利用者:Y717/わーくすぺーす/探偵オペラ ミルキィホームズ
Project MILKY HOLMES | |
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ジャンル | ファンタジー |
アニメ:探偵オペラ ミルキィホームズ | |
原作 | ブシロード クロノギアクリエイティヴ |
監督 | 森脇真琴 |
シリーズ構成 | ふでやすかずゆき |
脚本 | 各話リスト参照 |
キャラクターデザイン | 沼田誠也 |
音楽 | 原田勝通(Angel Note) |
アニメーション制作 | J.C.STAFF |
製作 | ミルキィホームズ製作委員会 |
放送局 | 放送局参照 |
放送期間 | 2010年10月 - 2010年12月 |
話数 | 全12話 |
シャーロック ネロ エルキュール コーデリア その他 |
三森すずこ 徳井青空 佐々木未来 橘田いずみ 登場人物参照 |
アニメ:探偵オペラ ミルキィホームズ サマー・スペシャル | |
原作 | ブシロード クロノギアクリエイティヴ |
監督 | 森脇真琴 |
脚本 | ふでやすかずゆき |
キャラクターデザイン | 沼田誠也 |
音楽 | 原田勝通(Angel Note) |
アニメーション制作 | J.C.STAFF アニメーションスタジオ・アートランド |
製作 | ミルキィホームズ製作委員会 |
放送局 | 放送局参照 |
放送期間 | 2011年8月 - 2011年8月 |
話数 | 全1話 |
アニメ:探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕 | |
原作 | ブシロード クロノギアクリエイティヴ |
監督 | 森脇真琴 |
シリーズ構成 | ふでやすかずゆき |
脚本 | 各話リスト参照 |
キャラクターデザイン | 沼田誠也 |
音楽 | 井ノ原智(Angel Note) |
アニメーション制作 | J.C.STAFF アニメーションスタジオ・アートランド |
製作 | ミルキィホームズ製作委員会 |
放送局 | 放送局参照 |
放送期間 | 2012年1月 - 2012年3月 |
話数 | 全12話 |
関連作品 | |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『探偵オペラ ミルキィホームズ』(たんていオペラ ミルキィホームズ)は、同名のゲームを原作として制作・放送された日本のアニメ。
特別編である『探偵オペラ ミルキィホームズ サマー・スペシャル』(たんていオペラ ミルキィホームズ サマー・スペシャル)と、続編である『探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕』(たんていオペラ ミルキィホームズ だいにまく)についても本稿で扱う。
概要
[編集]メディアミックス企画である Project MILKY HOLMES の一環で、同名のゲームを原作として制作されている。作品の共通点などは、それぞれの記事の該当項目を参照のこと。
- 第1期
テレビアニメ『探偵オペラ ミルキィホームズ』(以下「第1期」と記述する)は、2010年10月から12月にかけて、TOKYO MX・毎日放送・中部日本放送ほか全国8局ネットでの放送や、ニコニコ動画および日本国外向けにCrunchyrollにての配信[1]が行われた。アニメーション制作は J.C.STAFF、全12話。
2011年8月には新作特番として『探偵オペラ ミルキィホームズ サマー・スペシャル』が放送された。アニメーション制作には J.C.STAFF に加えてアニメーションスタジオ・アートランドが参加している。
- 第2期
2012年1月より、テレビアニメ『探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕』(以下「第2期」と記述する)が放送を開始している。アニメーション制作は J.C.STAFF とアニメーションスタジオ・アートランド、全12話。
原作との関係
[編集]原作であるゲームの設定を踏襲しつつ、ストーリーはアクシデントで「トイズ」を使えなくなってしまったミルキィホームズたちが悪戦苦闘するという、アニメ独自の展開になっている。また、原作ゲームはシリアス・恋愛を中心にストーリーが進行するのに対して、アニメ版はギャグ・コメディを中心にストーリーが展開する。
統括プロデューサーの中村伸行によると、原則として時系列上はゲーム版の後日として位置づけられているが[2]、学院内の建物やキャラの性格など一部に差異があることから、「ゲーム版を原作とした半パラレルワールド」[2]とも説明している。
