廣川洋一
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(広川洋一から転送)
生誕 |
1935年1月19日 日本・新潟県 |
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死没 |
2019年11月8日(84歳没) 日本・京都府 前立腺癌 |
地域 | 日本 |
出身校 | 東京教育大学 |
研究機関 | 東海大学、筑波大学、龍谷大学 |
研究分野 | 古代ギリシア哲学 |
廣川 洋一(ひろかわ よういち、1935年1月19日[1] - 2019年11月8日[2])は、日本の哲学者。筑波大学名誉教授。専攻は西洋哲学。古代ギリシア哲学が専門。
略歴
[編集]新潟県出身[1]。1954年新潟県立長岡高等学校卒業。1958年東京教育大学文学部卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。田中美知太郎、松平千秋、藤沢令夫らに学ぶ[3]。1977年京都大学で博士号を取得[4]。同年から翌年までロンドン大学研究員[5]。
東海大学文学部助教授、教授を経て、1988年筑波大学哲学・思想学系教授、1999年定年退官、名誉教授。龍谷大学文学部教授[6]。2005年退任。
2019年11月8日、前立腺がんのため死去。83歳没[2]。
著作
[編集]単著
[編集]- 『ヘシオドス研究序説-ギリシア思想の生誕』未来社、1975年
- 『ヨーロッパにおける学の生成』東海大学出版会、1977年
- 『プラトンの学園 アカデメイア』岩波書店、1980年/講談社学術文庫、1999年
- 『イソクラテスの修辞学校 西欧的教養の源泉』岩波書店 1984年/講談社学術文庫、2005年
- 『ソクラテス以前の哲学者 初期ギリシアにおける宇宙自然と人間の探究』講談社 1987年/講談社学術文庫、1997年
- 『ギリシア人の教育 教養とはなにか』岩波新書 1990年
- 『古代感情論―プラトンからストア派まで』岩波書店 2000年
共編著
[編集]- 『ヨーロッパにおける人間観の研究』古田光編、未来社、1982年(古田光、 藤田健治、 木田献一、 屋形禎亮、 澤柳大五郎、 廣川洋一、 中野幸次、 秀村欣二、 兼岩正夫、 清水富雄、 裾分一弘、 下村寅太郎、 西沢龍生、永井博 による共編著)
翻訳
[編集]- 『世界文學大系63 ギリシア思想家集』所収の「ヘシオドス」 田中美知太郎編 筑摩書房、1965年
- 『ベルグソン全集1 時間と自由』所収の「アリストテレスの場所論」 村治能就共訳 白水社、1965年
- フランシス・コーンフォード『宗教から哲学へ:西欧的思索の起源の研究』 東海大学出版会、1966年
- 『プラトン著作集1』所収の「クラテュロス」 村治能就共訳 勁草書房、1971年
- 『プラトン著作集4』所収の「イオン」 勁草書房、1971年
- パウラ・フィリップソン『ギリシア神話の研究:神話の思考方法と時間様式』 川村宣元共訳 東海大学出版会、1974年
- パウラ・フィリップソン『ギリシア神話の時間論』 川村宣元共訳 東海大学出版会、1979年
- フェリックス・ハイニマン『ノモスとピュシス:ギリシア思想におけるその起源と意味』 みすず書房、1983年
- アリストテレス『哲学のすすめ』講談社学術文庫、2011年。大文字版、訳・解説
- 『キケロ『ホルテンシウス』断片訳と構成案』岩波書店、2016年
論文
[編集]脚注
[編集]参考文献
[編集]- 廣川和子「<廣川洋一先生を悼む> ご挨拶 : abireという語」『筑波哲学』第29巻、廣川洋一先生追悼号、筑波大学哲学研究会、1頁、2021年 。
- 廣川和子「<廣川洋一先生を悼む> 思い出 : ロンドンの連歌」『筑波哲学』第29巻、廣川洋一先生追悼号、筑波大学哲学研究会、2-7頁、2021年 。
- 谷川多佳子「<廣川洋一先生を悼む> 廣川洋一先生の思い出」『筑波哲学』第29巻、廣川洋一先生追悼号、筑波大学哲学研究会、8-9頁、2021年 。
- 「<廣川洋一先生を悼む> 廣川洋一先生経歴」『筑波哲学』第29巻、廣川洋一先生追悼号、筑波大学哲学研究会、10頁、2021年 。
- 「<廣川洋一先生を悼む> 書誌(廣川洋一著作・論文目録)」『筑波哲学』第29巻、廣川洋一先生追悼号、筑波大学哲学研究会、11-16頁、2021年 。