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ここにいたこと

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
少女たちよから転送)
『ここにいたこと』
AKB48スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル You, Be Cool!
キングレコード
プロデュース 秋元康
チャート最高順位
  • 週間1位オリコン
  • 2011年度6月度月間1位(オリコン)
  • 2011年度上半期2位(オリコン)
  • 2011年度年間2位(オリコン)
  • 登場回数58回(オリコン)
ゴールドディスク
ミリオン(日本レコード協会
AKB48 アルバム 年表
SET LIST
〜グレイテス
トソングス〜
完全盤

(2010年)
ここにいたこと
(2011年)
1830m
(2012年)
『ここにいたこと』収録のシングル
  1. ポニーテールとシュシュ
    リリース: 2010年5月26日
  2. ヘビーローテーション
    リリース: 2010年8月18日
  3. Beginner
    リリース: 2010年10月27日
  4. チャンスの順番
    リリース: 2010年12月8日
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ここにいたこと』は、AKB48の1枚目のオリジナルアルバム(通算3枚目)。2011年6月8日キングレコードから発売された。

概要

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キャッチコピーは、「神曲、始めました」。

AKB48は過去に3枚のアルバムが発売しているが[注 1]、全てベストアルバムのため、本作が初のオリジナルアルバムとなった。初回限定盤、通常盤、劇場盤の3形態で発売され、それぞれジャケットや封入特典が異なるが、CD収録曲は3形態共通。なお、劇場盤はアルバムでありながら1,980円と低価格になっている。初回限定盤と通常盤のジャケット撮影は「ヘビーローテーション」のMV監督を務めた蜷川実花が担当。

シングル曲が後半にまとめて収録されている。その他、チームごとの楽曲、スペシャルユニットによる楽曲が多数収録されている。初回限定盤と通常盤にはDVDが付属する。DVDには、前作『神曲たち』に続きシングル曲の振付映像を収録。また、初回限定盤は蜷川実花による撮り下ろし100ページ写真集が付いたスペシャルBOX仕様。

当初は2011年4月6日に発売される予定だったが、東日本大震災の発生により諸般の制作スケジュールの都合がつかなくなったことから6月8日に発売日が延期となった[1][2]。また、東日本大震災を受けて売上の一部は「誰かのために」プロジェクトの一環として義援金になり、被災者支援に使用された。

アルバムのタイトル「ここにいたこと」は表題曲の歌詞にも象徴されているように、秋元康の「AKBから去る子も30人くらい出てきて、それで10年後AKBはどうなっているかなって考えると、『昔あのAKBにいたんだよ』って子供に話すようにメンバーの想い出になってもらいたい」「ファンも10年目撃していく中で、『自分はあの前田敦子がAKBのセンターにいたことをこの眼で見ていたんだぞ』、『前田敦子と大島優子は昔同じグループにいたんだぞ』っていう具合にいつまでも想い出に残っていて欲しい」という願いにより命名された[3]

チャート成績

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発売前日の2011年6月7日付オリコンデイリーアルバムチャートで推定売上枚数約32万1000枚を記録。初回出荷枚数でも『神曲たち』の35万枚を大幅に更新する110万枚を記録した。出荷枚数が100万枚を超えていたため、日本レコード協会からミリオン認定を受けた。[4]

2011年6月20日付オリコン週間アルバムチャートで約60万2000枚を売り上げ、初登場1位を獲得。女性グループのオリジナルアルバムが発売初週に50万枚以上売り上げたのは、モーニング娘。の『3rd -LOVEパラダイス-』(約57万8000枚)以来[5]。同年9月27日付のデイリーチャートでは、累計売上は約80万3000枚を突破した。この時点で暫定年間1位だったが、2011年12月5日付オリコンチャートで、のアルバム『Beautiful World[注 2]に抜かれ、2位になった。

