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岩城けい

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
岩城 けい
(いわき けい)
誕生 1971年
日本の旗 日本大阪市
職業 小説家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
教育 学士
活動期間 2013年 -
ジャンル 小説
代表作 『さようなら、オレンジ』(2013年)
『Masato』(2015年)
主な受賞歴 太宰治賞(2013年)
大江健三郎賞(2014年)
坪田譲治文学賞(2016年)
デビュー作 『さようなら、オレンジ』(2013年)
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岩城 けい(いわき けい、1971年 - )は、日本小説家大阪府大阪市生まれ[1]

経歴

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日本の大学を卒業した後、単身オーストラリアへ渡る。ニューサウスウェールズ州のSouth West Institute of TAFE(SW TAFE)ヴィジュアルアート科ディプロマを修了[1]

保険会社の事務、製品マニュアルの翻訳、日本語の家庭教師[2]など様々な職務を経験した後、現地で日本人男性と結婚[3]。在豪20年。ビクトリア州在住(2013年9月現在)[4]

デビューとその後

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2013年5月、「さようなら、オレンジ」で第29回太宰治賞を受賞(受賞時ペンネームはKSイワキ)。選考委員は、加藤典洋荒川洋治小川洋子三浦しをん[5][1]。小説家デビューを果たす。なお、受賞時ペンネームのKSは、宝貝、カウリー・シェルの頭文字とされる[2]。同年6月、同作を収録したムック本「太宰治賞2013」(筑摩書房編集部 編集 ISBN 978-4-480-80447-1)が刊行される[6]。好評を呼び、異例の増刷となる[7][2]

2013年8月、『さようなら、オレンジ』単行本が筑摩書房から刊行される[8]。同年12月、同作が第150回芥川龍之介賞の候補作になる。2014年、同作で第8回大江健三郎賞受賞、第27回三島由紀夫賞候補。2015年、第2作『Masato』で第37回野間文芸新人賞候補。2016年、同作で第32回坪田譲治文学賞受賞。

作品リスト

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単行本

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  • 『さようなら、オレンジ』(2013年8月 筑摩書房 / 2015年9月 ちくま文庫
  • 『Masato』(2015年9月 集英社/2017年10月 集英社文庫)
  • 『ジャパン・トリップ』(2017年8月 KADOKAWA/2020年3月 角川文庫)
  • 『Matt』(2018年10月、集英社)
  • 『サンクチュアリ』(2020年11月 筑摩書房)
  • 『サウンド・ポスト』(2022年7月 筑摩書房)

雑誌掲載

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小説
  • 小指(ピンキー)(『すばる』2015年1月号)
エッセイなど
  • 砂のかたち(『すばる』2021年6月号)

脚注

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関連項目

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