土佐岩原駅
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土佐岩原駅 | |
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駅舎(2008年3月) | |
とさいわはら Tosa-Iwahara | |
◄D27 大歩危 (7.2 km) (4.0 km) 豊永 D29► | |
所在地 | 高知県長岡郡大豊町岩原 |
駅番号 | ○D28 |
所属事業者 | 四国旅客鉄道(JR四国) |
所属路線 | ■土讃線 |
キロ程 | 72.7 km(多度津起点) |
電報略号 | ハラ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
8[1]人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1935年(昭和10年)11月28日[2] |
備考 | 無人駅 |
土佐岩原駅(とさいわはらえき)は、高知県長岡郡大豊町岩原に所在する、四国旅客鉄道(JR四国)土讃線の駅である。駅番号はD28。
概要
[編集]土讃線における高知県内最初の駅であり、高知県内最北端の駅ともなっている。1974年に土佐電気鉄道安芸線が廃止されてから1992年に阿佐海岸鉄道阿佐東線が開業するまでは、同県内における最東端の駅でもあった(現在の最東端は奈半利駅)。
上り方の次駅・大歩危との間には、徳島・高知県境と共に、全長4,179 mの大歩危トンネルが存在する。同トンネルは、1986年3月の予讃線短絡ルート開通に伴い犬寄トンネル(6,012 m)が使用開始となるまで、四国島内の国鉄線における最長トンネルとなっていた[3]。
現在は普通列車のみ停車する。
歴史
[編集]- 1935年(昭和10年)11月28日:開業[2]。
- 1962年(昭和37年)2月20日:豊永駅との区間で大規模な土砂崩れが発生。同年3月26日に仮復旧[4]。翌年、新線に切り替え。
- 1970年(昭和45年)10月1日:無人駅化[5](簡易委託駅化[6])。同時に手荷物及び小口扱貨物の取り扱いを廃止し小荷物の取り扱いを到着小荷物(特別扱新聞紙に限る)に限定[2][7]。
- 1986年(昭和61年)12月26日:大豊町農協が改築費1500万円全額を負担して、農協岩原事務所との合築駅舎にする[8]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により四国旅客鉄道に承継[2]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅。現在は無人駅となっている。
鉄骨平屋建ての駅舎には大豊町農協(のちのJA土佐れいほく→JA高知県)岩原事務所が併設されていた[8]が廃止され、それ以後JAが入居していた部分にはシャッターが下りている。ホーム間は跨線橋で移動する。トイレは、閉鎖されていて使用できない。 現在、駅舎は取り壊され更地になっている。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■土讃線 | 上り | 大歩危・阿波池田方面 |
2 | 下り | 土佐山田・高知方面 |
駅周辺
[編集]隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ “[opendata-web.site 高知県 駅乗降客数]”. 2021年3月11日閲覧。
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、665頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ デアゴスティーニ編集部 (2013年8月13日). “【第8回】土讃線(後編)阿波池田~土佐山田”. ホビコム『鉄道名情景紀行』. デアゴスティーニ(DeAGOSTINI). 2014年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月9日閲覧。
- ^ 日外アソシエーツ編集部 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年9月27日、158頁。ISBN 9784816922749。
- ^ 「通報 ●土讃本線及び中村線の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1970年9月26日、7面。
- ^ 「土讃線中村線10月から営業近代化」『交通新聞』交通協力会、1970年9月23日、1面。
- ^ 「日本国有鉄道公示第389号」『官報』1970年9月26日。
- ^ a b “地域に密着した“憩いの駅””. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1986年12月26日)