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岸昌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

岸 昌(きし さかえ、1922年1月22日 - 2011年1月21日[1])は、大阪府出身の日本の官僚、大阪府知事位階従三位

来歴

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人物

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  • 帯江戸川家江戸家老・岸常右衛門(100石)の末裔といわれている。
  • 帝大在学中は平泉澄率いる学生団体「朱光会」に所属。
  • 日本政府沖縄事務所長時代に、外務大臣宛ての公電で、「沖縄の心」に配慮し、本土と沖縄との「対話」を広げること、「第二の琉球処分」と批判されないようにすること、沖縄を政治・財政的な「重荷」と捉えないことを進言した[6]
  • 府知事就任以前から「公害対策は企業の生産性を圧迫する。メダカやホタルが府税を負担してくれるわけではない」「私のバックボーンは皇国史観」「女は本能に属するもの」等々、自身の思想・信条や価値観を堂々と公言する姿勢はたびたび激しい賛否両論を巻き起こした。
  • 2府4県による「近畿圏構想」を提唱した。

栄典

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著書

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  • 『地方自治の探究』学陽書房、1961年4月25日。NDLJP:2995540 
  • 『住民自治の座標-続地方自治の探求』帝国地方行政学会、1972年。NDLJP:11943646 
  • 『一以貫之』(1973年 堺日日新聞社)
  • 『暁闇をひらく : 地方自治と民主主義』一八会、1976年3月。NDLJP:11947064 
  • 田中二郎と共著『みんなで考えよう地方自治』(1977年 ぎょうせい)
  • 『命なりけり』(1978年10月 毎日新聞社
  • 『「大阪の時代」をつくる : 装いはみどり心は平和』ぎょうせい、1986年10月24日。ISBN 9784324006474NDLJP:9775740 
  • 『終末から考える PART1 神の国とサタンの国』(1987年11月 共栄書房)ISBN 9784763410016
  • 『攝理 私の履歴書』(1999年11月 近代文藝社)ISBN 9784773365986

脚注

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  1. ^ a b 岸昌氏死去 元大阪府知事 - 47NEWS(よんななニュース)
  2. ^ 『日本官僚制総合事典』東京大学出版会、2001年11月発行、357頁
  3. ^ 岸昌『出身県別 現代人物事典 西日本版』p868 サン・データ・システム 1980年
  4. ^ 「春の叙勲 勲一等の親授式/皇居・宮殿「松の間」」『読売新聞』1992年5月6日夕刊
  5. ^ a b 官報第5504号 9頁 平成23年2月28日付
  6. ^ “沖縄返還合意 一人の官僚が外相に宛てた公電で進言したこと”. 琉球新報. (2019年12月26日). https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1048550.html 

関連項目

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公職
先代
黒田了一
大阪府の旗 大阪府知事
公選第-11代:1979年 - 1991年
次代
中川和雄