篭ノ登山
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(東籠ノ登山から転送)
篭ノ登山 | |
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水ノ塔山より東篭ノ登山を望む | |
標高 |
東篭ノ登山 2,227.91[1] m 西篭ノ登山 2,212[2] m |
所在地 | 群馬県吾妻郡嬬恋村・長野県東御市 |
位置 |
東篭ノ登山 北緯36度25分10秒 東経138度26分50秒 / 北緯36.41944度 東経138.44722度座標: 北緯36度25分10秒 東経138度26分50秒 / 北緯36.41944度 東経138.44722度 西篭ノ登山 北緯36度25分21秒 東経138度26分31秒 / 北緯36.42250度 東経138.44194度 |
山系 | 浅間連峰(烏帽子火山群)[3] |
種類 | 安山岩質溶岩円頂丘(溶岩ドーム)[4] |
プロジェクト 山 |
篭ノ登山(かごのとやま)は、群馬県吾妻郡嬬恋村と長野県東御市との境に位置する山[5]。ぐんま百名山[6]、信州百名山[3]。
地理
[編集]2峰あり[5]、東の東篭ノ登山の山頂に三角点(基準点名は「篭塔山」、等級は一等三角点)が設置されている。標高は2,227.91メートル[1]、地理院地図上では2,227.9メートルと記載されている[7]。眺望が良く、登山客が多く訪れる[5]。西にそびえるもう一つの峰は西篭ノ登山(2,212メートル)という[2]。
地質・成因
[編集]地質は複輝石安山岩で、約8万年前、近隣にそびえる成層火山・三方ヶ峰や水ノ塔山といった山々の間に溶岩円頂丘(溶岩ドーム)として形成されたものである[8]。
周辺
[編集]上信越高原国立公園内に位置する。東麓は車坂峠、高峰高原で、さらに東には浅間山がそびえる。南麓の池ノ平湿原はアヤメの群生地として知られ[9]、隣接する兎平登山口から東篭ノ登山山頂まで50分、そこから東の水ノ塔山・西の西篭ノ登山までそれぞれ30 - 40分である[5]。南には高峯山や三方ヶ峰がそびえる。西麓は湯の丸高原で、地蔵峠までなだらかな裾野が広がる[9]。
周辺を湯の丸高峰林道が通じ、観光地として開発が行われている[9]。
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車坂峠を挟んで西から望む東篭ノ登山(中央右)。左は高峯山。
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群馬県側より望む篭ノ登山・水ノ塔山(中央左)
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池ノ平湿原
脚注
[編集]- ^ a b “基準点成果等閲覧サービス”. 国土地理院. 2019年10月6日閲覧。
- ^ a b “地理院地図(電子国土Web) 西篭ノ登山(群馬県嬬恋村)”. 国土地理院. 2019年10月6日閲覧。
- ^ a b “信州山岳ガイド 篭ノ登山”. 信濃毎日新聞社 (2011年3月1日). 2019年10月6日閲覧。
- ^ 西来邦章、高橋康、松本哲一 2013, pp. 478.
- ^ a b c d “ヤマケイオンライン 篭ノ登山”. 山と溪谷社. 2019年10月6日閲覧。
- ^ “ぐんま百名山 No. 25 篭ノ登山”. 群馬県 (2011年3月1日). 2019年10月6日閲覧。
- ^ “地理院地図(電子国土Web) 東篭ノ登山(群馬県嬬恋村)”. 国土地理院. 2019年10月6日閲覧。
- ^ 西来邦章、高橋康、松本哲一 2013, pp. 478, 481.
- ^ a b c 『日本歴史地名大系 20 長野県の地名』196ページ。
参考文献
[編集]- 『日本歴史地名大系 20 長野県の地名』平凡社、1979年11月25日。ISBN 4582490204
- 西来邦章、高橋康、松本哲一「浅間・烏帽子火山群の火山活動場の変遷」『地質学雑誌』第119巻第7号、日本地質学会、2013年、474 - 487頁、doi:10.5575/geosoc.2013.0014。