ギャラクシーエンジェルとの関係
[編集]木谷高明が製作総指揮を務めている点、ゲーム版とアニメ版のストーリーの違い、参加している声優などから、『ギャラクシーエンジェル』シリーズとの比較は随所で語られており、類似性や関連性も指摘される。しかし、中村によると、木谷高明や里見哲朗を除けば『ギャラクシーエンジェル』シリーズのスタッフと顔を合わせたことはほとんどないという[3]。
中村は、シリーズ構成のふでやすかずゆきが全体の方向性を早期に決定したため「みんながネタや面白さに集中論議できました」[4]と回顧するとともに、里見やふでやすをはじめ、森本浩二、森脇真琴、池端隆史、松倉友二、明田川仁らと議論を重ねたことを明らかにしている[5]。
内容
[編集]あらすじ
[編集]怪盗や探偵が「トイズ」と呼ばれる特殊能力を使って活躍する近未来の世界「偵都ヨコハマ」を舞台としている。探偵を目指す4名の少女「ミルキィホームズ」を中心にした、パロディやギャグが展開される[6]。原作はゲーム『探偵オペラ ミルキィホームズ』であるが、その設定を踏まえつつも独自のストーリー展開になっている。
第2期では、舞台となる偵都ヨコハマにて「大探偵国際博覧会」(通称「探偵博」)が開催され、これにまつわるさまざまなトラブルが発生するなど、「大探偵国際博覧会」が重要なファクターのひとつとなっている[7]。また、ミルキィホームズは探偵を目指しているが、「探偵」という職業について内省する描写があるなど、「探偵」とは何なのかその意義について考える点が、主題のひとつとなっている[8][7]。
登場人物
[編集]設定
[編集]制作
[編集]役職 | 第1期 | 特別編 (サマー・スペシャル) |
第2期 (第2幕) |
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製作総指揮・原案 | 木谷高明 | ||
企画・原作 | ブシロード、クロノギアクリエイティヴ | ||
原作協力 | 奥村越後屋、小玉励 | ||
監督 | 森脇真琴 | ||
助監督 | 池端隆史 | 池端隆史 | |
シリーズ構成 | ふでやすかずゆき | ||
キャラクター原案 | たにはらなつき (EDEN'S NOTES) うさはらゆめ | ||
キャラクターデザイン・総作画監督 | 沼田誠也 | ||
プロップデザイン | 氏家嘉宏、宮川知子 | 小関雅 | |
キーアニメーター | 野田康行 | ||
美術監督 | 小林七郎 | 水谷利春 | 久保友孝 |
美術設定 | 水谷利春 | ||
色彩設計 | 日野亜朱佳 | 山崎朋子、日野亜朱佳 | |
撮影監督 | 五十嵐慎一 | ||
編集 | 後藤正浩 (REAL-T) | ||
音楽 | 原田勝通 (Angel Note) | 井ノ原智 (Angel Note) | |
音響監督 | 明田川仁 (マジックカプセル) | ||
音楽プロデューサー | 伊藤善之 | ||
音楽A&R | 木皿陽平 | ||
エグゼクティブプロデューサー | 福場一義、井上俊次 安藝貴範、伴龍一郎 青木健彦、森本浩二 |
福場一義、井上俊次 安藝貴範、太田豊紀 青木健彦、森本浩二 | |
統括プロデューサー | 中村伸行 | ||
プロデューサー | 大島靖、斎藤滋 小田ツヨシ、二瓶茂人 福良啓、松倉友二 |
大島靖、斎藤滋 小田ツヨシ、加藤資久 二瓶茂人、福良啓、松倉友二 | |
アニメーション制作 | J.C.STAFF | J.C.STAFF、アニメーションスタジオ・アートランド | |
製作 | ミルキィホームズ製作委員会[注 1] |
主題歌
[編集]- 第1期
-
- オープニングテーマ「正解はひとつ!じゃない!!」
- 作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 山口朗彦 / 歌 - ミルキィホームズ
- エンディングテーマ「本能のDOUBT」
- 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 中山真斗(Elements Garden) / 歌 - 飛蘭
- サマー・スペシャル
-
- オープニングテーマ「正解はひとつ!じゃない!!」
- 作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 山口朗彦 / 歌 - ミルキィホームズ
- エンディングテーマ「パーティーパーティー!」
- 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 鈴木裕明 / 歌 - ミルキィホームズ
