東北町
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とうほくまち 東北町 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 青森県 | ||||
郡 | 上北郡 | ||||
市町村コード | 02408-2 | ||||
法人番号 | 4000020024082 | ||||
面積 |
326.50km2 | ||||
総人口 |
15,280人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 46.8人/km2 | ||||
隣接自治体 | 十和田市、三沢市、東津軽郡平内町、上北郡七戸町、野辺地町、六戸町、六ヶ所村 | ||||
町の木 | 甲地赤松 | ||||
町の花 | さくら | ||||
町の鳥 | はくちょう | ||||
東北町役場 | |||||
町長 | 長久保耕治 | ||||
所在地 |
〒039-2492 青森県上北郡東北町上北南4丁目32-484 北緯40度43分40秒 東経141度15分28秒 / 北緯40.72789度 東経141.25786度座標: 北緯40度43分40秒 東経141度15分28秒 / 北緯40.72789度 東経141.25786度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
東北町(とうほくまち)は、青森県上北郡の中央部にある町。三沢市などとともに上北地域に属する[1]。駅伝の町として県内では知られており、県内全市町村が参加する青森県民駅伝競走大会では町の部で13連覇を果たしている。
地理
[編集]上北郡の中央部に位置し、東部に小川原湖がある。
名称
[編集]「東北町」は、郡名を除いた名称の中に方角が二つ含まれる全国唯一の町である[注釈 1]。
歴史
[編集]- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、近世以来の甲地村(かっちむら)が単独で自治体として発足。
- 1963年(昭和38年)11月1日 - 甲地村が改称、即日町制施行して東北町となる。
- 2005年(平成17年)3月31日 - (旧)東北町と上北町が合併し、改めて東北町が発足。
行政
[編集]- 町長:長久保耕治
- 町議会:議員定数16名(共産党1名、無所属15名)
歴代町長
[編集]町役場
[編集]合併により本庁舎(旧上北町役場)と分庁舎(旧東北町役場)があった。しかし、分庁舎は耐震診断で地震による倒壊の可能性があることがわかり、2022年3月22日に役場本庁舎やコミュニティセンター未来館などに機能をすべて移転した[4]。
産業
[編集]産業構成比率
- 第一次産業:27.0%
- 第二次産業:28.8%
- 第三次産業:44.1%
農業
[編集]- 長芋
- 大根
- 人参
- アワ - 商業ベースではないが1993年(平成)と2020年(令和)の皇室行事の新嘗祭に使用するアワの栽培がおこなわれた[5]。
- コメ - 1970年(昭和45年)に、初めて市町村ごとに稲作(米作り)の減反目標が設定された際には、割当ての6倍もの希望者が現れた[6]。
漁業
[編集]- てんぷら、フライにするのが一般的であるが、東北町では酢みそ和えとして生食することも好まれる。
- てんぷら、寿司ネタにするのが一般的であるが、東北町では生姜醤油をかけて丼サイズで生食されることも珍しくない。
郵便
[編集]地域
[編集]人口
[編集]平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、6.02%減の17,955人であり、増減率は県下40市町村中17位。
東北町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 東北町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 東北町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
東北町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
