コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

BS熱中夜話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
熱中夜話から転送)

BS熱中夜話』(ビーエスねっちゅうやわ)は、NHK衛星第2テレビジョン(BS2)で放送されたテレビ番組である。『BSマンガ夜話』から派生した番組であるといえる。

概要

[編集]

毎回テーマが決められており、それにまつわるマニアックな番組進行が特徴であった。司会はビビる大木田丸麻紀が担当した。当初は、毎週木曜の24:00 - 24:39に放送されたが、好評につき、2009年4月からは毎週金曜の20:00 - 20:44に放送時間が移動となった。2010年4月2日からは『熱中スタジアム』にリニューアルされた。

番組構成

[編集]

毎回、テーマ(例えば戦国武将ビートルズなど)が決められており、一般公募の参加者がスタジオに集まって熱く語り合う。内容にもよるが、1つのテーマに付き2 - 3回に分けて放送し、そのテーマに詳しいゲストが2 - 3人出演する。その話題に関するクイズも出題することもある。しばしばトークがマニアックな方向に走り司会者の大木、田丸が理解できないこともある。

出演者

[編集]
  • ビビる大木
    自らの感情や知識をあまり出さずに、観察者として冷静な立ち位置で周りの状況を分析する。その立ち位置を守るスタイルから、お題に対して深い思いを持つ出演者やスタジオ参加ファンの熱いトークに置き去りになることもある。
  • 田丸麻紀
    常に視聴者側の立場に立っており、素人の立場から冷静に語るのが特徴であった。取り上げた殆どのお題に関心を抱いていなかったと吐露しており[1]、大木がスタジオに集ったファンの心情を鑑みて、これからは関心を持つ旨のフォローコメントを誘って言わせたが、どう見ても乗り気であるようには思えないとも突っ込まれた。

