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夏に恋する女たち (大貫妙子の曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「夏に恋する女たち」
大貫妙子シングル
初出アルバム『SIGNIFIE
B面 レシピー
リリース
規格 7"シングルレコード
ジャンル ポップス
シティ・ポップ
テクノポップ
時間
レーベル Dear Heart / RCA
作詞・作曲 大貫妙子
プロデュース 大貫妙子、宮田茂樹[2]
チャート最高順位
大貫妙子 シングル 年表
ピーターラビットとわたし
1982年
夏に恋する女たち
(1983年)
宇宙みつけた
1984年
テンプレートを表示

夏に恋する女たち」(なつにこいするおんなたち)は、1983年8月5日に発売された大貫妙子の10枚目のシングル[2]。自身最大の売上を記録した収録アルバム『SIGNIFIE』の代表曲である[4][5]

都会で生きる男女の恋模様が描かれ、坂本龍一のアレンジが印象的な楽曲である[5]

1983年の8月から9月まで放送されたTBS系金曜ドラマ『夏に恋する女たち』の主題歌でもあり、シングル発売日はドラマの放送開始日であった[6]。ただし、ドラマで使用されたものとシングルバージョンとでは、歌詞とアレンジが少々異なる[7]

制作の背景

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表題曲「夏に恋する女たち」は、ロマンティックな都会の夜の灯を思わせるシンセサイザーサックスの音色など、多彩な演奏が交錯するヨーロピアン調のシティ・ポップ[8]。作詞の際の着想として大貫は、当時銀座にある音響ハウスでレコーディングを終えた夜に、首都高速道路を走り東京タワーの横を通って帰る際の綺麗な景色が強く印象に残っており、そこから曲のイメージが湧いて書いたものだと話している[9][10]

B面曲「レシピー」も坂本龍一が編曲を担当。テクノポップ・アレンジが特徴で、アルバム『SIGNIFIE』に収録された際には、「RECIPE<調理法>」と表記が変わりサブタイトルが付けられた[11]。料理を題材にしたキュートでポップな一曲に仕上がっている[12]

収録曲

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両曲とも作詞・作曲: 大貫妙子 / 編曲: 坂本龍一

  1. 夏に恋する女たち(4:43)
  2. レシピー RECIPE(3:30)

参加ミュージシャン

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夏に恋する女たち

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レシピー

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  • Keyboards: 坂本龍一
  • Electric Guitar: 大村憲司
  • Acoustic Guitar: 吉川忠英
  • Bass: 後藤次利
  • Drums: 林立夫
  • Background Vocals: 大貫妙子

収録アルバム

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カバー

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曲名 アーティスト 収録作品 発売日
夏に恋する女たち 中谷美紀 アルバム『私生活 1999年11月10日
東京サンセットガールズ アルバム『Photograph』[13] 2012年6月27日
原田知世 アルバム『恋愛小説2 -若葉のころ[14] 2016年5月11日

脚注

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出典

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  1. ^ SIGNIFIE (Mastered by Bernie Grundman)”. Music Store. 2023年3月18日閲覧。
  2. ^ a b 10th Single 夏に恋する女たち”. 大貫妙子 Taeko Onuki. 2022年11月25日閲覧。
  3. ^ オリコン 2006, p. 100
  4. ^ 細川・片山 2008, p. 142
  5. ^ a b 「〈Part 2〉20世紀を代表するシンガー・ソングライター――大貫妙子『SIGNIFIE』」(長井 2013, p. 46)
  6. ^ 夏に恋する女たち”. テレビドラマデータベース. 2022年11月25日閲覧。
  7. ^ 田村正和に釘付け!80年代傑作ドラマ「夏に恋する女たち」主題歌は大貫妙子”. Re:minder. 2022年11月25日閲覧。
  8. ^ 夏に恋する女たち 大貫妙子 楽曲解説”. Music Store. 2023年3月18日閲覧。
  9. ^ 大貫妙子スペシャルインタビュー[後編]”. otonano PORTAL. 2022年11月25日閲覧。
  10. ^ レコード・コレクターズ 2020年12月号 P.31,32・2020年12月1日発行)
  11. ^ SIGNIFIE 1999
  12. ^ 「〈Part 1〉フィーチャリング・アーティスツ――大貫妙子『SIGNIFIE』」(木村 2020, p. 53)
  13. ^ Photograph 東京サンセットガールズ”. ORICON NEWS. oricon ME. 2022年11月25日閲覧。
  14. ^ “原田知世カバー集「恋愛小説」第2弾発売、レコ発イベントも決定”. 音楽ナタリー. https://natalie.mu/music/news/182205 2022年11月25日閲覧。 

参考資料

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  • オリコン『SINGLE CHART-BOOK COMPLETE EDITION 1968-2005』オリコン・マーケティング・プロモーション、2006年4月。ISBN 9784871310765 
  • SIGNIFIE』(ライナーノーツ)大貫妙子RCA、1999年6月23日。BVCK-38013。  – 初盤は1983年10月
  • 大貫妙子トリビュート・アルバム -Tribute to Taeko Onuki-』(ライナーノーツ)Various Artists(岡村靖幸坂本龍一、ほか)、commons、2013年12月18日。RZCM-59438。 
  • 細川周平; 片山杜秀『日本の作曲家――近現代音楽人名事典』日外アソシエーツ、2008年6月。ISBN 978-4816921193 
  • 長井英治監修『日本の女性シンガー・ソングライター』シンコーミュージック・エンタテイメント〈ディスク・コレクション〉、2013年4月。ISBN 978-4401638048 
  • 木村ユタカ監修『ジャパニーズ・シティ・ポップ』(増補改訂版)シンコーミュージック・エンタテイメント〈ディスク・コレクション〉、2020年2月。ISBN 978-4401648771 

関連項目

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外部リンク

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