夏に恋する女たち (大貫妙子の曲)
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「夏に恋する女たち」 | ||||
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大貫妙子 の シングル | ||||
初出アルバム『SIGNIFIE』 | ||||
B面 | レシピー | |||
リリース | ||||
規格 | 7"シングルレコード | |||
ジャンル |
ポップス シティ・ポップ テクノポップ | |||
時間 | ||||
レーベル | Dear Heart / RCA | |||
作詞・作曲 | 大貫妙子 | |||
プロデュース | 大貫妙子、宮田茂樹[2] | |||
チャート最高順位 | ||||
大貫妙子 シングル 年表 | ||||
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「夏に恋する女たち」(なつにこいするおんなたち)は、1983年8月5日に発売された大貫妙子の10枚目のシングル[2]。自身最大の売上を記録した収録アルバム『SIGNIFIE』の代表曲である[4][5]。
都会で生きる男女の恋模様が描かれ、坂本龍一のアレンジが印象的な楽曲である[5]。
1983年の8月から9月まで放送されたTBS系金曜ドラマ『夏に恋する女たち』の主題歌でもあり、シングル発売日はドラマの放送開始日であった[6]。ただし、ドラマで使用されたものとシングルバージョンとでは、歌詞とアレンジが少々異なる[7]。
制作の背景
[編集]表題曲「夏に恋する女たち」は、ロマンティックな都会の夜の灯を思わせるシンセサイザーやサックスの音色など、多彩な演奏が交錯するヨーロピアン調のシティ・ポップ[8]。作詞の際の着想として大貫は、当時銀座にある音響ハウスでレコーディングを終えた夜に、首都高速道路を走り東京タワーの横を通って帰る際の綺麗な景色が強く印象に残っており、そこから曲のイメージが湧いて書いたものだと話している[9][10]。
B面曲「レシピー」も坂本龍一が編曲を担当。テクノポップ・アレンジが特徴で、アルバム『SIGNIFIE』に収録された際には、「RECIPE<調理法>」と表記が変わりサブタイトルが付けられた[11]。料理を題材にしたキュートでポップな一曲に仕上がっている[12]。
収録曲
[編集]両曲とも作詞・作曲: 大貫妙子 / 編曲: 坂本龍一
- 夏に恋する女たち(4:43)
- レシピー RECIPE(3:30)
参加ミュージシャン
[編集]夏に恋する女たち
[編集]- Keyboards, Vibe: 坂本龍一
- Electric Guitars: 大村憲司
- Acoustic Guitar: 吉川忠英
- Drums: 林立夫
- Percussion: 浜口茂外也
- Sax: 沢村満
レシピー
[編集]- Keyboards: 坂本龍一
- Electric Guitar: 大村憲司
- Acoustic Guitar: 吉川忠英
- Bass: 後藤次利
- Drums: 林立夫
- Background Vocals: 大貫妙子
収録アルバム
[編集]- 『SIGNIFIE』(1983年)
- 『カイエ』(1984年) - インストゥルメンタル・ヴァージョン
- 『CLASSICS』(1985年)
- 『PURE DROPS』(1991年)
- 『NEW BEST 大貫妙子』(1994年)
- 『LIVE '93 Shooting Star in the Blue Sky』(1996年) - ライヴ
- 『History 1978-1984』(1999年)
- 『Library 〜Anthology 1973-2003〜』(2003年)
- 『ゴールデン☆ベスト 大貫妙子 〜RCA Years 1978-1984』(2005年)
- 『シンフォニックコンサート 2016』(2017年) - ライヴ
- 『大貫妙子シンフォニックコンサート2020』(2022年) - ライヴ
カバー
[編集]曲名 | アーティスト | 収録作品 | 発売日 |
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夏に恋する女たち | 中谷美紀 | アルバム『私生活』 | 1999年11月10日 |
東京サンセットガールズ | アルバム『Photograph』[13] | 2012年6月27日 | |
原田知世 | アルバム『恋愛小説2 -若葉のころ』[14] | 2016年5月11日 |
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “SIGNIFIE (Mastered by Bernie Grundman)”. Music Store. 2023年3月18日閲覧。
- ^ a b “10th Single 夏に恋する女たち”. 大貫妙子 Taeko Onuki. 2022年11月25日閲覧。
- ^ オリコン 2006, p. 100
- ^ 細川・片山 2008, p. 142
- ^ a b 「〈Part 2〉20世紀を代表するシンガー・ソングライター――大貫妙子『SIGNIFIE』」(長井 2013, p. 46)
- ^ “夏に恋する女たち”. テレビドラマデータベース. 2022年11月25日閲覧。
- ^ “田村正和に釘付け!80年代傑作ドラマ「夏に恋する女たち」主題歌は大貫妙子”. Re:minder. 2022年11月25日閲覧。
- ^ “夏に恋する女たち 大貫妙子 楽曲解説”. Music Store. 2023年3月18日閲覧。
- ^ “大貫妙子スペシャルインタビュー[後編]”. otonano PORTAL. 2022年11月25日閲覧。
- ^ レコード・コレクターズ 2020年12月号 P.31,32・2020年12月1日発行)
- ^ SIGNIFIE 1999
- ^ 「〈Part 1〉フィーチャリング・アーティスツ――大貫妙子『SIGNIFIE』」(木村 2020, p. 53)
- ^ “Photograph 東京サンセットガールズ”. ORICON NEWS. oricon ME. 2022年11月25日閲覧。
- ^ “原田知世カバー集「恋愛小説」第2弾発売、レコ発イベントも決定”. 音楽ナタリー 2022年11月25日閲覧。
参考資料
[編集]- オリコン『SINGLE CHART-BOOK COMPLETE EDITION 1968-2005』オリコン・マーケティング・プロモーション、2006年4月。ISBN 9784871310765。
- 『SIGNIFIE』(ライナーノーツ)大貫妙子、RCA、1999年6月23日。BVCK-38013。 – 初盤は1983年10月
- 『大貫妙子トリビュート・アルバム -Tribute to Taeko Onuki-』(ライナーノーツ)Various Artists(岡村靖幸・坂本龍一、ほか)、commons、2013年12月18日。RZCM-59438。
- 細川周平; 片山杜秀『日本の作曲家――近現代音楽人名事典』日外アソシエーツ、2008年6月。ISBN 978-4816921193。
- 長井英治監修『日本の女性シンガー・ソングライター』シンコーミュージック・エンタテイメント〈ディスク・コレクション〉、2013年4月。ISBN 978-4401638048。
- 木村ユタカ監修『ジャパニーズ・シティ・ポップ』(増補改訂版)シンコーミュージック・エンタテイメント〈ディスク・コレクション〉、2020年2月。ISBN 978-4401648771。