古山駅
古山駅 | |
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駅舎(2017年7月) | |
ふるさん Furusan | |
◄三川 (3.4 km) (4.2 km) 由仁► | |
所在地 | 北海道夕張郡由仁町古山 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | 室蘭本線 |
キロ程 | 182.2 km(長万部起点) |
電報略号 | フサ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
28人/日 -2014年- |
開業年月日 | 1943年(昭和18年)9月25日[1] |
備考 | 無人駅 |
古山駅(ふるさんえき)は、北海道(空知総合振興局)夕張郡由仁町古山にある北海道旅客鉄道(JR北海道)室蘭本線の駅である。電報略号はフサ。事務管理コードは▲130332[2]。
歴史
[編集]第二次世界大戦に伴う輸送量増大に伴い[3]、三川駅 - 由仁駅間の中間地点に設けられた信号場を出自とする。
年表
[編集]- 1943年(昭和18年)9月25日:国有鉄道室蘭本線の古山信号場として設置[1][3]。
- 1946年(昭和21年)4月1日:駅に昇格し、古山駅となる[1][3]。一般駅[1]。併せて待合室を増築[3]。
- 1947年(昭和22年)12月1日:車扱貨物の取扱開始[4]。
- 1972年(昭和47年)3月15日:貨物取扱い廃止[1]。
- 1980年(昭和55年)5月15日:荷物取扱い廃止[1]。同時に無人化[5]。
- 1982年(昭和57年):駅舎改築[6]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に継承[1]。
駅名の由来
[編集]地名より。当地を流れる由仁川支流、振寒川のアイヌ語名とされる「フㇽサㇺ(hur-sam)」(丘の・傍)に由来する[7]。
駅構造
[編集]単式ホーム・島式ホーム(片面使用)複合型2面2線を有する地上駅で、列車交換可能な交換駅。互いのホームは単式ホーム北側と島式ホーム中央部分を結んだ跨線橋で連絡している[8]。跨線橋はコの字型である[8]。線路東側の駅舎側単式ホームが上り1番線、対向側島式ホームが下り2番線となっている[8]。そのほか安全側線を有する。かつては単式ホーム・島式ホーム複合型2面3線の配線であった(1983年(昭和58年)4月時点ではこの配線[9])。三川駅 - 当駅間の複線区間を単線に変更した影響か、本来の中線が下り本線となる奇妙な配線となっており[9](現在の2番線[8])、島式ホームの駅舎と反対側の線が上下共用の副本線の3番線となっていた[9]。そのため当時は安全側線が合計4線存在した[9]。3番線は1993年(平成5年度)3月までに撤去された[8]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■室蘭本線 | 上り | 苫小牧・糸井方面 |
2 | 下り | 岩見沢方面 |
追分駅管理の無人駅。駅舎は構内の東側(岩見沢方面に向かって右手側)に位置し単式ホーム北側に接している[8]。有人駅時代の駅舎は改築され、安平駅、三川駅、栗丘駅と同型の[10]駅舎となっている。駅舎内に待合所のほか管理事務室、トイレを有する[10]。
なお、三川駅 - 当駅間の単線区間はかつては複線であったが、列車本数の減少に伴う合理化により1線が撤去されたものである[8][9]。
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ホーム(2017年7月)
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跨線橋(2017年7月)
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駅名標(2017年7月)
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | ||
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年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1967年(昭和42年) | (35,200.0) | (61.5) | [3] | 年間乗客数70,400人、1日平均123人 | |
1981年(昭和56年) | (21.0) | [11] | 1日乗降人員:42 | ||
1992年(平成 | 4年)(24.0) | [12] | 1日乗降人員:48 | ||
2016年(平成28年) | 16.6 | [JR北 1] | |||
2017年(平成29年) | 15.6 | [JR北 2] | |||
2018年(平成30年) | 14.0 | [JR北 3] | |||
2019年(令和元年) | 13.4 | [JR北 4] | |||
2020年(令和 | 2年)12.8 | [JR北 5] | |||
2021年(令和 | 3年)12.6 | [JR北 6] | |||
2022年(令和 | 4年)12.2 | [JR北 7] | |||
2023年(令和 | 5年)12.2 | [JR北 8] |
駅周辺
[編集]周辺は田園地帯である[10]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、855頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、225頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ a b c d e 由仁町史編集委員会 編『由仁町史』由仁町、1973年、886-902頁。doi:10.11501/9490608 。2022年10月9日閲覧。
- ^ 「運輸省告示第305号」『官報』1947年11月27日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ “札鉄 室蘭、千歳、胆振の3線区 営業近代化スタート”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1980年5月18日)
- ^ 北海道630駅 小学館 1993年発行
- ^ 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻〉、2018年11月30日、60頁。ISBN 978-4-88323-114-0。
- ^ a b c d e f g 『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)91ページ。
- ^ a b c d e 『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)87ページ。
- ^ a b c 『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)115ページ。
- ^ 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)85ページより。
- ^ 宮脇俊三、原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、90頁。ISBN 4-09-395401-1。
- ^ “空知地区路線図”. 北海道中央バス. 2019年5月31日閲覧。
JR北海道
[編集]- ^ “駅別乗車人員(2016)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 8 (2017年12月8日). 2018年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月18日閲覧。
- ^ “室蘭線(沼ノ端・岩見沢間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2018年7月2日). 2018年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月18日閲覧。
- ^ “室蘭線(沼ノ端・岩見沢間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “室蘭線(沼ノ端・岩見沢間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月4日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道 (2024年). 2024年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月9日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 古山|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company