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上志文駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上志文駅
かみしぶん
Kami-Shibun
志文 (6.6 km)
(5.6 km) 朝日
所在地 北海道岩見沢市上志文町
北緯43度9分44.9秒 東経141度48分39.7秒 / 北緯43.162472度 東経141.811028度 / 43.162472; 141.811028座標: 北緯43度9分44.9秒 東経141度48分39.7秒 / 北緯43.162472度 東経141.811028度 / 43.162472; 141.811028
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 万字線
キロ程 6.6 km(志文起点)
電報略号 カシ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1914年大正3年)11月11日[1]
廃止年月日 1985年昭和60年)4月1日[1]
備考 万字線廃線に伴い廃駅
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1976年の上志文駅と周囲500m範囲。左下が志文駅方面。かつては千鳥状にずれた単式ホーム2面2線と外側に副本線を有していた。島状の単式ホームが撤去されて棒線化されているが線形がそのままになっている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

上志文駅(かみしぶんえき)は、北海道岩見沢市上志文町にあった、日本国有鉄道(国鉄)万字線廃駅)である。電報略号カシ事務管理コードは▲132001[2]

歴史

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駅名の由来

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所在地名より。志文川の上流にあることから「上」を冠している[8][9]

駅構造

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廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは線路の南側(万字炭山方面に向かって右手側)に存在した[10]

無人駅となっており、有人駅時代の駅舎が残っていたが、窓は塞がれていた[10]。駅舎は構内の南側に位置しホームから少し離れており、通路で連絡した。

かつては大きく千鳥状に離れた単式ホーム2面2線と駅裏側に副本線、駅舎横志文側に貨物ホームと2本の引き込み線を有していた[11]

利用状況

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1966年に岩見沢萩の山市民スキー場が開設されてからは「日本で最も駅に近いスキー場」として冬季は札幌から直接の臨時スキー列車も運行されるなど多くのスキー客などで賑わいをみせた[4]

  • 1981年度の1日乗降客数は10人[10]

駅周辺

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駅跡

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ホーム及び線路など、大半の鉄道関連施設はスキー場に整地されたため撤去されたが[12]、1999年(平成11年)時点では駅舎が萩の山市民スキー場の施設のひとつとして減築の上再利用されていた[13]。2011年(平成23年)時点でも同様であった[12]

建物の前には「国鉄万字線 上志文駅跡」と記載された花崗岩石碑が建立されている[14][12]

隣の駅

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日本国有鉄道
万字線
志文駅 - 上志文駅 - 朝日駅

脚注

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  1. ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、860頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、227頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ 『官報』 1914年11月04日 鉄道院告示第102号(国立国会図書館デジタルコレクション)
  4. ^ a b 基礎資料 歴史遺産の概要 北海道空知総合振興局、2022年1月23日閲覧。
  5. ^ 「日本国有鉄道公示第310号」『官報』1970年8月17日。
  6. ^ 「通報 ●万字線上志文駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1970年8月17日、4面。
  7. ^ 「万字線の営業新体制 国鉄北海道支社、あすから実施」『交通新聞』交通協力会、1970年8月16日、1面。
  8. ^ 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、44頁。NDLJP:1029473 
  9. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、86頁。ASIN B000J9RBUY 
  10. ^ a b c d e f 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)70ページより。
  11. ^ 昭和3年 線路一覧略図 札幌鉄道局。
  12. ^ a b c 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社2011年9月発行)26ページより。
  13. ^ 書籍『鉄道廃線跡を歩くVII』(JTBパブリッシング2000年1月発行)60ページより。
  14. ^ 1.記念碑・顕彰碑など 先人の労苦を偲ぶ” (PDF). 岩見沢市. 2022年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月29日閲覧。

関連項目

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