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売野雅勇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
売野 雅勇
別名 麻生 麗二
生誕 (1951-02-22) 1951年2月22日(73歳)
出身地 日本の旗 日本 栃木県足利市
学歴 上智大学文学部英文学科
ジャンル J-POP
職業 作詞家
事務所 フェブライオ・メッツオ/ DIVINE ディヴァイン

売野 雅勇(うりの まさお、1951年〈昭和26年〉2月22日[1] - )は、栃木県足利市出身の作詞家麻生 麗二(あそう れいじ)の別ペンネームでも活動している。所属事務所はフェブライオ・エ・メッツオ、ディヴァイン。

人物・来歴

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  • 栃木県立足利高等学校を経て、1974年昭和49年)に上智大学文学部英文学科を卒業[2]
  • 就職試験ではニッポン放送に初めてできた音楽ディレクターの専門職の採用面接で最後の5人まで残ったものの不合格[3]。代わりにグループ会社のポニー(現:ポニーキャニオン)をディレクター職として推薦されたが、音楽性の違いから辞退した[4]
  • 上智大学卒業後、石井直の勧めにより、コピーライター志望で老舗広告代理店萬年社に入社。配属が決まるまで総務部で分厚い社史を一日中読む日々が続く中、会う人ごとに制作部へ行きたいとアピールしているうち、数年空席だった制作部のコピーライターの補填が春闘で決まり、春闘が決着した5月に新聞雑誌制作部にコピーライターとして配属される。主にドッグフードと製菓会社を担当していたが、全国紙の全面広告で校正ミスを犯し解雇される[注 1]が、2年半後、朝日新聞求人欄の「音楽好きのコピーライター求む」という三行広告を見て東急エージェンシーインターナショナル(現:フロンテッジ)に入社。CBS・ソニーレコードの洋楽担当のコピーライターとなるが9か月で退職。その後、第一企画(現:アサツーディ・ケイ)国際部制作室/蛯原ルームのコピーライターとなる。1978年まで日本ポラロイドワーナー・ランバートジョンソン&ジョンソンイラン航空などを担当。
  • 事務所はマッドキャップに所属し、1981年(昭和56年)にシャネルズ(後のラッツ&スター)の「星くずのダンス・ホール」で作詞家デビュー[5][注 2][6]
  • 1982年(昭和57年)に中森明菜の「少女A」が大ヒットし、その後は、3歳上の作曲家芹澤廣明とのコンビで、チェッカーズの一連のヒット曲を生み出す[7]
  • 2023年(令和5年)、作詞活動40周年を記念したコンピレーションアルバム「MIND CIRCUS 午前0時のLOVE STORIES」を7月12日にリリース。同アルバムには、収録されたヒット曲を題材にしたイメージストーリー13篇の短編小説「午前0時のLOVE STORIES」が収められている。2024年にはその小説の中から「少女A」がショートフィルムとして映像化され、売野はエグゼクティブプロデューサーとして名を連ねている[8]。2025年1月には第2弾として「星屑のステージ」が配信される予定である[9]

作品

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あ行

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か行

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さ行

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た行

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な行

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は行

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ま行

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や・ら・わ行

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オムニバスアルバム

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発売日 タイトル 規格 規格品番 発売元
2019年5月22日 ネヴァーランド/Voice Actor×売野雅勇 CD+DVD TKCA-74788 徳間ジャパンコミュニケーションズ

映画

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  • シンデレラ・エクスプレス(1990年) - 監督・脚本

配信ドラマ

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  • 少女A(2024年、配信:Amazonプライム) - 原作・エグゼクティブプロデューサー
  • 星屑のステージ(2025年、配信:Amazonプライム) - 原作・エグゼクティブプロデューサー

DVD

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テレビ

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ラジオ

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著書

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  • 『砂の果実 80年代歌謡曲黄金時代疾走の日々』(2016年9月7日、朝日新聞出版ISBN 978-4-02251-407-3

ライブ

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  • 売野雅勇 MIND CIRCUS RADIO SHOW 2024(2024年12月13日 - 15日、よみうり大手町ホール)[10]
    • 13日 - Night Tempo、綾小路翔(氣志團)、松本伊代、早見優、FANCYLABO、Max Lux
    • 14日 - 横山剣、南佳孝、荻野目洋子、Max Lux
    • 15日 - 芹澤廣明、鶴久政治、中西圭三、星乃夢奈、Max Lux

脚注

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注釈

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  1. ^ 1984年に宣伝会議コピーライター養成講座の特別講師の講演時に売野本人が語っている
  2. ^ 公式ではシャネルズの「星くずのダンス・ホール」(アルバム「Heart & Soul」(1981年3月21日)に収録)で作詞家デビュー(麻生麗二名義)となっているが、初めて作詞したのは河合夕子の「東京チーク・ガール」(アルバム「リトル・トウキョウ」(1981年5月21日)に収録)であると語っている。発売日の関係でシャネルズに提供した作品が先に世に出た。また、「リトル・トウキョウ」収録曲の全作詞は売野と河合の共作であるが、収録曲「東京チーク・ガール」を先行シングルとしてリリースするにあたり売野の名は外され、作詞者の項目には河合のみ名が記されているため。

出典

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  1. ^ a b DJ名鑑 1987三才ブックス、1987年2月15日、35頁。
  2. ^ 売野雅勇さんインタビュー 6/6 日本テレビ音楽株式会社
  3. ^ 「少女A」を生んだ作詞家・売野雅勇に訊く、キャリアの転機と“昭和歌謡リバイバル” リアルサウンド 2016年12月11日
  4. ^ 売野雅勇さんインタビュー 1/6 日本テレビ音楽株式会社
  5. ^ 売野雅勇、中森明菜の『少女A』のヒットまで「50曲くらいは書いた」作詞家“駆け出し時代”の裏側”. THE CHANGE. 双葉社 (2024年8月21日). 2024年9月1日閲覧。
  6. ^ これぞ80年代の幕開け!河合夕子「東京チークガール」は“TOKIO”以上のぶっ飛び!”. Re:minder. リマインダー. 2024年9月1日閲覧。
  7. ^ 第3回放送 売野雅勇特集|歌謡ラジオ「午前0時の歌謡祭」 歌謡曲リミテッド - KAYOKYOKU LTD.
  8. ^ 少女A ショートフィルム”. 午前0時のLOVE STORIES (2023年9月5日). 2024年12月14日閲覧。
  9. ^ ショートフィルム『星屑のステージ』配信決定!”. PR TIMES (2024年12月13日). 2024年12月14日閲覧。
  10. ^ 売野雅勇 MIND CIRCUS RADIO SHOW 2024”. 売野雅勇オフィシャルプロジェクト. 2024年12月14日閲覧。

外部リンク

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