放送リスト

[編集]
回数 テーマ 放送期間 ゲスト 備考
第1弾 日本の 2007年12月1415日 山本晋也
豊岡真澄
第1夜は「我々はいかに城に魅せられたかを語る夜」と題してクイズを交えてトークを行った。
第2夜「勃発!第二次大阪冬の陣~『攻防こそが城の醍醐味』と知る夜~」実際に城の模型を使って模擬戦を行った。
第2弾 ウルトラマン 2008年4月31017日 桜井浩子
ひし美ゆり子
泉麻人
数あるウルトラシリーズの中から、『ウルトラマン』と『ウルトラセブン』を取り上げた。
ウルトラQ(クイズ)編(番組の『ウルトラQ』ではない)、キャラクター編、ストーリー編に分けて放送された。
第3弾 戦国武将 2008年4月24日5月1日 松村邦洋
江川達也
第1夜は「伊達政宗真田幸村織田信長」を特集。
第2夜は「大河ドラマで主役をやってほしい戦国武将」と題してアンケート結果をベストテン形式で発表した。
両夜とも松村のものまねで、『葵 徳川三代』の津川雅彦徳川家康)と西田敏行徳川秀忠)が再現され大好評[誰に?]であった。
第4弾 ビートルズ 2008年5月1522日 鈴木慶一
萩原健太
一般席にはNHKアナウンサー松本和也がビートルズのファン「ぽお」として座っていた。第2夜では松本も数あるコピーバンドの一員として演奏を行なった。
第5弾 巨大建造物鑑賞 2008年5月29日6月512日 半田健人 工場編、ダム編、鉄塔水門編が放送された。ファン代表として『工場萌え』著者の石井哲・大山顕、『ダム』著者の萩原雅紀、『東京鉄塔』著者の長谷川秀記(サルマルヒデキ)、『恋する水門』著者の佐藤淳一らが登場。ファンの間では「サミット」と評される。
第6弾 2008年6月26日7月3日 渡辺正行
朴璐美
第7弾 ヒーローソング 2008年7月1017日 ささきいさお
藤岡弘、
RIDER CHIPS
唐沢俊一
田中公平
遠藤正明
腹巻猫
加藤夏希
河崎実
6月15日に秋葉原UDXシアターで公開収録が行われた。
第8弾 水族館 2008年8月714日 彦摩呂
さかなクン
安西真実
中村元
イルカペンギンラッコアザラシアシカなどを扱った海獣編、マニアックなお魚を扱ったマイ・フェイバリット・フィッシュ編が放送された。
第9弾 スターウォーズ 2008年8月21日9月4日 石上三登志
金子貴俊
第1夜は『マイ・フェイバリット・キャラクター』と題し、ルーク・スカイウォーカーダース・ベイダーオビ=ワン・ケノービハン・ソロの4人を中心に特集。
第2夜は『ライフ・オブ・スターウォーズ』と題し、「演じる」「作る」「集める」「結婚する」「ボランティア」「戦う」をキーワードとしてファンの人生とスターウォーズとの関わり方を特集。
また、2008年7月に行われた「スター・ウォーズ セレブレーション・ジャパン」に招待された俳優からのメッセージなども放送された。
第10弾 クイーン 2008年9月1125日 パッパラー河合
石井一孝
東郷かおる子
フレディ・マーキュリー編、ブライアン・メイジョン・ディーコンロジャー・テイラー編の2夜が放送、各メンバーの魅力がファンによって語られた。
第11弾 熱中夜話人物図鑑(上半期総集編) 2008年10月2日 唐沢俊一
朴璐美
これまで出演したファンを撮る人々、まねる人々、作る人々などに分類、田丸麻紀迷言集なども披露された。
第12弾 三国志 2008年10月1623日30日 加藤徹
谷井一郎
劉備編、曹操編、マイ・フェイバリット・キャラクター編の3夜が放送、三国志の各場面の映像には「人形劇 三国志」が使われた。第2夜の一般席に井戸田潤も参加した。
第13弾 ロボット 2008年11月1320日 有野晋哉
一之瀬まゆ
坂本三佳
ROBO-ONEなど自作ロボットで闘い合う人たちを取材した「ロボットバトルナイト」、現在開発中のロボットを取材した「夢のロボットナイト」の2夜が放送された。
第14弾 2008年11月27日12月4日 蝶野正洋
清水ミチコ
第15弾 新選組 2008年12月1118日 はしのえみ
石井康太
山村竜也
近藤勇土方歳三沖田総司編、番組HPアンケート「好きな隊士」ランキングを発表した隊士銘々伝編の2夜が放送。全国の新選組同好会が集結し、沖田総司の顔が復元されたりした。隊士紹介には「新選組!」の映像が使われた。一般席にはダーリンハニー長嶋智彦が着席、一ファンとしてトークに参加。
第16弾 ロック黄金時代(60年代・70年代) 2009年1月81522日 ROLLY
高樹千佳子
ムッシュかまやつ
安齋肇
萩原健太
第17弾 マニアック映画 2009年1月19日2月5日 大槻ケンヂ
松嶋初音
石田一
唐沢俊一
第18弾 2008年度総集編 2009年3月512日 山田五郎
(第1夜)
松村邦洋
(第2夜)
第19弾 スイーツ 2009年4月1017日 彦摩呂
雛形あきこ