- 第2期
- オープニングテーマ「ナゾ! ナゾ? Happiness!!」
- 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 高田暁 / 歌 - ミルキィホームズ
- 第6話では挿入歌としても使用。
- エンディングテーマ「Lovely Girls Anthem」
- 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 平田祥一郎 / 歌 - 麻生夏子
- 挿入歌「ヨコハマを歩こう」(第9話)
- 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - Akihiko Ono / 歌 - 米倉千尋
- 挿入歌「私はあなたを導いてゆく」(第12話)
- 作詞 - 森脇真琴 / 作曲・編曲 - 伊藤賢 / 歌 - NICO
音楽CD
[編集]- 正解はひとつ!じゃない!! (2010年10月27日発売) LACM-4754
- 本能のDOUBT (2010年11月24日発売) LACM-4760
- 探偵オペラ ミルキィホームズ ボーカルアルバム〜ミルキィ show time♪ (2010年12月22日発売) LACA-15083
各話リスト
[編集]話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | エンドカード | パロディ元[注 2] |
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第1期『探偵オペラ ミルキィホームズ』 | |||||||
第1話 | 屋根裏の入居者 | ふでやすかずゆき | 森脇真琴 | 池端隆史 | 氏家嘉宏 | 5月病マリオ | 屋根裏の散歩者 (江戸川乱歩) |
第2話 | ポケットにパンを | 江夏由結 | 増田敏彦 | 徳本善信 | 大庭小枝、北原聡志 児玉亮、清水勝祐 |
ポケットにライ麦を (アガサ・クリスティ) | |
第3話 | 棺桶の恐怖 | 國澤真理子 | 湖山禎崇 | 滝本祥子 | 猫将軍 | 三角館の恐怖 (江戸川乱歩) | |
第4話 | バリツの秘密 | ふでやすかずゆき | 神保昌登 | 日高真由美 | 時計塔の秘密 (江戸川乱歩) | ||
第5話 | かまぼこ失踪事件 | 江夏由結 | 佐々木奈奈子 | 兵渡勝、のりみそのみ 沼田誠也 |
春原ロビンソン | 花婿失踪事件 (アーサー・コナン・ドイル) | |
第6話 | 王女の身代わり | 國澤真理子 ふでやすかずゆき |
中野英明 | 吉原達矢 | 女王の首飾り (モーリス・ルブラン) | ||
第7話 | 太陽のたわわむれ | ヤスカワショウゴ | 福田道生 | 高島大輔 | 佐藤敏明、武藤和浩 輿石暁、小関雅 鳥居貴史、沼田誠也 |
木足利根曽 | 太陽のたわむれ (モーリス・ルブラン) |
第8話 | ボヨヨンの女 | 水内せりり ふでやすかずゆき |
桜井弘明 | 徳本善信 | 大庭小枝、児玉亮 北原聡志、清水勝祐 |
第三の女 (アガサ・クリスティ) | |
第9話 | MHの悲劇 | ヤスカワショウゴ | 松林唯人 | 滝本祥子 | ルーツ | Wの悲劇 (夏樹静子) | |
第10話 | ミルキィホームズには向かない職業 | 江夏由結 | 中野英明 | 小関雅 | 女には向かない職業 (P・D・ジェイムズ) | ||
第11話 | 恐怖のグランドヨコハマ峡谷 | ヤスカワショウゴ | 森脇真琴 | 徳本善信 | 日高真由美、泉保良輔 武藤和浩、のりみそのみ |
星た | 恐怖の谷 (アーサー・コナン・ドイル) |
第12話 | ミルキィホームズの帰還 | ふでやすかずゆき | 大久保政雄 湖山禎崇 |
湖山禎崇 神保昌登 池端隆史 |
兵渡勝 滝本祥子 井本由紀 |
シャーロック・ホームズの帰還 (アーサー・コナン・ドイル) | |
特番『探偵オペラ ミルキィホームズ サマー・スペシャル』 | |||||||
さようなら、小衣ちゃん。 ロング・グッドバイ・フォーエバーよ永遠に… |
ふでやすかずゆき | 森脇真琴 | 沼田誠也 | 春原ロビンソン | ロング・グッドバイ (レイモンド・チャンドラー) | ||
第2期『探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕』 | |||||||
第1話 | 野菜の果て | ふでやすかずゆき | 森脇真琴 | 池端隆史 | 滝本祥子 | 5月病マリオ | 野望の果て (刑事コロンボ) |