所轄警察署
[編集]- 七戸警察署管内
- 上北駐在所
- 乙供駐在所
- 甲地駐在所
- 千曳駐在所
所轄消防署
[編集]- 中部上北広域事業組合消防本部
- 上北消防署
- 東北消防署
教育
[編集]中学校
[編集]小学校
[編集]※以下は廃校。
- 東北町立第一小学校
- 東北町立蛯沢小学校
- 東北町立千曳小学校
- 東北町立水喰小学校
- 東北町立小川原小学校
金融機関
[編集]その他主要機関
[編集]- 航空自衛隊東北町分屯基地
- 北海道・本州間連系設備上北変換所
※かつて放送のNTT中継回線が光ファイバーでなくマイクロウェーブだった時代、当地に甲地中継局があった。十勝沖地震 (1968年)のときはここでパラボラがずれたため回線が切れてしまい、東京や大阪から札幌の局へVTRが空輸される事態となった。
隣接する自治体
[編集]交通
[編集]鉄道
[編集]路線バス
[編集]道路
[編集]- 自動車専用道路
- 国道
- 県道
- 道の駅
名所・旧跡・観光スポット
[編集]- 銀杏:樹齢800年のものと樹齢650年の2本が存在。ともに町文化財に指定。
- 日本中央の碑:1949年(昭和24年)に発見。由来等については不明であるが、平安時代に征夷大将軍として蝦夷を征伐した坂上田村麻呂により作られたといわれるが定かではない。
- 古屋敷貝塚
- 小川原湖
- 歴史民俗資料館〔上野字上野〕[7]- ナウマンゾウ臼歯、トラ顎骨、縄文人骨
祭事・催事
[編集]- 桜まつり
- 花切川へら鮒釣り全国大会(毎年5月3日に開催)
- 湖水祭り(7月下旬に開催)
- わかさぎマラソン
- 創作花火コンクール(花火大会)
- 手作りいかだレース
- 小川原湖宝探し大会
- 東北町秋まつり(上北地区秋祭り:8月中旬開催)
- 日の本中央たいまつまつり(東北地区秋祭り:9月上旬開催)
- 産業文化まつり・生き活きまつり(11月初旬開催)
特産品
[編集]郷土料理
[編集]- 長芋料理
スポーツ
[編集]- 1991年、町長が「駅伝の町」を宣言。青森県民駅伝では13連覇を含む20回の町の部優勝、3回の総合優勝を達成している。
- 青森県中学校駅伝競走大会においては、東北中学校が統合前を含めて男子11回、女子3回の優勝、全国中学校駅伝競走大会への出場を果たしている。
- 東北中学校からはエントリーを含め歴代5名の箱根駅伝出走者を輩出している。
- 町内の小中学校ではノルディックスキーが盛んであり、過去において、蛯沢小学校・乙供中学校出身の蛯沢大輔、蛯沢克仁の二名が冬季オリンピック日本代表に選出されている。
ゆかりの著名人
[編集]- 出身者
- 大塚甲山(詩人)(1880年 - 1911年):社会主義詩人・田園詩人として高い評価を受けるが早逝。
- 米内山義一郎(社会運動家、衆議院議員)
- 柴田政見(調教師)
- 柴田政人(調教師):元ダービー騎手、引退当時歴代3位の1767勝をあげる。
- 柴田利秋(元騎手)
- 柴田善臣(騎手):2021年、JRA最年長重賞勝利を達成。2022年に黄綬褒章を受章。
- 佐々木竹見(騎手):国内最多の通算7151勝(世界歴代6位)をあげる。2001年に引退。
- 陸奥嵐幸雄(大相撲・元関脇)(1943年 - 2002年)
- その他
- 横浜流星(俳優)
- 父親が東北町出身。横浜町がある上北郡は「横浜」姓が多い。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “IV 地域別情報”. 青森県. 2024年12月1日閲覧。
- ^ “パネリストプロフィール”. 国土交通省 東北地方整備局. 2018年5月18日閲覧。
- ^ 東北町長選挙 選挙結果 - 選挙ドットコム
- ^ 分庁舎機能を移転 新配置で業務開始/東北町 - 東奥日報、2022年3月23日閲覧。
- ^ “宮中祭祀「新嘗祭」で使うアワを献納 乙部さん(東北町)が栽培”. デイリー東北 (2020年11月4日). 2020年11月16日閲覧。
- ^ 減反 予想外の人気 希望が六倍の町も『朝日新聞』昭和45年(1970年)3月9日、12版、15面
- ^ http://www.town.tohoku.lg.jp/chousei/info/info_shisetsu_04.html
- ^ 観光ガイド 東北町 2016年3月14日閲覧