村山なおこ
第20弾 動物園 2009年4月24日5月1日 田中直樹
山口もえ
村田浩一
マイ・フェイバリッドアニマル編、マイ・フェイバリッドZOO編が放送された。愛玩動物飼養管理士2級の資格を持つ山口もえが動物の冬眠に関する知識を披露した。
第21弾 ハンドメイド 2009年5月815日 土佐信道
小出由華
村田浩一
第1夜はメカ、第2夜は家を手作りした人を取り上げる。
第22弾 アニメソング 2009年5月2229日 水木一郎
(第1夜)
堀江美都子
(第1夜)
唐沢俊一
(第1夜)
腹巻猫
(第1夜)
喜屋武ちあき
(第1・2夜)
田中公平
(第1・2夜)
神前暁
(第2夜)
福山芳樹
(第2夜)
May'n
(第2夜)
2009年5月3日、NHKみんなの広場ふれあいホールで収録された。
水木一郎&堀江美都子編、新世代作曲家編が放送された。田中公平が「次の世代を担うアニメソングはキャラソンだ。」とする旨の発言をした。菅野よう子も採り上げられた。神前暁は番組の中で「僕の中では田中先生はファーストインパクト。菅野先生はセカンドインパクトです。」と発言している。
第23弾 ハワイ 2009年6月51219日 増田英彦
キャシー中島
香坂みゆき
第24弾 マイケル・ジャクソン 2009年7月310日 吉澤ひとみ
ゴリ
西寺郷太
冒頭で6月25日に逝去したマイケル・ジャクソンへの追悼メッセージが表示された。また「この番組は2009年6月14日に収録されたものです」というテロップも表記された。この為、20日にファンへのインタビューなどで再編集した『追悼・マイケル・ジャクソン』スペシャルも放送された。
第25弾 ガンダム 2009年7月2431日 喜屋武ちあき
土田晃之
井上伸一郎
第26弾 遊園地 2009年8月289月4日 大島麻衣
なすなかにし
第1夜はジェットコースター特集、第2夜はお化け屋敷などのマイフェイバリット特集。
第27弾 関ヶ原 2009年9月1118日 小日向えり
スピードワゴン
第1夜は開戦前、第2夜は当日の戦い。
第28弾 2009年度上半期総集編 2009年9月25日 喜屋武ちあき
第29弾 韓流ドラマ 2009年10月29日 増田英彦
大桃美代子
第1夜は男性俳優全般、第2夜は「チャングムの誓い」を取り上げた。
第30弾 お弁当 2009年10月1623日 遠藤章造
堀ちえみ
藤野嘉子
第31弾 一人旅 2009年10月30日11月6日 有吉弘行
中鉢明子
第1夜は海外編、第2夜は国内編。
第32弾 中島みゆき 2009年11月20日27日 安達祐実
エド・はるみ
田家秀樹
第1夜は歌詞全般、第2夜は「夜会」について。
第33弾 パン 2009年12月4日11日 彦摩呂
ギャル曽根
第34弾 クリスマス 2009年12月25日 千秋
はるな愛
石川智之
自宅へのイルミネーションについて。
番組史上初めて、放送が2夜以上に分かれない。
第35弾 マドンナ 2010年1月8日15日 SHELLY
TAKAHIRO
ピストン西沢
第1夜は1900年代、第2夜は2000年代。
第36弾 こだわりファッション 2010年1月22日29日 ISSA
神戸蘭子
ドン小西
通常と異なるファッションショー形式のセットが使われ、最も優れた人は田丸のコーディネートができる。
第37弾 もったいない 2010年2月19日26日 清水國明
三船美佳
丸山晴美
企画名は「もったいナイト」。第1夜は公共料金を節約する人、第2夜は金をかけずに娯楽を実現する人を紹介する。
第38弾 GLAY 2010年3月5日12日 原口あきまさ
矢沢心
マーティ・フリードマン
田家秀樹
第1週は歌詞、第2週はライブについて。
第39弾 総決算!熱中夜話アウォード 2010年3月19日

備考

[編集]
  • 唐沢俊一が日本オタク大賞で語った話によると、もともとは『BSオタク夜話』という番組名になる予定だったが、NHKでは「オタク」が差別用語とされるため、『BS熱中夜話』となった。
  • OP画面は、当初はルビンの杯の向かい合った二人の女性が喋り合うというものであったが、後期は片方が眼鏡をかけた男性に変わっていて、司会の二人を模している。

脚注

[編集]
  1. ^ 関心をもって臨んだのが「犬」・「水族館」と自身および相方の大木が振り返っている。

関連項目

[編集]
  • 熱中時間 忙中"趣味"あり
    似たようなコンセプトを持つ番組だが、こちらはある趣味に熱中する人をテーマに取り上げており、趣味自体をテーマにして番組が作られている当番組とは方向性が違っている。なお、「熱中時間 忙中"趣味"あり」も「鉄分補給スペシャル」として趣味人を観客としてスタジオに集めて作られたことがあるが、このスペシャルも鉄道趣味の人を複数紹介していく形で番組を進行させている。

外部リンク

[編集]