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尾西鉄道EL1形電気機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
尾西鉄道EL1形電気機関車
名鉄デキ1形電気機関車
デキ1形1 車両形式図
基本情報
運用者 尾西鉄道名古屋鉄道
製造所 シーメンス
製造年 1924年大正13年)
製造数 1両
廃車 1960年(昭和35年)
主要諸元
軌間 1,067 mm(狭軌
電気方式 直流600 V架空電車線方式
車両重量 15.25 t
全長 6,720 mm
全幅 2,450 mm
全高 4,172 mm
車体 全鋼
台車 シーメンス製
主電動機 シーメンス D84-B[1]
主電動機出力 60 PS
搭載数 2基 / 両
歯車比 134 : 18
制御装置 直接制御 WH T1C
制動装置 手ブレーキ
備考 1944年の諸元表より[2]
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尾西鉄道EL1形電気機関車(びさいてつどうEL1がたでんききかんしゃ)は、尾西鉄道が新製した直流600V用電気機関車である。後年、尾西鉄道が旧・名古屋鉄道に吸収合併された際、デキ1形と改称されている。

概要

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尾西鉄道(現尾西線)が保有する全線の電化完了に際して、従来の丁形(11, 12)蒸気機関車等に代わる機関車として1924年(大正13年)に1両(EL1)が輸入されたシーメンス社製の凸形小型電気機関車である。

主に木曽川港駅の貨車入換に使用され、1925年(大正14年)8月1日、名古屋鉄道(旧)が尾西鉄道を買収すると、EL1は名古屋鉄道デキ1形(1)に改称される。名鉄の電気機関車としては最も小型であった。

戦後は佐屋駅郊外の砂利取り線で使用された。その後、尾西線で使用された後、竹鼻線西笠松駅大須駅入換用となり、1960年(昭和35年)廃車となった。

脚注

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  1. ^ 澤内一晃「凸型電気機関車の系譜」『鉄道ピクトリアル』第859号、電気車研究会、2012年2月、27頁。 
  2. ^ 清水武、田中義人『名古屋鉄道車両史 上巻』アルファベータブックス、2019年、165頁。ISBN 978-4865988475 

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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