第2話 | ナイスなすし | 大久保政雄 | 野田康行 | ナイルに死す (アガサ・クリスティ) | |||
第3話 | ハッケイ島綺譚 | 江夏由結 | 桜井弘明 | 湖山禎崇 | 大庭小枝 | まことじ | パノラマ島綺譚 (江戸川乱歩) |
第4話 | ミルキィホームズの寝相 | ヤスカワショウゴ | 佐藤まさふみ | 國行由里江 | シャーロック・ホームズの回想 (アーサー・コナン・ドイル) | ||
第5話 | コソコソと支度 | 中野英明 | 小関雅 | 春原ロビンソン | 構想の死角 (刑事コロンボ) | ||
第6話 | エノ電急行変人事件 | 山川進 | 湖山禎崇 | 滝本祥子 | オリエント急行殺人事件 (アガサ・クリスティ) | ||
第7話 | そして希望なくなった | 大久保政雄 | 野田康行 | oraora | そして誰もいなくなった (アガサ・クリスティ) | ||
第8話 | 愛おしいよね | ふでやすかずゆき | 池端隆史 | 五十内裕輔 柴田志郎 |
カラモネーゼ | 愛しい骨 (キャロル・オコンネル) | |
第9話 | 有給ある? さぁ習得すべく2 | ヤスカワショウゴ | 佐藤まさふみ | 國行由里江 | ルーツ | ユージュアル・サスペクツ (ブライアン・シンガー) | |
第10話 | Y.H.混乱してらっしゃる? | 江夏由結 | 湖山禎崇 | 大庭小枝 滝本祥子 |
L.A.コンフィデンシャル (ジェイムズ・エルロイ) | ||
第11話 | ラードの神 | ふでやすかずゆき | 中野英明 | 小関雅 | だろめおん | ライオンのたてがみ (アーサー・コナン・ドイル) | |
最終話 | アンリエットの帰還 | 森脇真琴 | 徳本善信 | 野田康行 滝本祥子 大庭小枝 |
アルセーヌ・ルパンの帰還 (モーリス・ルブラン) | ||
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | エンドカード | パロディ元 |
- 第2期最終回翌週の2012年3月29日にTOKYO MX、BS日テレで、2011年10月22日に神奈川県民ホールで行われたライブ「ミルキィホームズ ライブツアー」のダイジェストを放送。
放送局
[編集]放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
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第1期『探偵オペラ ミルキィホームズ』 | |||||
東京都 | TOKYO MX | 2010年10月7日 - 12月23日 | 木曜 23:00 - 23:30 | 独立UHF局 | 本放送終了後、たびたび再放送を実施 |
中京広域圏 | 中部日本放送 | 2010年10月8日 - 12月24日 | 金曜 26:30 - 27:00 | TBS系列 | あにせん枠 |
千葉県 | チバテレビ | 2010年10月9日 - | 土曜 26:05 - 26:35 | 独立UHF局 | |
近畿広域圏 | 毎日放送 | 土曜 26:58 - 27:28 | TBS系列 | アニメシャワー第3部 | |
日本全域 | ニコニコチャンネル | 2010年10月10日 - | 月曜 5:00 更新 | インターネット配信 | 最新話1週間無料 |
福岡県 | TVQ九州放送 | 日曜 26:30 - 27:00 | テレビ東京系列 | ||
神奈川県 | tvk | 2010年10月11日 - 12月27日 | 月曜 25:45 - 26:15 | 独立UHF局 | |
北海道 | テレビ北海道 | 2010年10月12日 - 12月28日 | 火曜 26:00 - 26:30 | テレビ東京系列 | |
埼玉県 | テレ玉 | 2010年10月13日 - 12月29日 | 水曜 26:00 - 26:30 | 独立UHF局 | |
日本全域 | AT-X | 2011年1月3日 - 3月21日 | 月曜 8:30 - 9:00 | CS放送 | リピート放送あり |
愛知県 | テレビ愛知 | 2011年10月2日 - | 日曜 25:05 - 25:35 | テレビ東京系列 | 愛知県においては実質的の再放送 |
特番『探偵オペラ ミルキィホームズ サマー・スペシャル』 | |||||
日本全域 | ニコニコ生放送 | 2011年8月20日 | 土曜 16:30 - 17:46 | インターネット配信 | 有料放送・同日イベント上映 |
東京都 | TOKYO MX | 2011年8月25日 | 木曜 23:00 - 23:30 | 独立局 | |
