呉羽山温泉
呉羽山温泉 | |
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温泉情報 | |
所在地 | 富山県富山市 |
座標 | 北緯36度42分24秒 東経137度10分52秒 / 北緯36.70667度 東経137.18111度座標: 北緯36度42分24秒 東経137度10分52秒 / 北緯36.70667度 東経137.18111度 |
交通 |
空路 - 富山空港 鉄道 - JR西日本北陸新幹線、高山本線:富山駅 車 - 北陸自動車道:富山西IC、富山IC |
泉質 | 単純重曹泉 |
泉温(摂氏) | 18 °C |
呉羽山温泉(くれはやまおんせん)は、かつて富山県富山市にあった温泉。標高100mの高台に位置していた[1]。ヘルスセンターとして出発し、大人だけでなく、子どもたちも学校からの遠足や夏休みの児童会イベントなどに多く訪れる場所であった。呉羽山のハイキングコースの終点としても利用されていた。付属施設として、レストラン、売店、ゲームセンター、プールや大浴場を備えていた[1]。
泉質
[編集]- 単純重曹泉[2]
地下数百mから汲み上げた無色透明で源泉温度18℃の天然温泉に加温していた。神経痛、筋肉痛、痔疾、疲労回復、健康増進に効能があった[1]。メタ珪酸含有量による温泉法上の温泉である[3]。
女湯は肌がつるつるになることから、「美人の湯」とも言われる(150m2、100人入浴可)。男湯は「竜神の湯」と言われる(100m2、80人入浴可)[2]。
セラピーユ
[編集]富山観光ホテル地下1階(100m2)には『セラピーユ』という岩盤浴が存在していた。トルマリン鉱石やラジウム鉱石を使用。定員16名。青紫色の照明のプラネタリウムを眺めながら入浴する[2]。
温泉街
[編集]一軒宿の「呉羽山温泉元湯 富山観光ホテル」が存在した。一軒宿ではあるが、敷地1万平方メートル、鉄筋3階建て地下1階のコンクリート造り、収容人数296人客室数53と、その規模は大きかった[2]。
東は立山連峰、西は射水平野を展望でき、浴場からは富山湾を一望できた[2]。
歴史
[編集]1960年に開湯し[3]、1961年1月6日に総工費1億2,000万円かけて富山ヘルスセンターが新築、1月7日より開館した(当初より鉄筋コンクリート3階建てで、間口100m建て、延床面積3,900m2)[4]。1994年12月27日に新館『桜亭』が落成(オープンは翌1995年1月1日)した[5]ものの、2016年5月31日に営業を終えた[6]。
アクセス
[編集]- 鉄道:富山駅より約10分[1]。
- マイカー:富山西インターチェンジより約15分[1]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e “呉羽山温泉元湯 富山観光ホテル”. 近畿日本ツーリスト. 2022年10月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月31日閲覧。
- ^ a b c d e 『富山お湯道楽ふるこ~す』(2003年4月7日、北日本新聞社発行)96頁。
- ^ a b 呉羽山温泉(温泉の歴史ジャパン、2022年10月31日)
- ^ 『富山市史 第四巻』(1969年12月20日、富山市編集・発行)213頁。
- ^ 『北日本新聞』1994年12月28日付朝刊6面『和風の新館完成 富山観光ホテル』より。
- ^ “呉羽山石仏安住の地は… 管理の富山観光ホテルきょう閉館”. webun(北日本新聞). (2016年5月31日). オリジナルの2017年3月27日時点におけるアーカイブ。 2017年12月21日閲覧。
関連項目
[編集]- 呉羽ハイツ(当温泉と同じく呉羽丘陵上にある温泉)