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根岸町 (横手市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 秋田県 > 横手市 > 根岸町 (横手市)
根岸町
市立横手病院(左)と横手興生病院(右)を、横手川対岸の大町から望む。
市立横手病院(左)と横手興生病院(右)を、横手川対岸の大町から望む。
根岸町の位置(秋田県内)
根岸町
根岸町
根岸町の位置
北緯39度19分6.1秒 東経140度34分9.2秒 / 北緯39.318361度 東経140.569222度 / 39.318361; 140.569222
日本の旗 日本
都道府県 秋田県
市町村 横手市
地域 横手地域
人口
2020年(令和2年)10月1日現在)[1]
 • 合計 359人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
013-0016[2]
市外局番 0182[3]
ナンバープレート 秋田

根岸町(ねぎしちょう)は、秋田県横手市郵便番号は013-0016[2]。人口は359人、世帯数は59世帯(2020年10月1日現在)[1]

地理

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横手地域の中央部に位置し[4]、東で城山町、西で本町大町、南で羽黒町、北で城西町と隣接する。町の西境を横手川が北流し、南境を西流する清水沢川(滝の沢)が流入する[4]。なお、横手川沿いにはサクラケヤキの並木道が整備されている[4]

横手公園の西側に当たり、かつて横手城の大手筋であった[5]通称「七曲坂」と呼ばれる曲折した石段の公園へ至る道がある[4][5]。おおよそ住宅が広がっているが、市立横手病院横手興生病院横手城南高等学校などが所在する[4]

歴史

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近世

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横手川右岸の朝倉山(通称・お城山)に位置した横手城[6]城下町として栄えた地域で、現在も横手市の中心市街地の一角を成している[7]。現在の根岸町は横手川の左岸、武士が住む「内町」に当たる地域で[8][9]江戸時代頃から城下町として形成されていった[10]。この内町において、横手川に沿って上流側の右岸山沿いの地域を「上内町」、羽州街道蛇の崎橋より下流側の地域を「下内町」と総称する中で、根岸町はその中間に位置していた[10]

横手城の大手門につながる正面入口はこの根岸町(下根岸町)にあり、本丸までの高低差は46.4mほどあった[5]。大手筋は「七曲坂」と呼ばれる曲折した階段で[5]、横手公園として城跡が整備された今でも現存する[4]。この七曲坂の入口は、足軽番所や馬繋ぎ、腰掛けなどがある広場となっていた[11]

近現代

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1911年には横手尋常高等小学校(後の横手南小学校)から分離して発足した横手女子尋常高等小学校(後の初代横手北小学校)の独立校舎が根岸の地に置かれ[12]1913年には現在の横手城南高校に当たる町立実科髙等女學校が横手女子尋常高等小の校舎の一部を使用して開校した[13]。横手北小は1960年に横手公園に近接する高台(現在横手城南高校の校舎がある場所)へ移転[12]。その跡地には同年に公立横手病院(現在の市立横手病院)が移転した。

住居表示

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住居表示に関する法律が施行された1962年5月10日以降、旧横手市内においても住居表示が進み、1965年より第一次から第五次にかけて実施された[14]。本地域は第一次地区として1965年4月1日に実施され、現行の根岸町はここで誕生した[15]

実施後 実施年月日 実施前 備考
根岸町 昭和40年4月1日 上根岸町(一部)
かみねぎしまち
下根岸町(一部)
しもねぎしまち
根岸下丁(一部)
ねぎししもちょう
上野台町(一部)
こうずけだいまち

2005年平成17年)10月1日に横手市が発足、同日より町名の読み方が「ねぎしまち」から「ねぎしちょう」へと変更された[16]

都市計画道路

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世帯数と人口

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2020年(令和2年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
根岸町 59世帯 359人

人口の推移

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以下は国勢調査による1995年(平成7年)以降の人口の推移。

根岸町の人口推移
人口
1995年(平成7年)[17]
682
2000年(平成12年)[18]
643
2005年(平成17年)[19]
563
2010年(平成22年)[20]
527
2015年(平成27年)[21]
433
2020年(令和2年)[1]
359

小・中学校の学区

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市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[22]

番地 小学校 中学校
全域 横手市立横手南小学校 横手市立横手南中学校

交通

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鉄道

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町内に駅はない。最寄り駅は駅前町にあるJR東日本奥羽本線北上線横手駅

バス

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羽後交通

道路

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町内に主要な道路は通っていない。

施設

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脚注

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  1. ^ a b c d 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat)”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年3月22日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2022年3月24日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2022年3月21日閲覧。
  4. ^ a b c d e f 角川日本地名大辞典編纂 1980, p. 792.
  5. ^ a b c d 横手市 2010, p. 119.
  6. ^ 平凡社 1980, p. 229.
  7. ^ 平凡社 1980, p. 227.
  8. ^ 角川日本地名大辞典編纂 1980, p. 645.
  9. ^ 平凡社 1980, p. 688.
  10. ^ a b 横手市 2010, p. 116.
  11. ^ 横手市 2010, p. 168.
  12. ^ a b 横手市史編さん 1981, pp. 358–359.
  13. ^ 沿革・概要”. 秋田県立横手城南高等学校. 2023年3月23日閲覧。
  14. ^ 横手市史編さん 1981, p. 789.
  15. ^ 横手市史編さん 1981, p. 797.
  16. ^ 町名・字名の変更部分(横手地域)”. 横手市 (2021年9月28日). 2022年3月24日閲覧。
  17. ^ 国勢調査 / 平成7年国勢調査 小地域集計 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2022年5月9日閲覧。
  18. ^ 国勢調査 / 平成12年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2022年5月9日閲覧。
  19. ^ 国勢調査 / 平成17年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2022年5月9日閲覧。
  20. ^ 国勢調査 / 平成22年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2022年5月9日閲覧。
  21. ^ 国勢調査 / 平成27年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2022年5月9日閲覧。
  22. ^ 横手市立小中学校通学区域に関する規則”. 横手市. 2022年3月23日閲覧。

外部リンク

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