愛知県 | テレビ愛知 | 2011年8月27日 | 土曜 25:50 - 26:20 | テレビ東京系列 | |
神奈川県 | tvk | 土曜 26:30 - 27:00 | 独立局 | ||
近畿広域圏 | 毎日放送 | 土曜 27:28 - 27:58 | TBS系列 | ||
日本全域 | ニコニコチャンネル | 2011年9月7日 | 水曜 24:30 配信 | インターネット配信 | |
第2期『探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕』 | |||||
東京都 | TOKYO MX | 2012年1月5日 - 3月22日 | 木曜 23:00 - 23:30 | 独立局 | 同日26:00からリピート放送実施 |
日本全域 | BS日テレ | 木曜 26:00 - 26:30 | BSデジタル放送 | 第1期は未放送 | |
神奈川県 | tvk | 2012年1月7日 - 3月24日 | 土曜 25:00 - 25:30 | 独立局 | |
近畿広域圏 | 毎日放送 | 土曜 26:58 - 27:28 | TBS系列 | アニメシャワー第3部 | |
愛知県 | テレビ愛知 | 2012年1月8日 - 3月25日 | 日曜 25:05 - 25:35 | テレビ東京系列 | |
日本全域 | ニコニコチャンネル | 日曜 26:00 更新 | インターネット配信 | ||
福岡県 | TVQ九州放送 | 日曜 26:30 - 27:00 | テレビ東京系列 | ||
石川県 | 北陸放送 | 2012年1月11日 - 3月28日 | 水曜 25:55 - 26:25 | TBS系列 | 第1期は未放送 |
日本全域 | AT-X | 2012年1月15日 - 4月1日 | 日曜 10:00 - 10:30 | CS放送 | リピート放送あり |
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
2011年12月31日20:00 - 22:30 に TOKYO MX で放送された特番『大晦日だよ! 探偵オペラ ミルキィホームズ』の番組中に、本放送に先駆けて第2期第1話の先行放送が行われた。なお、世界初公開自体は同日に秋葉原UDXにて開催された先行上映会である。
第1期と第2期の関係
[編集]ストーリー
[編集]第2期では、登場人物らが目指す探偵という職業について掘り下げ、その職業の意味を問い直す点が主題のひとつとなっている。内容のメインテーマについては、統括プロデューサーの中村伸行は「『探偵』というものを改めて見つめ直すのが第2期の物語の軸」[8]だと語っており、2010年に放送された第1期の内容との差異化が図られている。
また、第1期では探偵チームにスポットが当たる場面が多かったが、本作では探偵以外のチームにも注目するよう訴えている[9]。特に、第1期では探偵チーム、あるいは怪盗チームがメインとなる回が多かったことから、本作では警察チームの出演シーンを増加させるとの方針が打ち出されており、中村は、特に警察チームのリーダーだけでなく、メンバー全員の活躍の機会を増やすと明言し、執務時間内だけでなくプライベートの時間帯の様子も描くとしている[8]。
作風
[編集]本作ではいわゆる「お色気シーン」が抑制的に描かれており、統括プロデューサーの中村伸行は「エロくしてはいけません」[8]と語るとともに、仮にそのようなシーンがあったとしても本作の場合は「あくまで健康的に、かつギャグで脱がせなければいけません」[8]との条件つきであることを明かしている。
第2期開始にあたり、中村は本作品の品質について「期待を裏切らない安心のクオリティ」[7]と自負しており、第1期のファンに対しても「相変わらずひどいな(※ほめことば)とファンの皆さんに喜んでいただける」[7]内容だと語っている。
内容が濃厚なため、出演者らはリハーサルビデオを観るだけでもかなりの時間を費やすとしており、橘田いずみは「びっくりするぐらい長い」[10]と述べたうえで「ほかのアニメの台本の、たぶん5倍くらい力を使う」[10]と語っている。
パロディ
[編集]第1期では、『それいけ!アンパンマン』、『ルパン三世』、『ギャラクシーエンジェル』などのパロディネタが含まれる[注 3]。声優陣はゲームとのキャラクターの違和感をほぼ全員漏らしているが、製作陣は根本的な要素を変えているつもりはないとのこと。[要出典]
