尾西鉄道EL1形電気機関車
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尾西鉄道EL1形電気機関車 名鉄デキ1形電気機関車 | |
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デキ1形1 車両形式図 | |
基本情報 | |
運用者 | 尾西鉄道・名古屋鉄道 |
製造所 | シーメンス |
製造年 | 1924年(大正13年) |
製造数 | 1両 |
廃車 | 1960年(昭和35年) |
主要諸元 | |
軌間 | 1,067 mm(狭軌) |
電気方式 | 直流600 V(架空電車線方式) |
車両重量 | 15.25 t |
全長 | 6,720 mm |
全幅 | 2,450 mm |
全高 | 4,172 mm |
車体 | 全鋼 |
台車 | シーメンス製 |
主電動機 | シーメンス D84-B[1] |
主電動機出力 | 60 PS |
搭載数 | 2基 / 両 |
歯車比 | 134 : 18 |
制御装置 | 直接制御 WH T1C |
制動装置 | 手ブレーキ |
備考 | 1944年の諸元表より[2]。 |
尾西鉄道EL1形電気機関車(びさいてつどうEL1がたでんききかんしゃ)は、尾西鉄道が新製した直流600V用電気機関車である。後年、尾西鉄道が旧・名古屋鉄道に吸収合併された際、デキ1形と改称されている。
概要
[編集]尾西鉄道(現尾西線)が保有する全線の電化完了に際して、従来の丁形(11, 12)蒸気機関車等に代わる機関車として1924年(大正13年)に1両(EL1)が輸入されたシーメンス社製の凸形小型電気機関車である。
主に木曽川港駅の貨車入換に使用され、1925年(大正14年)8月1日、名古屋鉄道(旧)が尾西鉄道を買収すると、EL1は名古屋鉄道デキ1形(1)に改称される。名鉄の電気機関車としては最も小型であった。
戦後は佐屋駅郊外の砂利取り線で使用された。その後、尾西線で使用された後、竹鼻線西笠松駅と大須駅で入換用となり、1960年(昭和35年)廃車となった。
脚注
[編集]- ^ 澤内一晃「凸型電気機関車の系譜」『鉄道ピクトリアル』第859号、電気車研究会、2012年2月、27頁。
- ^ 清水武、田中義人『名古屋鉄道車両史 上巻』アルファベータブックス、2019年、165頁。ISBN 978-4865988475。
参考文献
[編集]- 清水武・田中義人・澤内一晃『名古屋鉄道の貨物輸送』フォトパブリッシング、2021年。ISBN 978-4-8021-3270-1。
関連項目
[編集]- 上信電気鉄道デキ1形電気機関車 - 本形式と同じくシーメンス製の凸型輸入電気機関車。
- 三池鉄道1号機 - シーメンス製の凸型輸入電気機関車。
- 国鉄ED57形電気機関車 - シーメンス製の輸入電気機関車。
外部リンク
[編集]- “名鉄資料館 名鉄の電気機関車「デキ」写真展(平成27年 秋季特別展)”. 名古屋鉄道. 2016年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月22日閲覧。 - 名古屋鉄道デキ1形となった後の本機の写真がある。