収録曲

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CD
曲の解説やタイアップ等はAKB48で解説しているため一部簡潔に解説する。シングル曲は全て配信限定シングルを含めたメジャーシングルの通算枚数。特に説明のない楽曲は本作の撮り下ろし。
  1. 少女たちよ [4:33]
    (作詞:秋元康、作曲:小網準、編曲:生田真心)[注 3]
  2. Overtake [4:44] - チームA
    (作詞:秋元康、作曲:柴田尚、編曲:丸山真由子
  3. 僕にできること [4:09] - チームK
    (作詞:秋元康、作曲:SOHO、編曲:野中“まさ”雄一
    • 日本赤十字社・2011年赤十字運動月間CMソング(題名はそのままCMキャッチコピーにも使用されている)
    • 第3回選抜総選挙でのチームKテーマ曲
    • 第5回選抜総選挙でのチームKテーマ曲
  4. 恋愛サーカス [3:37] - チームB
    (作詞:秋元康、作曲・編曲:真崎修
    • テレビ西日本『コレカラ』「HKT48の課外授業」コーナーイントロ曲
    • 第3回選抜総選挙でのチームBテーマ曲
  5. 風の行方 [5:07] - 倉持明日香指原莉乃高橋みなみ大島優子峯岸みなみ柏木由紀
    (作詞:秋元康、作曲・編曲:島崎貴光
  6. わがままコレクション [4:53] - 多田愛佳前田亜美小森美果佐藤すみれ渡辺麻友松井珠理奈
    (作詞:秋元康、作曲・編曲:島崎貴光)
  7. 人魚のバカンス [4:00] - 高城亜樹仁藤萌乃横山由依河西智美北原里英佐藤亜美菜増田有華
    (作詞:秋元康、作曲・編曲:上田起士
  8. 君と僕の関係 [3:02] - 前田敦子板野友美
    (作詞:秋元康、作曲:DR. OWL・RAY. M、編曲:ray. m)
  9. イイカゲンのススメ [4:30] - 片山陽加小嶋陽菜篠田麻里子秋元才加宮澤佐江松井玲奈
    (作詞:秋元康、作曲:渡辺翔、編曲:生田真心)
  10. High school days [4:36] - チーム研究生
    (作詞:秋元康、作曲:鳥海剛史、編曲:清水武仁
  11. チームB推し [4:28] - チームB
    (作詞:秋元康、作曲:吉野貴雄、編曲:武藤星児)
    チームB 5th Stage「シアターの女神」』公演の楽曲で、“チームBのテーマ”とも言える曲。それぞれのメンバーのパートがあり公演では出演者により歌詞が変わるが、同アルバムに収録されているものは、奥真奈美が卒業する前に収録されたオリジナルバージョンである。『AKB48リクエストアワー セットリストベスト100 2011』では5位にランクインした。
  12. チャンスの順番 [4:19]
    (作詞:秋元康、作曲:小西裕子、編曲:生田真心)
    19thシングル表題曲。
  13. Beginner [3:58]
    (作詞:秋元康、作曲・編曲:井上ヨシマサ
    18thシングル表題曲。
  14. ポニーテールとシュシュ [4:30]
    (作詞:秋元康、作曲:多田慎也、編曲:生田真心)
    16thシングル表題曲。
  15. ヘビーローテーション [4:43]
    (作詞:秋元康、作曲:山崎燿、編曲:田中ユウスケ
    17thシングル表題曲。
  16. ここにいたこと [4:11] - AKB48+SKE48+SDN48+NMB48
    (作詞:秋元康、作曲:KIS、編曲:樫原伸彦
    本作アルバム表題曲。AKB48・SKE48・SDN48・NMB48に所属するメンバー総勢192名(楽曲収録時点)が参加。初めてAKB48とその関連グループに所属するメンバー全員が参加。
DVD
  • 振り付け映像(初回限定盤、通常盤に付属)
  1. ポニーテールとシュシュ
    ソロ映像は小森美果(チームB)が担当。
  2. ヘビーローテーション
    ソロ映像は小森美果が担当。
  3. Beginner
    ソロ映像は菊地あやか(チームK)が担当。
  4. チャンスの順番
    ソロ映像は内田眞由美(チームK)が担当。

選抜メンバー

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所属チームは発売時点

少女たちよ

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センター:高橋みなみ前田敦子

封入特典・ジャケット写真メンバー

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いずれもジャケット写真の撮影は蜷川実花によるもの。

初回限定盤

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ジャケット写真
  • 板野友美、大島優子、河西智美、柏木由紀、小嶋陽菜、指原莉乃、篠田麻里子、高橋みなみ、前田敦子、松井珠理奈[注 5]、松井玲奈[注 5]、峯岸みなみ、宮澤佐江、渡辺麻友
封入特典
  • 蜷川実花撮り下ろし100ページ写真集
  • 生写真1種ランダム封入(全14種)
  • 「AKB48スペシャルプレゼント応募抽選券」封入

通常盤

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ジャケット写真
  • 板野友美、大島優子、小嶋陽菜、篠田麻里子、高橋みなみ、前田敦子、渡辺麻友
封入特典
  • サーカス編アナザージャケット(14名分7枚)封入

劇場盤

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ジャケット写真
  • 大島優子、高橋みなみ、前田敦子
封入特典
  • 完全オリジナル仕様生写真 カスタマーセレクト 5枚付き(全2100種)
  • 制服編アナザージャケット(14名分7枚)封入

脚注

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注釈

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  1. ^ 1stベストアルバムの再発盤『SET LIST〜グレイテストソングス〜完全盤』を含む。
  2. ^ 2011年12月時点で総売上枚数が90万枚突破。
  3. ^ 映画のクレジットには野中“まさ”雄一が編曲担当と書かれていた。
  4. ^ 『ミュージックステーション』15回目の出演。前田敦子、多田愛佳、小嶋陽菜、指原莉乃、篠田麻里子、高橋みなみ、板野友美、大島優子、峯岸みなみ、宮澤佐江、横山由依、河西智美、柏木由紀、北原里英、渡辺麻友、山本彩の16人により披露。
  5. ^ a b AKB48の姉妹グループ・SKE48のメンバー。

出典

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  1. ^ AKB48 3rdアルバム「ここにいたこと」発売日延期未定のご案内”. AKB48 Official Blog (2011年3月15日). 2011年3月15日閲覧。
  2. ^ AKB48 3rdアルバム「ここにいたこと」発売日決定のご案内”. AKB48 Official Blog (2011年3月29日). 2011年3月29日閲覧。
  3. ^ 蜷川実花監修の女性ファッション誌 「ニナデジフォトブック vol.1」 ((株) MATORI PUBLISHING) 内の蜷川と秋元の対談より
  4. ^ “AKB48初のオリジナルアルバム、初日売上32.1万枚で首位発進”. オリコン. (2011年6月8日). https://www.oricon.co.jp/news/88615/full/ 2011年6月14日閲覧。 
  5. ^ “・ AKB48、モー娘。以来11年ぶり快挙! アルバム初週実売60.2万枚”. オリコン. (2011年6月14日). https://www.oricon.co.jp/news/88768/full/ 2011年6月14日閲覧。 

外部リンク

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