誤乗防止のために東西線車両と同じ水色の帯に塗り替えられた。
朱色の電車201系E233系
ファイル:Kakuekitakao.jpg
各駅停車表示のある201系方向幕
早朝・深夜は総武線との直通を行なわないので、東京駅高尾方面のあいだで各駅停車を運転する。御茶ノ水駅と三鷹駅で快速線と緩行線の亘りを行なう。
この列車は『各駅停車』と方向表示幕に種別が併記されている(例えば「各駅停車」高尾の様に記載される:画像参照)。JR東日本では各駅停車は通常種別無表示であるが、快速線の快速(特別快速、急行、特急は除く)が種別無表示である上に、各駅停車の表記を特に行うのは珍しいケースである。また、正面下側の種別欄は中央特快等とは異なり、快速同様の朱色表示となる。E233系の行き先表示LEDでは、中央・総武線の路線カラーである黄色地の上に黒文字で「各駅停車」という文字を表示させている。

使用車両

呼称について

最近では中央線・総武線の接点である御茶ノ水駅に近づいたときの黄色帯車両の車内放送および中野駅(東西線直通の電車と区別するため)で「中央線直通」「総武線直通」とアナウンスされることもあるが、多くの車掌はただ単に「各駅停車の千葉行きです」などと種別のみ言い、系統路線名を言わない。

三鷹~中野間の上りホームでは、緩行線ホームに黄色帯の車両のほかに行先の共通する東西線直通列車も発着するため、ホーム上の電光掲示案内などでは黄色帯の車両による総武線直通電車(御茶ノ水駅経由)を「総武線」と、東西線直通電車は「東西線」と表記しいるがこれはあくまで便宜的なものである。なお、朱色の車両による東京・中野終着の中央線各駅停車の場合、その部分は空白である。

本系統、特に黄色帯の車両による各駅停車は、利用者の一部から「総武線」と呼ばれる場合がある。これは複々線区間における緩行線と快速線が「別路線の並行」のように扱われることによる(もっともJR東日本の東京近郊では、複々線を同一路線の緩急分離ではなく「別路線の並行」として扱っている箇所が多い)。緩行線で主に使用されている黄色帯(カナリアイエロー)の電車は総武線との相互直通運転をしており、早朝・深夜以外は東京駅始発の各駅停車がないことがあり、主に東京発着の快速線と早朝深夜の各駅停車、つまり「オレンジ色の電車だけが中央線」だと認識されているためである。中央本線区間では新宿駅から総武本線方面へ運行された準急行列車急行列車や夏期の臨時列車を除いては各駅に停車して運転されていたことなどがある。沿線企業による広告で「総武線飯田橋駅から徒歩10分」「総武線大久保駅からバスで7分」といった記述が見られる。

蛇足ながらJR東日本東京支社では、総武線秋葉原駅に於いて、「中央線」と表記する時刻表を掲げていたことがある。これは路線の境目(御茶ノ水駅)よりも支社管轄の区分(秋葉原駅。隣の浅草橋駅より千葉方面が千葉支社管轄)に影響されたものと見られる。

関連項目