第2期では、サブタイトルは有名な推理小説やミステリー小説のタイトルをもじったもので、元となったものはサブタイトルコールにフェードアウトする形で示されている。また、そのほかにも、ギャグやパロディが多数盛り込まれている。ミステリー小説や推理小説だけでなく、『明るい農村』、『人間の証明』、『ヨイトマケの唄』など、往年の著名な作品からのパロディも多い[11]。
第1期においても、ミステリー小説や推理小説をはじめとする多数のパロディが織り込まれていたため[12]、登場人物の台詞一つをとってもパロディが盛り込まれている場合があり、脚本に準拠した演技が求められたことから、声優によるアドリブも禁止されることが多かった[13]。しかし、第2期ではトゥエンティ役を演じる岸尾だいすけに対し、アドリブが解禁されている[14]。アンリエット役の明坂聡美は、前作と本作を対比させつつ「今までトゥエンティはアドリブ禁止だったのですが、最近はアドリブを言ってもそのままOKになった」[14]と語っている。
制作体制
[編集]アニメーション制作は、第1期が J.C.STAFF 単独であったのに対し、サマー・スペシャル以降ではアニメーションスタジオ・アートランドが加わっている。また監督やシリーズ構成担当らは第1期から残留し続けているが、その他のスタッフは特番や第2幕等で随時入れ替わりが発生している。なお、第1期の背景美術を一手に引き受けていた小林プロダクションは、放送終了直後の2011年2月に解散しており、以降は別のアニメスタジオが担当している。
統括プロデューサーの中村伸行は、新体制下での第2幕の制作の様子について「スタッフ一同ノリノリといったテンションで制作させてもらっています」[7]と述べており、基本姿勢として「基本的なコンセプト」[7]を重視する考えを打ち出している。また第1期から共通する点として、「キャラクターを大事にして、どうフィルムをつくっていくか、ということにこだわって、ずっとつくっている」[15]と語っている。
放送媒体
[編集]第1期ではゲーム『探偵オペラ ミルキィホームズ』の公式ウェブサイト内にアニメのページが設けられてたが、本作の放送に合わせてアニメ専用のウェブサイトが開設された[16]。また、放送局については、第1期を放送していたテレビ北海道、テレ玉、チバテレビは本作を放映しないのに対し、第1期を放送していなかった北陸放送、BS日テレが本作を放送することになった[17][18]。
評価
[編集]- 第1期
小説家の奈須きのこは「ギャラクシーエンジェルの神回の時のクオリティとか、それらが二十五分ぶっ続けで再生される、ダメ人間にとってご褒美のようなアニメ」[19]と評したうえで「とりあえずGA好きの方、三話と四話は必見」[19]と結んでいる。加えて、奈須は周囲の人間にも本作を視聴するよう薦めており、シナリオライターの虚淵玄らはそれがきっかけで視聴し始めたという[20]。また、本作と『ギャラクシーエンジェル』シリーズの双方に参加した里見は「かつて欲望のままに『ギャラクシーエンジェル』をつくったワシが言うのだから間違いない。『ミルキィホームズ』はガチ。もっと言うと3話以降はマジキチ」[21]と語っている。
推理小説専門誌の『ハヤカワミステリマガジン』では、「ミステリネタ満載のコメディ・アニメ」[12]だということで、ミステリー研究家の日下三蔵による本作のレビューを掲載した。日下は、日本のアニメや特撮におけるミステリーのパロディの先行事例として、登場人物名にパロディを含む『特捜戦隊デカレンジャー』、サブタイトルにパロディを含む『The Soul Taker 〜魂狩〜』の2つを挙げている[12]。それらと対比しつつ、日下は本作におけるパロディの例を列挙し「テレビアニメでここまで徹底したミステリのパロディは、史上初だろう」[12]と指摘している。そのうえで、ミステリーに詳しい者にとっては「二倍、三倍に楽しめること請け合いの『怪作』」[12]だと評している。
2010年12月31日に行われたDynamite!! 〜勇気のチカラ2010〜にて長島☆自演乙☆雄一郎が青木真也戦において、「正解はひとつ!じゃない!!」を入場曲として、長島が本作の登場人物である明智小衣のコスプレをして入場パフォーマンスを行った。その際ミルキィホームズの4人がバックダンサーとして出演した。
- 第2期
ミステリーのパロディが多数盛り込まれていることから、放送に際し、ミステリー小説専門誌『ハヤカワミステリマガジン』が特集を掲載した。第1期放送時にも、同誌は関連する記事を掲載しているが、日下三蔵によるレビューにとどまっていた[12]。しかし、今回はアニメに参加する[22]里見哲朗を仲立ちとして[23]制作陣にインタビューを行ったり[24]、シャーロキアンとしての見地に基づく北原尚彦の分析を掲載したり[25]、ミルキィホームズが登場する芦辺拓の短編小説を掲載したりと[26]、およそ60ページにわたって「ミルキィホームズの系譜」と題した特集を掲載した[27]。
