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志文駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
志文駅
駅舎(2005年4月)
しぶん
Shibun
栗沢 (4.3 km)
(7.1 km) 岩見沢 A13
地図
所在地 北海道岩見沢市志文本町1条4丁目
北緯43度9分31.88秒 東経141度44分40.53秒 / 北緯43.1588556度 東経141.7445917度 / 43.1588556; 141.7445917座標: 北緯43度9分31.88秒 東経141度44分40.53秒 / 北緯43.1588556度 東経141.7445917度 / 43.1588556; 141.7445917
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 室蘭本線
キロ程 203.9 km(長万部起点)
電報略号 フン
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
14人/日
-2014年-
開業年月日 1902年明治35年)8月1日[1]
備考 無人駅[2]
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志文駅
しぶん
Shibun
(6.6 km) 上志文
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 万字線
キロ程 0.0 km(志文起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1914年大正3年)11月11日[3]
廃止年月日 1985年昭和60年)4月1日[3]
テンプレートを表示

志文駅(しぶんえき)は、北海道岩見沢市志文本町(ほんちょう)1条4丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)室蘭本線である。電報略号フン事務管理コードは▲130337[4]

かつては万字線の分岐駅であった。

歴史

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上段:1976年の志文駅北側周囲約1㎞範囲。上が岩見沢方面で、駅から真っ直ぐ敷かれているのが建設当初からの本来の室蘭本線、左にカーブして向かっているのが昭和36年から使用開始した別線だが、複線としての使用ではなく、どちらも双方向扱いであった。現在は別線側が本線として使用されており、本来の本線側は撤去され、一部が室蘭本線跡地緑地として整備されている。
下段:志文駅と周囲約1㎞範囲。右へ90°以上の大カーブを描いているのが万字線の万字炭山方面。
上段下段共に国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

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所在地名より。アイヌ語の「スプンペッ(supun-pet)」(ウグイ・川)から[8]

駅構造

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  • 島式ホーム2面4線のうち万字線廃止にあたり外側の2線を撤去して出来た相対式ホーム2面2線の地上駅である。
  • 現在の1番ホーム、2番ホームは万字線廃止以前はそれぞれ2番ホーム、3番ホームとなっていた。(万字線のりばが1番ホームであり、現在の駅舎がある位置にあった)
  • 岩見沢駅管理の無人駅
  • 古くからの駅舎はすでに撤去されており現在は簡便なものが建っている。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 室蘭本線 上り 苫小牧糸井方面
2 下り 岩見沢方面

利用状況

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乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
2016年(平成28年) 14.6 [JR北 1]
2017年(平成29年) 15.0 [JR北 2]
2018年(平成30年) 13.6 [JR北 3]
2019年(令和元年) 12.6 [JR北 4]
2020年(令和02年) 13.6 [JR北 5]
2021年(令和03年) 11.2 [JR北 6]
2022年(令和04年) 9.6 [JR北 7]
2023年(令和05年) 9.8 [JR北 8]

駅周辺

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駅舎のある東側は住宅地や工業団地が開発された一方、線路を挟んだ西側は完全な田園地帯である。

その他

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  • 有人駅時代の1982年夏頃から翌年にかけ、「志文」という駅名が「大志ある若者よ、文は人なり」のことわざに通じる事から縁起をかついで全国の乗車券マニアや受験生が相次いで志文駅の入場券や乗車券を購入し入場券売上が通常月30-40枚程度から一日30-40枚の売上を見せ万字線廃線が近くなるにつれ売れ行きが上昇し本州からも入場券購入希望の手紙が寄せられる盛況を見せた[10]

隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
室蘭本線
栗沢駅 - 志文駅 - 岩見沢駅 (A13)

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、856頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b “「通報」●函館本線蘭越駅ほか29駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 4. (1984年3月31日) 
  3. ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、860頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、225頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  5. ^ 『官報』 1903年04月25日 逓信省彙報 「停車場開始 北海道炭礦鐡道 …志文貨物停車場ニ於イテ旅客取扱方」(国立国会図書館デジタルコレクション)
  6. ^ 『官報』 1914年11月04日 鉄道院告示第102号(国立国会図書館デジタルコレクション)
  7. ^ “札鉄 室蘭、千歳、胆振の3線区 営業近代化スタート”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1980年5月18日) 
  8. ^ アイヌ語地名リスト ゴ~シブ P51-60P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2014年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月3日閲覧。
  9. ^ 岩見沢市バスマップ” (PDF). 岩見沢市. 2019年5月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月31日閲覧。
  10. ^ 岩見澤百年史 2026-2027P 昭和58年(1983年)志文駅入場券ブーム - 岩見沢市役所

JR北海道

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  1. ^ 駅別乗車人員(2016)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 8 (2017年12月8日). 2018年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月18日閲覧。
  2. ^ 室蘭線(沼ノ端・岩見沢間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2018年7月2日). 2018年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月18日閲覧。
  3. ^ 室蘭線(沼ノ端・岩見沢間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  4. ^ 室蘭線(沼ノ端・岩見沢間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月4日閲覧。
  5. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
  6. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
  7. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
  8. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道 (2024年). 2024年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月9日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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