賞歴
[編集]関連作品
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “探偵オペラ ミルキィホームズ”. ミルキィホームズ公式サイト (2010年10月20日). 2010年11月18日閲覧。
- ^ a b アーミー小川・北口徒歩2分「G.G.R.――アニメを観てからゲームを遊ぶ? それとも遊んでからアニメを観る!?」『週刊ファミ通』26巻5号、エンターブレイン、2011年1月13日、76頁
- ^ 池田芳正「話題の爆笑アニメ、ミルキィホームズのプロデューサーさんに突撃インタビュー!」『話題の爆笑アニメ、ミルキィホームズのプロデューサーさんに突撃インタビュー! - カードキングダム・いけっち店長ブログ』2010年11月16日。
- ^ ミルキィホームズ『Twitter / ミルキィホームズ: ふでやすさんにフィルムの方向性を早目に定めて頂いたの ...』ツイッター、2010年12月19日
- ^ ミルキィホームズ『Twitter / ミルキィホームズ: 森本さんもそうだけど、森脇さん、池端さん、松倉さん、 ...』ツイッター、2010年12月18日
- ^ 「ダメダメ探偵だけどそんなの関係ねぇ!」『メガミマガジン』14巻2号、学研パブリッシング、2012年2月、118頁。
- ^ a b c d e f 「お喜楽こそ正義」『月刊ニュータイプ』28巻2号、角川書店、2011年12月10日、66頁
- ^ a b c d e 「エリート!? 探偵の心得を教えてください!!」『アニメディア』32巻1号、学研パブリッシング、2012年1月、128頁。
- ^ 「我が家の探偵ムスメたちはおバカなリーダーのもとでかくましく生きています!」『アニメディア』32巻2号、学研パブリッシング、2012年2月、130頁。
- ^ a b 『ミルキィホームズの特別授業』つくばテレビ。
- ^ ふでやすかずゆき脚本、池端隆史演出「野菜の果て」木谷高明製作総指揮・原案、ブシロード・クロノギアクリエイティヴ企画・原作、森脇真琴監督『探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕』ミルキィホームズ製作委員会、2012年。
- ^ a b c d e f 日下三蔵「探偵オペラミルキィホームズ」小塚麻衣子編集『ハヤカワミステリマガジン』56巻1号、早川書房、2011年1月1日、233頁 引用エラー: 無効な
<ref>
タグ; name "kusaka20110101"が異なる内容で複数回定義されています - ^ 『ミルキィホームズ特番 怪盗帝国会議!』響、2010年12月9日
- ^ a b 竹間葵「キャラクター全員がいろいろな意味でパワーアップ!? TVアニメ『探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕』、2012年1月放送開始」『【インタビュー】キャラクター全員がいろいろな意味でパワーアップ!? TVアニメ『探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕』、2012年1月放送開始 | ホビー | マイナビニュース』マイナビ、2011年12月20日。
- ^ 「ミルキィホームズスタッフインタビュー第2弾! アニメ“第2幕”放送開始記念緊急座談会!」『コンプティーク』30巻1号、角川書店、2011年12月10日、67頁
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- ^ ふでやすかずゆき・ヤスカワショウゴ・中村伸行、日下三蔵インタヴュアー「探偵オペラミルキィホームズ制作スタッフインタヴュー」小塚麻衣子編集『ハヤカワミステリマガジン』57巻4号、早川書房、2012年4月1日、9-16頁。
- ^ 北原尚彦「ア・スタディ・イン・ミルキィ」小塚麻衣子編集『ハヤカワミステリマガジン』57巻4号、早川書房、2012年4月1日、44-45頁。
- ^ 芦辺拓「千一夜からミルキィホームズまで――探偵たちのガールズトーク」小塚麻衣子編集『ハヤカワミステリマガジン』57巻4号、早川書房、2012年4月1日、68-69頁。
- ^ 「ミルキィホームズの系譜」小塚麻衣子編集『ハヤカワミステリマガジン』57巻4号、早川書房、2012年4月1日、6-69頁。
外部リンク
[編集]- 探偵オペラ ミルキィホームズ アニメ公式サイト
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